JP5906029B2 - 電動モータ - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータに関するものである。
従来から、電動モータとして、所謂インナーロータ型のブラシレスモータが知られている。この種のブラシレスモータは、モータハウジング(モータケース)にステータが内嵌固定されていると共に、ステータの径方向内側にロータが配置されている。
ステータは、モータハウジングに内嵌される略円環状のステータコア本体(ステータ本体)と、このステータコア本体から径方向内側に向かって突設されたティースとにより構成され、ティースにコイルが巻装されている。
また、ロータの外周面には、ステータに対応する部位にリングマグネットが設けられている。さらに、モータハウジングには、ロータのリングマグネットよりも軸方向両端側に軸受ハウジング(凹部)が一体成形され、ここにロータを回転自在に支持するための軸受が設けられている。
そして、各相のコイルに電流を選択的に供給すると、対応する相のティースに磁界が発生する。そして、この磁界とロータのマグネットとの間に吸引力や反発力が生じ、ロータが回転する(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−261149号公報 特開2009−273292号公報 特開2009−284715号公報
ところで、ブラシレスモータは、このブラシレスモータを組み込む装置等の関係から小型、軽量化の要望が大きい。ここで、上述の従来技術にあっては、モータハウジングにロータを回転自在に支持するための軸受を設けるため、軸受ハウジングが一体成形されている。この軸受ハウジングは、所定の肉厚を確保する必要があり、この分、外径が大きくなる。さらに、軸受ハウジングを、ステータとの干渉を回避するように配置する必要があるので、軸受ハウジングをステータ側に寄せて配置するのに限界がある。この分、ブラシレスモータの軸短化が図りにくく、この結果ブラシレスモータの小型化が図りにくいという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、さらに小型化、軽量化を図ることが可能な電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、モータハウジングと、前記モータハウジングに内嵌固定される環状のステータコア本体、及びこのステータコア本体から径方向内側に向かって突設されたティースを有し、このティースにコイルがコイルボビンを介して巻装されているステータと、前記ステータの径方向内側に、このステータに対して回転自在配置されたロータとを備え、前記ロータの外周面には、前記ステータに対応する箇所にマグネットが設けられ、前記モータハウジングには、前記ロータの前記マグネットよりも軸方向両端側に対応する部位に、それぞれ軸受ハウジングが形成されており、各前記軸受ハウジングに、それぞれ前記ロータを回転自在に支持するための軸受が設けられている電動モータであって、前記コイルボビンは、前記ティースの内周部を被覆する内周被覆部を有し、前記軸受ハウジングは、この軸受ハウジングの前記マグネット側の端部が、前記内周被覆部の径方向内側に臨まされるように形成されており、前記内周被覆部の径方向先端面に、前記軸受ハウジングを避けるように形成された第1段差部、および前記軸受ハウジングに、前記内周被覆部の径方向先端面を避けるように形成された第2段差部の少なくとも何れか一方の段差部を有し、前記マグネットの外径をDMとし、前記軸受の外径をDJとしたとき、前記外径DJは、前記外径DMよりも小さく設定されている。
請求項2に記載した発明は、前記内周被覆部の径方向先端面に、前記軸受ハウジングを避けるように形成された第1段差部と、前記軸受ハウジングに、前記内周被覆部の径方向先端面を避けるように形成された第2段差部とを有し、前記第1段差部の端面は、前記第2段差部の段面と対向して配置され、前記第1段差部の段差面は、前記第2段差部の段差面と対向して配置され、前記第1段差部の段面は、前記第2段差部の端面と対向して配置される。
このように構成することで、軸受ハウジングの肉厚を確保しつつ、軸受ハウジングの外径をマグネットの外径と略同一に設定することが可能になる。このため、軸受ハウジングを、ステータに装着されているコイルボビンと干渉させることなく、従来よりもステータ側に寄せて配置することが可能になる。よって、電動モータの軸短化を図ることができ、この結果電動モータの小型化、軽量化を図ることが可能になる。
請求項に記載した発明は、前記マグネットの軸方向の長さは、前記ステータの軸方向の厚さよりも長く設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、ステータに対するマグネットの磁束を増加させることができ、電動モータの性能を向上させることが可能になる。
また、電動モータの性能を向上させることができるので、所定のモータ性能を満足できれば、従来と比較して電動モータの軸短化、軽量化を図ることが可能になる。
