JPH10260194A - 回転センサの実装構造 - Google Patents
回転センサの実装構造Info
- Publication number
- JPH10260194A JPH10260194A JP6825297A JP6825297A JPH10260194A JP H10260194 A JPH10260194 A JP H10260194A JP 6825297 A JP6825297 A JP 6825297A JP 6825297 A JP6825297 A JP 6825297A JP H10260194 A JPH10260194 A JP H10260194A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation sensor
- magnet
- metal support
- pole piece
- mounting hole
- Prior art date
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- Pending
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁ピックアップ式回転センサにおける渦電
流損を最小限に抑制し、ひいては、電磁ピックアップ式
回転センサに内装するマグネットを低価格のものを使用
しながらも、出力電圧特性を高めることができるように
すること。 【解決手段】 電磁ピックアップ式回転センサ21を、
金属製支持体30の回転センサ取付孔31内に貫通支持
せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサ21に内
装されているマグネット24が、金属製支持体30の外
側面レベル位置よりも内側面レベル位置に接近位置され
る構造とする。
流損を最小限に抑制し、ひいては、電磁ピックアップ式
回転センサに内装するマグネットを低価格のものを使用
しながらも、出力電圧特性を高めることができるように
すること。 【解決手段】 電磁ピックアップ式回転センサ21を、
金属製支持体30の回転センサ取付孔31内に貫通支持
せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサ21に内
装されているマグネット24が、金属製支持体30の外
側面レベル位置よりも内側面レベル位置に接近位置され
る構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
輪回転数、エンジン回転数等を検知するために、車体に
取付けて使用する回転センサの実装構造であって、特に
電磁ピックアップ式の回転センサの価格低減を可能なら
しめると共に出力電圧特性を高めることができる回転セ
ンサの実装構造に関するものである。
輪回転数、エンジン回転数等を検知するために、車体に
取付けて使用する回転センサの実装構造であって、特に
電磁ピックアップ式の回転センサの価格低減を可能なら
しめると共に出力電圧特性を高めることができる回転セ
ンサの実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁ピックアップ方式の回転センサを用
いて、例えば、自動車の車輪回転数、エンジン回転数等
を検出する従来例は、図2で示すように樹脂封止型であ
る電磁ピックアップ式回転センサ1を、鉄製の車体又は
アルミニウム製のミッションケース等の金属製支持体2
の外側面2Aからその内側面2Bにかけて穿設されてい
る取付孔3内に貫通保持させ、その回転センサ1の検出
端を、金属製支持体2の内側面2Bに突設させると共に
磁性材料からなる歯車形状のロータ4の周縁に接近位置
させるようにして、該回転センサ1を、取付ボルト5に
より金属製支持体2に固定する回転センサの実装構造で
あった。
いて、例えば、自動車の車輪回転数、エンジン回転数等
を検出する従来例は、図2で示すように樹脂封止型であ
る電磁ピックアップ式回転センサ1を、鉄製の車体又は
アルミニウム製のミッションケース等の金属製支持体2
の外側面2Aからその内側面2Bにかけて穿設されてい
る取付孔3内に貫通保持させ、その回転センサ1の検出
端を、金属製支持体2の内側面2Bに突設させると共に
磁性材料からなる歯車形状のロータ4の周縁に接近位置
させるようにして、該回転センサ1を、取付ボルト5に
より金属製支持体2に固定する回転センサの実装構造で
あった。
【0003】また上記電磁ピックアップ式回転センサ1
の構成は、樹脂製ボビン6の内部に、ポールピース7、
マグネット8、スペーサ9の順で、その軸方向へ配置さ
れており、またボビン6の外側には、上記ポールピース
7の外周面に対応してピックアップコイル(磁気変化検
出用コイル)13が巻回されている。さらに一端がピッ
クアップコイル13の端末に接続される端子バー10の
