JP2019115122A - モータおよび電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータおよび電動パワーステアリング装置 Download PDF

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弘達 池野
Hirotatsu Ikeno
弘達 池野
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【課題】センサマグネットをロータのシャフトの先端に設ける際に、センサマグネットの磁路の短絡が生じることを防ぎつつ、部品点数の増大を防ぐことが可能なモータを提供する。【解決手段】モータは、ステータと、ハウジングと、ロータと、センサマグネット26と、を備える。ハウジングは、ステータを収容する。ロータは、シャフト51および該シャフト51に外挿されるロータコアを備える。ロータは、ハウジングによりステータの内側に回転自在に軸支される。センサマグネット26は、シャフト51の先端に成形される。センサマグネット26は、取付部81と、磁路形成部82と、を備える。取付部81は、シャフト51の先端51cを覆うように固定されている。磁路形成部82は、取付部81の軸方向においてシャフト51とは反対側に設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、モータおよびこのモータを駆動源として用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、モータのロータの回転位置を検出する回転センサとして、ロータのシャフトの先端に固定されるセンサマグネットと、センサマグネットに向かい合うように配置される磁気センサと、を備えるモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このモータは、センサマグネットをロータのシャフトの先端に固定するための非磁性材料からなる取付部材を備えている。
特開2016−192832号公報
ところで、上記従来技術の一例に係るモータは、センサマグネットをロータのシャフトの先端に固定するための取付部材として、例えば、ピンまたはホルダなどを備えている。しかしながら、センサマグネットをシャフトに固定するために特別に非磁性材料から成る取付部材を備えるので、モータの部品点数が増大してしまうという問題が生じる。
本発明は、センサマグネットをロータのシャフトの先端に設ける際に、センサマグネットの磁路の短絡が生じることを防ぎつつ、部品点数の増大を防ぐことが可能なモータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るモータは、ステータと、該ステータを収容するハウジングと、シャフトおよび該シャフトに外挿されるロータコアを備えるとともに、前記ハウジングにより前記ステータの内側に回転自在に軸支されるロータと、前記ロータの回転位置を磁気的に検出するためのセンサマグネットと、を備えるモータであって、前記センサマグネットは、前記シャフトの先端に成形され、前記シャフトの先端を覆う取付部と、該取付部の軸方向において前記シャフトとは反対側に設けられる磁路形成部と、を備える。
このように構成することで、センサマグネット自体がシャフトの先端に取り付けられる取付部を備えるので、センサマグネットをシャフトに固定するための特別の部材を必要とせずに、モータの部品点数の増大および構成に要する費用の増大を防ぐことができる。
また、センサマグネットは、取付部に加えて磁路形成部を備えるので、例えば磁路形成部を直接的にシャフトに取り付ける場合に比べて、軸方向のシャフト側において磁路形成部の磁路の短絡が生じることを防ぐことができる。
本発明に係るモータでは、前記取付部の外形は、前記磁路形成部が設けられる先端部から前記軸方向に基端部に向かうことに伴って前記軸方向に対する断面積が減少傾向に変化する錐台形状に形成されてもよい。
このように構成することで、所望の剛性を確保しながら取付部を小型化することができるとともに、センサマグネットを成形するために用いられる金型の剛性および耐久性を向上させ、センサマグネットの形成に要する費用が嵩むことを防ぐことができる。
本発明に係るモータでは、前記取付部の前記軸方向に対する断面積は、前記磁路形成部の前記軸方向に対する断面積よりも小さく設定されてもよい。
このように構成することで、軸方向のシャフト側において磁路形成部の磁路の短絡が生じることを、より確実に防ぐことができる。
本発明に係るモータでは、前記軸方向において、前記磁路形成部に対応して設けられる磁気センサと前記磁路形成部との間の距離は、前記取付部の先端と前記シャフトの先端との間の距離未満に設定されてもよい。
このように構成することで、磁気センサの検出精度を向上させることができる。