請求項に記載した発明は、前記マグネットは、極異方性を有するリングマグネットにより構成され、外周面が磁化されていることを特徴とする。
ここで、極異方性を有するリングマグネットは、内周面又は外周面の何れか一方に磁極が現れ、円弧状に磁化される。このため、外周面に磁化された極異方性リングマグネットを用いることにより、ロータに非磁性体を用いることが可能になる。よって、ロータを軽量化でき、この結果電動モータの軽量化を図ることが可能になる。
請求項に記載した発明は、前記コイルのうち、同相同士のコイルは、それぞれ対応する前記ティースに一連に集中巻方式にて巻装されており、各相の巻き始め端、及び巻き終わり端を、前記ステータの軸方向一端面側に配置すると共に、同相のティース間を跨る前記コイルの渡り線を、前記ステータの軸方向他端面側に配置したことを特徴とする。
このように構成することで、ステータの軸方向一端面におけるコイルの占有部分をステータの軸方向両端に振り分けることができる。このため、ステータの軸方向一端面におけるコイルの占有面積を縮小することができ、この分、ステータの外径を縮径化できる。よって、電動モータの小型化、軽量化を図ることが可能になる。
請求項に記載した発明は、前記コイルボビンは、前記ティースを被覆するティース被覆部と、前記ステータコア本体を被覆するコア被覆部とを有し、前記コア被覆部に、前記コイルの各相の巻き始め端と、外部電源とを電気的に接続するための巻き始めターミナルを埋設すると共に、前記コイルの各相の巻き終わり端同士を電気的に接続するための中性点ターミナルを埋設したことを特徴とする。
このように構成することで、コイルの結線作業を容易化することができ、作業工数を減少させることが可能になる。また、同相のコイルを連続的に一連に対応するティースに巻回することが可能になるので、コイルの端末処理数を減少させることができる。よって、さらに、作業工数を減少させることが可能になる。
請求項に記載した発明は、前記コア被覆部に、前記コイルの渡り線を収納可能な渡り線収納溝を形成すると共に、前記コイルの巻き始め端、及び巻き終わり端に対応する部位に、前記渡り線収納溝と前記ティース被覆部とを連通するコイル引き出し用溝を形成したことを特徴とする。
このように構成することで、コイルエンドと同じ高さに渡り線を配置できるので、電動モータの軸短化を図ることが可能なる。
また、渡り線同士が交差する部分を軸方向に沿って配置することが可能になり、絶縁性能を高めることができる。さらに、渡り線をコイルボビンにより保護することができるので、渡り線の絶縁性能を高めることができる。
本発明によれば、軸受ハウジングの肉厚を確保しつつ、軸受ハウジングの外径をマグネットの外径と略同一に設定することが可能になる。このため、軸受ハウジングを、ステータと干渉させることなく、従来よりもステータ側に寄せて配置することが可能になる。よって、電動モータの軸短化を図ることができ、この結果電動モータの小型化、軽量化を図ることが可能になる。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの概略構成図である。 本発明の実施形態におけるステータの斜視図である。 本発明の実施形態におけるステータの展開図である。 図2とは反対側からみたコイルボビンの斜視図である。 本発明の実施形態における巻き始めターミナルの斜視図である。 本発明の実施形態における中性点ターミナルの斜視図である。
(ブラシレスモータ)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ブラシレスモータの概略構成図である。
同図に示すように、ブラシレスモータ1は、所謂インナーロータ型のブラシレスモータであって、フロントブラケット2とリヤブラケット3とにより構成されたモータハウジング4内に、ステータ5が収納され、さらにこのステータ5の径方向内側にロータ6を回転自在に支持されている。
フロントブラケット2は、有底筒状に形成されたものである。フロントブラケット2の周壁2aには、内面の開口部2b側に、段差部7aを有する拡径部7bが形成されており、この拡径部7bにステータ5が内嵌されている。
また、フロントブラケット2の周壁2aには、開口部2b側にボルト座15が一体成形されている。ボルト座15には、フロントブラケット2とリヤブラケット3とを締結固定するためのボルト16が螺入可能な不図示の雌ネジ部が刻設されている。
さらに、フロントブラケット2の周壁2aには、底壁2c側に外フランジ部8が一体成形されている。この外フランジ部8は、ブラシレスモータ1を他の装置(不図示)に固定するためのものであって、不図示のボルトを挿通可能なボルト孔9が周方向に沿って複数形成されている。
そして、フロントブラケット2の底壁2cには、内面側の径方向中央に軸受ハウジング10が一体成形されている。この軸受ハウジング10に、ロータ6の一端側を回転自在に支持するための玉軸受11が設けられている。
