JP6396862B2 - 構造体一体型回転電機 - Google Patents

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本発明は、構造体一体型回転電機に関する。
電動パワーステアリング(EPS)システムは、EPS・ECU(Engine Control Unit)、トルクセンサ等の各種センサおよび操舵力を軽減するためのEPSモータを有している。EPSモータは、固定子と、回転子と、巻線と、支持部材と、ハウジングとを備えている。支持部材には、巻線と外部電源とを接続するための機構が設けられている。支持部材は、ねじによりハウジングに締結される。支持部材またはハウジングに、ECUが配置される。このような構造では、ねじが弛んで脱落する恐れがある。
下記に示すねじの弛み止め機構を有するモータが知られている。
巻線の端末部が接続された給電端子と、外部との接続端子であるパワー入力端子とが端子固定用のねじにより固定されている。ねじの弛み止め機構は、ねじの頭部上を覆うネジカバーと、中空部が形成された筐体部とを備える絶縁キャップを有している。ネジカバーは、ねじの頭部の窪みに嵌入する突起部を有する。この構造においては、ハウジングにより押圧された突起部がねじの頭部の窪みに嵌入することにより、ねじの弛み止めがなされる。また、パワー入力端子を絶縁キャップの筐体部の中空部内に挿入することにより、端子間の短絡を防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−125309
特許文献1に記載されたねじの弛み止め機構を有するモータでは、ねじの弛み止め構造と、端子の短絡防止構造とを別々に有する絶縁キャップを用いている。このため、絶縁キャップが複雑な構造となっており高価となる。また、ねじの弛み止を図るために、絶縁キャップの突起部をねじの頭部の窪みに嵌入するには、正確な位置決めを行うことが必要であるし、筐体部の中空部にパワー入力端子を挿入する作業が必要なため、組付けに手間が掛かる。
本発明の構造体一体型回転電機は、固定子と、回転子と、巻線と、前記固定子、前記回転子および前記巻線を収容するケーシングと、前記ケーシングにおける前記固定子および前記回転子の軸方向一端側の端面部に配置されたモールド部材と、前記モールド部材を前記ケーシングの前記端面部に締結するための締結部材と、前記モールド部材から離間して配置された構造体と、を備え、前記モールド部材は、前記締結部材の頭部の周囲を囲んで連続状または離間して環状に設けられた抑制壁を有し、前記抑制壁の上面は、前記構造体の下面に接して、または前記構造体の下面から離間して配置され、前記抑制壁の上面から前記構造体の下面までの隙間の長さは、前記締結部材の全長より小さく、かつ、前記締結部材の前記頭部の直径より小さい
本発明によれば、締結部材が弛んだ状態において、締結部材は、締結部材脱落防止構造の領域外への移動が規制される。この締結部材脱落防止構造は、絶縁キャップのような複雑な構造の部材は必要とされず、また、組付けに正確な位置合わせは必要とされない。従って、安価であり、かつ、効率的に組付けることができる。
本発明の構造体一体型回転電機を、機電一体型電動パワーステアリングモータを例として示す第1の実施形態の側面図。 図1に図示されたモータの断面図。 図2に図示されたバスバーモールドの斜視図。 バスバーモールドをベアリングホルダに固定した状態を示す斜視図。 モータとECUとの結合状態を示す断面図。 (A)は、ねじ脱落防止構造の寸法関係を示す図、(B)はねじの側面図。 本発明のモータの実施形態2を示し、(A)は、ねじ脱落防止構造の寸法関係を示す図、(B)はねじの側面図。
−第1の実施形態−
図1〜図6を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の構造体一体型回転電機を、機電一体型の電動パワーステアリングモータ(EPSモータ)に適用した示す第1の実施形態の側面図である。
電動パワーステアリング(EPS)システムは、EPSモータ(以下、単にモータという)100と、ECU(Engine Control Unit)と、トルクセンサ等の各種センサを備えている。図1には、モータ100のみが図示されている。
モータ100は、内部にモータの構成部品が収容されたケーシング2Aを有する。モータ100は、回転軸となるシャフト6を有している。シャフト6の一端はケーシング2Aから突出しており、この突出した部分にプーリ1が固定されている。プーリ1は、図示はしないが、ベルトによりEPSシステムのギア駆動に連結され、これにより、動力の伝達機構が構成されている。
