JP2542691B2 - ホ―ル効果形センサ装置 - Google Patents
ホ―ル効果形センサ装置Info
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- JP2542691B2 JP2542691B2 JP1054914A JP5491489A JP2542691B2 JP 2542691 B2 JP2542691 B2 JP 2542691B2 JP 1054914 A JP1054914 A JP 1054914A JP 5491489 A JP5491489 A JP 5491489A JP 2542691 B2 JP2542691 B2 JP 2542691B2
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- Japan
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- hall
- positioning
- sensor device
- elastic member
- magnet
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば内燃機関の点火時期制御装置にお
けるクランク角の検出などに好ましく用いることのでき
るホール効果形センサ装置に関するものである。
けるクランク角の検出などに好ましく用いることのでき
るホール効果形センサ装置に関するものである。
従来、ホール効果を利用した例えば位置センサ、角度
センサ、速度センサなど各種のセンサ装置は周知であ
り、またこのようなセンサ装置に用いるホール素子をセ
ラミックなどからなる基板上に混成集積回路として設け
たホールICもよく知られている。かかるホールICを磁気
回路と共に一体化した内燃機関点火時期制御用のホール
効果形センサ装置も知られている。
センサ、速度センサなど各種のセンサ装置は周知であ
り、またこのようなセンサ装置に用いるホール素子をセ
ラミックなどからなる基板上に混成集積回路として設け
たホールICもよく知られている。かかるホールICを磁気
回路と共に一体化した内燃機関点火時期制御用のホール
効果形センサ装置も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような従来のホール効果形センサ装置において
は、ホールICや磁気回路部品などの構成部材を、一品毎
に治具を用いてフレームに対して位置決め固定し、その
状態で熱硬化性樹脂を注入して加熱炉で乾燥硬化させて
いたので、固定用の治具を多数必要とする上、位置決め
精度が悪く、従って量産に適さず、しかも信号精度が悪
いという問題点があった。
は、ホールICや磁気回路部品などの構成部材を、一品毎
に治具を用いてフレームに対して位置決め固定し、その
状態で熱硬化性樹脂を注入して加熱炉で乾燥硬化させて
いたので、固定用の治具を多数必要とする上、位置決め
精度が悪く、従って量産に適さず、しかも信号精度が悪
いという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされ
たもので、位置決めが容易で信号精度が高く、しかも組
立の自動化も容易なホール効果形センサ装置を得ること
を目的とする。
たもので、位置決めが容易で信号精度が高く、しかも組
立の自動化も容易なホール効果形センサ装置を得ること
を目的とする。
この発明に係るホール効果形センサ装置は、基板とこ
の基板上に設けられた混成集積回路とをからなり、磁束
の変化を電気信号に変換するホールICと、このホールIC
を収納するとともに第１の位置決め部および第２の位置
決め部を有する収納部が設けられたフレームと、前記ホ
ールICに対向して前記フレームに保持されホールICに対
し磁束を作用させるマグネットと、前記第１の位置決め
部および前記第２の位置決め部に当接されたホールICを
前記第１の位置決め部および前記第２の位置決め部の２
方向に押圧する弾性部材を備え、前記第１の位置決め部
と前記弾性部材との協働により、前記ホールICの前記マ
グネット方向の位置が定まり、また第２の位置決め部と
前記弾性部材との協働により、前記ホールICの前記マグ
ネット方向に対して垂直方向の位置が定まるようになっ
ている。
の基板上に設けられた混成集積回路とをからなり、磁束
の変化を電気信号に変換するホールICと、このホールIC
を収納するとともに第１の位置決め部および第２の位置
決め部を有する収納部が設けられたフレームと、前記ホ
ールICに対向して前記フレームに保持されホールICに対
し磁束を作用させるマグネットと、前記第１の位置決め
部および前記第２の位置決め部に当接されたホールICを
前記第１の位置決め部および前記第２の位置決め部の２
方向に押圧する弾性部材を備え、前記第１の位置決め部
と前記弾性部材との協働により、前記ホールICの前記マ
グネット方向の位置が定まり、また第２の位置決め部と
前記弾性部材との協働により、前記ホールICの前記マグ