一方、リヤブラケット3は、略円板状の部材の大部分に凹部を形成し、周壁3aと、フロントブラケット2側に形成された開口部3bと、周壁3aのフロントブラケット2側とは反対側に設けられている底壁3cとを有している。そして、周壁3aの外面には、開口部3b側に段差部12aを有する縮径部12bが形成されており、フロントブラケット2の拡径部7bに縮径部12bが内嵌可能になっている。
また、リヤブラケット3の周壁3aには、縮径部12bの基端側にボルト座17が一体成形されている。このボルト座17には、ボルト16を挿通可能な不図示の挿通孔が形成されている。この挿通孔を介してフロントブラケット2のボルト座15にボルト16が螺入されることにより、フロントブラケット2とリヤブラケット3とが締結固定される。
さらに、リヤブラケット3の底壁3cには、内面側の径方向中央に軸受ハウジング13が一体成形されている。この軸受ハウジング13に、ロータ6の他端側を回転自在に支持するための玉軸受14が設けられている。
図2は、ステータの斜視図である。
図1、図2に示すように、ステータ5は、磁性材からなる板材をプレス等で打ち抜いた金属板を軸方向に積層したものであって、略円筒状のステータコア本体18を有している。ステータコア本体18は、ステータ5の環状の磁路を形成する部分である。また、ステータコア本体18の外周面が、フロントブラケット2の拡径部7bに内嵌される。
さらに、フロントブラケット2の段差部7aに、ステータコア本体18の一面が当接する一方、他面にリヤブラケット3の縮径部12bの先端が当接することにより、ステータコア本体18の軸方向の位置決めが行われる。
ステータコア本体18の内周面には、径方向内側に向かって突出する複数個(この実施形態では、12個)のティース19が放射状に配置され、ステータコア本体18と一体成形されている。そして、周方向に隣接するティース19,19間にスロット22が形成される。
ティース19は、軸方向平面視略T字状に形成されたものであって、ステータコア本体18から径方向に延びる巻胴部19aと、巻胴部19aの先端に一体成形され、周方向に沿って延在する内周部19bとにより構成されている。ステータコア本体18、及びティース19は、絶縁性を有する樹脂で形成されたコイルボビン20に被覆されており、ティース19の巻胴部19aには、コイルボビン20の上からコイル21が集中巻方式にて巻装されるようになっている。
図3に基づいて、コイル21の巻装状態について、より詳しく説明する。
図3は、ステータの展開図であって、隣接するティース19,19間の空隙がスロット22に相当している。なお、図3においては、各ティース19、及び巻装されたコイル21にそれぞれ符号を付して説明する。
ここで、同図に示すように、ブラシレスモータ1は、U相、V相、W相の3相構造となっている。つまり、各ティース19は、隣接する2つのティース19を同相のティース19として設定され、且つこれらティース19とロータ6を中心にして対向する2つのティース19も同相のティース19として設定されている。より具体的には、1番ティース19から12番ティース19は、第1U相、第2U相、第3W相、第4W相、第2V相、第1V相、第3U相、第4U相、第3W相、第4W相、第4V相、第3V相の順に割り当てられている。
このような構成のもと、U相のコイル21は、1番ティース19から巻き始められ、各U相のティース19に順に巻回された後、8番ティース19から引き出される。より具体的には、スロット22を介して1番ティース19に引き込まれたコイル21は、1番ティース19に順方向(図3における時計回り)に所定回数巻回された後、2番ティース19に掛け渡され、この2番ティース19に逆方向(図3における反時計回り)に所定回数巻回される。さらにU相のコイル21は、7番ティース19に掛け渡され、7番ティース19に逆方向に所定回数巻回された後、8番ティース19に掛け渡され、この8番ティース19に順方向に所定回数巻回される。
この後、8番ティース19からコイル21を引き出してU相のコイル21の巻装が完了する。このとき、U相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き終わり端21bは、ステータ5の軸方向一端面側に引き出される一方、各ティース19間に掛け渡された渡り線21cは、ステータ5の軸方向他端面側に配置される。
V相のコイル21は、6番ティース19から巻き始められ、各V相のティース19に順に巻回された後、11番ティース19から引き出される。より具体的には、スロット22を介して6番ティース19に引き込まれたコイル21は、6番ティース19に逆方向に所定回数巻回された後、5番ティース19に掛け渡され、この5番ティース19に順方向に所定回数巻回される。さらにV相のコイル21は、12番ティース19に掛け渡され、この12番ティース19に順方向に所定回数巻回された後、11番ティース19に掛け渡され、この11番ティース19に逆方向に所定回数巻回される。
この後、11番ティース19からコイル21を引き出してV相のコイル21の巻装が完了する。そして、V相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き終わり端21bも、U相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き割り端21bと同様にステータ5の軸方向一端面側に引き出される。一方、各ティース19間に掛け渡された渡り線21cは、ステータ5の軸方向他端面側に配置される。