プーリ1が突出するケーシング2Aの面とは反対側の面からは、磁極センサ3、U相ターミナル20u、V相ターミナル20v、W相ターミナル20wが突出されている。U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、ECU200(図5参照)と電気的に接続される。これについては、後述する。磁極センサ3は、モータ100の磁極位置を検出する。ECU200側には、磁極センサ3からの出力信号の検出部が設けられている。
図2は、図1に図示されたモータの断面図である。
上述したように、モータ100の中心部にシャフト6が配置され、シャフト6の一端部、図示の例では左端側の端部にはプーリ1が固定されている。シャフト6のケーシング2A内における軸方向のほぼ中央部には、回転子、すなわち、Fロータコア12とRロータコア13が設けられている。それぞれのロータコア12、13にはF磁石12mとR磁石13mが取り付けられている。F磁石12mおよびR磁石13mの外周部は磁石カバーで覆われている。プーリ1とFロータコア12との間には、シャフト6を回転可能に支えるFベアリング7が配置されている。シャフト6のプーリ1と反対側の端部である他端部側には、シャフト6を回転可能に支えるRベアリング8が配置されている。
ケーシング2Aは、ハウジング2とベアリングホルダ9により構成されている。Fベアリング7は、ハウジング2により支持されている。ハウジング2は、Fベアリング7を支持する面と反対側が開口されたほぼ円筒形状を有する。ベアリングホルダ9はハウジング2にベベル型止め輪10で固定されている。Rベアリング8はベアリングホルダ9により支持されている。ハウジング2の内部にはステータコア4、すなわち固定子、およびコイル5、すなわち巻線が収容されている。コイル5はステータコア4に巻装されている。コイル5は三相巻線を構成している。なお、本実施形態では、中性層を含む三相4線式のY結線として例示されている。
ベアリングホルダ9は、ケーシング2Aにおける回転子および固定子の軸方向一端側の端面部を構成する。ベアリングホルダ9の外面には、モールド部材により形成されたバスバーモールド14が固定されている。バスバーモールド14には、U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wが設けられている。シャフト6の他端部は、ベアリングホルダ9に形成された開口部9aおよびバスバーモールド14に形成された開口部14aを挿通して外部に引き出されている。磁極センサ3は、バスバーモールド14の開口部14a内で、シャフト6の他端部に取付けられている。
図3は、図2に図示されたバスバーモールドの斜視図であり、図4は、バスバーモールドをベアリングホルダに固定した状態を示す斜視図である。
バスバーモールド14には、U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wおよび中性相ターミナル21の4つのターミナルがインサート成型等により一体に形成されている。U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、それぞれ、板金等により一体的に成形された接続端子20ut、20vt、20wtを有する。U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、相互に、電気的に絶縁されており、接続端子20ut、20vt、20wtは、それぞれ、u相、v相、w相のコイル5の出力端に接続されている。上述したように、U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、ECU200と電気的に接続される。中性相ターミナル21は、板金等により一体的に成形された中性相接続端子21u、21v、21wを有する。モータ巻線がY結線であるので、中性相接続端子21u、21v、21wは、それぞれ、中性相のコイル5に接続される。
バスバーモールド14の開口部14aの周囲には、3つのねじ孔開口22a、22b、22cが形成されている。ねじ孔開口22a、22bの周囲には、リング状のねじ脱落抑制壁15a、15bが一体成型により形成されている。ベアリングホルダ9には、ねじ孔開口22a〜22cに対応する位置に、それぞれ、雌ねじ部が形成されている。バスバーモールド14は、ねじ23a〜23cを、それぞれ、ねじ孔開口22a、22b、22cに挿通し、ベアリングホルダ9の雌ねじ部に締結することにより、ベアリングホルダ9に固定される。ねじ脱落抑制壁15a、15bには、ねじ23a、23bの軸方向に延在するスリットが形成されている。これらのスリットは、ねじ脱落抑制壁15a、15bをターミナル20u〜20vに近接して配置する際、ねじ脱落抑制壁15a、15bとターミナル20u〜20vとが干渉するのを回避するためのものである。各スリットの周方向の長さは、ねじ23a、23bがスリットを通過しないサイズとされている。