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、上記の何れかに記載のモータが、駆動源として用いられている。
このように構成することで、電動パワーステアリング装置の信頼性を向上させることができる。
本発明によれば、センサマグネット自体がシャフトの先端に取り付けられる取付部を備えるので、センサマグネットをシャフトに固定するための特別の部材を必要とせずに、モータの部品点数の増大および構成に要する費用の増大を防ぐことができる。
また、センサマグネットは、取付部に加えて磁路形成部を備えるので、例えば磁路形成部を直接的にシャフトに取り付ける場合に比べて、軸方向のシャフト側において磁路形成部の磁路の短絡が生じることを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る機電一体型モータにおいてモータと制御ユニットとを分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るモータにおいてハウジングを省略した構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るモータのステータおよびロータの構成を模式的に示す図であって、ステータおよびロータを軸方向から見た断面図である。 本発明の実施形態に係るモータを軸方向から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るモータのターミナルユニットを分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るモータのターミナルユニットにおいて複数のターミナルとターミナル固定部材とを分解して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るモータのターミナルユニットの一部の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る機電一体型モータを駆動源として備える電動パワーステアリング装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係るモータのターミナルユニットの一部の構成を示す断面図である。
以下、本発明のモータおよび機電一体型モータの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態による機電一体型モータ1においてモータ11と制御ユニット13とを分解して示す斜視図である。図2は、実施形態によるモータ11においてハウジング21を省略した構成を示す分解斜視図である。図3は、実施形態によるモータ11のステータ22およびロータ23の構成を模式的に示す図であって、ステータ22およびロータ23を軸方向から見た断面図である。図4は、実施形態によるモータ11を軸方向から見た平面図である。
実施形態の機電一体型モータ1は、例えば、車両用などの電動パワーステアリング装置(EPS;Electric Power Steering)に搭載されている。機電一体型モータ1は、モータ11と、モータ11に一体的に固定される制御ユニット13と、を備えている。
(モータ)
モータ11は、例えば、電動パワーステアリング装置などの駆動源である。モータ11は、例えば、U相、V相、及びW相の3相のブラシレスモータである。モータ11は、ハウジング21と、ステータ22と、ロータ23と、バスバーユニット24と、ターミナルユニット25と、センサマグネット26と、を備えている。例えば、モータ11は、ステータ22の内側にロータ23が配置されるインナーロータ型である。
なお、以下においては、ロータ23の回転軸線方向を単に軸方向、ロータ23の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するロータ23の径方向を単に径方向と称して説明する。
(ハウジング)
ハウジング21の外形は、例えば、有底円筒状に形成されている。ハウジング21は、軸方向に貫通する貫通孔(図示略)が形成されている底部21aから軸方向外方に向かって突出する軸受ハウジング31を備えている。軸受ハウジング31の外形は、例えば、円筒状に形成されている。軸受ハウジング31の内部空間は、底部21aに形成されている貫通孔に連通している。軸受ハウジング31は、第1軸受33を保持している。第1軸受33は、後述するロータ23のシャフト51の第1端部51a側の部位を、軸周りの回転に対して回転自在に支持する。
ハウジング21は、軸方向における底部21aとは反対側の端部21bに形成される開口部21c付近において、内嵌固定される軸受プレート35を保持している。軸受プレート35の外形は、例えば、円環板状に形成されている。軸受プレート35は、軸方向に貫通する貫通孔35aを形成する内周面によって第2軸受37を保持している。第2軸受37は、後述するロータ23のシャフト51の第2端部51b側の部位を、軸周りの回転に対して回転自在に支持する。