他端部は、ボビン6の外側に沿って支持されると共に、
上記ボビン6の一部外周面と水密に結合形成されるコネ
クタ兼用のハウジング部11の内部に位置されており、
このコネクタ兼用のハウジング部11は、上記ボビン6
及びマグネット8を水密に包囲する樹脂封止層12と一
体に形成されているものである。
の構成は、樹脂製ボビン6の内部に、ポールピース7、
マグネット8、スペーサ9の順で、その軸方向へ配置さ
れており、またボビン6の外側には、上記ポールピース
7の外周面に対応してピックアップコイル(磁気変化検
出用コイル)13が巻回されている。さらに一端がピッ
クアップコイル13の端末に接続される端子バー10の
他端部は、ボビン6の外側に沿って支持されると共に、
上記ボビン6の一部外周面と水密に結合形成されるコネ
クタ兼用のハウジング部11の内部に位置されており、
このコネクタ兼用のハウジング部11は、上記ボビン6
及びマグネット8を水密に包囲する樹脂封止層12と一
体に形成されているものである。
【0004】このような構成の回転センサ1を、車体、
ミッションケース等の金属製支持体2に設けられている
取付孔3内に挿通固定して使用する従来の回転センサの
実装構造では、回転センサ1に内装されているマグネッ
ト8の位置が、金属製支持体2の外側面2Aのレベル位
置と接近した位置となっており、またその回転センサ1
の検出端、つまりポールピース7の先端は金属製支持体
2の内側面2Bのレベル位置よりも支持体内方へ所定距
離Lだけ突出するよう突設位置されているものである。
ミッションケース等の金属製支持体2に設けられている
取付孔3内に挿通固定して使用する従来の回転センサの
実装構造では、回転センサ1に内装されているマグネッ
ト8の位置が、金属製支持体2の外側面2Aのレベル位
置と接近した位置となっており、またその回転センサ1
の検出端、つまりポールピース7の先端は金属製支持体
2の内側面2Bのレベル位置よりも支持体内方へ所定距
離Lだけ突出するよう突設位置されているものである。
【0005】そして上記回転センサ1によるロータ4の
回転数検出は、ロータ4の回転に伴いそのロータ4の周
面に形成されている凹凸が交互にポールピース7の先端
に接近することによりポールピース7を通過する磁束変
化を起し、この磁束変化をピックアップコイル13から
の出力で捕らえてロータ4の回転数を検出するものであ
る。
回転数検出は、ロータ4の回転に伴いそのロータ4の周
面に形成されている凹凸が交互にポールピース7の先端
に接近することによりポールピース7を通過する磁束変
化を起し、この磁束変化をピックアップコイル13から
の出力で捕らえてロータ4の回転数を検出するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の回転センサの実装構造では、既に述べているよう
に、回転センサ1に内装されているマグネット8の位置
が、金属製支持体2の外側面2Aのレベル位置に接近し
た位置となっており、またその回転センサ1の検出端つ
まりポールピース7の先端は金属製支持体2の内側面2
Bのレベル位置よりも支持体内方へ突設位置されている
ことから、上記回転センサ1の作動時においてポールピ
ース7の先端から、マグネット8へ向う磁束の金属製支
持体2を通過する部分が大きく、それによる磁気抵抗も
大きくなっていた。そのために、これが原因で渦電流損
が大となってピックアップコイル13からの出力効率が
低下し出力電圧特性に悪影響を及ぼすことになってい
た。特にその金属製支持体2がアルミニウム等の良電導
材質にあっては、顕著な渦電流損が生じて磁気効率が低
下し、これにより磁気効率低下分を補うことを目的とし
た高価で強力なマグネットを使用しなくてはならないと
いう問題があった。
来の回転センサの実装構造では、既に述べているよう
に、回転センサ1に内装されているマグネット8の位置
が、金属製支持体2の外側面2Aのレベル位置に接近し
た位置となっており、またその回転センサ1の検出端つ
まりポールピース7の先端は金属製支持体2の内側面2
Bのレベル位置よりも支持体内方へ突設位置されている
ことから、上記回転センサ1の作動時においてポールピ
ース7の先端から、マグネット8へ向う磁束の金属製支
持体2を通過する部分が大きく、それによる磁気抵抗も
大きくなっていた。そのために、これが原因で渦電流損
が大となってピックアップコイル13からの出力効率が
低下し出力電圧特性に悪影響を及ぼすことになってい
た。特にその金属製支持体2がアルミニウム等の良電導
材質にあっては、顕著な渦電流損が生じて磁気効率が低
下し、これにより磁気効率低下分を補うことを目的とし
た高価で強力なマグネットを使用しなくてはならないと
いう問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の不具合に着目して
なされたもので、電磁ピックアップ式回転センサを支持
