JP2934789B2 - 電磁誘導式回転検出器 - Google Patents

電磁誘導式回転検出器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁誘導方式の回転検出器に関し、特に磁性
体にコイルを巻装して成り、回転体の回転面に磁性体の
軸方向先端面が対向するように配置する電磁誘導式回転
検出器に係る。
〔従来の技術〕
電磁誘導方式の回転検出器として、例えば実開昭61−
165077号公報には、コイルを巻装するボビンに鉄心を挿
入し、この鉄心に密着した磁石及び位置決め用金具にボ
ビンを係止し、コイルをリード線及びターミナルに接続
した後、これら全体を合成樹脂で成形するようにした点
火信号用コイルが提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然し乍ら、上記公報に記載の点火信号用コイル(回転
検出器)においては、コイルを巻装した後全体を合成樹
脂で成形することとしているため多大の工数を要し製造
コストが高くなる。また、樹脂成形時にはコア及びボビ
ンの位置決めのためコア先端部が金型で支持され、成形
工程時に樹脂成形圧力により磁石及びコアに圧縮力が加
えられるので、コアが変形するおそれがある。一般的に
樹脂成形圧力は極めて大きく、巻線巻回後のコイルに直
接生樹脂成形が行われるため、巻線が圧縮変形するおそ
れもある。更に、上記回転検出器は樹脂部品も含め各構
成部品を組付後樹脂成形するという所謂二次モールドに
よって形成されるものであり、構成部品とモールド樹脂
とが溶け合うものではなく、また各々の線膨張係数が異
なるため、雰囲気温度の変化に応じ繰り返し熱歪が加え
られる場合には構成部品とモールド樹脂との間に隙間が
生ずる。而して、回転検出器に振動が加えられると、鉄
心等が一定の位置に定まらず出力特性に変動が生ずるお
それがある。
そこで、本発明は電磁誘導式回転検出器において、簡
単な構造で回転検出器全体としての強度を維持しつつ安
定した出力特性を確保することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明は磁性体にコイル
を巻装し、回転体の回転面に前記磁性体の軸方向先端面
が対向するように配置する電磁誘導式回転検出器におい
て、外周面に前記コイルを巻回すると共に前記磁性体を
中空部内に収容する筒体部と該筒体部の開口部に連続し
て一体的に形成するフランジ部を有し、前記コイルに電
気的に接続するターミナルを内蔵するコネクタと、該コ
ネクタの前記筒体部を囲繞するように固着する有底筒体
のケースと、前記筒体部の中空部開口端を閉塞する蓋体
と、該蓋体と前記磁性体との間に介装するスプリングワ
ッシャとを備えることとしたものである。
〔作用〕
上記のように構成された電磁誘導式回転検出器におい
ては、コネクタに筒体部が形成されると共に、筒体部の
開口に連続して一体的にフランジ部が形成される。筒体
部の外面にはコイルが巻回され、この筒体部を囲繞する
ようにケースが固着される。そして、中空部に磁性体及
び付勢手段が収容され、筒体部の開口端が蓋体で閉塞さ
れる。このように、簡単な構成でコイル及び磁性体がコ
ネクタの筒体部内に密封して収容され、磁性体はスプリ
ングワッシャによって付勢されているのでガタを生ずる
ことなく筒体内部に支持される。
而して、例えば上記磁性体を永久磁石で構成した場
合、永久磁石の一方の磁極からの磁束がコイルを介して
永久磁石の他方の磁極に戻る磁気回路が形成される。そ
して、この磁性体に対向して配設される回転体が回転す
ると、例えば回転体の外周に形成された歯部の存在によ
り磁性体との間に形成されるエアギャップが変化する。
これにより、コイルに対する鎖交磁束が回転体の回転に
応じて変化することになり、電磁誘導作用によりコイル
に起電力が誘起されパルス信号が出力される。
〔実施例〕 以下、本発明の電磁誘導式回転検出器の望ましい実施
例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本発明の電磁誘導式回転検出器の
一実施例を示すもので、内燃機関のクランク角度検出装
置に供される。即ち、第1図に二点鎖線で示すように回
転面に歯部21が形成され図示しない内燃機関に同期して
回転する磁性材料の回転体20に対向するように、電磁誘
導式回転検出器たる電磁ピックアップ1が配置される。
電磁ピックアップ1は、コア2と、その基端部に接合
した略円柱状の永久磁石3と、これらコア2及び永久磁
石3を収容すると共に、コア2を収容した軸部回りにコ
イル4を巻回したボビン部5を有するコネクタ6と、ボ
ビン部5の中空部を塞ぐ蓋体9を備えている。コア2は
磁性材料により略円錐台状に形成されたテーパ部2bと、
その小径端に連続して形成された円柱状の先端部2aから
成る。尚、このコア2は複数の珪素鋼板の積層体で形成
することとしてもよい。
コネクタ6は、一対のターミナル7(図では一方のみ
を示す)がインサート樹脂成形され、第1図及び第2図
に示す形状に成形されている。即ち、筒体形状のボビン
