JP7271280B2 - リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 - Google Patents
リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7271280B2 JP7271280B2 JP2019075790A JP2019075790A JP7271280B2 JP 7271280 B2 JP7271280 B2 JP 7271280B2 JP 2019075790 A JP2019075790 A JP 2019075790A JP 2019075790 A JP2019075790 A JP 2019075790A JP 7271280 B2 JP7271280 B2 JP 7271280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- litz wire
- litz
- sleeve
- film
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
ばれる中空矩形断面の導体が用いられている。
説明する。
が用いられ、スキャニングコイル43を囲むように鉄心42が配置されて構成されている
。そして、ホローコンダクター41の中心部には冷却水が流通して導体の冷却を行うよう
に構成されている。
全体のシステムをコンパクトにするため、より大電流を流す要求が成されてきている。こ
のため、ホローコンダクター41を使用した水冷コイルでは冷却が成立しないケースが出
てきている。
わせて形成されたリッツ線を導体としたスキャニング電磁石が開発されている。リッツ線
に限らず、導体の接続方法として、絶縁被膜を除去して素線を露出した状態でのはんだ接
続や圧着端子を用いたかしめ接続が一般的に採用されている。
除去するために常電導磁石を冷却する必要がある。リッツ線を用いたスキャニング電磁石
においても同様で、大電流による膨大な熱を除去するため、水冷でスキャニングコイルを
冷却している。そのため、リッツ線は冷却水と接する環境に置かれ、リッツ線接続部も冷
却水に触れる環境にある。
るために、水中では使用できないという課題がある。また、かしめ接続では、リッツ線接
続部において、素線同士の隙間に冷却水が侵入して酸化皮膜が生じることで接続抵抗が増
加するといった課題が考えられる。特許文献1に示すように、冷却水の侵入を防止するた
めに当該接続部を覆う防水構造にすると、接続部の冷却を行うことが困難な可能性があっ
た。
冷却を可能としつつ電気的な接続を有するリッツ線の接続構造を提供することを目的とす
る。
おいて、接続部の冷却を可能としつつ電気的な接続を有するリッツ線の接続構造およびそ
の接続方法、リッツ線の接続構造を用いたコイルを提供することができる。
まず、実施例1を図1から図5を参照して説明する。図1は、本実施例1に使用される
リッツ線を示す断面図である。リッツ線10は、素線11と素線11を覆う絶縁被膜12
とからなる絶縁導体13を複数本束ねて構成される。
を除去し、被膜除去部11aを形成する。この絶縁被膜の除去は、機械研磨やブラスト、
溶剤による溶解あるいはレーザなどの熱によって行うことができる。そして被膜除去部1
1aを形成した後、接続相手方のリッツ線10(図示せず)も同様に被膜除去部11aを
形成する。そして、お互いの被膜除去部11aの素線11同士を重ね合わせた被膜除去部
11aを形成させる。
1を被せてから図4に示されるようにスリーブ21を圧着し、さらに圧着部を抵抗溶接す
ることで圧着接続部14を形成して複数のリッツ線10を電気的に接続する。
溶接ないし電子ビーム溶接により溶着させ、接合部31を形成しておいてもよい。 そし
て、この複数のリッツ線10が電気的に接続された状態において、冷却水中に設置される
。
態で抵抗溶接を行うことで素線11同士を隙間なく溶融、固相接合することができる。こ
れにより、導体抵抗と同等の接続抵抗とすることができ、かつ被膜除去部11aが直接的
に冷却水と接触することを防ぐことで、素線の隙間に水が入り込んで酸化皮膜が形成され
て接続抵抗が増加することを抑制することができる。さらに、スリーブ21および素線1
1は隙間なく接触しているため、素線11の発熱をスリーブ21を介して冷却水によって
除去し、冷却することができる。
実施例2について図6のスキャニングコイルの縦断面図を参照して説明する。なお、図
6において、図1、図7と同一部分には同一符号を付して、その構成の説明は省略する。
ツ線10を用いたスキャニングコイル45を示す。そして、スキャニングコイル45を囲
むように鉄心42が配置されてスキャニング電磁石44が構成されている。
ような構成において、コイル同士の接続部や口出し部分にリッツ線10の接続構造を適用
することで、リッツ線10を用いた水冷スキャニング電磁石44を得ることができる。
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…素線
11a…被膜除去部
12…絶縁被膜
13…絶縁導体
14…圧着接続部
21…スリーブ
31…接合部
40…スキャニング電磁石
41…ホローコンダクター
42…鉄心
43…スキャニングコイル
44…スキャニング電磁石(水冷スキャニング電磁石)
45…スキャニングコイル
46…冷却配管
Claims (5)
- 絶縁被膜で外周が覆われた素線から構成される絶縁導体が複数本束ねられて形成された一対のリッツ線の接続構造であって、
一対の前記リッツ線の互いの端部の前記絶縁被膜が除去されて重ね合わされた被膜除去部と、
この被膜除去部を覆うスリーブと、
を備え、
前記被膜除去部は、前記スリーブが被せられた状態で圧着され、この圧着された部分が抵抗溶接されて前記リッツ線同士が電気的に接続され、
前記リッツ線が常電導磁石のコイルを冷却する冷却水が流れる冷却配管の内部に設けられ、前記スリーブの外周および前記絶縁被膜が前記冷却水と接する状態にされ、前記リッツ線により前記コイルが形成されていることを特徴とするリッツ線の接続構造。 - 前記被膜除去部は、前記素線同士が溶着されていることを特徴とする請求項1記載のリッツ線の接続構造。
- 請求項1または請求項2記載の前記リッツ線の接続構造を用いた前記コイルと、
内部に前記コイルを配置した前記冷却配管と、
を備えることを特徴とする常電導磁石。 - 絶縁被膜で外周が覆われた素線から構成される絶縁導体が複数本束ねられて形成された一対のリッツ線の接続方法であって、
一方の前記リッツ線の端部の前記絶縁被膜を除去するとともに他方の前記リッツ線の端部の前記絶縁被膜を除去し、互いの端部を重ね合わせて被膜除去部を形成し、
この被膜除去部にスリーブを被せた後に、前記被膜除去部が圧着され、この圧着された部分を抵抗溶接して前記リッツ線同士を電気的に接続させ、