する金属製支持体を通過する磁束の量が少なくなるよう
に、回転センサに内装されるマグネットの金属製支持体
に対する位置関係を設定して、渦電流損を抑制し、ひい
ては、電磁ピックアップ式回転センサに内装するマグネ
ットを、磁束密度の低い低価格のものを使用しながら
も、出力電圧特性を高めることができる回転センサの実
装構造の提供を目的とする。
なされたもので、電磁ピックアップ式回転センサを支持
する金属製支持体を通過する磁束の量が少なくなるよう
に、回転センサに内装されるマグネットの金属製支持体
に対する位置関係を設定して、渦電流損を抑制し、ひい
ては、電磁ピックアップ式回転センサに内装するマグネ
ットを、磁束密度の低い低価格のものを使用しながら
も、出力電圧特性を高めることができる回転センサの実
装構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、ピックアップコイルを巻回
保持するボビンの内部に、上記ピックアップコイルに対
応するポールピースと、該ポールピースの後端面に接触
配置されるマグネットを有している電磁ピックアップ式
回転センサの上記ポールピース先端側を、金属製支持体
に設けられている回転センサ取付孔の外側面より内側面
に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式回転セン
サの実装構造において、上記電磁ピックアップ式回転セ
ンサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に貫通支持
せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサに内装さ
れているマグネットの大部分が、金属製支持体の厚み中
心よりも内側面側に接近位置せしめられてなる回転セン
サの実装構造であることを特徴としている。
に、本発明の請求項1では、ピックアップコイルを巻回
保持するボビンの内部に、上記ピックアップコイルに対
応するポールピースと、該ポールピースの後端面に接触
配置されるマグネットを有している電磁ピックアップ式
回転センサの上記ポールピース先端側を、金属製支持体
に設けられている回転センサ取付孔の外側面より内側面
に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式回転セン
サの実装構造において、上記電磁ピックアップ式回転セ
ンサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に貫通支持
せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサに内装さ
れているマグネットの大部分が、金属製支持体の厚み中
心よりも内側面側に接近位置せしめられてなる回転セン
サの実装構造であることを特徴としている。
【0009】また、請求項2では、ピックアップコイル
を巻回保持するボビンの内部に、上記ピックアップコイ
ルに対応するポールピースと、該ポールピースの後端面
に接触配置されるマグネットを有している電磁ピックア
ップ式回転センサの上記ポールピース先端側を、金属製
支持体に設けられている回転センサ取付孔の外側面より
内側面に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式回
転センサの実装構造において、上記電磁ピックアップ式
回転センサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に貫
通支持せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサに
内装されているピックアップコイルのマグネット側端面
が、金属製支持体の内側面ほぼ一致するように接近位置
せしめられてなる回転センサの実装構造であることを特
徴としている。
を巻回保持するボビンの内部に、上記ピックアップコイ
ルに対応するポールピースと、該ポールピースの後端面
に接触配置されるマグネットを有している電磁ピックア
ップ式回転センサの上記ポールピース先端側を、金属製
支持体に設けられている回転センサ取付孔の外側面より
内側面に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式回
転センサの実装構造において、上記電磁ピックアップ式
回転センサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に貫
通支持せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサに
内装されているピックアップコイルのマグネット側端面
が、金属製支持体の内側面ほぼ一致するように接近位置
せしめられてなる回転センサの実装構造であることを特
徴としている。
【0010】さらに、請求項3では、ピックアップコイ
