JP2542371Y2 - 電磁ピックアップセンサ - Google Patents

電磁ピックアップセンサ

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JP2542371Y2
JP2542371Y2 JP10255691U JP10255691U JP2542371Y2 JP 2542371 Y2 JP2542371 Y2 JP 2542371Y2 JP 10255691 U JP10255691 U JP 10255691U JP 10255691 U JP10255691 U JP 10255691U JP 2542371 Y2 JP2542371 Y2 JP 2542371Y2
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JP
Japan
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coil bobbin
coil
connector
electromagnetic pickup
pickup sensor
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JP10255691U
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Inventor
勇秀 青木
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁ピックアップセン
サに関し、詳しくは、機関クランク軸の回転角検出等に
用いられる電磁ピックアップセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子制御式の燃料噴射装置を備
えた内燃機関では、その燃料噴射量や点火時期などを制
御するために、クランク軸の回転角を検出するクランク
角センサが設けられている(特開昭59−155540
号公報等参照)。かかるクランク角センサとしては、ク
ランク軸又は該クランク軸に連動して回転する軸(カム
軸等)に軸支された強磁性体製のロータの所定角度位置
に突起部(被検出体)を形成する一方、該突起部に臨ん
で電磁ピックアップセンサを設け、前記突起部が電磁ピ
ックアップセンサ近傍を通過する際に生じる磁束量の変
化に対応して発生する逆起電力に基づいて前記突起部を
検知するよう構成されたものがある。
【0003】前記電磁ピックアップセンサとしては、例
えば図2に示すような構造のものがあった。図2に示す
電磁ピックアップセンサ1において、コネクタ部2a及
び取り付け部2bが一体成形された樹脂製のコイルボビ
ン3の外側に検出コイル4を巻回してあり、前記コイル
ボビン3の中空部には、コア5が挿通されている。前記
コア5は、コアトップ5a,永久磁石5b,コアボトム
5cの3部品から構成される。
【0004】ここで、前記コイルボビン3の成形時に、
一端がコネクタ部2に露出し、他端が検出コイル4が巻
回される部分に露出するように一対の端子6を埋設さ
せ、検出コイル4を巻回するときに、その端部を前記端
子6にそれぞれ接続することで、検出コイル4の出力が
外部に取り出せるようになっている。そして、検出コイ
ル4が巻回されたコイルボビン3に対して、前記コア5
を挿通させると、前記検出コイル4の周囲及びコアボト
ム5c側の開口等を外側から覆うようにして外装部7を
樹脂成形している。
【0005】尚、前記コイルボビン3の外側に外装部7
を樹脂成形して一体化させるときには、コイルボビン3
の固定が必要となり、従来では、コネクタ部2とコアト
ップ5aの先端とをそれぞれ支持してコイルボビン3の
固定を行なっていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電磁ピックアップセンサにおいては、上記のようにコ
イルボビンとコネクタ部と取り付け部とを一体的に樹脂
成形させた部品に対して、検出コイル4やコア5等を組
付け、その後、外装を樹脂成形によって覆うようにして
いる。このため、例えばコネクタ部と取り付け部との相
対位置を変更する必要が生じた場合や、コネクタ部又は
取り付け部の形状変更の必要が生じた場合には、コイル
ボビンの基本形状に変更がない場合であっても、成形型
を外装部品のものも含めて全て作り直すことが必要とな
り、前記相対位置関係や形状を容易に変更することがで
きないという問題があった。
【0007】ここで、コネクタ部及び取り付け部を、コ
イルボビンとは別部品として成形させ、コイルボビンを
共通に用いる構成とすれば、コネクタ部,取り付け部の
変更があっても、コイルボビンの成形型については変更
する必要がなくなるが、前記コネクタ部(又は取り付け
部)は、従来コイルボビンの固定部として用いていたた
め、コイルボビンと一体にコネクタ部及び取り付け部を
成形しない構成とすると、コイルボビンの外側を樹脂成
形によって覆うときに、コイルボビンを固定することが
できなくなってしまうという問題があった。
【0008】本考案は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、電磁ピックアップセンサにおいて、コネクタ部,
取り付け部の変更があっても、コイルボビンを共通に用
いることができるようにして、コネクタ部,取り付け部
の変更自由度を確保できるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため本考案にかかる
電磁ピックアップセンサでは、コイルの起電力を外部に
取り出すためのコネクタ部及び電磁ピックアップセンサ
を取り付けるための取り付け部を一体として、別部品と
して樹脂成形されたコイルボビンの外側に樹脂成形によ
って設けると共に、コイルボビンをコネクタ部及び取り
付け部の樹脂成形時に固定するための固定部をコイルボ
ビンに形成して構成した。
【0010】
【作用】かかる構成によると、コネクタ部及び取り付け
部に対して、コイルボビンが別部品として樹脂成形され
る構成であり、コイルボビンに設けられた固定部によっ
てコイルボビンを固定した状態で、コネクタ部及び取り
付け部を一体としてコイルボビンの外側に樹脂成形させ
ることができる。
【0011】ここで、コイルボビンと、コネクタ部及び
取り付け部とは、別部品で構成されるから、コネクタ
部,取り付け部の変更がコイルボビンに影響することが
なく、コイルボビンを共通的に用いることが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下に本考案の実施例を説明する。一実施例
を示す図1において、コイルボビン11は、樹脂材料によ
って中空円筒状に成形されるものであり、図で下方側の
先端部にコイル12が巻回される小径部11aが形成され、
その中空部13は前記小径部11aに対応して縮径される段
差部14を有して設けられている。
【0013】前記中空部13に挿通されるコア15は、中空
部13先端側の小径部13aに挿通されると共に、基端側に
拡径部を有したコアトップ15aと、該コアトップ15aの
拡径部と略同じ外径に形成される円柱状の永久磁石15b
と、コアトップ15aの拡径部と略同じ外径に形成される
円柱状のコアボトム15cとから構成されており、コアト
ップ15a,永久磁石15b,コアボトム15cの順で、前記
中空部13の大径部側から挿通され、コアトップ15aの基
端側拡径部が中空部13の段差部14に当接することで先端
方向への位置決めが行なわれるようになっている。
【0014】また、前記コイルボビン11の基端側の端面
には、該コイルボビン11の外側を覆うようにしてコネク
タ部16や取り付け部17を樹脂成形させる際に、コイルボ
ビン11を固定するための押さえピンが挿入される先端が
閉塞された2つの固定用穴18(固定部)を、端面から軸
方向に設けてある。コネクタ部16及び取り付け部17を一
体的に樹脂成形する際には、コイルボビン11の先端部か
ら突出するコアトップ15aの先端を支持すると共に、前
記固定用穴18に押さえピン19を挿入して、コイルボビン
11を図で上下方向から支えるようにして固定する。そし
て、コイルボビン11の外側を覆うようにして、コネクタ
部16及び取り付け部17を一体に樹脂成形して設けてあ
る。
【0015】コネクタ部16及び取り付け部17が樹脂成形
された後は、前記押さえピン19を抜くことになり、この
押さえピン19が挿入されていた部分が穴として残ること
になるが、先端が閉塞される穴であり、然も樹脂部分で
囲まれて、コア15やコイル12に接することはないように
してあるので、特に問題はない。かかる構成によると、
コネクタ部16と取り付け部17との相対位置を変更したい
場合や、コネクタ部16や取り付け部17の形状を変更した
い場合には、コネクタ部16及び取り付け部17を樹脂成形
させるための成形型のみを変更すれば良く、コイルボビ
ン11は影響を受けないので、全ての成形型を作り直す場
合に比べてコスト高となることなく変更が可能となり、
コネクタ部16や取り付け部17の形状が異なる電磁ピック
アップセンサを複数種作る場合にも、コイルボビン11は
共通に用いることができる。
【0016】尚、本実施例では、コイルボビン11をコネ
クタ部16等の樹脂成形時に固定するために穴18をコイル
ボビン11に形成したが、前記穴18の代わりに、コネクタ
部16の成形後も外部に露出することになる固定部として
の突起部をコイルボビン11に一体的に成形し、この突起
部を把持することでコイルボビン11の固定を行なわせる
こともできる。
【0017】また、穴18を設ける場合に、穴18の方向は
本実施例のように軸方向(図1の縦方向)に限定される
ものではなく、コイルボビン11の基端部の周壁に横方向
に開口させても良い。更に、本実施例では、コネクタ部
16及び取り付け部17を一体に樹脂成形させるときに、コ
イルボビン11の先端部までも覆うよう構成したが、コイ
ルボビン11の基端部にコネクタ部16及び取り付け部17を
樹脂成形によって設け、コイル12の周囲は、他のカバー
部材で樹脂成形後に覆う構成としても良い。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によると、コ
イルボビンに対してコネクタ部及び取り付け部を後から
樹脂成形して設けるときに、コイルボビンを固定してお
くための固定部を設ける構成としたことにより、コネク
タ部及び取り付け部と、コイルボビンとを別部品で構成
できるようになり、コネクタ部や取り付け部の変更がコ
イルボビンに影響することを回避でき、コネクタ部や取
り付け部の変更がコスト的に比較的容易に行なえるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】従来の電磁ピックアップセンサの一例を示す断
面図。
【符号の説明】
11 コイルボビン 12 コイル 15 コア 15b 永久磁石 16 コネクタ部 17 取り付け部 18 固定用穴 19 押さえピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空のコイルボビンにコイルを巻回する一
    方、少なくとも一部に永久磁石を配してなるコアを前記
    中空部に挿通してなり、前記コアに磁性体である被検出
    体が離接することによって生じる磁束量の変化をコイル
    の起電力の変化として取り出すよう構成された電磁ピッ
    クアップセンサであって、 前記コイルの起電力を外部に取り出すためのコネクタ部
    及び該電磁ピックアップセンサを取り付けるための取り
    付け部を一体として、別部品として樹脂成形された前記
    コイルボビンの外側に樹脂成形によって設けると共に、
    前記コイルボビンをコネクタ部及び取り付け部の樹脂成
    形時に固定するための固定部を前記コイルボビンに形成
    してなる電磁ピックアップセンサ。
JP10255691U 1991-12-12 1991-12-12 電磁ピックアップセンサ Expired - Lifetime JP2542371Y2 (ja)

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JP10255691U JP2542371Y2 (ja) 1991-12-12 1991-12-12 電磁ピックアップセンサ

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JP10255691U JP2542371Y2 (ja) 1991-12-12 1991-12-12 電磁ピックアップセンサ

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JPH0552703U JPH0552703U (ja) 1993-07-13
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KR100315833B1 (ko) * 1995-07-21 2002-02-28 모리시타 요이찌 자기식회전수센서

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JPH0552703U (ja) 1993-07-13

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