JPH0512487Y2 - - Google Patents

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JPH0512487Y2
JPH0512487Y2 JP11502688U JP11502688U JPH0512487Y2 JP H0512487 Y2 JPH0512487 Y2 JP H0512487Y2 JP 11502688 U JP11502688 U JP 11502688U JP 11502688 U JP11502688 U JP 11502688U JP H0512487 Y2 JPH0512487 Y2 JP H0512487Y2
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case
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はエンジン部やトランスミツシヨン部
に取付ける回転検出器に関するものである。
(従来の技術) 従来より、回転検出器のケースにエンドナツト
を取付ける部分の構造として、例えば第3図a乃
至cに示すものが知られている。同図aに示す構
造では、エンドナツト100を取付けたスリーブ
110を、同図の右側から回転検出器のケース1
20の取付孔130内に圧入する一方、同図の左
側から軸受140を取付孔130内に圧入してい
る。
また、同図bに示す取付構造では、エンドナツ
ト100を取付けたスリーブ110を同図の右側
からケース120の取付孔130内に挿入すると
共に、同図の左側に突出したスリーブ110の端
部にスペーサ150を取付けて、かしめることに
よりケース120に固定する一方、軸受140を
同図の左側からスリーブ110内に圧入してい
る。
さらに、同図cに示す取付構造では、エンドナ
ツト100を取付けたスリーブ110を同図の右
側からケース120の取付孔130内に挿入し
て、スリーブ110の外周面と取付孔130の内
周面との間にOリング160を介在する一方、同
図の左側から軸受140をスリーブ110内に圧
入している。
軸受140には軸170が回転自在に支持され
ており、エンドナツト100によりケース120
をトランスミツシヨン部に固定すると、軸170
がトランスミツシヨン部から回転を受けて回転す
る。この軸170には、回転検出器(図示せず)
を構成する多極マグネツトが固定され、またケー
ス120内には同じく回転検出器を構成する磁気
感応素子が固定されていて、トランスミツシヨン
部の回転を検出するようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記回転検出器では、軸170
を支持する部分の構成部品が多い問題があつた。
例えば第3図aに示すものでは、スリーブ110
と、このスリーブ110を嵌合するケース120
の孔と、この孔に嵌合する軸受140との3個の
構成部品が必要であり、また同図b及びcに示す
ものでは、さらにスペーサ150又はOリング1
60を加えた4個の構成部品が必要であつた。
また、トランスミツシヨン内の回転軸と軸17
0との同軸度を精度よく出す必要があるため、ス
リーブ110と、このスリーブ110を嵌合する
ケース120の孔と、この孔又はスリーブ110
内に嵌合する軸受140とを、全て精度よく精密
に加工しなければならず、コスト高になる問題が
あつた。
さらに、スリーブ110があるため、構造上、
軸受140の軸170を支持する長さを充分に取
ることが難しく、この軸170を支持する長さを
長く取ろうとすると、回転検出器全体が大型化す
る問題があつた。
この考案は上記従来技術の問題点を解消するも
ので、その目的とするところは、構成部品の削減
を図り、これにより精密加工に要するコストの低
減を図り、さらに小形化を図ることが出来るエン
ドナツトの取付構造を提供することである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためこの考案の回転検出器
では、軸方向の一端部内周に環状に突出する内周
鍔部を有するエンドナツトと、軸方向全長にわた
る内周面が軸受面になつており、軸方向の一端部
外周に環状に突出する外周鍔部を有し、この外周
鍔部を前記エンドナツトの内周鍔部に当接するよ
うにして、他端部側を前記エンドナツトの内周鍔
部から軸方向外側に配設した筒状の軸受部材と、
この軸受部材の一端部を外側に露出させて、軸受
部材の外周面を保持するようにインサート成形に
より成形した樹脂製のケースと、一端部が前記軸
受部材に回転自在に支持され、他端部が前記ケー
ス内に位置する軸と、この軸の他端部に同軸状に
取り付けられ、周方向に異なる磁極が交互に配さ
れた多極マグネツトと、この多極マグネツトの周
面近傍に配設された磁気感応素子と、前記ケース
内にあつて前記軸と同軸状に配置され、前記多極
マグネツトを前記軸受部材側に付勢するコイルス
プリングとを備えたことを特徴としている。
(作用) 軸受部材はエンドナツトをケースに取付ける際
に従来のエンドナツトの取付構造のスリーブと同
じ作用をする。また、回転検出器の軸を回転可能
に支持する軸受としての作用もする。この軸受部
材は、ケースの成形加工時に同時にケース中に固
定される。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図および第2図はこの考案の回転検出器の
一実施例を示すものである。図中符号10はエン
ドナツト、20は軸受部材、30は合成樹脂製の
ケースである。
エンドナツト10は、ケース30内の回転検出
器50をトランスミツシヨン部(図示せず)に固
定するものであり、軸方向の一端部内周に環状に
突出する内周鍔部10aが形成されている。そし
て、この内周鍔部10aに後述する軸受部材20
の外周鍔部21を係合して、該軸受部材20を取
付けるようになつている。
軸受部材20は、従来のスリーブ110と軸受
140(第3図a〜c参照)とを一体化したもの
で、軸方向全長にわたる内周面が軸受面になつて
おり、軸方向の一端部外周に環状に突出する外周
鍔部21を有し、軸方向中間位置の外周にケース
30に係合する溝部22と突条部23とを有し、
外周鍔部21を前記エンドナツトの内周鍔部20
aに当接するようにして、他端部側が前記エンド
ナツトの内周鍔部から軸方向外側に配設されてい
る。この軸受部材20は、例えばケース30をト
ランスフアー成形する際、予め成形用金型内にイ
ンサートされており、加熱軟化された成形材料
(合成樹脂)を成形用金型に押し込んでケース3
0を成形すると同時に溝部22と突条部23を設
けた他端部側がケース30内に埋め込まれて固定
される。
また、軸受部材20には、軸40の一端部側が
回転自在に支持されている。軸40は、トランス
ミツシヨン部内の回転軸(図示せず)により回転
されるものであり、この軸40の他端部には多極
マグネツト51が取付られている。
上記実施例では、従来のスリーブ110と軸受
140(第3図a〜c参照)とを一体化した軸受
部材20によりエンドナツト10をケース30に
取付けており、そしてケース30の成形時に成形
用金型内に軸受部材20をインサートしておき、
ケース30の成形と同時に軸受部材20をケース
30中に埋め込んで固定するようにしている。
このため、従来必要としていたスリーブ110
を省略でき、、またスリーブ110をケース12
0にかしめて固定するためのスペーサ150(第
3図b参照)やスリーブ110とケースとの間の
気密性を確保するためのOリング160(第3図
c参照)を省略することが出来る。
トランスミツシヨン部内の回転軸との同軸度を
考慮して精度よく加工する必要のある構成部品と
しては、軸受部材20だけとなり、精密加工に要
するコストの低減を図ることが出来る。
さらに、スリーブ110を省略し、スリーブ1
10と軸受140の作用をする軸受部材20の内
面全体により軸40を支持しているので、ケース
30を小型化しても軸40の支持長さを充分に確
保することが出来る。
さらにまた、ケース30は合成樹脂製であり、
回転検出器50の軽量化を図ることが出来る。
また、上記ケース30内には、多極マグネツト
51の周面に近接するように設けられた磁気感応
素子52や、コネクタ60等が配置されている。
多極マグネツト51は、N極とS極を交互に配置
してリング状に形成されており、トランスミツシ
ヨン部内の回転軸の回転に伴つて、軸40を介し
て回転するようになつている。そして、多極マグ
ネツト51は、コイルスプリング80によつて、
軸受部材20側に付勢されている。
コイルスプリング80は、軸40の他端部を囲
むようにして、軸40に同軸状に配置されてお
り、多極マグネツト51を軸受部材20側に付勢
することによつて、多極マグネツト51及び軸4
0の軸方向の位置を一定に保持している。また、
磁気感応素子52は多極マグネツト51の近傍位
置に配置されており、磁気感応素子52自身に流
れる電流の方向と多極マグネツト51の磁力線の
方向とが互いに平行になつたとき抵抗が最大とな
り、また電流と磁力線の方向とが直交したとき抵
抗が最小となるもので、多極マグネツト51の回
転により交流波形信号を出力する。例えば、多極
マグネツト51が20極の場合には、多極マグネツ
ト51の1回転により20サイクルの交流波形信号
を出力する。また、コネクタ60は回転検出器5
0の出力を他の機器(例えばコンビネーシヨン・
メータ)に伝送するワイヤハーネスのコネクタが
接続されるもので、端子金具61に磁気感応素子
52を搭載した配線板70が接続されている。こ
の配線板70には、磁気感応素子52の他に、定
電圧回路、オペアンプ、出力反転のためのトラン
ジスタ等が搭載されており、磁気感応素子52の
交流波形信号をオペアンプで矩形波にし、そして
トランジスタで反転する。
エンドナツト10を介して回転検出器50(ケ
ース30)をトランスミツシヨン部に固定する
と、軸40がトランスミツシヨン部の回転系に接
続される。そして、トランスミツシヨン部により
軸40が回転すると、多極マグネツト51が回転
して、磁気感応素子52から交流波形の出力が得
られ、この出力がオペアンプで矩形波にされ、ト
ランジスタで反転されて回転検出器50の出力と
してコネクタ60、ワイヤハーネス等を介して、
コンビネーシヨン・メータに伝送される。
なお、上記実施例では、回転検出器50をトラ
ンスミツシヨン部に取付けるように構成したが、
これに限定されるものではなく、ギヤボツクス、
スピードメータ−ケーブル等に取付けて回転を検
出するように構成してもよいことはいうまでもな
い。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、例えば
トランスミツシヨン側の取付部にエンドナツトを
ねじ込むことによつて、エンドナツトの内周鍔部
と上記取付部で軸受部材の外周鍔部を挟持して、
回転検出器をトランスミツシヨンに簡単に固定す
ることができる。また、軸受部材をエンドナツト
に直接連結するように構成し、軸受部材によつて
軸の一端部側のみを支持しているから、軸を支持
する部分の構造を簡素化し、小型化を図ることが
できとともに、精密加工を要する部品点数の低減
によりコストの低減を図ることができる。さら
に、軸受部材の内周面が軸方向の全長にわたつて
軸受面になつていて、軸方向の長い区間で軸を支
持することができるから、回転時の軸及び多極マ
グネツトを同軸状に安定的に保持することができ
る。さらにまた、コイルスプリングによつて、多
極マグネツトを軸受部材側に付勢しているから、
多極マグネツトや軸に無理な力を作用させること
なく、多極マグネツト及び軸の軸方向の位置を一
定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は側面図、第2図は側断面図であ
り、また第3図a乃至cは従来技術を示す部分断
面図である。 10……エンドナツト、10a……内周鍔部、
20……軸受部材、21……外周鍔部、30……
ケース、40……軸、50……回転検出器、51
……多極マグネツト、52……磁気感応素子、8
0……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向の一端部内周に環状に突出する内周鍔部
    を有するエンドナツトと、 軸方向全長にわたる内周面が軸受面になつてお
    り、軸方向の一端部外周に環状に突出する外周鍔
    部を有し、この外周鍔部を前記エンドナツトの内
    周鍔部に当接するようにして、他端部側を前記エ
    ンドナツトの内周鍔部から軸方向外側に配設した
    筒状の軸受部材と、 この軸受部材の一端部を外側に露出させて、軸
    受部材の外周面を保持するようにインサート成形
    により成形した樹脂製のケースと、 一端部が前記軸受部材に回転自在に支持され、
    他端部が前記ケース内に位置する軸と、 この軸の他端部に同軸状に取り付けられ、周方
    向に異なる磁極が交互に配された多極マグネツト
    と、 この多極マグネツトの周面近傍に配設された磁
    気感応素子と、 前記ケース内にあつて前記軸と同軸状に配置さ
    れ、前記多極マグネツトを前記軸受部材側に付勢
    するコイルスプリングとを備えたことを特徴とす
    る回転検出器。
JP11502688U 1988-09-02 1988-09-02 Expired - Lifetime JPH0512487Y2 (ja)

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