ルを巻回保持するボビンの内部に、上記ピックアップコ
イルに対応するポールピースと、該ポールピースの後端
面に接触配置されるマグネットを有している電磁ピック
アップ式回転センサの上記ポールピース先端側を、金属
製支持体に設けられている回転センサ取付孔の外側面よ
り内側面に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式
回転センサの実装構造において、上記電磁ピックアップ
式回転センサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に
貫通支持せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサ
に内装されているマグネットの大部分が、金属製支持体
の厚み中心よりも内側面側に接近位置せしめられ、かつ
ピックアップコイルのマグネット側端面が、金属製支持
体の内側面にほぼ一致するように接近位置せしめられて
なる回転センサの実装構造であることを特徴としてい
る。
ルを巻回保持するボビンの内部に、上記ピックアップコ
イルに対応するポールピースと、該ポールピースの後端
面に接触配置されるマグネットを有している電磁ピック
アップ式回転センサの上記ポールピース先端側を、金属
製支持体に設けられている回転センサ取付孔の外側面よ
り内側面に向って貫通支持せしめる電磁ピックアップ式
回転センサの実装構造において、上記電磁ピックアップ
式回転センサを、金属製支持体の回転センサ取付孔内に
貫通支持せしめたとき、電磁ピックアップ式回転センサ
に内装されているマグネットの大部分が、金属製支持体
の厚み中心よりも内側面側に接近位置せしめられ、かつ
ピックアップコイルのマグネット側端面が、金属製支持
体の内側面にほぼ一致するように接近位置せしめられて
なる回転センサの実装構造であることを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1で示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。
態に基づいて詳細に説明する。
【0012】21は本発明の電磁ピックアップ式回転セ
ンサであって、この回転センサ21の基本的な構成は、
従来例と変りないが、敢えてその説明をすれば、22は
樹脂製のボビンであって、このボビン22の内部には、
その軸方向にポールピース23、マグネット24、スペ
ーサ25の順で内装されており、さらにそのボビン22
の外側には、上記ポールピース23の周面に対応してピ
ックアップコイル(磁気変化検出用コイル)26が巻回
されている。
ンサであって、この回転センサ21の基本的な構成は、
従来例と変りないが、敢えてその説明をすれば、22は
樹脂製のボビンであって、このボビン22の内部には、
その軸方向にポールピース23、マグネット24、スペ
ーサ25の順で内装されており、さらにそのボビン22
の外側には、上記ポールピース23の周面に対応してピ
ックアップコイル(磁気変化検出用コイル)26が巻回
されている。
【0013】27はピックアップコイル26の巻始め端
と巻終り端に接続されているそれぞれのターミナル(図
面では一本のターミナルを示している)であって、この
ターミナル27と上記ボビン22とは、インサート成形
手段により、樹脂封止層28内に埋設保持され防水構造
となっている。なおこの樹脂封止層28の一部で、上記
ターミナル27の先端部が内装されるコネクタ部29が
一体形成されている。30は鉄製の車体あるいはアルミ
ニウム製のミッションケース等の部分を示した金属製支
持体であってこの金属製支持体30には回転センサ取付
孔31が穿設されている。
と巻終り端に接続されているそれぞれのターミナル(図
面では一本のターミナルを示している)であって、この
ターミナル27と上記ボビン22とは、インサート成形
手段により、樹脂封止層28内に埋設保持され防水構造
となっている。なおこの樹脂封止層28の一部で、上記
ターミナル27の先端部が内装されるコネクタ部29が
一体形成されている。30は鉄製の車体あるいはアルミ
ニウム製のミッションケース等の部分を示した金属製支
持体であってこの金属製支持体30には回転センサ取付
孔31が穿設されている。
【0014】この金属製支持体30に回転センサ21を
取付けるには、その回転センサ21の外周面にシール用
のOリング32を嵌着せしめた上で、その回転センサ2
1を、金属製支持体30に穿設されている回転センサ取
付孔31の外側面30A側よりその内側面30Bに向け
て貫通させた後に、取付ボルト33により、その回転セ
ンサ21を、金属製支持体30に固定する。
取付けるには、その回転センサ21の外周面にシール用
のOリング32を嵌着せしめた上で、その回転センサ2
1を、金属製支持体30に穿設されている回転センサ取