W相のコイル21は、4番ティース19から巻き始められ、各W相のティース19に順に巻回された後、10番ティース19から引き出される。より具体的には、スロット22を介して4番ティース19に引き込まれたコイル21は、4番ティース19に順方向に所定回数巻回された後、3番ティース19に掛け渡され、この3番ティース19に逆方向に所定回数巻回される。さらにW相のコイル21は、9番ティース19に掛け渡され、この9番ティース19に順方向に所定回数巻回された後、10番ティース19に掛け渡され、この10番ティース19に逆方向に所定回数巻回される。
この後、10番ティース19からコイル21を引き出してW相のコイル21の巻装が完了する。そして、W相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き終わり端21bも、U相のコイル21、及びV相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き割り端21bと同様にステータ5の軸方向一端面側に引き出される。一方、各ティース19間に掛け渡された渡り線21cは、ステータ5の軸方向他端面側に配置される。
このように巻装されたU相、V相、W相のコイル21の各渡り線21cは、ステータコア本体18、及びティース19を被覆するコイルボビン20に収納される。また、U相、V相、W相のコイル21の各巻き始め端21a、及び巻き終わり端21bは、それぞれコイルボビン20にインサート成型されている巻き始めターミナル23(図5参照)、及び中性点ターミナル24(図6参照)によって結線されている。
図4〜図6に基づいて、コイルボビン20について、より詳しく説明する。
図4は、図2とは反対側からみたコイルボビンの斜視図である。
図2、図4に示すように、コイルボビン20は、ステータ5の軸方向両端から、ステータ5全体を覆うように装着され、ステータコア本体18、及びティース19を被覆するようになっている。すなわち、コイルボビン20は、ステータ5のリヤブラケット3側(図2における上側)からステータ5に装着される第1コイルボビン28と、ステータ5のフロントブラケット2側(図2における下側)からステータ5に装着される第2コイルボビン29との2分割構成になっている。
各コイルボビン28,29は、ステータコア本体18を被覆するように略円筒状に形成されたコア被覆部25と、コア被覆部25に一体成形され、ティース19を被覆するティース被覆部26とを有している。
第2コイルボビン29のコア被覆部25には、軸方向外側の端面に、渡り線収納溝27が周方向に沿って全周に渡って形成されている。渡り線収納溝27に、各相のコイル21の渡り線21cが収納される。コア被覆部25は、渡り線収納溝27を形成することにより、内周壁25aと外周壁25bとを有した状態になる。
内周壁25aには、ティース被覆部26毎に、このティース被覆部25側と渡り線収納溝27とを連通する一対のコイル引き出し用溝33a,33bが形成されている。これらコイル引き出し用溝33a,33bは、ティース19上に巻回されているコイル21から、渡り線21cとなる部位を渡り線収納溝27側に引き出す際に利用される溝である。コイル引き出し用溝33a,33bを介してコイル21の渡り線21cを渡り線収納溝27側に引き出すことにより、コイル21が内周壁25aを乗り上げてしまうことを防止できる。
一方、第1コイルボビン28のコア被覆部25に、巻き始めターミナル23、及び中性点ターミナル24がインサート成型されている。
図5は、巻き始めターミナルの斜視図、図6は、中性点ターミナルの斜視図である。
図2、図3、図5に示すように、巻き始めターミナル23は、各相に対応するように、3つインサート成型されている。巻き始めターミナル23は、巻き始め接続端子23aと、外部接続端子23bと、これら巻き始め接続端子23aと外部接続端子23bとに跨る導電部23cとにより構成されている。
巻き始め接続端子23aは、平面視略U字状に形成されたものであって、各相のコイル21の巻き始め端21aが絡げられるようになっている。一方、外部接続端子23bも平面視略U字状に形成されており、不図示の外部電源から延びるリード線30(図1参照)が絡げられるようになっている。
このような構成のもと、巻き始めターミナル23は、コイルボビン20にインサート成型された状態で、各接続端子23a,23bがコイルボビン20の軸方向外側端から露出するようになっている。そして、各相の巻き始めターミナル23の巻き始め接続端子23aに、それぞれ対応する相のコイル21の巻き始め端21aを絡げると共に、外部接続端子23bに、それぞれ対応する相のリード線30を絡げることにより、コイル21と不図示の外部電源との電気的接続を完了させることができる。これにより、各相のコイル21に選択的に電力を供給することが可能になる。ここで、リード線30は、リヤブラケット3の周壁3aを介して内部に引き込まれている。
一方、図2、図3、図6に示すように、中性点ターミナル24は、各相のコイル21の巻き終わり端21bを接続するためのものである。中性点ターミナル24は、3つの巻き終わり接続端子24a,24a,24aと、これら巻き終わり接続端子24aに跨る導電部24bとにより構成されている。
各巻き終わり接続端子24aは、平面視略U字状に形成されたものであって、各相のコイル21の巻き終わり端21bが絡げられるようになっている。これにより、各相のコイル21の巻き終わり端21bが中性点として互いに接続された状態になる。
また、中性点ターミナル24は、コイルボビン20にインサート成型された状態で、各接続端子24aがコイルボビン20の軸方向外側端から露出するようになっている。ここで、巻き始めターミナル23と中性点ターミナル24は、互いに絶縁された状態でコイルボビン20内にインサート成型されている。
図4に示すように、ティース被覆部26は、ティース19の巻胴部19aを被覆する巻胴被覆部26aと、巻胴被覆部26aの先端側に一体成形され、ティース19の内周部19bを被覆する内周被覆部26bとが一体成形されたものである。内周被覆部26bは、ティース19の内周部19bの先端面を露出可能に形成されている。すなわち、内周被覆部26bは、内周部19bの背面側を被覆可能なように、径方向平面視で略コの字状に形成されており、軸方向外側に位置する端壁31と、この端壁31の周方向両側に位置する側壁32,32とにより構成されている。
そして、コア被覆部25の内周壁25aと、巻胴被覆部26aと、内周被覆部26bとにより形成される凹部34に、コイル21が巻回され、収納される。
ここで、図1に示すように、フロントブラケット2の軸受ハウジング10の外径、及びリヤブラケット3の軸受ハウジング13の外径は、コイルボビン20の内周被覆部26bの内径とほぼ同一か、又は若干大きくなる程度に設定されている。さらに、各軸受ハウジング10,13は、これらの先端が内周被覆部26bの内側に僅かに臨まされるように形成されている。
そして、内周被覆部26bの端壁31には、径方向内側の面に段差部31aが形成されている一方、軸受ハウジング10の外周面には、コイルボビン20の段差部31aに対応する部位に段差により縮径部10aが形成されていると共に、軸受ハウジング13の外周面には、コイルボビン20の段差部31aに対応する部位に段差により縮径部13aが形成されている。
これらコイルボビン20の段差部31a、軸受ハウジング10,13の縮径部10a,13aにより、コイルボビン20と軸受ハウジング10,13との干渉が避けれるようになっている。すなわち、コイルボビン20の段差部31aは、軸受ハウジング10,13を避けるように形成され、軸受ハウジング10,13の縮径部10a,13aは、コイルボビン20を避けるように形成されていることになる。
図1に示すように、各軸受ハウジング10,13に設けられている玉軸受11,14に回転自在に支持されているロータ6は、アルミ製で略中空円筒状のシャフト41と、このシャフト41の外周面であって、ステータ5に対応する位置に配置されているリングマグネット42とを有している。
シャフト41は、この両端がそれぞれ玉軸受11,14を介し、フロントブラケット2、及びリヤブラケット3から軸方向外側に向かって突出するように形成されている。
ここで、フロントブラケット2の軸受ハウジング10に、玉軸受11の外輪11aが挿入されていると共に、リヤブラケット3の軸受ハウジング13に、玉軸受14の外輪14aが挿入されている。一方、玉軸受11の内輪11b、及び玉軸受14の内輪14bに、シャフト41が圧入されている。
また、フロントブラケット2の軸受ハウジング10には、シム39が設けられている。このシム39は、薄い金属板によりリング状に形成されたものであって、軸受ハウジング10に設けられている玉軸受11の外輪11aに、リヤブラケット3側に向かう与圧を付勢するようになっている。なお、玉軸受11の外輪11aに与圧を付勢できるものであればシム39に限らない。例えば、シム39に代わってウェーブワッシャ等を用いることも可能である。
リングマグネット42としては、ネオジム等の希土類磁石が用いられ、極異方性を有している。ここで、極異方性を有するリングマグネット42は、外周面側に磁極が現れるように、円弧状に磁化される。このため、背面(内周面側)に磁路を形成する必要がない。つまり、シャフト41を磁性体で製造する必要がなく、非磁性体であるアルミを用いて製造することができる。
また、リングマグネット42は、玉軸受11,14間全体に渡って延在するように形成されている。すなわち、各玉軸受11,14が設けられている軸受ハウジング10,13は、それぞれの先端が、ステータ5のコイルボビン20に形成されている内周被覆部26bの内側に僅かに臨まされるように形成されているので、玉軸受11,14間の軸方向の長さは、ティース19の軸方向の厚さよりも長く設定される。このため、リングマグネット42の軸方向の長さL1は、ティース19の軸方向の厚さT1よりも長く設定されている。
さらに、フロントブラケット2の玉軸受11の外径DJ1、及びリヤブラケット3の玉軸受14の外径DJ2は、リングマグネット42の外径DMよりも小さく設定されている。これにより、コイルボビン20の内周被覆部26bの内側に軸受ハウジング10,13を僅かに臨ませた状態であっても、軸受けハウジング10の肉厚T2、及び軸受ハウジング13の肉厚T3を所定の厚さだけ確保することができる。
そして、シャフト41のリヤブラケット3から突出した部位には、シャフト41の回転位置を検出するためのエンコーダ43の一方を構成するロータリ44が固定されている。
エンコーダ43としては、例えば、光学式のエンコーダが用いられる。この場合、ロータリ44の表面には、不図示のロータリスケールが配設されている。ロータリスケールには、スリット等の光学パターンが形成されている。
ここで、エンコーダ43の他方を構成するセンサ基板45は、リヤブラケット3にボルト49によって締結固定されているエンコーダカバー51内に設けられている。エンコーダカバー51は、リヤブラケット3側に開口部51aを有する箱状に形成されたものである。エンコーダカバー51の開口部51aの外周縁には、複数のボルト座52が径方向外側に向かって突設されている。ボルト座52には、ボルト49を挿通可能な不図示の挿通孔が形成されている。一方、リヤブラケット3には、ボルト座52に対応する部位に、ボルト49を螺入可能な不図示の雌ネジ部が刻設されている。これによって、リヤブラケット3に、エンコーダカバー51がボルト49を用いて締結固定可能になる。
エンコーダカバー51の内側には、ロータリ44に対応する位置にセンサ基板45が設けられている。センサ基板45には、ロータリ44の回転を検出する不図示のセンサ素子が実装されたり、センサ素子により検出された信号を不図示の外部制御機器に出力するための配線パターン等が形成されたりしている。
なお、センサ素子は、エンコーダ43が光学式のエンコーダである場合、ロータリ44のロータリスケールに照射光を照射する発光部と、ロータリ44からの反射光を受光する受光部(何れも不図示)とを有する。そして、照射光、及び反射光の波形信号からロータリ44の回転位置信号を検出する。
このような構成のもと、不図示の外部電源から延びるリード線30を介して各相のコイル21に選択的に電力が供給されると、各ティース19が相毎に順に磁化され、ロータ6のリングマグネット42の磁束との間に吸引力や反発力が生じ、ロータ6が回転する。
ここで、ロータ6のリングマグネット42は、軸方向の長さL1がティース19の軸方向の厚さT1よりも長く設定されている。このため、リングマグネット42の磁束が増大し、ロータ6を効率よく回転させることができる。
(効果)
したがって、上述の実施形態では、フロントブラケット2の玉軸受11の外径DJ1、及びリヤブラケット3の玉軸受14の外径DJ2は、リングマグネット42の外径DMよりも小さく設定されているので、各軸受ハウジング10,13の外径を、コイルボビン20の内周被覆部26bの内径とほぼ同一か、又は若干大きくなる程度に設定し、コイルボビン20の内周被覆部26bの内側に、各軸受ハウジング10,13を僅かに臨ませた状態であっても、軸受けハウジング10の肉厚T2、及び軸受ハウジング13の肉厚T3を所定の厚さだけ確保することができる。すなわち、各軸受ハウジング10,13を、ステータ5に装着されているコイルボビン20と干渉させることなく、従来よりもステータ5側に寄せて配置することが可能になる。このため、ブラシレスモータ1の軸短化を図ることができ、この結果ブラシレスモータ1の小型化、軽量化を図ることが可能になる。
また、リングマグネット42の軸方向の長さL1を、ティース19の軸方向の厚さT1よりも長く設定し、リングマグネット42の磁束を増大させ、ロータ6を効率よく回転させている。このため、ブラシレスモータ1のモータ性能を向上させることができるので、従来の同一程度のモータ性能を有するモータと比較して、ブラシレスモータ1の軸短化、軽量化を図ることが可能になる。
さらに、リングマグネット42として、ネオジム等の希土類磁石を用い、リングマグネット42が極異方性を有しているので、シャフト41を磁性体で製造する必要がなく、非磁性体であるアルミを用いて製造することができる。このため、ロータ6を軽量化でき、この結果、ブラシレスモータ1の軽量化を図ることが可能になる。
そして、ステータ5に巻装されたU相、V相、W相のコイル21の巻き始め端21a、及び巻き終わり端21bは、ステータ5の軸方向リヤブラケット3側に引き出される一方、各ティース19間に掛け渡された渡り線21cは、ステータ5の軸方向フロントブラケット2側に配置される。すなわち、ステータ5の軸方向一端面におけるコイル21の占有部分をステータ21の軸方向両端に振り分けた状態になる。
このため、ステータ5の軸方向一端面におけるコイル21の占有面積を縮小することができ、この分、ステータ5の外径を縮径化できる。よって、さらにブラシレスモータ1の小型化、軽量化を図ることが可能になる。
また、コイルボビン20(第1コイルボビン28、及び第2コイルボビン29)を、ステータコア本体18を被覆するように略円筒状に形成されたコア被覆部25と、コア被覆部25に一体成形され、ティース19を被覆するティース被覆部26とにより構成し、第1コイルボビン28、及び第2コイルボビン29のうち、第1コイルボビン28のコア被覆部25に、巻き始めターミナル23、及び中性点ターミナル24をインサート成型している。
このため、巻き始めターミナル23の巻き始め接続端子23aに、それぞれ対応する相のコイル21の巻き始め端21aを絡げると共に、外部接続端子23bに、それぞれ対応する相のリード線30を絡げることにより、コイル21と不図示の外部電源との電気的接続を完了させることができる。また、中性点ターミナル24の各巻き終わり接続端子24aに、各相のコイル21の巻き終わり端21bを絡げることにより、中性点の結線を完了させることができる。換言すれば、巻き始めターミナル23、及び中性点ターミナル24により、コイル21の結線作業を容易化することができ、作業工数を減少させることが可能になる。
さらに、ステータ5の同相のティース19には、コイル21が一連に巻回されている(図3参照)。このため、コイル21の端末処理数を減少させることができる。よって、さらに、作業工数を減少させることが可能になる。
そして、第1コイルボビン28、及び第2コイルボビン29のうち、第2コイルボビン29のコア被覆部25に渡り線収納溝27を形成し、この渡り線収納溝27に各相のコイル21の渡り線21cを収納している。このため、ティース19の巻胴部19a上に巻回されているコイル21のコイルエンドと同じ高さに渡り線21cを配置することができる。よって、ブラシレスモータ1の軸短化を図ることが可能になる。
さらに、各相の渡り線21c同士が交差する部分を軸方向に沿って配置することが可能になり、絶縁性能を高めることができる。そして、渡り線21cをコイルボビン20の内周壁25a、及び外周壁25bにより保護することができるので、渡り線21cの絶縁性能を高めることができる。
また、コイルボビン20の内周壁25aには、ティース被覆部26毎に、このティース被覆部25側と渡り線収納溝27とを連通する一対のコイル引き出し用溝33a,33bが形成されている。このため、ティース被覆部26側から渡り線収納部27側に引き出されるコイル21が内周壁25aを乗り上げることなく、渡り線収納溝27に収納される。よって、フロントブラケット2の底壁2cとコイルボビン20との間の隙間を小さくしてもフロントブラケット2とコイル21との干渉を避けることができ、さらに、ブラシレスモータ1の軸短化を図ることが可能になる。
さらに、コイルボビン20には、ティース被覆部26の内周被覆部26bに、軸受ハウジング10,13を避けるように段差部31aが形成されている。一方、軸受ハウジング10,13には、それぞれコイルボビン20の内周被覆部26bを避けるように縮径部10a,13aが形成されている。このため、各軸受けハウジング10,13とコイルボビン20との干渉を避けつつ、各軸受ハウジング10,13を確実にステータ5側に寄せて配置することが可能になる。よって、ブラシレスモータ1をさらに軸短化することが可能になる。
そして、フロントブラケット2の軸受ハウジング10に玉軸受11の外輪11aが挿入されていると共に、リヤブラケット3の軸受ハウジング13に玉軸受14の外輪14aが挿入されている。一方、玉軸受11の内輪11b、及び玉軸受14の内輪14bにシャフト41が圧入されている。さらに、フロントブラケット2の軸受ハウジング10には、シム39が設けられ、玉軸受11の外輪11aに、リヤブラケット3側に向かう与圧を付勢している。このため、各玉軸受11,14の内部隙間を除去し、シャフト41の軸方向への移動量を抑制することができると共に、シャフト41の剛性を高めることができる。
また、ロータ6のリングマグネット42を、極異方性を有するリングマグネット42とすることにより、シャフト41を磁性体で製造する必要がなく、非磁性体であるアルミを用いて製造することができる。このため、ロータ6の軽量化を図ることが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、コイルボビン20の内周被覆部26bに、軸受ハウジング10,13を避けるように段差部31aを形成すると共に、軸受ハウジング10,13に、それぞれコイルボビン20の内周被覆部26bを避けるように縮径部10a,13aを形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、内周被覆部26bに段差部31aを形成するか、又は軸受ハウジング10,13に縮径部10a,13aを形成するかの何れか一方でもよい。つまり、内周被覆部26b、及び軸受ハウジング10,13を、互いの干渉を回避可能に形成すればよい。