ハウジング21の端部21bは、後述するターミナルユニット25が配置されるターミナルユニット配置部39を備えている。ターミナルユニット配置部39の外形は、例えば、ハウジング21よりも大きな有底筒状に形成されている。ターミナルユニット配置部39は、ハウジング21の外周面21A上から径方向に突出する鍔部39aと、鍔部39aの周縁に設けられる壁部39bと、壁部38bに接続されるハウジング21の周壁21dの一部39cと、を備えている。ターミナルユニット配置部39は、後述する制御ユニット13のケース91を装着可能に構成されている。
(ステータ)
ステータ22は、ステータコア41と、コイル42と、を備えている。
ステータコア41は、例えば焼嵌めなどによって、ハウジング21に内嵌固定されている。ステータコア41は、バックヨーク部43と、複数のティース部44と、を備えている。バックヨーク部43の外形は、例えば、円筒状に形成されている。ティース部44の外形は、例えば、T字板状に形成されている。複数のティース部44は、バックヨーク部43の内周面において周方向に等間隔の位置から径方向内方に突出している。複数のティース部44は、周方向で隣り合う各2つのティース部44,44間に蟻溝状のスロット45を形成している。ティース部44は、表面を覆うように装着されるインシュレータ46を備えている。インシュレータ46は、例えば樹脂などの非磁性材料によって形成されている。
コイル42は、例えば集中巻きなどによって、複数のティース部44の各々にインシュレータ46の上から装着されている。コイル42の端末部42aは、軸方向外方に引き出され、後述するバスバーユニット24に接続されている。例えば、12個のスロット45に配置されるコイル42は、バスバーユニット24によって2系統の3相(U相、V相、およびW相)構造に結線されている。
例えば、第1系統および第2系統の各コイル42において、同一系統のコイル42は周方向に1つおきのティース部44に装着されている。第1系統(又は第2系統)の任意の相のコイル42に対し、この相のコイル42の周方向両隣は第2系統(又は第1系統)の他の異なる2つの相のコイル42が配置されている。
すなわち、第1系統のコイル42は、1つ置きのティース部44に第1U相コイル421U、第1V相コイル421V、第1W相コイル421W、第1U相コイル421U、第1V相コイル421V、および第1W相コイル421Wの順に割り当てられている。同様に、第2系統のコイル42は、1つ置きのティース部44に第2U相コイル422U、第2V相コイル422V、第2W相コイル422W、第2U相コイル422U、第2V相コイル422V、および第2W相コイル422Wの順に割り当てられている。
各相コイル421U〜422Wはそれぞれ2つずつ存在している。同一系統の同一相の各コイル421U〜422Wは、ステータ22の中心に対向配置(点対称配置)されている。そして、第1U相コイル421Uの周方向両隣は、第2V相コイル422Vと第2W相コイル422Wとである。
(ロータ)
ロータ23は、ステータ22の径方向内側に回転自在に配置されている。ロータ23は、シャフト51と、ロータコア52と、複数のマグネット53と、を備えている。
シャフト51は、ハウジング21の底部21aの貫通孔(図示略)および軸受ハウジング31の内部空間を介して軸受ハウジング31から軸方向外方に突出する第1端部51aと、ハウジング21の端部21bから軸方向にターミナルユニット25に向かって突出する第2端部51bと、を備えている。シャフト51の第1端部51a側の部位は、軸受ハウジング31に保持される第1軸受33によって回転自在に軸支されている。
例えば、第1軸受33は、ボールベアリングなどである。シャフト51は、第1端部51aの先端に外嵌固定されるピニオンギヤ56を備えている。
例えば、ピニオンギヤ56は、電動パワーステアリング装置のステアリングに設けられるギヤに噛合わされる。シャフト51の第2端部51b側の部位は、軸受プレート35に保持される第2軸受37によって回転自在に軸支されている。
例えば、第2軸受37は、ボールベアリングなどである。シャフト51の第2端部51bの先端には、後述するセンサマグネット26が設けられている。
ロータコア52の外形は、例えば、円環柱状に形成されている。ロータコア52は、軸方向においてステータ22に対応する位置でシャフト51に外嵌固定(外挿)されている。
複数のマグネット53は、ロータコア52の外周面において周方向に等間隔の位置に配置されている。周方向で隣り合う各2つのマグネット53,53は、相互に異なる磁極をステータ22の内周面に対向させるように配置されている。
ロータ23は、複数のマグネット53の各々とステータ22に形成される磁界との間で生じる磁気的な吸引力および反発力によって回転する。例えば、ロータ23は、スロット数が12であるステータ22に対して8個のマグネット53を備えている。つまり、ロータ23の磁極数は8極である。
(バスバーユニット)