ネット方向に対して垂直方向の位置が定まるようになっ
ている。
本発明におけるフレームは、ホールICを第１および第
２の位置決め部に当接させて収容し、かつフレームとホ
ールICとの間に介在させた弾性部材によりホールICを位
置決め部に押圧することにより、組立時の精度を高める
と共にマグネットとホールICとの間の距離のバラツキを
低減することができ、また治具の使用を不要にして組立
を容易にする。
２の位置決め部に当接させて収容し、かつフレームとホ
ールICとの間に介在させた弾性部材によりホールICを位
置決め部に押圧することにより、組立時の精度を高める
と共にマグネットとホールICとの間の距離のバラツキを
低減することができ、また治具の使用を不要にして組立
を容易にする。
以下、本発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例によるホール効果形センサ装置
の平面方向の断面図、第２図は第１図のII−II線におけ
る断面図である。なおこの実施例は内燃機関のクランク
角検出用のセンサ装置として適したものである。
図はこの発明の一実施例によるホール効果形センサ装置
の平面方向の断面図、第２図は第１図のII−II線におけ
る断面図である。なおこの実施例は内燃機関のクランク
角検出用のセンサ装置として適したものである。
図において、（１）は樹脂材料によりモールド成型さ
れたフレームであり、内壁面によって形成された平面状
の第１の位置決め部（11a）および第２の位置決め部（1
1b）を有する収容部（11）、コネクタ部（12）、磁束ガ
イド保持部（13）、取付座（14）などが設けられてい
る。（２）は磁束変化を電気信号として出力し得るホー
ルICであり、セラミツク基板上に周知のホール素子を例
えば保護素子など他の回路素子と共に混成集積回路化し
たものである。（３）は弾性部材であり、前記位置決め
部（11a）（11b）に当接されたホールIC（２）を、位置
決め部（11a）（11b）の方向に押圧している。即ち、前
記弾性部材（３）はフレーム（１）に対し（1a）及び
（1b）の部分で当接し、一端部（3a）のばねアクション
により上記ホールIC（２）を第１磁束ガイド（41）を介
して矢印Ａ方向に付勢すると共に、他端部（3b）のばね
アクションによりホールIC（２）を矢印Ｂ方向に付勢し
ている。（42）は磁束ガイド保持部（13）に嵌合してフ
レーム（１）に保持された第２時束ガイドであり、接着
材（図示省略）によりマグネット（５）を保持してい
る。なお（６）はカバー、（７）はインサート導体、Ｇ
はギャップ部である。また、第２図に示すように上記イ
ンサート導体（７）の一端部は収容部（11）に臨んで露
出され、上記ホールIC（２）のリード線（21）に対する
接続部（71）を形成し、Ｊ部においてスポット溶接され
ている。そして他端部はコネクタ部（12）内に露出され
てコネクタピン（72）を形成している。
れたフレームであり、内壁面によって形成された平面状
の第１の位置決め部（11a）および第２の位置決め部（1
1b）を有する収容部（11）、コネクタ部（12）、磁束ガ
イド保持部（13）、取付座（14）などが設けられてい
る。（２）は磁束変化を電気信号として出力し得るホー
ルICであり、セラミツク基板上に周知のホール素子を例
えば保護素子など他の回路素子と共に混成集積回路化し
たものである。（３）は弾性部材であり、前記位置決め
部（11a）（11b）に当接されたホールIC（２）を、位置
決め部（11a）（11b）の方向に押圧している。即ち、前
記弾性部材（３）はフレーム（１）に対し（1a）及び
（1b）の部分で当接し、一端部（3a）のばねアクション
により上記ホールIC（２）を第１磁束ガイド（41）を介
して矢印Ａ方向に付勢すると共に、他端部（3b）のばね
アクションによりホールIC（２）を矢印Ｂ方向に付勢し
ている。（42）は磁束ガイド保持部（13）に嵌合してフ
レーム（１）に保持された第２時束ガイドであり、接着
材（図示省略）によりマグネット（５）を保持してい
る。なお（６）はカバー、（７）はインサート導体、Ｇ
はギャップ部である。また、第２図に示すように上記イ
ンサート導体（７）の一端部は収容部（11）に臨んで露
出され、上記ホールIC（２）のリード線（21）に対する
接続部（71）を形成し、Ｊ部においてスポット溶接され
ている。そして他端部はコネクタ部（12）内に露出され
てコネクタピン（72）を形成している。
なお、上記のように構成されたホール効果形センサ装
置を内燃機関のクランク角センサとして用いるには、ギ
ャップ部Ｇ内を内燃機関に同期して回転する磁束シャッ
タ（図示省略）が移動するように構成し、ホールIC
（２）に対する磁束を上記磁束シャッタにより実質的に
ON、OFFさせることにより内燃機関の回転に応じた電気
信号が得られるので、この電気信号をコネクタ（12）を
介して外部回路（図示省略）に導いて処理することによ
り目的とするクランク角の検出を行うことができるが、
