JPH1079580A - 固定ネジの脱落防止構造 - Google Patents

固定ネジの脱落防止構造

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JPH1079580A
JPH1079580A JP23498196A JP23498196A JPH1079580A JP H1079580 A JPH1079580 A JP H1079580A JP 23498196 A JP23498196 A JP 23498196A JP 23498196 A JP23498196 A JP 23498196A JP H1079580 A JPH1079580 A JP H1079580A
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JP
Japan
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screw
wiring board
head
rib
cover
Prior art date
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Application number
JP23498196A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishibashi
高志 石橋
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH1079580A publication Critical patent/JPH1079580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線板とボックス本体の内壁面とを螺着した
ネジが脱落しても配線板の電子部品を傷つけない。 【解決手段】 ボックス本体2と、ボックス本体に冠着
されるカバー3とを含み、ボックス本体の内壁面2a
と、プリント配線板やブスバー回路板等の配線板4とを
ネジ5で螺着して成る固定ネジの取付構造において、カ
バーの内壁面3aに、配線板方向へ垂下して設けられる
と共に、ネジの頭部5a上方に配置される防止リブ9が
形成された。カバーの内壁面でネジの頭部上方の位置に
補助リブが配置され、補助リブと防止リブとが交差す
る。防止リブ及び補助リブの下端と、ネジの頭部との間
の長さが、ボックス本体の内壁面に螺着されているネジ
の長さより短く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボックス本体の内
壁面と、プリント配線板やブスバー回路板等の配線板と
をネジで螺着した固定ネジの脱落防止構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ボックス本体と、ボックス本体に
冠着されるカバーとから成るボックスの内部には、プリ
ント配線板やブスバー回路板等の配線板が収容係止され
ている。そこで、例えばブスバーと回路基板とがネジ等
で螺着される場合には、図7に示すように、特開平4−
346486号公報に記載された固定ネジの取付構造が
提案されている。
【0003】すなわち、図7において、この固定ネジの
取付構造50は、ブスバー51の孔51aと回路基板5
2の孔52aとの間に留め金具53を挿着し、留め金具
53の貫通孔53aに座金54を介してネジ55を通
し、ネジ55と止めナット56とによりブスバー51と
回路基板52とを固定する構造である。座金54を貫通
孔53aに挿入することにより、ネジ55の弛みが防止
される。しかしながら、この構造では弛んだネジ55が
貫通孔53aから脱落し、他の電子部品(図示せず)に
接触して傷付けるのを防止できないという欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、プリント配線板やブスバー回路板等の配線板
と、ボックス本体の内壁面とを螺着したネジが脱落した
としても、ネジが配線板に装着された他の電子部品を傷
つけない固定ネジの脱落防止構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ボックス本体と、該ボックス本体に冠着
されるカバーとを含み、該ボックス本体の内壁面と,プ
リント配線板やブスバー回路板等の配線板とをネジで螺
着して成る固定ネジの取付構造において、前記カバーの
内壁面に、配線板方向へ垂下して設けられると共に、前
記ネジの頭部上方に配置される防止リブが形成された固
定ネジの脱落防止構造を特徴とする。前記カバーの内壁