バスバーユニット24は、軸方向においてステータ22からシャフト51の第2端部51b側にずれた位置に配置されている。バスバーユニット24は、複数のバスバー61と、バスバー固定部材63と、を備えている。
複数のバスバー61は、ステータ22の複数のコイル42を所定結線にて接続する。例えば、複数のバスバー61は、複数のコイル42を2系統のスター結線による3相構造に接続する。スター結線を構成する複数のバスバー61は、同一系統の同一相のコイル42を接続する相バスバー(図示略)と、各系統の中性点を形成する中性点バスバー(図示略)と、を備えている。
同一系統の同一相の相バスバーは、1つの給電端子を備えている。すなわち、複数のバスバー61の全体に対して、第1系統の各相に対応する第1U相給電端子61U1、第1V相給電端子61V1、および第1W相給電端子61W1と、第2系統の各相に対応する第2U相給電端子61U2、第2V相給電端子61V2、および第2W相給電端子61W2と、が設けられている。また、複数のバスバー61の各々は、コイル42が接続される少なくとも1つ以上の接続端子61aを備えている。
バスバー固定部材63の外形は、例えば、円環板状に形成されている。例えば、バスバー固定部材63の内径は、ステータコア41の内径(つまり、複数のティース部44の内周面の直径)とほぼ同一に設定されている。例えば、バスバー固定部材63の外径は、ステータコア41の外径(つまり、バックヨーク部43の外周面の直径)よりも小さく設定されている。
バスバー固定部材63は、例えば樹脂などの電気的絶縁性の材料によって形成されている。バスバー固定部材63は、複数のバスバー61を相互に電気的に絶縁して固定している。例えば、バスバー固定部材63は、所定間隔を置いて積層配置された複数のバスバー61をモールド成形による樹脂モールド体によって固定している。バスバー固定部材63は、各バスバー61の接続端子61aを外周面63A上から径方向外方に突出させている。バスバー固定部材63は、各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2を、軸方向の端面63B上から軸方向外方に突出させている。各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2は、軸方向においてバスバー固定部材63とターミナルユニット25との間に配置されている軸受プレート35の端子用貫通孔35bを通って、ターミナルユニット25に向い突出している。
(ターミナルユニット)
図5は、実施形態によるモータ11のターミナルユニット25を分解して示す斜視図である。図6は、実施形態によるモータ11のターミナルユニット25において複数のターミナル71とターミナル固定部材72とを分解して示す斜視図である。図7は、実施形態によるモータ11のターミナルユニット25の一部の構成を示す断面図である。
ターミナルユニット25は、ハウジング21のターミナルユニット配置部39に配置されている。ターミナルユニット25は、複数のターミナル71と、ターミナル固定部材72と、固定ねじ73と、ターミナルキャップ74と、センサマグネット収容部75と、を備えている。
複数のターミナル71は、複数のバスバー61と外部電源(図示略)とを電気的に接続する導体である。複数のターミナル71は、例えば、バスバーユニット24の2系統の3相(U相、V相、およびW相)構造における各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2に対応して、6個のターミナル71を備えている。各ターミナル71の外形は、例えば、湾曲及び屈曲する板状に形成されている。
各ターミナル71は、各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2に接続されるバスバー側接続端子71aと、制御ユニット13の給電用コネクタ(図示略)に接続される制御ユニット側接続端子71bと、を備えている。各ターミナル71は、軸方向から見て制御ユニット側接続端子71bがステータ22およびロータ23と干渉しない位置に配置されるように、ハウジング21の内部から外部に引き出されている。
ターミナル固定部材72の外形は、例えば、ハウジング21の開口部21cを閉塞するとともにターミナルユニット配置部39の鍔部39aに重なる板状に形成されている。つまり、軸方向に直交する平面内において、ターミナル固定部材72はハウジング21よりも大きく形成されている。ターミナル固定部材72は、例えば樹脂などの電気的絶縁性の材料によって形成されている。ターミナル固定部材72は、複数のターミナル71を相互に電気的に絶縁して固定している。例えば、ターミナル固定部材72は、複数のターミナル71をモールド成形による樹脂モールド体によって固定している。