また、上述の実施形態では、ロータ6のシャフト41を回転自在に支持するために、各ブラケット2,3の軸受ハウジング10,13にそれぞれ玉軸受11,14を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、シャフト41を回転自在に支持できる軸受であればよい。例えば、玉軸受11,14に代わって、滑り軸受けを採用することも可能である。この場合も、玉軸受11,14と同様に、滑り軸受けの外径を、リングマグネット42の外径DMよりも小さく設定すればよい。
1 ブラシレスモータ(電動モータ)
2 フロントブラケット
3 リヤブラケット
4 モータハウジング
5 ステータ
6 ロータ
10,13 軸受ハウジング
10a,13a 縮径部(第2段差部)
11,14 玉軸受(軸受)
18 ステータコア本体
19 ティース
19b 内周部
20 コイルボビン
21 コイル
21a 巻き始め端
21b 巻き終わり端
21c 渡り線
23 巻き始めターミナル
24 中性点ターミナル
25 コア被覆部
26 ティース被覆部
26b 内周被覆部
27 渡り線収納溝
28 第1コイルボビン
29 第2コイルボビン
31 端壁(先端面)
31a 段差部(第1段差部)
33a,33b コイル引き出し用溝
42 リングマグネット(マグネット)
DM,DJ1,DJ2 外径
L1 長さ
T1 厚さ

Claims (7)

  1. モータハウジングと、
    前記モータハウジングに内嵌固定される環状のステータコア本体、及びこのステータコア本体から径方向内側に向かって突設されたティースを有し、このティースにコイルがコイルボビンを介して巻装されているステータと、
    前記ステータの径方向内側に、このステータに対して回転自在配置されたロータとを備え、
    前記ロータの外周面には、前記ステータに対応する箇所にマグネットが設けられ、
    前記モータハウジングには、前記ロータの前記マグネットよりも軸方向両端側に対応する部位に、それぞれ軸受ハウジングが形成されており、各前記軸受ハウジングに、それぞれ前記ロータを回転自在に支持するための軸受が設けられている電動モータであって、
    前記コイルボビンは、前記ティースの内周部を被覆する内周被覆部を有し、
    前記軸受ハウジングは、この軸受ハウジングの前記マグネット側の端部が、前記内周被覆部の径方向内側に臨まされるように形成されており、
    前記内周被覆部の径方向先端面に、前記軸受ハウジングを避けるように形成された第1段差部、および前記軸受ハウジングに、前記内周被覆部の径方向先端面を避けるように形成された第2段差部の少なくとも何れか一方の段差部を有し、
    前記マグネットの外径をDMとし、前記軸受の外径をDJとしたとき、
    前記外径DJは、前記外径DMよりも小さく設定されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記内周被覆部の径方向先端面に、前記軸受ハウジングを避けるように形成された第1段差部と、
    前記軸受ハウジングに、前記内周被覆部の径方向先端面を避けるように形成された第2段差部とを有し、
    前記第1段差部の端面は、前記第2段差部の段面と対向して配置され、
    前記第1段差部の段差面は、前記第2段差部の段差面と対向して配置され、
    前記第1段差部の段面は、前記第2段差部の端面と対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記マグネットの軸方向の長さは、前記ステータの軸方向の厚さよりも長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  4. 前記マグネットは、極異方性を有するリングマグネットにより構成され、外周面が磁化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
  5. 前記コイルのうち、同相同士のコイルは、それぞれ対応する前記ティースに一連に集中巻方式にて巻装されており、
    各相の巻き始め端、及び巻き終わり端を、前記ステータの軸方向一端面側に配置すると共に、同相のティース間を跨る前記コイルの渡り線を、前記ステータの軸方向他端面側に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項の何れかに記載の電動モータ。
  6. 前記コイルボビンは、前記ティースを被覆するティース被覆部と、前記ステータコア本体を被覆するコア被覆部とを有し、
    前記コア被覆部に、前記コイルの各相の巻き始め端と、外部電源とを電気的に接続するための巻き始めターミナルを埋設すると共に、前記コイルの各相の巻き終わり端同士を電気的に接続するための中性点ターミナルを埋設したことを特徴とする請求項1〜請求項の何れかに記載の電動モータ。
  7. 前記コア被覆部に、前記コイルの渡り線を収納可能な渡り線収納溝を形成すると共に、前記コイルの巻き始め端、及び巻き終わり端に対応する部位に、前記渡り線収納溝と前記ティース被覆部とを連通するコイル引き出し用溝を形成したことを特徴とする請求項に記載の電動モータ。
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