前記リッツ線を常電導磁石のコイルを冷却する冷却水が流れる冷却配管の内部に設け、前記スリーブの外周および前記絶縁被膜を前記冷却水と接する状態にし、前記リッツ線により前記コイルを形成することを特徴とするリッツ線の接続方法。 - 前記被膜除去部は、前記スリーブを被せる前に前記素線同士を溶着させることを特徴とする請求項4記載のリッツ線の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019075790A JP7271280B2 (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019075790A JP7271280B2 (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020173997A JP2020173997A (ja) | 2020-10-22 |
JP7271280B2 true JP7271280B2 (ja) | 2023-05-11 |
Family
ID=72831601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019075790A Active JP7271280B2 (ja) | 2019-04-11 | 2019-04-11 | リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7271280B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009199811A (ja) | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Hitachi Ltd | 回転電機およびこれに用いる導線の接合方法 |
JP2010044887A (ja) | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Autonetworks Technologies Ltd | ワイヤーハーネスおよびその製造方法ならびに絶縁電線の接続方法 |
JP2014029884A (ja) | 2008-11-19 | 2014-02-13 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 |
-
2019
- 2019-04-11 JP JP2019075790A patent/JP7271280B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009199811A (ja) | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Hitachi Ltd | 回転電機およびこれに用いる導線の接合方法 |
JP2010044887A (ja) | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Autonetworks Technologies Ltd | ワイヤーハーネスおよびその製造方法ならびに絶縁電線の接続方法 |
JP2014029884A (ja) | 2008-11-19 | 2014-02-13 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020173997A (ja) | 2020-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7511394B2 (en) | Rotational electric machine stator and manufacturing method therefor | |
US9214843B2 (en) | Method of binding stator coils of motor | |
US11522329B2 (en) | Terminal-wire bonding method and bonded terminal-wire | |
JP4283710B2 (ja) | 超電導ケーブルの中間接続部 | |
JP5979379B2 (ja) | 電力ケーブルおよびこの外部導体の接続方法 | |
US20220006345A1 (en) | Compressed strand, stator or rotor of an electrical machine, and electrical machine | |
WO2016171204A1 (ja) | 導電部材 | |
JP5229384B2 (ja) | 固定子および固定子の製造方法 | |
JP6472424B2 (ja) | 電線の接合方法 | |
JP6493077B2 (ja) | 導線の端部接合方法と端部接合構造 | |
JP7271280B2 (ja) | リッツ線の接続構造、常電導磁石およびリッツ線の接続方法 | |
JP5137539B2 (ja) | 超電導ケーブルの接続方法 | |
JP4927794B2 (ja) | 超電導ケーブル用フォーマの接続方法、および超電導ケーブル用フォーマの接続構造 | |
JP2008226624A (ja) | 超電導ケーブル、および超電導ケーブルの接続部 | |
JP7244262B2 (ja) | アルミ電線の接続方法及びアルミ電線の接続構造 | |
WO2015076410A1 (ja) | 平形ケーブル | |
JP4795123B2 (ja) | 電力用直流同軸ケーブルの帰路導体接続方法 | |
JP6109011B2 (ja) | 電力ケーブルの接続部 | |
JP2013183567A (ja) | 導体セグメント及び導体セグメントを用いた回転電機固定子 | |
US10770945B2 (en) | Rotating electrical machine coil | |
CN208001196U (zh) | 电机及包含该电机的压缩机 | |
JP7016022B2 (ja) | 端子 | |
JP6863167B2 (ja) | 回転電機ステータ | |
JP5052824B2 (ja) | 電力用直流同軸ケーブルの接続部 | |
JP2006164700A (ja) | シールド電線及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20191219 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221025 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20221116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221214 |
|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20221227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20221228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230426 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7271280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |