JPS6236140Y2 - - Google Patents

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JPS6236140Y2
JPS6236140Y2 JP7287380U JP7287380U JPS6236140Y2 JP S6236140 Y2 JPS6236140 Y2 JP S6236140Y2 JP 7287380 U JP7287380 U JP 7287380U JP 7287380 U JP7287380 U JP 7287380U JP S6236140 Y2 JPS6236140 Y2 JP S6236140Y2
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JP
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coil
shaft
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rear base
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JP7287380U
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は組立を簡素化したフユエルメータ、サ
ーモメータなどの自動車用ゲージに関するもので
ある。
第1図は従来の自動車用ゲージの縦断面図であ
る。図において、前ベース1と後ベース2により
中心部に空間が形成され、この空間内には中心の
前後方向(図では上下方向)に貫通して、前ベー
ス1と後ベース2によつて軸受けされたシヤフト
3が設けられている。シヤフト3の空間内の部分
には、180゜はなれた位置にN極、S極がそれぞ
れ着磁された円板形のロータマグネツト4がブツ
シユを介して固定され、シヤフト3の前方先端部
は前ベース1を貫通して突出し、そこに指針とな
るポインタ5が装着されている。空間内には潤滑
をかねたダンピング材としてのシリコンオイル6
が封入されている。ロータマグネツト4は後ベー
ス2に設けられた零復帰用マグネツト7に吸引さ
れ零位置に保持されている。
一方、前ベース1と後ベース2の空間の外面部
分には第1コイル8が巻回され、この第1コイル
8の上にはこれと反対方向にほゞ同巻数に第2コ
イル9が巻回され、さらに第2コイル9の上には
前ベース1と後ベース2を中心軸に90゜まわした
状態で第3コイル10が巻回されている。したが
つて、第1コイル8および第2コイル9により発
生する磁束の磁心方向は互いに逆向きになるがと
もにロータマグネツト4の径方向にほゞ一致し、
第3コイル10による磁心方向はこの径方向を90
゜まわした位置の径方向に一致する。
そして、前ベース1と後ベース2を貫通してタ
ーミナルシヤフト11が設けられ、このターミナ
ルシヤフト11の先端部に形成されたねじ部に六
角ナツト12を螺合して、後ベース2と六角ナツ
ト12の間にゲージの側面と後面を覆うシールド
ケース13および基板14を挾持している。ま
た、シールドケース13の開口部は文字板15に
取付けられている。このターミナルシヤフト11
に対する六角ナツト12のねじ込みにより、前ベ
ース1と後ベース2は挾み込まれて一体に組立て
られる。
なお、16はゲージを取付ける被取付板、17
はこの取付用の六角ナツトである。
このような構造のゲージにおいて、コイルに通
電すると直交する磁心によつて回転磁界が発生し
ロータマグネツトが回動する。
第2図はこのゲージの結線回路図である。図に
おいて、VRは第1コイル8と第2コイル9の接
続点に接続されたセンサの可変抵抗器、Rは可変
抵抗器VRと各コイルに流れる電流を調整するた
めの抵抗器である。入力端子とアース間に電圧が
印加されると、電流は抵抗器R、第1コイル8を
経て第2コイル9、第3コイル10の直列回路と
可変抵抗器VRの回路とに分流される。第2コイ
ル9と第3コイル10に流れる電流は一定である
が、第1コイル8に流れる電流はセンサの動作で
可変抵抗器VRの抵抗値が変化することにより変
化する。第1コイル8、第2コイル9により発生
する差動磁束によつてこの磁束方向にN,S極が
一致するようにロータマグネツト4には回転トル
クが生じ、また第3コイルにより発生する磁束に
よつてこの磁束方向にN,S極が一致するように
ロータマグネツト4には回転トルクが生じる。し
たがつて、ロータマグネツト4はN,S極が両コ
イルの合成された磁束方向に一致する位置まで零
位置から回動する。第1コイル8による磁束は可
変抵抗器VRの抵抗値変化によつて変化するため
に第1コイル8と第2コイル9による差動磁束も
これに応じて変化し、ロータマグネツト4はセン
サの検出値に対応した回動角度の位置に停止す
る。これによつて残余燃料量、エンジン温度など
所定の検出量をポインタ5によつて指示すること
ができる。
しかし、従来のこのような自動車用ゲージにお
いては、組立が面倒である、封入されたシリコン
オイルが漏れることがありその漏れ対策が必要で
ある。前ベースと後ベースをターミナルシヤフト
で挾持する構造であるために六角ナツトなどの部
品が余計に必要になることなどによつて生産性が
悪くなつてコストが高くなり、また、零復帰用マ
グネツトの位置が固定されて調整ができないとい
う種々の欠点があつた。
本考案はこのような従来の欠点を解消するため
になされたもので、その目的とするところは、部
品点数が減少して組立が容易になり、シリコンオ
イルの漏れもなくなるような自動車用ゲージを提
供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は、
前ベースに空間となる凹部とターミナルシヤフト
を挿入するシヤフト孔とをそれぞれ形成し、後ベ
ースは凹部をふさぐ蓋状に形成するとともに前ベ
ースに密着状に接合したものである。
以下、本考案を図面にもとずいて詳細に説明す
る。
第3図は本考案に係る自動車用ゲージの一実施
例の縦断面図である。図において、第1図と同一
部分には同一符号を付してある。21は合成樹脂
を成形して作られた前ベースで、四角状に形成さ
れた中心部21aと、この中心部21aの中心か
ら前方(図で上方)に突出して形成されたシヤフ
ト3を軸支するための軸受部21bと、中心部2
1aに後方(図で下方)に開いて形成された円形
の凹部21cと、中心部21aの各角に軸方向に
のびて形成されたシヤフト受部21d,21e
(他の2個は第3図には図示せず)と、このシヤ
フト受部21d,21eの中心にそれぞれ形成さ
れたシヤフト孔21f,21gと、凹部21cの
開口周辺に全周に沿つてエツジ状に後方に突出し
て形成された結合部21hとを有する。なお、第
4図にこの前ベース21の正面図を示す。21
i,21jは他のシヤフト受部、21k,21l
はそのシヤフト孔である。第3図はこの第4図の
−線で切断した状態を示している。
22は合成樹脂を成形して円板状に作られた後
ベースで、中心部から後方に突出して形成された
シヤフト3をスラスト受けするための軸受部22
aと、外周部から前方に全周に沿つてエツジ状に
前方に突出して形成された結合部22bとを有す
る。この後ベース22の後面には零復帰用マグネ
ツト7が埋設されている。なお第5図にこの後ベ
ース22の背面図を示す。
また、23,24はシヤフト孔21f,21g
にそれぞれ挿入されるターミナルシヤフトで、後
端部にねじ部23a,24aとフランジ部23
b,24bおよびフランジ部23b,24bより
前方にローレツト部23c,24cをそれぞれ有
する。
組立てる際は、ブツシユを介してロータマグネ
ツト4が固定されたシヤフト3を前ベース21の
軸受部21bの軸孔に貫通させ、ロータマグネツ
ト4を凹部21c内に収容し、シリコンオイル6
を適当量入れた後、後ベース22をシヤフト3が
軸受部22aの軸孔に挿入されかつ結合部22b
が結合部21hに嵌合するようにして前ベース2
1に取付ける。しかる後、この結合部22bと2
1hを超音波溶着法によつて熱かしめし、両者を
密着状に接合して後ベース22を前ベース21に
固定する。
次いで、第1コイル8、第2コイル9を中心部
21aと後ベース22上に巻回し、さらにこれと
直角方向第3コイル10をこの上に巻回する。次
に、シールドケース13と基板14をシヤフト受
部21d,21e,21i,21jの後端にはめ
込んだ後、ターミナルシヤフト23,24をシヤ
フト孔21f,21gに挿入する。このとき、ロ
ーレツト部23c,24cはその外径がシヤフト
孔21f,21gの内径より大きく形成されてい
るので孔内周面にくい込み、シヤフト受部21
d,21eに対して回転方向には強固に固定され
る。さらにこの挿入によつて、シールドケース1
3と基板14はシヤフト受部21d,21eとフ
ランジ部23b,24bとの間に挾持される。な
お、ターミナルシヤフト23,24は図示してな
いが各コイルに内部で接続されており、ねじ部2
3a,24aにねじ込まれた六角ナツト(図示せ
ず)とフランジ部23b,24bとに外部リード
線を挾持することにより、コイルの回路を外部回
路と接続するようになつている。
このような構成によると、後ベース22を前ベ
ース21に固定する際、後ベース22をまわして
零復帰用マグネツト7の位置を任意に調整するこ
とができる。これによつて、ポインタの位置調整
を行なうことができる。この動作について第6図
のトルクベクトル図で説明する。図において、A
は第3コイル10の磁束によりロータマグネツト
4に発生する駆動トルク、Bは第1コイル8と第
2コイルにより差動的に発生する駆動トルク、C
は駆動トルクAとBの合成トルク、Dは零復帰用
マグネツト7によつてロータマグネツト4に発生
する零復帰用トルク、EはトルクCとDの合成ト
ルクである。後ベース22の取付時に零復帰用マ
グネツト7の位置を調整することにより、図のθ
を変えて合成トルクE、すなわちロータマグネツ
ト4の停止位置を調整することができる。
ゲージの設計によつてポインタを上向きにした
り、横向きにしたりするが、このようなポインタ
の姿勢の差で同じトルクを与えてもポインタの重
力で指示位置が異つてくるため、ゲージの形式に
応じて前記零復帰用マグネツトの調整を行なう。
また、センサによつてその可変抵抗器の抵抗値が
異なるため、これに応じて調整を行なうこともで
きる。
従来は後ベースの前ベースに対する取付位置が
固定されていたため、このような調整は不可能で
あつた。
このように本考案に係る自動車用ゲージによる
と、前ベースに後ベースを取付ける際にターミナ
ルシヤフトで挾み込むようなことをしないので挾
持用の六角ナツトが不要になるなど部品点数が減
少するとともに組立も容易になり製造コストの低
減がはかれる。また、後ベースは前ベースに密封
状に固定されるので内部のシリコンオイルが漏れ
なくなり、また、零復帰用マグネツトの位置調整
も可能になるなど数多くの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用ゲージの縦断面図、第
2図は結線回路図、第3図は本考案の自動車用ゲ
ージの一実施例の縦断面図、第4図は前ベースの
正面図、第5図は後ベースの背面図、第6図はト
ルクベクトル図である。 3……シヤフト、4……ロータマグネツト、5
……ポインタ、6……シリコンオイル、7……零
復帰用マグネツト、8……第1コイル、9……第
2コイル、10……第3コイル、21……前ベー
ス、21a……中心部、21b,22a……軸受
部、21c……凹部、21d,21e……シヤフ
ト受部、21f,21g……シヤフト孔、21
h,22b……結合部、22……後ベース、2
3,24……ターミナルシヤフト、23a,24
a……ねじ部、23b,24b……フランジ部、
23c,24c……ローレツト部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前ベースと後ベースによつて中心部に空間を
    形成し、この空間内に貫通して前記前ベースと
    後ベースに回動自在に軸支されるシヤフトを設
    けるとともに、このシヤフトに固定して前記空
    間部内に中心に対称な一対の磁極を有するロー
    タマグネツトを設け、このロータマグネツトの
    径方向に磁心ができしかもその磁心が互いに直
    交するような各コイルを前記前ベースと後ベー
    ス上に巻回し、零復帰用マグネツトにより前記
    ロータマグネツトを零位置に保持するととも
    に、前記コイルに通電して前記ロータマグネツ
    トを零位置から回動させるようにした自動車用
    ゲージにおいて、前記前ベースに前記空間を構
    成する凹部と前記コイルを外部接続するための
    ターミナルシヤフトを挿入するシヤフト孔とを
    それぞれ形成し、前記後ベースは前記凹部をふ
    さぐ蓋状に形成するとともに前記前ベースに密
    着状に接合した自動車用ゲージ。 (2) 後ベースは円形状に形成し、零復帰用マグネ
    ツトを固定した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自動車用ゲージ。
JP7287380U 1980-05-26 1980-05-26 Expired JPS6236140Y2 (ja)

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JP7287380U JPS6236140Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26

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JPS56174061U JPS56174061U (ja) 1981-12-22
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JPH0355106Y2 (ja) * 1985-10-21 1991-12-06
JP4714442B2 (ja) * 2004-08-25 2011-06-29 矢崎総業株式会社 指針計器用回動内機の固定構造

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