付孔31の外側面30A側よりその内側面30Bに向け
て貫通させた後に、取付ボルト33により、その回転セ
ンサ21を、金属製支持体30に固定する。
【0015】これにより回転センサ21の金属製支持体
30への取付けが完了するが、この実装形態にあっては
金属製支持体30に固定された回転センサ21に内装さ
れているマグネット24の位置が、金属製支持体30の
外側面30Aのレベル位置よりも、その内側面30Bの
レベル位置に接近されていることである。
30への取付けが完了するが、この実装形態にあっては
金属製支持体30に固定された回転センサ21に内装さ
れているマグネット24の位置が、金属製支持体30の
外側面30Aのレベル位置よりも、その内側面30Bの
レベル位置に接近されていることである。
【0016】このように、マグネット24の位置が、金
属製支持体30の内側面30Bレベル位置に接近されて
いることで、特にこの実施の形態においては、マグネッ
ト24の非ポールピース23側の端面が金属製支持体3
0の厚み中心Aにほぼ一致するように配置され、かつピ
ックアップコイル26の、ポールピース先端23Aの反
対に位置する端面が、金属製支持体30の内側面30の
内側面30Bにほぼ一致するように配置されることで金
属製支持体30の内側に位置されるポールピース先端2
3Aと、マグネット24との間で生じる磁束の金属製支
持体を内通過する磁束抵抗が従来のものに比して小さく
なる。(なお、ピックアップコイル26とマグネット2
4の金属製支持体30に対する位置関係は両方が満足さ
れれば一番よいが、一方のみであってもよい。)従って
渦電流損が小さくなりピックアップコイルからの出力効
率が上昇し、これにより出力電圧特性が高められること
から、従来と同一形状のマグネット24を使用しながら
も、高い出力電圧特性を確保できる。
属製支持体30の内側面30Bレベル位置に接近されて
いることで、特にこの実施の形態においては、マグネッ
ト24の非ポールピース23側の端面が金属製支持体3
0の厚み中心Aにほぼ一致するように配置され、かつピ
ックアップコイル26の、ポールピース先端23Aの反
対に位置する端面が、金属製支持体30の内側面30の
内側面30Bにほぼ一致するように配置されることで金
属製支持体30の内側に位置されるポールピース先端2
3Aと、マグネット24との間で生じる磁束の金属製支
持体を内通過する磁束抵抗が従来のものに比して小さく
なる。(なお、ピックアップコイル26とマグネット2
4の金属製支持体30に対する位置関係は両方が満足さ
れれば一番よいが、一方のみであってもよい。)従って
渦電流損が小さくなりピックアップコイルからの出力効
率が上昇し、これにより出力電圧特性が高められること
から、従来と同一形状のマグネット24を使用しながら
も、高い出力電圧特性を確保できる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電磁ピッ
クアップ式回転センサに内装するマグネットの磁力を比
例的低いものを採用しても、高出力センサとして使用す
ることができるので、経済的な低磁力のマグネットを使
用しながらも、従来のものよりも出力電圧特性を高める
ことができる。
クアップ式回転センサに内装するマグネットの磁力を比
例的低いものを採用しても、高出力センサとして使用す
ることができるので、経済的な低磁力のマグネットを使
用しながらも、従来のものよりも出力電圧特性を高める
ことができる。
【図1】本発明よりなる回転センサの実装構造の実施形
態を示した断面図。
態を示した断面図。
【図2】従来の回転センサの実装構造を示した断面図。
21…回転センサ 22…ボビン 23…ポールピース 24…マグネット 25…スペーサ 26…ピックアップ
コイル 27…ターミナル 28…封止層 29…コネクタ 30…金属製支持体 31…回転センサ取付孔 32…Oリング 33…取付ボルト
コイル 27…ターミナル 28…封止層 29…コネクタ 30…金属製支持体 31…回転センサ取付孔 32…Oリング 33…取付ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 ピックアップコイル(26)を巻回保持
するボビン(22)の内部に、上記ピックアップコイル
(26)に対応するポールピース(23)と、該ポール
ピースの後端面に接触配置されるマグネット(24)を
有している電磁ピックアップ式回転センサの上記ポール
ピース先端側を、金属製支持体(30)に設けられてい
る回転センサ取付孔(31)の外側面(30A)より内
側面(30B)に向って貫通支持せしめる電磁ピックア
ップ式回転センサ(21)の実装構造において、上記電
磁ピックアップ式回転センサ(21)を、金属製支持体
(30)の回転センサ取付孔(31)内に貫通支持せし
めたとき、電磁ピックアップ式回転センサ(21)に内
装されているマグネット(24)の大部分が、金属製支
持体(30)の厚み中心(A)よりも内側面側に接近位
置せしめられてなることを特徴とする回転センサの実装
構造。 - 【請求項2】 ピックアップコイル(26)を巻回保持
するボビン(22)の内部に、上記ピックアップコイル
(26)に対応するポールピース(23)と、該ポール
ピースの後端面に接触配置されるマグネット(24)を
有している電磁ピックアップ式回転センサの上記ポール
ピース先端側を、金属製支持体(30)に設けられてい
る回転センサ取付孔(31)の外側面(30A)より内
側面(30B)に向って貫通支持せしめる電磁ピックア
ップ式回転センサ(21)の実装構造において、上記電
磁ピックアップ式回転センサ(21)を、金属製支持体
(30)の回転センサ取付孔(31)内に貫通支持せし
めたとき、電磁ピックアップ式回転センサ(21)に内
装されているピックアップコイル(26)のマグネット
(24)側端面が、金属製支持体(30)の内側面ほぼ
一致するように接近位置せしめられてなることを特徴と
する回転センサの実装構造。 - 【請求項3】 ピックアップコイル(26)を巻回保持
するボビン(22)の内部に、上記ピックアップコイル
(26)に対応するポールピース(23)と、該ポール
ピースの後端面に接触配置されるマグネット(24)を
有している電磁ピックアップ式回転センサの上記ポール
ピース先端側を、金属製支持体(30)に設けられてい
る回転センサ取付孔(31)の外側面(30A)より内
側面(30B)に向って貫通支持せしめる電磁ピックア
ップ式回転センサ(21)の実装構造において、上記電
磁ピックアップ式回転センサ(21)を、金属製支持体
(30)の回転センサ取付孔(31)内に貫通支持せし
めたとき、電磁ピックアップ式回転センサ(21)に内
装されているマグネット(24)の大部分が、金属製支
持体(30)の厚み中心(A)よりも内側面側に接近位
置せしめられ、かつピックアップコイル(26)のマグ
ネット(24)側端面が、金属製支持体(30)の内側
面にほぼ一致するように接近位置せしめられてなること
を特徴とする請求項1及び2記載の回転センサの実装構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6825297A JPH10260194A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 回転センサの実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6825297A JPH10260194A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 回転センサの実装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10260194A true JPH10260194A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13368391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6825297A Pending JPH10260194A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 回転センサの実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10260194A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002071077A1 (fr) | 2001-03-01 | 2002-09-12 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Capteur de détection de rotation |
US6897647B2 (en) | 2002-04-16 | 2005-05-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Revolution detecting sensor with recessed guide |
JP2012088200A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Kobe Steel Ltd | 変位計取付構造 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6825297A patent/JPH10260194A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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