面で前記ネジの頭部上方の位置に補助リブが配置され、
該補助リブと前記防止リブとが交差する固定ネジの脱落
防止構造を特徴とする。前記防止リブ及び補助リブの下
端と、ネジの頭部との間の長さが、ボックス本体の内壁
面に螺着されているネジの長さより短く設定されている
固定ネジの脱落防止構造を特徴とする。
【0006】請求項1によれば、カバーの内壁面に設け
られた防止リブが配線板方向を向くと共に、ネジの頭部
上方に位置するから、仮にボックス本体の内壁面と配線
板とに螺着されたネジが外れた場合、ネジの頭部が防止
リブに突き当たる。請求項2によれば、補助リブがカバ
ーの内壁面でネジの頭部上方に位置するから、仮にボッ
クス本体の内壁面と配線板とに螺着されたネジが外れた
場合、ネジの頭部が防止リブと補助リブとに突き当た
る。
【0007】請求項3によれば、防止リブ及び補助リブ
の下端と、ネジの頭部との間の長さが、ボックス本体の
内壁面に螺着されているネジの長さより短いから、下端
と頭部との間の長さが螺着されるネジの長さから配線板
の板厚を差し引いた長さより短い。これにより、仮にボ
ックス本体の内壁面と配線板とに螺着されたネジが外れ
た場合でも、ネジが防止リブ又は/及び補助リブに突き
当たり、螺着された孔から脱落しない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。図1〜図6は本発明に係る
固定ネジの脱落防止構造の第一実施例を示すものであ
る。なお、本実施例では、プリント配線板とボックス本
体の内壁面とをネジで螺着する場合を説明する。図1に
おいて、この固定ネジの脱落防止構造1は、ボックス本
体2と、ボックス本体2に冠着されるカバー3とを含
み、ボックス本体2の内壁面2aとプリント配線板4と
をネジ5で螺着して成るものである。
【0009】ボックス本体2には、プリント配線板4を
内壁面2aに固定するための挿着孔6を有する起立壁7
が所望の位置に設けられ、また、カバー3の一端部3b
に係合する一側壁8が立設されている。カバー3はプリ
ント配線板4を保護する役目も有するので、プリント配
線板4全体を覆うように形成されている。カバー3の内
壁面3aにはプリント配線板4方向へ垂下して設けられ
ると共に、起立壁7の挿着孔6と、プリント配線板4に
形成された孔10とに螺着されたネジ5の頭部5aの上
方に位置するように防止リブ9が配置されている。な
お、プリント配線板4には多数の電子部品(図示せず)
が装着されている。
【0010】防止リブ9は図2に示す如くに、カバー3
の一端部3bから他端部(図示せず)へ一直線状に延び
ている。防止リブ9の一端部9bと他端部(図示せず)
とには、図1に示すように、ボックス本体2の一側壁8
と他側壁(図示せず)とに係合するように厚肉状に形成
されている。防止リブ9の幅はネジ5の頭部5aの外径
より小さく設定されている(図2参照)。
【0011】図3の如くに、ボックス本体2の挿着孔6
とプリント配線板4の孔10とがネジ5で螺着された後
にカバー3がボックス本体2に冠着されると、図4に示
すように、防止リブ9の下端9aとネジ5の頭部5aと
の間の長さxが、螺着されるネジ5の長さyから、プリ
ント配線板4の板厚dを差し引いた長さより短い、即ち
x<y−dに設定されている。
【0012】このように防止リブ9とネジ5の頭部5a
とを設定することにより、仮にネジ5が弛んで挿着孔6
と孔10とから外れても、図5のように、ネジ5の頭部
5aが防止リブ9に直接突き当たって、ネジ5が挿着孔
6と孔10から完全に脱落することがない。即ち、ネジ
5が挿着孔6と孔10との内にとどまる。
【0013】従って、ネジ5が、プリント配線板4や、
プリント配線板4に装着された電気部品(図示せず)に
直接接触しないから、プリント配線板4や電気部品に傷
等が付くことがない。なお、本実施例以外にも、ブスバ
ー回路板(図示せず)とボックス本体2とのネジ5によ
る螺着や、他の配線板とブスバーと(共に図示せす)の
ネジ5による螺着等にも使用することができる。
【0014】第二実施例として、図6に示す如くに、防
止リブ9と交差するように補助リブ11がカバー3の内
壁面3aにプリント配線板方向4へ垂下して設けられて
いる。なお、防止リブ9と補助リブ11とが十文字状に
交差する場合が最も好ましい。また、第二実施例では補
助リブ11がカバー3の内壁面3aの一部分に設けらて
いるが、防止リブ9と同様にカバー3の両端部に渡って
設けてよい。
【0015】このように、ネジ5の頭部5aの上方に防
止リブ9と補助リブ11とが交差した状態に、特に、十
文字状に配置されると、仮にネジ5が弛んで外れても、
ネジ5の頭部5aが防止リブ9と補助リブ11との両方
に突き当たるから、ネジ5が挿着孔6と孔10とから脱
落するのを確実に防止することができる。なお、補助リ
ブ11とネジ5の頭部5aとの間の長さも、防止リブ9
とネジ5の頭部5aとの間の長さxとほぼ同様に設定す
ることが好ましい。その他の実施例として、ネジ5の頭
部5aの真上に頭部5aの外径より大きい断面円や多角
形状に防止リブ(図示せず)を設けることも可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、ボック
ス本体の内壁面と配線板とに螺着されたネジが外れた場
合、ネジの頭部が、カバーの内壁面に垂下して設けられ
ると共に、ネジの頭部上方に配置された防止リブに突き
当たるから、螺着された孔からネジが脱落し、カバーの
内壁面と配線板との間にネジが挿入されるのを防止する
ことができる。これにより、配線板に装着された電子部
品が脱落したネジによって傷を付けられることがない。
【0017】また、カバーの内壁面でネジの頭部上方に
防止リブと補助リブとが設けられたから、螺着されたネ
ジがボックス本体の内壁面と配線板とから外れた場合、
防止リブのみの場合に比べて、ボックス本体の内壁面と
配線板とから外れたネジの脱落が一層防止される。
【0018】更に、防止リブ及び補助リブの下端と、ネ
ジの頭部との間隔がボックス本体の内壁面に螺着されて
いるネジの長さより小さく設定されているから、ボック
ス本体の内壁面と配線板とに螺着されたネジが外れた場
合でも、ネジが防止リブ又は/及び補助リブとに突き当
たり、螺着された孔から脱落しない。これにより、ボッ
クス本体の内壁面と配線板とに螺着されたネジの孔から
ネジが外れても、確実にネジの脱落が防止される。従っ
て、該孔から脱落したネジがカバーの内壁面と配線板と
の間に進入し、配線板に装着された電子部品がネジによ
って傷付けられることがない。
【0019】その上、上記のように、防止リブとネジの
頭部との間隔が設定されると、例えばネジの螺着状態が
不完全の場合には、防止リブ又は/及び補助リブがネジ
に突き当たってカバーが変形するから、カバーの外見を
目視することによってネジの螺着状態が完全か否かを判
断することができる。これにより、ネジの不完全な螺着
状態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固定ネジの脱落防止構造の第一実
施例を示す分解断面図である。
【図2】図1のA方向からの防止リブの要部断面図であ
る。
【図3】挿着孔と孔とにネジが螺着された状態を示す断
面図である。
【図4】挿着孔と孔とにネジが螺着された後に、カバー
がボックス本体に冠着された状態を示す断面図である。
【図5】挿着孔と孔とからネジが外れ、ネジが防止リブ
に突き当たっている状態を示す断面図である。
【図6】第二実施例を示し、図2に対応する要部断面図
である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定ネジの脱落防止構造 2 ボックス本体 3 カバー 4 配線板 5 ネジ 5a 頭部 9 防止リブ 11 補助リブ d 配線板の板厚 x 防止リブの下端とネジの頭部と間の
長さ y 螺着されているネジの長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体と、該ボックス本体に冠着
    されるカバーとを含み、該ボックス本体の内壁面と,プ
    リント配線板やブスバー回路板等の配線板とをネジで螺
    着して成る固定ネジの取付構造において、 前記カバーの内壁面に、配線板方向へ垂下して設けられ
    ると共に、前記ネジの頭部上方に配置される防止リブが
    形成されたことを特徴とする固定ネジの脱落防止構造。
  2. 【請求項2】 前記カバーの内壁面で前記ネジの頭部上
    方の位置に補助リブが配置され、該補助リブと前記防止
    リブとが交差することを特徴とする請求項1記載の固定
    ネジの脱落防止構造。
  3. 【請求項3】 前記防止リブ及び補助リブの下端と、前
    記ネジの頭部との間の長さが、前記ボックス本体の内壁
    面に螺着されている該ネジの長さより短く設定されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の固定ネジの脱
    落防止構造。
JP23498196A 1996-09-05 1996-09-05 固定ネジの脱落防止構造 Pending JPH1079580A (ja)

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