JP2002221529A - 回転センサおよびその組み立て方法 - Google Patents

回転センサおよびその組み立て方法

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Shigeki Iwashita
隆樹 岩下
Tatsuhiko Yamazaki
竜彦 山崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 永久磁石、ホールIC、該ホールICの制御
用の電子部品を搭載した基板を円筒状金属ケース内に収
容したタイプの回転センサに於いて、円筒状の金属ケー
スの外径をできるだけ小さくする。 【解決手段】 ホールIC2の端子5を、あらかじめホ
ルダー7に固定し、その後、ホルダー7が円筒状金属ケ
ース内に収容されたときに、基板1の厚さ方向の中心面
が、金属ケース6の円筒の中心を通る位置にくるよう
に、該基板1をホルダー7に固定し、しかる後に、ホー
ルICの端子を、基板1に設けられた回路に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪速センサなど
として用いられる回転センサ及びその組み立て方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】回転センサとしては、永久磁石による磁
界が、エンコーダーの回転によって変化する状況を磁気
センサ(以後ホールICと称する)によって検知するタ
イプのものが広く使用されている。このタイプの回転セ
ンサが使用されている状態を模式的に図2に示す。図2
に於いて、15は回転センサ、12は車輪の軸に取り付
けられたエンコーダーを示している。エンコーダーの回
転による磁界の変化の状況をホールICによって検知す
るためには、ホールIC、永久磁石、エンコーダの位置
関係として、ホールICが、永久磁石とエンコーダとの
間に位置するようにすることが必要である。
【0003】特開2000-180460号公報に、前記のタイプ
の回転センサの例が開示されている。この開示に基づ
き、該回転センサの内部の部品等の断面を模式的に図5
に示す。図5に於いて、4は永久磁石を示し、2はホー
ルICを示す。前述の理由により、該回転センサがエン
コーダーに向けられたとき、ホールIC2が、エンコー
ダーと永久磁石4との間にくるように、ホールIC2、
永久磁石4は配置されている。1はガラス繊維入りのエ
ポキシ板からなる基板で、この基板1に、ホールIC
2、該ホールICの制御用の電子部品3などが搭載され
ている。該基板1は、ホルダー7に対して図5に於ける
下方の位置に配され、カバー8により覆われ、ホルダー
7に固定されている。カバー8は該基板1の外側に配さ
れ、ホルダー7との間に該基板1を挟み込み、カバー8
が有している突起部13をホルダー7に嵌入させること
により、該基板1とともに、ホルダー7に固定されてい
る。外部との接続用のリード線10は、あらかじめホル
ダー7に一体成形されたリード線接続用端子9と接続さ
れている。以上のように必要部品などが配されたホルダ
ー7は、円筒状の金属ケース6内に収容される。そし
て、リード線の接続部を覆い、金属ケース内を封止する
ように、モールド被覆11が施され、回転センサが構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のセンサは自動
車の車輪の近傍(足まわり)などに取り付けられるが、
自動車の足まわりはスペースが狭く、センサはできるだ
け小型でコンパクトなことが求められている。ところ
で、センサの取り付け部には、センサの円筒状の金属ケ
ースが嵌め込める大きさの孔部を設ける必要があるが、
孔部があると、センサの取り付け部の強度が弱まるの
で、安全性の面から、孔部は必要最小限度にする必要が
あり、そのために、センサの円筒状の金属ケースは、特
に、外径を小さくすることが求められている。また、自
動車は、環境対策の観点からの燃費向上の手段の一つと
して、軽量化が推進されている。その場合、使用される
個々の部品も、軽量化が必要であり、センサのヘッド部
で、重量の多くを占める金属部品の小型化はぜひ必要で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の必要性
に基づいて、センサの円筒状の金属ケースの外径をでき
るだけ小さくするためのセンサの構造とその組み立て方
法を提供することを目的とするものである。本発明の回
転センサは、ホールIC2、該センサの制御用の電子部
品3を搭載した基板1の厚さ方向の中心面が、円筒状金
属ケース6の中心を通る位置にくるように、該基板1が
ホルダー7により金属ケース6内に固定されていること
を特徴とする。
【0006】また、本発明の回転センサの組み立て方法
は、ホールIC2の端子5を、あらかじめホルダー7に
固定し、その後、ホルダー7が円筒状の金属ケース6内
に収容されたときに、基板1の厚さ方向の中心面が、円
筒状の金属ケース6の中心を通る位置にくるように、基
板1をホルダー7に固定し、しかる後に、基板1に設け
られた回路に、ホールIC2の端子5を接続させること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】金属ケースの外径を小さくするに
は、中に入れる基板の幅を狭くすることが必要だが、基
板には、ホールICを制御する電子部品を搭載する必要
があり、幅を狭くするのには限度がある。基板の幅をそ
れほど変えずに、金属ケースの円筒の外径を小さくする
ために、金属ケースの円筒の周辺部に取り付けられてい
た基板を、基板の厚さ方向の中心面が金属ケースの円筒
の中心を通るような位置に、基板を固定することを試み
た。
【0008】図1に、基板1の厚さ方向の中心面が金属
ケース6の円筒の中心を通るような位置にくるように、
ホルダー7を用いて、基板1を金属ケース6内に固定し
たセンサーの例を示す。このとき、先に述べた理由によ
り、バイアス磁界を印可する永久磁石4と、被測定物
(前記のエンコーダなど)との間にホールICの検出面