図5は、第1の実施形態としての構造体一体型回転電機、すなわち、モータとECUとが一体的に結合された状態を示す断面図である。
構造体一体型回転電機300は、モータ100にECU200が一体的に結合されて形成されている。ECU200は、ECUケース200kと、ECUケース200k内に収容されたECU基板200dとを有する。ECUケース200kは、ECU基板200dと反対側に突出する略円筒形の取付部200kaを有する。ケーシング2Aの外周には、Oリング溝11が形成されている。ECUケース200kは、Oリング溝11内にOリングが収容された状態で、取付部200kaをモータ100のケーシング2Aの外周に嵌合して、固定される。この状態で、モータ100とECUケース200kとは密封構造を構成する。
モータ100の磁極センサ3、ねじ脱落抑制壁15a、15bおよびU相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、ECUケース200kの取付部200kaの内側に設けられた開口部内に収容される。U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、ECU基板200dに設けられたスルーホール内を挿通されて、ECU基板200dの反対側面である、上面側に延在する。図5に図示された状態で、モータ100とECU200とは、不図示の締結部材等により固定される。この状態で、モータ100のU相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wは、ECU基板200dに電気的に接続される。また、ECU基板200dには、磁極センサ3に対応して検出回路が設けられており、磁極位置が検出可能である。
モータ100とECU200とが結合された図5に図示された状態において、バスバーモールド14をベアリングホルダ9に固定するねじ23a〜23cが弛んで脱落する可能性がある。
本発明の構造体一体型回転電機300の第1の実施形態では、ねじ23a、23bがねじ脱落抑制壁15a、15bの外部に移動するのを防止するねじ脱落防止構造が設けられている。ねじ23a、23bが弛んでバスバーモールド14およびベアリングホルダ9のねじ孔から外れると、ねじ脱落抑制壁15a、15b内で移動する。ねじ脱落防止構造は、このような状態において、ねじ23a、23bが、ねじ脱落抑制壁15a、15bの外部に移動するのを防止するようになっている。以下に、ねじ脱落防止構造の構成を説明する。
図6(A)は、ねじ脱落防止構造の寸法関係を示す図であり、図6(B)はねじの側面図である。
ねじ23aに対するねじ脱落防止構造と、ねじ23bに対するねじ脱落防止構造とは同一である。以下では、ねじ23bについてのねじ脱落防止構造を例として説明する。
図6(A)、(B)において、各寸法を下記のように定義する。
X:ねじ23bの頭部の上面31からねじ部の下端面32までの長さ、すなわち、ねじ23bの全長
W:ねじ23bの頭部の直径
Z:ねじ脱落抑制壁15bの上面42からECU基板200dの下面43までの長さ、換言すれば、ねじ脱落抑制壁15bの上面42とECU基板200dの下面43との隙間
上記の条件において、ねじ23bが、ねじ脱落抑制壁15bの上面42とECU基板200dの下面43との隙間Zから、ねじ脱落抑制壁15bの外部に移動しないようにするには、Zが、Xより小さく、かつ、Wより小さければよい。
つまり、バスバーモールド14の上面41からねじ脱落抑制壁15bの上面42までの長さ、換言すれば、ねじ脱落抑制壁15bの高さYを、ZがXより小さく、かつ、Wより小さくなるように設定する。
なお、ねじ23cに対しては、その周囲に、ねじ脱落抑制壁15a、15bを形成していない。図示はしないが、ねじ23cに対しては、その直上に、ねじ23cの脱落防止部材がECU200に設けられている。ECU200に設けられたねじ23cの脱落防止部材とねじ23cの頭部上面との間に形成される隙間は、ねじ23cの有効ねじ部の長さよりも小さくなっている。これにより、ねじ23cは、締結された位置から外部に移動することがない。
