JP3517990B2 - ピックアップセンサ - Google Patents

ピックアップセンサ

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JP3517990B2 JP26298494A JP26298494A JP3517990B2 JP 3517990 B2 JP3517990 B2 JP 3517990B2 JP 26298494 A JP26298494 A JP 26298494A JP 26298494 A JP26298494 A JP 26298494A JP 3517990 B2 JP3517990 B2 JP 3517990B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、回転体の回転速度や、
回転体の回転位置等を検出するピックアップセンサに関
する。 【0002】 【従来の技術】ピックアップセンサの従来技術として、
特開昭63−140869号公報に開示された技術が知
られている。この従来技術は、ピックアップセンサを固
定物(例えばエンジン)に固定する手段として、図4に
示すように、略T字形の鉄板製の取付部材100をL字
形に曲折し、樹脂によってコイルをモールドしたコイル
部101に磁石102を押し付けて固定する磁石当接板
103と、固定物に螺合されるネジを挿通する穴104
を備えた固定物当接板105とを設けたもので、固定物
当接板105の穴104にネジを挿通し、ネジを固定物
に螺合することで、ピックアップセンサを固定物に固定
するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピック
アップセンサを、例えば4輪自動車や2輪自動車などの
振動物に取り付ける場合、特に振動の大きいエンジンに
取り付けられる場合では、固定物の振動によってピック
アップセンサも振動することになる。ピックアップセン
サが振動すると、振動するピックアップセンサの荷重を
取付部材100が受けることになるため、取付部材10
0のL字形曲部に応力が集中してしまう。このように、
略L字形に曲折した取付部材100によってピックアッ
プセンサを固定するものは、L字形曲部に応力が収集す
るため、強振動や共振の発生等によって、変形や破損の
要因になる可能性がある。 【0004】 【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、振動が伝えられても、長期に亘っ
て安定して固定物に固定されるピックアップセンサの提
供にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のピックアップセ
ンサは、次の技術的手段を採用した。ピックアップセン
サは、回転する磁性体製の回転体に設けられた凸部に向
けて対向配置される磁性体製で棒状の鉄心と、この鉄心
の周囲に配置されたコイルと、前記鉄心と磁気的に接続
された磁石と、前記鉄心の反回転体側において前記鉄心
の軸方向に対して直交して配置された鉄板製の取付部材
とを備える。そして、前記取付部材の両側には、前記鉄
心の軸方向に対して直交する筒状に設けられた筒部を備
え、この筒部の内部には、固定物に螺合される固定手段
が挿通されるもので、両側の前記筒部に挿通した前記固
定手段を前記固定物に螺合、締結することにより、前記
ピックアップセンサが前記固定物に固定されるものであ
り、前記筒部は、前記取付部材の両側に延長して設けた
帯状の鉄板を丸めて形成したものである。即ち、取付部
材を構成する鉄板の一部を丸めて筒部を設けたものであ
る。 【0006】 【発明の作用】回転体が回転すると、鉄心の対向する部
位に、回転体の凸部が接近、離脱を繰り返す。凸部が鉄
心から離れている状態から、凸部が鉄心に接近した状態
に変化すると、鉄心を通るオープン磁路が、回転体を介
した磁路に変化するため、鉄心の磁束量が増大する。す
ると、この磁束量の増大変化によってコイルに起電力が
生じる。この起電力によって、凸部の位置、あるいは凸
部の間隔時間を測定することができる。つまり、凸部の
位置から回転体の回転位置を検出することができ、凸部
の間隔時間から回転体の回転速度を検出することができ
る。 【0007】一方、ピックアップセンサを固定物に固定
する際は、取付部材の両側に設けられた筒部内に、ネジ
等の固定手段を挿通し、この固定手段によって2つの筒
部を固定物に固定することにより、ピックアップセンサ
が固定物に固定される。ピックアップセンサに振動が伝
えられた場合は、振動するピックアップセンサの荷重
を、取付部材およびその両側の筒部が受けることにな
る。筒部を含む取付部材には、L字形などの急激な曲部
が存在しないため、ピックアップセンサを支持する取付
部材には、応力の集中が発生しない。 【0008】 【発明の効果】本発明のピックアップセンサは、振動を
受けてもピックアップセンサを支持する取付部材に応力
の集中が発生しないため、強振動が伝えられたり、共振
等が発生しても、取付部材の変形や破損が防がれる。ま
た、取付部材の両側の筒部においてピックアップセンサ
が支持される両持ち構造となるため、ピックアップセン
サを強固に固定物に固定できる。このように、取付部材
に応力の集中が発生せず、且つピックアップセンサを強
固に固定物に固定できるため、ピックアップセンサを長
期に亘って安定して固定物に固定することができる。 【0009】 【実施例】次に、本発明のピックアップセンサを、図に
示す実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図3は本発明を適用した実
施例を示すもので、図1はピックアップセンサの分解斜
視図、図2はピックアップセンサの側面図、図3はピッ
クアップセンサを2輪自動車のエンジンに取り付けた状
態を示す断面図である。本実施例のピックアップセンサ
1は、エンジン2のクランク軸3の端部に設けられた発
電機4の外周位置においてクランクケース5に固定さ
れ、発電機4の鉄製ロータ6(回転体に相当)の外周側
に突出した凸部7を検出して、クランク軸3の回転角度
(クランク角)の検出を行うもので、発電機4とともに
カバー8内に収容されるものである。 【0010】ピックアップセンサ1は、コイル(図示し
ない)やターミナル11を樹脂によってモールド固定し
たコイル部12、このコイル部12内に挿通される鉄心
13、収束板14、永久磁石15、取付部材16、これ
らをリード線17とともに固定する板バネ製のクリップ
18から構成される。 【0011】コイル部12は、樹脂製ボビンケース(図
示しない)の周囲に、絶縁皮膜を施した導電線(例えば
エナメル線)を巻いてコイルを構成し、導電線の両端部
をそれぞれターミナル11に接続し、コイルとターミナ
ル11を樹脂21によってモールド成形したもので、樹
脂21は、鉄心13を挿通する挿通穴22、永久磁石1
5および取付部材16を後側(反回転板側)に収容する
収容凹部(図示しない)、およびクリップ18の両端を
係止するべく両側面に形成された突起23を備える。 【0012】鉄心13は、円柱棒状の磁性体金属(例え
ば鉄)で、後側に収束板14が当接される大径のフラン
ジ24を備える。収束板14は、磁石の磁力を収束して
鉄心13に与える薄い鉄板で、前面中央が鉄心13のフ
ランジ24に当接するとともに、後面に永久磁石15が
当接する。 【0013】永久磁石15は、矩形板状に設けられた例
えばフェライト磁石やネオジウム磁石で、収束板14を
介して鉄心13と磁気的に接続するものである。取付部
材16は、コイル部12の後側に設けられた収容凹部内
に永久磁石15とともに鉄心13の軸方向に対して直交
して収容配置され、ピックアップセンサ1を、固定物で
あるクランクケース5に固定する鉄板製のものである。 【0014】この取付部材16の両側には、コイル部1
2の両側より外方に突出し、鉄心13の軸方向に対して
直交する筒状に設けられた筒部25を備える。この筒部
25の内部には、クランクケース5に螺合されるネジ2
6(固定手段)が挿通されるもので、両筒部25に挿通
したネジ26をクランクケース5に設けられたネジ穴
(図示しない)に螺合、締結することにより、ピックア
ップセンサ1がクランクケース5に固定される。なお、
本実施例の筒部25は、取付部材16の両側に延長して
設けた帯状の鉄板を丸めて形成したものである。 【0015】また、取付部材16は、上述したように鉄
製で、永久磁石15の磁束を鉄心13に導き、凸部7が
鉄心13に接近した際、鉄心13→凸部7→ロータ6→
取付部材16を介して永久磁石15の磁束が流れる。 【0016】クリップ18は、上述のように、コイル部
12の両側に設けられた突起23に係止して、取付部材
16を前側(回転体側)へ押し付け、鉄心13、収束板
14、永久磁石15、取付部材16をコイル部12に固
定するものである。また、クリップ18には、ターミナ
ル11と接続されるリード線17を保持する凹部27を
備える。この凹部27によって保持されるリード線17
の周囲には、ワニスチューブ28が被せられ、振動によ
ってリード線17が断線するのを防いでいる。 【0017】リード線17は、コイルの発生した起電力
を、図示しない点火装置の制御回路に導く電気コード
で、端部の被覆材が剥がされた裸線が、コイル部12よ
り突出するターミナル11の端部の凹部29内に入れら
れて半田等によって接続されるものである。 【0018】〔実施例の作動〕次に、上記実施例におけ
るピックアップセンサ1の作動を説明する。エンジン2
が始動すると、クランク軸3の回転に伴って発電機4の
ロータ6が回転する。ロータ6が回転すると、鉄心13
に対向する部位に、凸部7が接近、離脱を繰り返す。つ
まり、クランク軸3の回転角度が所定の回転角度になる
と、鉄心13に凸部7が接近する。 【0019】凸部7が鉄心13から離れている時は、磁
気抵抗が大となり、鉄心13の磁束量は少ない。ロータ
6が回転して、凸部7が鉄心13に接近すると、永久磁
石15の磁束は鉄心13→凸部7→ロータ6→取付部材
16を介した閉磁路を形成し、鉄心13の磁束量が増加
する。この鉄心13の磁束量の増大によって鉄心13周
囲のコイルが励磁され、コイルが起電力を発生する。コ
イルの発生した起電力は、リード線17を介して外部に
配置された点火装置の制御回路に伝えられる。そして、
点火装置の制御回路では、起電力の発生時期からクラン
ク軸3の回転角度を検出し、そのクランク角に応じた点
火信号を、点火装置に出力する。 【0020】一方、ピックアップセンサ1をクランクケ
ース5に固定する作業は、取付部材16の両側の筒部2
5内にネジ26を挿通し、両筒部25に挿通されたそれ
ぞれのネジ26をクランクケース5に設けられたネジ穴
に締結する。これにより、ピックアップセンサ1の両側
が、クランクケース5に強固に固定される。 【0021】〔実施例の効果〕エンジン2の振動や車両
走行により発生した振動がピックアップセンサ1に伝え
られた場合、振動するピックアップセンサ1の荷重を、
取付部材16およびその両側の筒部25が受ける。筒部
25を含む取付部材16には、L字形などの急激な曲部
が存在しないため、ピックアップセンサ1を支持する取
付部材16に応力の集中は発生しない。つまり、ピック
アップセンサ1が振動しても、ピックアップセンサ1の
荷重を受ける取付部材16に応力の集中が発生しない。
また、筒部25と取付部材16との距離が大変短いた
め、筒部25および取付部材16の強度が高い。このた
め、ピックアップセンサ1に強振動が伝えられたり、取
付部材16に共振等が発生しても、取付部材16の変形
や破損が防がれる。また、取付部材16の両側の筒部2
5においてピックアップセンサ1がクランクケース5に
固定される両持ち構造であるため、ピックアップセンサ
1を強固にクランクケース5に固定できる。このよう
に、取付部材16に応力の集中が発生せず、取付部材1
6の強度が高く、且つピックアップセンサ1を強固にク
ランクケース5に固定できるため、ピックアップセンサ
1を長期に亘って安定してクランクケース5に固定する
ことができる。 【0022】ピックアップセンサ1の鉄心13の軸方向
が、ロータ6の径方向に向けて配置される構造であるた
め、筒部25の軸方向がクランク軸3の軸方向と同方向
になる。このため、筒部25の軸方向が、クランクケー
ス5の端面に対して垂直方向に向く。つまり、筒部25
に挿通されるネジ26が、クランクケース5の端面に垂
直となる。この結果、ピックアップセンサ1がクランク
ケース5に取り付けやすい。 【0023】〔変形例〕 記の実施例では、ピックアップセンサ1によって回転
体(ロータ6)の回転角度(クランク軸3の回転角度)
を検出する例を示したが、回転体の凸部の間隔から回転
体の回転速度の検出を行なっても良い。
【図面の簡単な説明】 【図1】ピックアップセンサの分解斜視図である(実施
例)。 【図2】ピックアップセンサの側面図である(実施
例)。 【図3】ピックアップセンサの取り付け状態を示す断面
図である(実施例)。 【図4】ピックアップセンサの分解斜視図である(従来
技術)。 【符号の説明】 1 ピックアップセンサ 5 クランクケース(固定物) 6 ロータ(回転体) 7 凸部 13 鉄心 15 永久磁石 16 取付部材 25 筒部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転する磁性体製の回転体に設けられた
    凸部に向けて対向配置される磁性体製で棒状の鉄心と、 この鉄心の周囲に配置されたコイルと、 前記鉄心と磁気的に接続された磁石と、 前記鉄心の反回転体側において前記鉄心の軸方向に対し
    て直交して配置された鉄板製の取付部材とを備えるピッ
    クアップセンサにおいて、 前記取付部材の両側には、前記鉄心の軸方向に対して直
    交する筒状に設けられた筒部を備え、 この筒部の内部には、固定物に螺合される固定手段が挿
    通されるもので、両側の前記筒部に挿通した前記固定手
    段を前記固定物に螺合、締結することにより、前記ピッ
    クアップセンサが前記固定物に固定されるものであり、 前記筒部は、前記取付部材の両側に延長して設けた帯状
    の鉄板を丸めて形成したものである ことを特徴とするピ
    ックアップセンサ。
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