ターミナル固定部材72には、軸方向に貫通して軸受プレート35の端子用貫通孔35bに臨むターミナル用貫通孔72aが形成されている。ターミナル用貫通孔72aは、後述する凹部72cの底面上に形成されている。ターミナル用貫通孔72a内には、バスバー固定部材63から突出して軸受プレート35の端子用貫通孔35bを通った各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2が配置されている。ターミナル固定部材72は、各ターミナル71のバスバー側接続端子71aを、ターミナル用貫通孔72aの内壁面上からターミナル用貫通孔72a内に突出させている。各ターミナル71のバスバー側接続端子71aは、ターミナル用貫通孔72a内において、例えば溶接などによって各給電端子61U1,61V1,61W1,61U2,61V2,61W2に接続されている。
ターミナル固定部材72は、各ターミナル71の制御ユニット側接続端子71bを、軸方向から見てハウジング21の外部に引き出している。例えば、ターミナル固定部材72は、各制御ユニット側接続端子71bを、軸方向から見てターミナルユニット配置部39の鍔部39aに重なる位置で軸方向の端面72A上から軸方向外方に突出させている。
ターミナル固定部材72には、固定ねじ73が装着されるざぐり孔72bが形成されている。ざぐり孔72bは、ターミナル固定部材72を軸方向に貫通して、軸受プレート35に形成されているねじ穴35cに軸方向で臨むように形成されている。ざぐり孔72bは、後述する凹部72cの底面上に形成されている。固定ねじ73は、ターミナル固定部材72のざぐり孔72bに装着されて、軸受プレート35のねじ穴35cに固定されることによって、ターミナル固定部材72を軸受プレート35に固定する。
ターミナル固定部材72の端面72A上には、ターミナルキャップ74が装着される凹部72cが形成されている。ターミナルキャップ74の外形は、例えば、板状に形成されている。ターミナル用貫通孔72aおよびざぐり孔72bは、凹部72cの底面上に形成されているので、凹部72cに装着されるターミナルキャップ74は、ターミナル用貫通孔72aおよびざぐり孔72bを閉塞する。
センサマグネット収容部75の外形は、例えば、有底円筒状に形成されている。センサマグネット収容部75は、ターミナル固定部材72の端面72Aから軸方向外方に向かって突出している。センサマグネット収容部75の内部空間は、ターミナル固定部材72に形成されている貫通孔72dに連通している。センサマグネット収容部75は、後述するセンサマグネット26を内部に収容している。センサマグネット26は、ターミナル固定部材72に形成されている貫通孔72dを介してセンサマグネット収容部75の内部に配置されるシャフト51の第2端部51bの先端51cに取り付けられている。
センサマグネット26は、取付部81と、磁路形成部82と、を備えている。取付部81および磁路形成部82は、例えば、同一のボンド磁石により一体的に形成されている。
取付部81の外形は、磁路形成部82が設けられる先端部81aから軸方向に基端部81bに向かうことに伴って軸方向に対する断面積が減少傾向に変化する錐台形状に形成されている。例えば、取付部81の外形は円錐台である。取付部81は、先端部81aが磁路形成部82に接続され、基端部81bがシャフト51の第2端部51bの先端51cを覆うように固定されている。取付部81は、磁路形成部82をシャフト51に固定するために設けられている。
磁路形成部82の外形は、柱状に形成されている。例えば、磁路形成部82の外形は円柱である。磁路形成部82の軸方向に対する断面積は、例えば、取付部81の先端部81aの軸方向に対する断面積よりも小さく設定されている。磁路形成部82は、取付部81の軸方向においてシャフト51とは反対側に配置されている。磁路形成部82の基端面82Aと取付部81の側面81Aとの成す角θは鈍角に設定されている。磁路形成部82は、後述する制御ユニット13の磁気センサ93によって検出される磁場を発生させるために設けられている。
例えば、磁路形成部82の先端面82Bと後述する磁気センサ93との間の距離LAは、磁路形成部82の基端面82Aとシャフト51の先端51cとの間の距離(つまり、取付部81の先端とシャフト51の先端51cとの間の距離)LBより小さく設定されている。
制御ユニット13は、軸方向において複数のターミナル71およびターミナル固定部材72に対してハウジング21の反対側に配置されている。制御ユニット13は、ケース91と、制御基板92と、磁気センサ93と、を備えている。
ケース91は、モータ11のハウジング21(例えば、ターミナルユニット配置部39)に装着可能に形成されている。ケース91は、制御基板92および磁気センサ93を内部に収容している。
制御基板92は、モータ11の動作を制御するための電子部品を備えている。例えば、電子部品は、制御部、電力変換部、および駆動部などを構成する。
例えば、制御部は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサによって所定のプログラムが実行されることにより機能するソフトウェア機能部である。ソフトウェア機能部は、CPUなどのプロセッサ、プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、およびタイマーなどの電子回路を備えるECU(Electonic Control Unit)である。また、制御部の少なくとも一部は、LSI(Large Scale Integration)などの集積回路であってもよい。
例えば、電力変換部は、外部電源(図示略)から供給される直流電圧を昇圧する昇圧回路などを備えている。例えば、駆動部は、モータ11のターミナルユニット25における複数のターミナル71の制御ユニット側接続端子71bに接続される給電用コネクタ(図示略)と、給電コネクタを介してモータ11に駆動電圧を印加するインバータ回路と、モータ11に通電される電流を検出する電流センサと、などを備えている。
磁気センサ93は、制御基板92に実装されている。磁気センサ93は、例えば、磁気抵抗(MR)センサなどである。磁気センサ93は、モータ11の軸方向においてセンサマグネット収容部75を介してセンサマグネット26の磁路形成部82に向かい合うように配置されている。磁気センサ93は、磁路形成部82によって形成される磁路がモータ11の回転角度に応じて変化することに基づき、磁路に応じた磁気抵抗の変化を検出することによって、モータ11の回転角度(回転位置)を磁気的に検出する。
(電動パワーステアリング)
以下に、上述した実施形態の機電一体型モータ1を駆動源として備える電動パワーステアリング装置100について説明する。図8は、実施形態に係る電動パワーステアリング装置100の概略構成の一例を示す図である。
電動パワーステアリング装置100は、機電一体型モータ1と、ステアリングハンドル111と、ステアリングシャフト112と、ギヤボックス113と、舵取機構114と、バッテリ115と、トルクセンサ116と、車速センサ117と、を備えている。
ステアリングハンドル111は、ステアリングシャフト112に接続されている。
ステアリングシャフト112は、第1端部がステアリングハンドル111に接続され、第2端部がギヤボックス113に接続されている。ステアリングシャフト112は、運転者により操作されるステアリングハンドル111とギヤボックス113との間に操舵トルクが発生すると、操舵トルクを伴って軸周りに回転する。
ギヤボックス113は、ステアリングシャフト112、舵取機構114、および機電一体型モータ1のモータ11に連結されている。ギヤボックス113は、運転者のステアリングハンドル111の操作力と操舵トルクを舵取機構114に伝達する。ギヤボックス113は、機電一体型モータ1のモータ11が発生する回転駆動力をステアリングシャフト112に伝達して舵取機構114の操舵力をアシストする。
舵取機構114は、ギヤボックス113および車両の操舵輪に連結されている。舵取機構114は、ギヤボックス113を介して伝達される運転者のステアリングハンドル111の操作力およびモータ11の回転駆動力に応じて車両の操舵輪(図示略)の向きを操作する。
バッテリ115は、機電一体型モータ1の制御ユニット13の制御基板92(例えば、電力変換部)に接続されている。
トルクセンサ116は、ステアリングシャフト112に発生する操舵トルクを検出する。例えば、トルクセンサ116は、トーションバー式の捩れ力検出センサから構成されている。トルクセンサ116は、機電一体型モータ1の制御ユニット13の制御基板92(例えば、制御部)に接続されている。トルクセンサ116は、検出した操舵トルクの信号を制御基板92に出力する。
車速センサ117は、電動パワーステアリング装置100を搭載する車両の速度(車速)を検出する。車速センサ117は、機電一体型モータ1の制御ユニット13の制御基板92(例えば、制御部)に接続されている。車速センサ117は、検出した車速の信号を制御基板92に出力する。
機電一体型モータ1のモータ11は、ギヤボックス113に連結されている。制御ユニット13の制御基板92(例えば、制御部)は、磁気センサ93によって検出されるモータ11の回転角度、トルクセンサ116によって検出される操舵トルク、および車速センサ117によって検出される車速に基づいて、モータ11を駆動制御する。
例えば、制御基板92は、操舵トルクおよび車速に基づいてモータ11の目標トルク値を設定し、モータ11の出力トルクを目標トルク値に一致させるように、モータ11に通電される電流のフィードバック制御を実行する。制御基板92は、電流のフィードバック制御において、モータ11の回転角度に応じて駆動電圧の位相を制御する。
上述したように、本実施形態のモータ11によれば、センサマグネット26はシャフト51の先端51cに取り付けられる取付部81を備えるので、センサマグネット26をシャフト51に固定するための特別の部材を必要とせずに、モータ11の部品点数の増大および構成に要する費用の増大を防ぐことができる。