上記第1の実施形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)バスバーモールド14に、ECU基板200dとの隙間からねじ23a、23bが外部に移動するのを規制するねじ脱落防止構造を設けた。このため、ねじ23a、23bが弛んだ場合でも、ねじ脱落抑制壁15a、15bの外側に配置されている磁極センサ3に付着することを確実に防ぐことができる。なお、ねじ23a、23bが磁極センサ3に付着すると、回転磁気信号のリニアリティが悪影響を受ける。また、ねじ23a、23bによるU相、V相、W相ターミナル20u、20v、20w間の短絡を確実に防止することができる。
(2)ねじ脱落防止構造は、バスバーモールド14にねじ脱落抑制壁15a、15bを一体成型することにより形成することができる。特許文献1のように、ねじの頭部の窪み内に嵌入する突起部を有する絶縁キャップによりねじの弛み止めを行う構造では、ねじと絶縁キャップの突起部との位置合わせが困難で作業性が悪い。これに対し、上記第1の実施形態では、ねじ脱落抑制壁15a、15bとねじ23a、23bとの位置合わせは不要であることから、特許文献1の構造に比し、生産性の向上を図ることができる。また、絶縁キャップが必要とされる特許文献1の構造に比し、安価とすることができる。
ねじの移動を制限するために、ねじの周囲に接着剤を塗布する構造とすることも考えられる。しかし、本発明の第1の実施形態によれば、接着剤を塗布する構造に比し、接着剤を塗布する工程を削減することが可能であるので、組付け作業が容易であり、生産性を向上することができる。また、接着剤のように経年変化による劣化を起こすことがないので、信頼性が向上する。
なお、第1の実施形態では、ねじ脱落抑制壁15a、15bをバスバーモールド14に一体成型した構造として例示した。しかし、ねじ脱落抑制壁15a、15bを別部材として作製し、バスバーモールド14に取付けるようにしてもよい。
上記第1の実施形態では、ねじ脱落抑制壁15bの上面42とECU基板200dの下面43との間に隙間Zを設けた構造として例示した。しかし、ねじ脱落抑制壁15bの上面42をECU基板200dの下面43に当接する、換言すれば、ねじ脱落抑制壁15bの上面42とECU基板200dの下面43との間に隙間が無いようにしてもよい。
上記第1の実施形態では、ねじ23cの周囲には、ねじ脱落抑制壁15a、15bが形成されていない構造として例示した。しかし、ねじ23cの周囲にもねじ脱落抑制壁を設けるようにしてもよい。
上記第1の実施形態では、ねじ脱落抑制壁15a、15bは、ねじ23a、23bの軸方向に延在するスリットが形成されている構造として例示した。しかし、ねじ脱落抑制壁15a、15bは、スリットの無い、連続する環状とすることができる。また、ねじ脱落抑制壁15a、15bに、ねじ23cが通過しない大きさの複数のスリットを形成してもよい。
上記第1の実施形態では、バスバーモールド14を、ベアリングホルダ9に固定した構造として例示した。しかし、バスバーモールド14を、ベアリングホルダ9以外の他の支持部材等に固定するようにしてもよい。
−第2の実施形態−
図7(A)、(B)は、本発明のモータの実施形態2を示す図である。図7(A)、(B)は、それぞれ、図6(A)、(B)に対応する図である。
第2の実施形態では、バスバーモールド14には、ねじ脱落抑制壁15a、15bが形成されておらず、ECU200にねじ脱落防止用構造部材115が設けられている。
図7において、各寸法を下記のように定義する。
X:ねじ23bの頭部の上面31からねじ部の下端面32までの長さ、すなわち、ねじ23bの全長
W:ねじ23bの頭部の直径
ZZ:ねじ23bの頭部の上面31からねじ脱落防止用構造部材115の下面115aまでの長さ、換言すれば、ねじ23bの頭部上面31からねじ脱落防止用構造部材115の下面115aまでの隙間との隙間
上記の条件において、ねじ23bが、ねじ23bの頭部上面31からねじ脱落防止用構造部材115の下面115aまでの隙間ZZから、外部に移動しないようにするには、ZZが、Xより小さく、かつ、Wより小さければよい。
ねじ脱落防止用構造部材115は、ECUケース200k(図5参照)と一体に形成したり、ECUケース200kとは別部材として作製し、ECUケース200kに取付けたりすることができる。あるいは、ECU基板200dに実装するようにしてもよい。