部5、フランジ部6a及び接合部6bを有し、各々の軸が略
直交するように形成されており、ターミナル7の一端が
延出部7aとしてボビン部5の側面に延出し、他端が接続
端子7bとして接合部6bの凹部に延出している。ボビン部
5の底部近傍は小径とされ凹部5gが形成されている。
ボビン部5は小径の筒体部5a、テーパ面が形成された
テーパ部5b及び大径の筒体部5cを有する筒体状に形成さ
れており、小径円形断面の中空部、テーパ状の中空部、
大径円形断面の中空部及び段付開口部5fが連続して形成
されている。この段付開口部5fを介して筒体部5の中空
部内にコア2及び永久磁石3が収容され、スプリングワ
ッシャ11を介して蓋体9が段付開口部5fに溶着される。
而して、コア2及び永久磁石3がテーパ部5b方向に押圧
されている。筒体部5aの先端部とテーパ部5bの大径端部
には鍔部5d,5eが夫々一体的に形成されており、これら
の鍔部5d,5e間にコイル4の巻線が巻回され、その回り
に絶縁テープ14が巻回されている。筒体部5cの外周には
環状溝5hが形成されており、これにOリング10が嵌着さ
れている。そして、ボビン部5の側面に延出する一対の
ターミナル7の各々の自由端にコイル4の巻線の端部が
接続され、その回りに絶縁テープ15が巻回されている。
上記ボビン部5を囲繞するようにケース8が設けら
れ、その底面にコア2の先端部2aの端面が当接してい
る。このケース8は金属製例えばステンレス製の有底円
筒体で、その開口端部8aが凹部5g内でかしめられ筒体部
5cに係止される。尚、フランジ部6aには第1図に示すよ
うに一対の金属製のカラー12がインサート成形される。
以上のように、本実施例の電磁ピックアップ1におい
ては、コネクタ6に本発明にいう筒体部たるボビン部5
が一体的に形成されている。このボビン部5の外面にコ
イル4が巻回されると共に、ボビン部5と囲繞するよう
にケース8が固着される。ボビン部5の中空部にはコア
2、永久磁石3及びスプリングワッシャ11が収容され、
ボビン部5の開口端が蓋体9によって閉塞される。而し
て、コア2及び永久磁石3がコネクタ6のボビン部5内
に密封して収容され、しかもスプリングワッシャ11によ
って付勢されているのでガタを生ずることなくボビン部
5内に保持されている。
上記のように構成された電磁ピックアップ1の作動を
説明すると、第1図においてコア2には永久磁石3によ
って所定の磁束分布が形成されている。回転体20が回転
すると、その歯部21がコア2の先端面に対向する毎に磁
束分布が変化する。これにより、コイル4と鎖交する磁
束量が変化し、また回転体20の歯部21に近接するときと
離隔するときとで出力が逆方向になるため、電磁誘導作
用によりコイル4に回転体20の回転に応じた交流電圧が
誘起され、回転数を示す信号として出力される。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成されているので、以下に記
載する効果を奏する。
即ち、本発明の電磁誘導式回転検出器においては、コ
ネクタは筒体部とフランジ部が一体的に形成されている
ため、従来に比し強度的に向上しており、またコストの
低減が可能である。しかも、磁性体はコネクタの筒体部
内に密封して収容され、スプリングワッシャによって付
勢されているので、ガタを生ずることなく筒体内部に支
持され、安定した出力特性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電磁ピックアップの縦
断面図、第2図は同、第1図に示す電磁ピックアップを
側方からみた縦断面図である。 1……電磁ピックアップ(電磁誘導式回転検出器) 2……コア(磁性体),3……永久磁石(磁性体), 4……コイル,5……ボビン部(筒体部), 6……コネクタ,6a……フランジ部, 6b……接合部,7……ターミナル, 8……ケース,9……蓋体,10……Oリング, 11……スプリングワッシャ(付勢手段), 20……回転体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体にコイルを巻装し、回転体の回転面
    に前記磁性体の軸方向先端面が対向するように配置する
    電磁誘導式回転検出器において、外周面に前記コイルを
    巻回すると共に前記磁性体を中空部内に収容する筒体部
    と該筒体部の開口部に連続して一体的に形成するフラン
    ジ部を有し、前記コイルに電気的に接続するターミナル
    を内蔵するコネクタと、該コネクタの前記筒体部を囲繞
    するように固着する有底筒体のケースと、前記筒体部の
    中空部開口端を閉塞する蓋体と、該蓋体と前記磁性体と
    の間に介装するスプリングワッシャとを備えたことを特
    徴とする電磁誘導式回転検出器。
JP31875690A 1990-11-22 1990-11-22 電磁誘導式回転検出器 Expired - Fee Related JP2934789B2 (ja)

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