がくるようにホールIC2を配置する必要があるため、
ホールIC2の端子5を折り曲げて、永久磁石4を回避
することが必要となった。図3に、永久磁石4を回避す
るように端子5を折り曲げたホールIC4を示す。
【0009】そして、このように、ホールIC2の端子
5を、永久磁石4を回避するように折り曲げて、基板1
に設けられた回路への接続として、たとえば、はんだ付
けを先に実施し、その後、その基板1の厚さ方向の中心
面が金属ケース6の円筒の中心を通るような位置に、該
基板1を固定しようとする場合、次に述べるような課題
があるが、本発明の組み立て方法の場合には、これらの
課題を克服することができる。
【0010】ホールIC2の端子5と、金属ケース6
との接触を防止しなければならない。なぜなら、振動な
どを受けて、ホールIC2の端子5と金属ケース6とが
接触するようなことがあると、出力異常による誤作動を
起こしたり、ブレーキの制御システム全体がダウンした
りするおそれがあるからである。
【0011】基板1に設けられた回路への端子5の接
続として、たとえば、はんだ付けする作業を、基板の位
置の固定より先に実施する場合、基板上の平面的な位置
決めは、端子5を通す孔を基板1の所定の位置に設けて
おくことで容易に実施できるが、基板1に垂直な方向の
端子5位置決めは、はんだ付けのスキルに頼らねばなら
ない。その結果、基板1に垂直な方向の端子5位置決め
に失敗し、はんだ付けした端子5に無理な力がかかった
状態で、基板1の位置が固定され、後に、はんだ付けが
はずれたり、端子が折れたりするということが起こる心
配がある。
【0012】本発明の方法で、前記の、の課題が解
決できるのは、ホールIC2の端子5を、あらかじめホ
ルダー7に固定しておき、その後、ホルダー7が円筒状
の金属ケース6内に収容されたときに、基板1の厚さ方
向の中心面が、円筒状の金属ケース6の中心を通る位置
にくるように、基板1をホルダー7に固定し、しかる後
に、基板1に設けられた回路に、端子をはんだ付けする
という手順で回転センサを組み立てるからである。
【0013】ホールIC2の端子5をあらかじめホルダ
ー7に固定する手段は、とくに限定されるものではな
い。たとえば、熱可塑性樹脂からなるホルダーを使用
し、ホールIC2を、ホルダー7の所定の位置に配した
後、ホルダーの一部を加熱して、熱変形させ、熱変形さ
れたホルダーの一部で、端子5を覆うことにより、ホー
ルICの端子5をホルダー7に固定する手段。ホルダー
7を射出成形する際に、インサート成形で、端子5をホ
ルダー7内に埋め込んで一体成形することにより、ホー
ルIC2の端子5をホルダー7に固定する手段。図4に
示したように、折り曲げた端子5を有するホールIC2
を、ホルダー7の所定の位置に配した後、端子5を覆う
ように、樹脂カバー14で、ホールICの端子を押さえ
ることにより、ホールICの端子をホルダーに固定する
手段。などが推奨できる。
【0014】
【発明の効果】本発明により、回転センサをコンパクト
にすることができ、特に、回転センサの金属ケースの円
筒の外径を10mmにまで小さくできた。その結果、足
まわりにも取り付けやすく、取り付け用の孔が小さくで
き、安全性も向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転センサの断面図。
【図2】回転センサの使用状況を示す模式的側面図。
【図3】折り曲げられた端子を有するホールICの側面
図。
【図4】端子を樹脂カバーで押さえる様子を示す断面
図。
【図5】従来の回転センサの内部を示す断面図。
【符号の説明】
1 基板 2 ホールIC 3 電子部品 4 永久磁石 5 端子 6 金属ケース 7 ホルダー 8 基板固定部品 9 リード線接続用端子 10 リード線 11 樹脂モールド 12 エンコーダー 13 突起部 14 樹脂カバー 15 回転センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石とホールICと、該ホールIC
    を制御する電子部品を搭載した基板とを、金属ケース内
    に収容した回転センサであって、該金属ケースが円筒状
    で、該基板の厚さ方向の中心面が、該円筒状金属ケース
    の中心を通る位置にくるように、ホルダーにより該基板
    が金属ケース内に固定されていることを特徴とする回転
    センサ。
  2. 【請求項2】 ホールICの端子を、あらかじめホルダ
    ーに固定し、該ホルダーを金属ケースに収容したとき
    に、該ホールICの制御用の電子部品を搭載した基板の
    厚さ方向の中心面が、円筒状金属ケースの中心を通る位
    置にくるように、該基板を該ホルダーに固定し、しかる
    後に、該ホールICの端子を、該基板に設けた回路に接
    続することを特徴とする回転センサの組み立て方法。
  3. 【請求項3】 ホールICの端子をあらかじめホルダー
    に固定する手段として、熱可塑性樹脂を用いたホルダー
    を使用し、該ホルダーの一部を熱変形させて、熱変形さ
    れたホルダーの一部で、端子を覆うことにより、ホール
    ICの端子をホルダーに固定することを特徴とする請求
    項2に記載の回転センサの組み立て方法。
  4. 【請求項4】 ホールICの端子をあらかじめホルダー
    に固定する手段として、ホルダーを射出成形する際に、
    インサート成形で、端子をホルダー内に埋め込んで一体
    成形することにより、ホールICの端子をホルダーに固
    定することを特徴とする請求項2に記載の回転センサの
    組み立て方法。
  5. 【請求項5】 ホールICの端子をあらかじめホルダー
    に固定する手段として、ホールICを、ホルダーの所定
    の位置に配した後、ホールICの端子を覆うように、樹
    脂カバーでホールICの端子を押さえることにより、ホ
    ールICの端子をホルダーに固定することを特徴とする
    請求項2に記載の回転センサの組み立て方法。
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