ねじ脱落防止用構造部材115を、ECU基板200d自体とすることもできる。このようにした構造では、ZZは、ねじ23bの頭部上面31からECU基板200dの下面までの長さとなる。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、ねじ23a、23bがねじ脱落防止用構造部材115の外部に移動するのを規制することができる。これにより、ねじ23a、23bが磁極センサ3に付着したり、ねじ23a、23bにより、U相、V相、W相ターミナル20u、20v、20wが短絡したりするのを確実に防止することができる。
また、絶縁キャップが必要とされる特許文献1に比し、構造が簡素であり、かつ、ねじ脱落防止用構造部材115とねじ23a、23bとの位置合わせは不要であることから、安価であり、かつ、生産性の向上を図ることができる。
本発明は、機電一体型の電動パワーステアリングモータ、特に、ブラシレスモータに適用することができる。
なお、上記各実施形態では、モータを三相4線式のY結線として例示した。しかし、本発明は、中性相を有していない三相3線式のデルタ結線のモータに適用することができる。また、回転子は。永久磁石式ではなく、インダクション式とすることもできる。また、内転型では無く、外転型のモータに適用することもできる。さらに、本発明は、モータの他、発電機を含む回転電機に適用が可能である。
上記では、締結部材をねじ23a〜23cとして例示したが、ねじ23a〜23cを、ボルト等の他の締結部材とした場合にも適用が可能である。上記第1の実施形態と上記第2の実施形態を組み合わせることもできる。
上記では、モータ100にECU200が一体化された構造として例示した。しかし、本発明は、回転電機に、他の制御装置や回路基板単体等の構造体を一体的に結合する構造に適用することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
2A ケーシング
2 ハウジング
4 ステータコア(固定子)
5 コイル(巻線)
6 シャフト
7 Fベアリング
8 Rベアリング
9 ベアリングホルダ
12 Fロータコア(回転子)
13 Rロータコア(回転子)
14 バスバーモールド(モールド部材)
15a、15b ねじ脱落抑制壁(抑制壁、ねじ脱落防止構造)
23a、23b、23c ねじ(締結部材)
31 ねじの上面
32 ねじの下端面
42 ねじ脱落抑制壁の上面
43 ECU基板の下面
44 ねじ頭部の上面
100 モータ(回転電機)
115 ねじ脱落防止構造部材(構造体、ねじ脱落防止構造)
115a ねじ脱落防止構造の下面(構造体の下面)
200 ECU(構造体)
200d ECU基板
300 構造体一体型回転電機


Claims (4)

  1. 固定子と、
    回転子と、
    巻線と、
    前記固定子、前記回転子および前記巻線を収容するケーシングと、
    前記ケーシングにおける前記固定子および前記回転子の軸方向一端側の端面部に配置されたモールド部材と、
    前記モールド部材を前記ケーシングの前記端面部に締結するための締結部材と、
    前記モールド部材から離間して配置された構造体と、を備え、
    前記モールド部材は、前記締結部材の頭部の周囲を囲んで連続状または離間して環状に設けられた抑制壁を有し、
    前記抑制壁の上面は、前記構造体の下面に接して、または前記構造体の下面から離間して配置され、
    前記抑制壁の上面から前記構造体の下面までの隙間の長さは、前記締結部材の全長より小さく、かつ、前記締結部材の前記頭部の直径より小さい、構造体一体型回転電機。
  2. 請求項1に記載の構造体一体型回転電機において、
    前記モールド部材には、前記巻線に接続される接続端子がインサート成型されている、構造体一体型回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の構造体一体型回転電機において、
    さらに、前記回転子が固定されたシャフトと、
    前記シャフトを支える一対のベアリングと、
    一対の前記ベアリングの一方を保持するベアリングホルダとを備え、
    前記ケーシングの前記端面部は前記ベアリングホルダである、構造体一体型回転電機。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の構造体一体型回転電機において、
    さらに、前記巻線に電気的に接続された接続端子を備え、
    前記構造体は、ECUであり、
    前記ECUは、前記接続端子に電気的に接続され、
    前記ECUは、前記ケーシングに固定されている、構造体一体型回転電機。
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