さらに、センサマグネット26は、取付部81に加えて磁路形成部82を備えるので、例えば磁路形成部82を直接的にシャフト51に取り付ける場合に比べて、軸方向のシャフト51側において磁路形成部82の磁路の短絡が生じることを防ぐことができる。
さらに、取付部81の外形は、錐台形状に形成されているので、所望の剛性を確保しながら取付部81を小型化することができるとともに、センサマグネット26を成形するために用いられる金型の剛性および耐久性を向上させ、センサマグネット26の形成に要する費用が嵩むことを防ぐことができる。
さらに、取付部81の軸方向に対する断面積は、磁路形成部82の軸方向に対する断面積よりも小さく設定されているので、軸方向のシャフト51側において磁路形成部82の磁路の短絡が生じることを、より確実に防ぐことができる。
さらに、磁気センサ93と磁路形成部82との間の距離LAは、取付部81の先端とシャフト51の先端51cとの間の距離LB未満に設定されているので、磁気センサ93の検出精度を向上させることができる。
また、モータ11を駆動源として備える電動パワーステアリング装置100は、動作の信頼性を向上させることができる。
以下、実施形態の変形例について説明する。
図9は、実施形態の変形例に係るモータ11のターミナルユニット25の一部の構成を示す断面図である。上述した実施形態において、センサマグネット26の取付部81および磁路形成部82は、相互の外形および軸方向の断面積が異なるとしたが、これに限定されない。
図9に示す変形例のように、取付部81および磁路形成部82の相互の軸方向に対する断面形状および断面積が同一に形成されてもよい。
なお、上述した実施形態において、センサマグネット26の取付部81および磁路形成部82は、同一の材料により一体的に形成されるとしたが、これに限定されない。
例えば、取付部81および磁路形成部82は、相互に異なる磁石材料により形成されてもよい。
なお、上述した実施形態において、ターミナル固定部材72は、複数のターミナル71をモールド成形によって固定するとしたが、これに限定されない。
例えば、樹脂材料などから成る板状部材に複数のターミナル71を装着するための溝部などが形成されてもよい。
なお、上述した実施形態において、バスバー61およびターミナル71は、ターミナル用貫通孔72a内において、溶接によって接続されるとしたが、これに限定されない。
バスバー61およびターミナル71は、例えば、ねじ止め又は圧着などの他の接続方法によって接続されてもよい。
なお、上述した実施形態において、モータ11は電動パワーステアリング装置100に搭載されるとしたが、これに限定されず、他の機器に搭載されてもよい。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…機電一体型モータ
11…モータ
21…ハウジング
22…ステータ
23…ロータ
26…センサマグネット
51…シャフト
51c…先端、
52…ロータコア
81…取付部
81a…先端部
81b…基端部
82…磁路形成部
93…磁気センサ、
100…電動パワーステアリング装置

Claims (5)

  1. ステータと、
    該ステータを収容するハウジングと、
    シャフトおよび該シャフトに外挿されるロータコアを備えるとともに、前記ハウジングにより前記ステータの内側に回転自在に軸支されるロータと、
    前記ロータの回転位置を磁気的に検出するためのセンサマグネットと、
    を備えるモータであって、
    前記センサマグネットは、前記シャフトの先端に成形され、
    前記シャフトの先端を覆う取付部と、該取付部の軸方向において前記シャフトとは反対側に設けられる磁路形成部と、
    を備える
    ことを特徴とするモータ。
  2. 前記取付部の外形は、前記磁路形成部が設けられる先端部から前記軸方向に基端部に向かうことに伴って前記軸方向に対する断面積が減少傾向に変化する錐台形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記取付部の前記軸方向に対する断面積は、前記磁路形成部の前記軸方向に対する断面積よりも小さく設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  4. 前記軸方向において、前記磁路形成部に対応して設けられる磁気センサと前記磁路形成部との間の距離は、前記取付部の先端と前記シャフトの先端との間の距離未満に設定されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のモータ。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載のモータが、駆動源として用いられている
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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