これらは周知事項であるから詳細な説明は省略する。
置を内燃機関のクランク角センサとして用いるには、ギ
ャップ部Ｇ内を内燃機関に同期して回転する磁束シャッ
タ（図示省略）が移動するように構成し、ホールIC
（２）に対する磁束を上記磁束シャッタにより実質的に
ON、OFFさせることにより内燃機関の回転に応じた電気
信号が得られるので、この電気信号をコネクタ（12）を
介して外部回路（図示省略）に導いて処理することによ
り目的とするクランク角の検出を行うことができるが、
これらは周知事項であるから詳細な説明は省略する。
上記構成の説明から明らかなように、この発明の実施
例においては収容部（11）の内壁面によってホールIC
（２）の第１の位置決め部（11a）および第２の位置決
め部（11b）を形成している。従って組立に際しては、
収容部（11）内にホールIC（２）、第１磁束ガイド（4
1）および弾性部材（３）を挿入し、磁束ガイド保持部
（13）にマグネット（５）を接着材等により固着した第
２磁束ガイド（42）を嵌合させるのみで各構成部材の相
対位置が自ずと決定される。ホールIC（２）自体及びフ
レーム（１）は寸法誤差を所定範囲内に収めて精度高く
製造することが容易であるから、上記実施例によれば位
置決めの精度を高めることが容易であり、マグネット
（５）とホールIC（２）との間の距離のバラツキを低減
することができ信号精度の高いセンサ装置を構成するこ
とができ、しかも構成部材を固定する治具は不要で、組
立または組立の自動化も容易である。
例においては収容部（11）の内壁面によってホールIC
（２）の第１の位置決め部（11a）および第２の位置決
め部（11b）を形成している。従って組立に際しては、
収容部（11）内にホールIC（２）、第１磁束ガイド（4
1）および弾性部材（３）を挿入し、磁束ガイド保持部
（13）にマグネット（５）を接着材等により固着した第
２磁束ガイド（42）を嵌合させるのみで各構成部材の相
対位置が自ずと決定される。ホールIC（２）自体及びフ
レーム（１）は寸法誤差を所定範囲内に収めて精度高く
製造することが容易であるから、上記実施例によれば位
置決めの精度を高めることが容易であり、マグネット
（５）とホールIC（２）との間の距離のバラツキを低減
することができ信号精度の高いセンサ装置を構成するこ
とができ、しかも構成部材を固定する治具は不要で、組
立または組立の自動化も容易である。
なお、磁束ガイド（41））（42）の構成、形状、マグ
ネット（５）の位置、各部材の材質なども実施例のもの
に限定されるものではない。
ネット（５）の位置、各部材の材質なども実施例のもの
に限定されるものではない。
ところで上記説明ではこの発明を内燃機関の点火時期
制御のための角度検出に用いる場合について説明した
が、他のセンサ装置として用いることもできる。例えば
磁束シャッタをリニアに移動させ、位置センサとして用
いるなどもできる。
制御のための角度検出に用いる場合について説明した
が、他のセンサ装置として用いることもできる。例えば
磁束シャッタをリニアに移動させ、位置センサとして用
いるなどもできる。
なお、上記実施例はこの発明の理解を容易にするため
に示した一例に過ぎず、上記の他この発明の精神の範囲
内で種々の変形や変更が可能であることは勿論である。
に示した一例に過ぎず、上記の他この発明の精神の範囲
内で種々の変形や変更が可能であることは勿論である。
以上のようにこの発明によれば、第１の位置決め部と
弾性部材との協働により、ホールICのマグネット方向の
位置が定まり、また第２の位置決め部と弾性部材との協
働により、ホールICのマグネット方向に対して垂直方向
の位置が定まるようになっているので、１つの弾性部材
で２方向のホールICの位置決めが容易に定まり、マグネ
ットとホールICとの間の距離のバラツキが低減されて信
号精度が高く、しかも組立の自動化も容易なホール効果
形センサ装置が得られるという効果がある。
弾性部材との協働により、ホールICのマグネット方向の
位置が定まり、また第２の位置決め部と弾性部材との協
働により、ホールICのマグネット方向に対して垂直方向
の位置が定まるようになっているので、１つの弾性部材
で２方向のホールICの位置決めが容易に定まり、マグネ
ットとホールICとの間の距離のバラツキが低減されて信
号精度が高く、しかも組立の自動化も容易なホール効果
形センサ装置が得られるという効果がある。
第１図は本発明の一実施例によるホール効果形センサ装
置を示す断面図、第２図は第１図のII−II線における側
面断面図である。 図において、（１）はフレーム、（11）は収容部、（11
a）、（11b）は第１および第２の位置決め部、（２）は
ホールIC、（３）は弾性部材、（５）はマグネットであ
る。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
置を示す断面図、第２図は第１図のII−II線における側
面断面図である。 図において、（１）はフレーム、（11）は収容部、（11
a）、（11b）は第１および第２の位置決め部、（２）は
ホールIC、（３）は弾性部材、（５）はマグネットであ
る。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】基板とこの基板上に設けられた混成集積回
路とをからなり、磁束の変化を電気信号に変換するホー
ルICと、このホールICを収納するとともに第１の位置決
め部および第２の位置決め部を有する収納部が設けられ
たフレームと、前記ホールICに対向して前記フレームに
保持されホールICに対し磁束を作用させるマグネット
と、前記第１の位置決め部および前記第２の位置決め部
に当接されたホールICを前記第１の位置決め部および前
記第２の位置決め部の２方向に押圧するる弾性部材を備
え、前記第１の位置決め部と前記弾性部材との協働によ
り、前記ホールICの前記マグネット方向の位置が定ま
り、また第２の位置決め部と前記弾性部材との協働によ
り、前記ホールICの前記マグネット方向に対する垂直方
向の位置が定まるようになっていることを特徴とするホ
ール効果形センサ装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1054914A JP2542691B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ホ―ル効果形センサ装置 |
| KR1019900002969A KR930006096B1 (ko) | 1989-03-09 | 1990-03-07 | 호올 효과형 센서 장치 |
| DE4007200A DE4007200A1 (de) | 1989-03-09 | 1990-03-07 | Hall-effekt-messvorrichtung |
| US07/490,236 US5014005A (en) | 1989-03-09 | 1990-03-08 | Hall-effect sensor with component positioning element for detecting crankshaft angle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1054914A JP2542691B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ホ―ル効果形センサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02236182A JPH02236182A (ja) | 1990-09-19 |
| JP2542691B2 true JP2542691B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=12983871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1054914A Expired - Fee Related JP2542691B2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ホ―ル効果形センサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542691B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2964713B2 (ja) * | 1991-07-24 | 1999-10-18 | 松下電器産業株式会社 | 磁気式位置検出装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55152077U (ja) * | 1979-04-16 | 1980-11-01 | ||
| JPS58139081A (ja) * | 1982-02-15 | 1983-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気センサ− |
| JPH0738815Y2 (ja) * | 1985-07-23 | 1995-09-06 | 株式会社三協精機製作所 | 磁気感応素子保持用のホルダー構造 |
| JPS6291812A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-27 | Nippon Denso Co Ltd | 位置検出装置 |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP1054914A patent/JP2542691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02236182A (ja) | 1990-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |