JPWO2020137291A1 - モータ - Google Patents
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Abstract
本発明のモータの一つの態様は、中心軸を中心として回転するロータと、ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、ロータおよびステータを収容するハウジングと、ロータを回転可能に支持するベアリングと、ベアリングを保持し、ハウジングに固定されたベアリングホルダと、ロータの回転を検出する回転センサと、ベアリングホルダに設けられ、回転センサを保持するセンサホルダと、を備える。本発明のモータの一つの態様には、ハウジングに対してベアリングホルダとセンサホルダとを一体的に周方向に回転させて回転センサの周方向位置を調整可能な位置調整機構が設けられている。
Description
本発明は、モータに関する。
ロータの回転を検出する回転センサの周方向位置を調整できる構造を有するモータが知られる。例えば、特許文献1には、ハウジングの内部に配置された基板ホルダを回転させることで、回転センサとしての位相検出センサの周方向位置を調整できる構造が記載される。
しかし、上記のような構造においては、基板ホルダを回転させる際に基板ホルダがハウジングと擦れ、基板ホルダの表面が削れる場合があった。そのため、ハウジングの内部にコンタミネーションが生じる場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて、回転センサを保持するセンサホルダが擦れることを抑制しつつ、回転センサの周方向位置を調整できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、中心軸を中心として回転するロータと、前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、前記ロータおよび前記ステータを収容するハウジングと、前記ロータを回転可能に支持するベアリングと、前記ベアリングを保持し、前記ハウジングに固定されたベアリングホルダと、前記ロータの回転を検出する回転センサと、前記ベアリングホルダに設けられ、前記回転センサを保持するセンサホルダと、を備える。本発明のモータの一つの態様には、前記ハウジングに対して前記ベアリングホルダと前記センサホルダとを一体的に周方向に回転させて前記回転センサの周方向位置を調整可能な位置調整機構が設けられている。
本発明の一つの態様によれば、モータにおいて、回転センサを保持するセンサホルダが擦れることを抑制しつつ、回転センサの周方向位置を調整できる。
各図に適宜示すZ軸方向は、正の側を「上側」とし、負の側を「下側」とする上下方向である。各図に適宜示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
以下の実施形態において下側は、軸方向一方側に相当する。なお、上下方向、上側および下側とは、単に各部の配置関係等を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、回転翼装置1に搭載される。回転翼装置1は、例えば、無人飛行体に搭載される。回転翼装置1は、モータ10と、プロペラ2と、を備える。
モータ10は、ロータ20と、ステータ30と、ハウジング40と、ベアリングホルダ90と、センサアセンブリ50と、バスバーアセンブリ60と、第1ベアリング71と、第2ベアリング72と、プロペラ取付部80と、電源コネクタ部100と、を備える。ロータ20、ステータ30、センサアセンブリ50、バスバーアセンブリ60、第1ベアリング71、および第2ベアリング72は、ハウジング40の内部に収容される。
ロータ20は、中心軸Jを中心として回転する。ロータ20は、シャフト21と、ロータ本体24と、を有する。シャフト21は、中心軸Jに沿って配置される。シャフト21は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。シャフト21の上端部は、ハウジング40よりも上側に突出する。シャフト21の上端部には、プロペラ取付部80が固定される。プロペラ取付部80は、プロペラ2が取り付けられる部分である。プロペラ取付部80は、ハウジング40の外部に位置する。
ロータ本体24は、シャフト21の外周面に固定される。ロータ本体24は、ロータコア22と、ロータマグネット23と、を有する。すなわち、ロータ20は、ロータコア22と、ロータマグネット23と、を有する。ロータコア22は、シャフト21の外周面に固定される。ロータコア22は、内コア部22aと、外コア部22bと、複数の連結部22cと、を有する。内コア部22aは、周方向に沿った環状である。本実施形態において内コア部22aは、中心軸Jを中心とする円環状である。内コア部22aは、シャフト21の外周面に固定される。外コア部22bは、内コア部22aの径方向外側に位置する。本実施形態において外コア部22bは、周方向に沿った環状である。より詳細には、外コア部22bは、中心軸Jを中心とする円環状である。外コア部22bは、内コア部22aよりも軸方向両側に突出する。
複数の連結部22cは、内コア部22aと外コア部22bとの径方向の間に位置する。複数の連結部22cは、内コア部22aと外コア部22bとを繋ぐ。複数の連結部22cは、周方向に沿って配置される。連結部22cの軸方向の寸法は、内コア部22aの軸方向の寸法と同じである。連結部22cの上側の端部は、内コア部22aの上側の端部と軸方向において同じ位置に配置される。連結部22cの下側の端部は、内コア部22aの下側の端部と軸方向において同じ位置に配置される。
ロータマグネット23は、ロータコア22の径方向外側面に固定される。本実施形態においてロータマグネット23は、接着剤でロータコア22の径方向外側面に固定される。ロータコア22の径方向外側面は、外コア部22bの径方向外側面である。図示は省略するが、ロータマグネット23は、周方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられる。複数のロータマグネット23は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置される。
ロータマグネット23は、軸方向に延びる略直方体状である。ロータマグネット23の角部は、丸面取りされている。本実施形態において複数のロータマグネット23のそれぞれは、2つのマグネットが軸方向に連結されて構成される。複数のロータマグネット23のそれぞれは、径方向に沿って磁極としてN極とS極とを有する。周方向に隣り合うロータマグネット23における磁極は、N極とS極との径方向位置が互いに反転している。すなわち、周方向に隣り合うロータマグネット23において、一方のロータマグネット23が径方向外側にN極を有する場合、他方のロータマグネット23は、径方向外側にS極を有する。
ロータマグネット23の上側の端部は、外コア部22bの上側の端部と軸方向において同じ位置に配置される。ロータマグネット23の下側の端部は、外コア部22bの下側の端部よりも下側に位置する。ロータマグネット23のうち外コア部22bよりも下側に位置する部分は、ロータコア22よりも下側に突出する突出部23aである。すなわち、複数のロータマグネット23のそれぞれは、ロータコア22よりも下側に突出する突出部23aを有する。
第1ベアリング71および第2ベアリング72は、ロータ20を回転可能に支持する。より詳細には、第1ベアリング71は、シャフト21のうちロータコア22よりも下側に位置する部分を回転可能に支持する。第2ベアリング72は、シャフト21のうちロータコア22よりも上側に位置する部分を回転可能に支持する。本実施形態において第1ベアリング71および第2ベアリング72は、転がり軸受である。第1ベアリング71および第2ベアリング72は、例えば、ボールベアリングである。
ステータ30は、ロータ20と隙間を介して径方向に対向する。ステータ30は、ロータ20の径方向外側に位置する。ステータ30は、ステータコア31と、インシュレータ32と、複数のコイル33と、を有する。複数のコイル33は、インシュレータ32を介してステータコア31に装着される。
ハウジング40は、頂壁部41と、筒状部42と、保持部43と、底壁部44と、複数のフィン45と、を有する。本実施形態において頂壁部41と筒状部42と保持部43と複数のフィン45とは、同一の単一部材の一部である。底壁部44は、頂壁部41と筒状部42と保持部43と複数のフィン45とを含む単一部材とは別部材であり、当該単一部材に固定される。
頂壁部41は、ステータ30の上側に位置し、ステータ30の上側を覆う。頂壁部41は、中心軸Jを中心とする円環板状である。筒状部42は、頂壁部41の径方向外周縁部から下側に延びる。筒状部42は、中心軸Jを中心とし、下側に開口する円筒状である。筒状部42の内周面には、ステータコア31が固定される。筒状部42は、軸方向の中心よりも下側寄りの部分において外径および内径が大きくなっている。これにより、筒状部42の内周面には、段差部42aが設けられている。
筒状部42の外周面には、周方向に沿って複数のフィン45が設けられる。複数のフィン45は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置される。保持部43は、頂壁部41の径方向内周縁部から上側に突出する。保持部43の径方向内側には、第2ベアリング72が保持される。
底壁部44は、筒状部42の下側の端部に固定される。底壁部44は、ステータ30の下側に位置し、ステータ30の下側を覆う。底壁部44は、底壁本体部44aと、第1嵌合筒部44bと、を有する。底壁本体部44aは、中心軸Jを中心とする円環板状である。底壁本体部44aの径方向外周縁部は、筒状部42の下側の端部に、例えば、ねじで固定される。底壁本体部44aの径方向内周縁部は、ステータ30よりも径方向内側に位置する。第1嵌合筒部44bは、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円筒状である。本実施形態において第1嵌合筒部44bは、底壁本体部44aの径方向内周縁部から上側に延びる。
底壁部44には、電源コネクタ部100が設けられる。電源コネクタ部100は、底壁本体部44aから下側に突出する。電源コネクタ部100には、モータ10に電源を供給する外部電源が接続される。
ハウジング40は、下側に開口する開口部40aを有する。本実施形態において開口部40aは、底壁部44に設けられる。開口部40aは、底壁本体部44aの中央を軸方向に貫通する貫通孔である。
ベアリングホルダ90は、第1ベアリング71を保持し、ハウジング40に固定される。本実施形態においてベアリングホルダ90は、底壁部44に固定される。本実施形態においてベアリングホルダ90は、ハウジング40とともにモータ10の外殻を構成している。図2に示すように、ベアリングホルダ90は、モータ10の下側に露出する。ベアリングホルダ90は、金属製である。ベアリングホルダ90は、ベアリングホルダ本体部91と、ホルダフランジ部92と、を有する。
ベアリングホルダ本体部91は、開口部40aに設けられる。ベアリングホルダ本体部91は、中心軸Jを中心とし、下側に開口する有蓋の円筒状である。本実施形態においてベアリングホルダ本体部91は、開口部40aに嵌め合わされ、開口部40aを閉塞している。ベアリングホルダ本体部91は、保持部93と、円環部94と、第2嵌合筒部95と、を有する。
図3および図4に示すように、円環部94は、中心軸Jを中心とする円環板状である。図1に示すように、円環部94は、底壁部44よりも上側に位置する。円環部94は、筒状部42の径方向内側に位置する。図4に示すように、円環部94は、円環部94を軸方向に貫通する貫通孔94aを有する。貫通孔94aは、周方向に延びる孔である。貫通孔94aは、ベアリングホルダ90を軸方向に貫通する。より詳細には、図2に示すように、貫通孔94aは、円環部94、後述する土台部97dおよび固定部材97bを軸方向に貫通する。
図1に示すように、第2嵌合筒部95は、円環部94の径方向外周縁部から下側に延びる。第2嵌合筒部95は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円筒状である。第2嵌合筒部95は、第1嵌合筒部44bの径方向内側に位置する。第2嵌合筒部95の上側の端部は、第1嵌合筒部44bの上側の端部よりも上側に位置する。第2嵌合筒部95の下側の端部は、底壁本体部44aの径方向内周縁部よりも下側に位置する。
第1嵌合筒部44bと第2嵌合筒部95とは、互いに嵌め合わされている。第1嵌合筒部44bの内周面と第2嵌合筒部95の外周面との径方向の間には、中心軸Jを中心とする円環状のOリング130が配置される。Oリング130は、第1嵌合筒部44bの内周面と第2嵌合筒部95の外周面とに接触し、第1嵌合筒部44bの内周面と第2嵌合筒部95の外周面との径方向の間を封止する。
保持部93は、円環部94の径方向内周縁部に設けられる。保持部93は、筒部93bと、底部93aと、を有する。筒部93bは、円環部94の径方向内周縁部から軸方向両側に突出する。筒部93bは、中心軸Jを中心とする略円筒状である。筒部93bは、上側に開口する。筒部93bの下側の端部は、第2嵌合筒部95の下側の端部よりも上側に位置する。筒部93bの径方向内側には、第1ベアリング71が保持される。本実施形態において第1ベアリング71は、筒部93bの径方向内側に隙間嵌めされている。
図4に示すように、筒部93bの外周面には、径方向内側に窪む凹部93cが設けられる。凹部93cは、軸方向に延びて上側に開口する。凹部93cの内側面は、軸方向に沿って視て、径方向内側に凹となる円弧状である。
底部93aは、中心軸Jを中心とする略円板状である。底部93aは、第1ベアリング71およびシャフト21の下側を覆う。底部93aの径方向外周縁部は、筒部93bの下側の端部に繋がる。底部93aと第1ベアリング71との間には、予圧部材120が設けられる。予圧部材120は、第1ベアリング71の外輪に上側向きの予圧を加える。予圧部材120は、例えば、ウェーブワッシャである。
ホルダフランジ部92は、ベアリングホルダ本体部91から径方向外側に突出する。本実施形態においてホルダフランジ部92は、第2嵌合筒部95の下側の端部から径方向外側に突出する。ホルダフランジ部92は、板面が軸方向を向く板状である。ホルダフランジ部92は、開口部40aの周縁部に下側から接触する。本実施形態において開口部40aの周縁部は、底壁本体部44aの下側の面のうち径方向内周縁部である。
図2に示すように、ホルダフランジ部92は、中心軸Jを中心とする略円環状である。ホルダフランジ部92は、基部92aと、固定部92bと、を有する。基部92aは、中心軸Jを中心とする円環状である。固定部92bは、基部92aから径方向外側に突出する。固定部92bは、周方向に沿って複数設けられる。複数の固定部92bは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置される。本実施形態において固定部92bは、例えば、4つ設けられる。
固定部92bは、固定部92bを軸方向に貫通する長孔92cを有する。長孔92cは、周方向に延びる。長孔92cには、ベアリングホルダ90をハウジング40に固定するねじ部材96が通される。ねじ部材96は、下側から長孔92cを通ってハウジング40に締め込まれる。より詳細には、ねじ部材96は、下側から長孔92cを通って開口部40aの周縁部に設けられた雌ねじ穴に締め込まれる。これにより、ホルダフランジ部92が開口部40aの周縁部に固定され、ベアリングホルダ90がハウジング40に固定される。ねじ部材96を取り外した状態、またはねじ部材96を緩めた状態において、ベアリングホルダ90は、ねじ部材96のうち長孔92cに通された部分が長孔92c内において周方向に移動可能な範囲で、周方向に回転可能である。ねじ部材96のねじ頭部は、モータ10の外部に露出する。
ベアリングホルダ90は、センサコネクタ部97をさらに有する。センサコネクタ部97は、後述する回転センサ52からの信号を出力可能な部分である。図示は省略するが、センサコネクタ部97には、回転センサ52の信号が出力される制御装置のコネクタ部が接続される。センサコネクタ部97は、土台部97dと、ブッシュ97aと、固定部材97bと、を有する。土台部97dは、円環部94から下側に突出する。土台部97dは、筒部93bの径方向外側に位置し、筒部93bと繋がる。
ブッシュ97aは、貫通孔94aに嵌め合わされる。ブッシュ97aの下側の端部は、土台部97dよりも下側に突出する。ブッシュ97aの下側の端部には、センサコネクタ部97に接続される制御装置のコネクタ部が接続される。図4に示すように、ブッシュ97aの上側の端部は、円環部94の上側の面と軸方向において同じ位置に配置される。ブッシュ97aは、ブッシュ97aを軸方向に貫通する複数の接続孔97cを有する。
図2に示すように、固定部材97bは、ねじによって土台部97dに固定され、ブッシュ97aを土台部97dに固定する。図示は省略するが、固定部材97bは、ブッシュ97aの外周面から突出するフランジ部を下側から土台部97dに押し付けて、ブッシュ97aを土台部97dに固定する。
図1に示すように、センサアセンブリ50は、ロータコア22とベアリングホルダ90との軸方向の間に位置する。センサアセンブリ50は、センサホルダ51と、回転センサ52と、回路基板53と、を有する。すなわち、モータ10は、センサホルダ51と、回転センサ52と、回路基板53と、を備える。
センサホルダ51は、ベアリングホルダ90に設けられ、回転センサ52を保持する。本実施形態においてベアリングホルダ90とセンサホルダ51とは、互いに別部材である。センサホルダ51は、樹脂製である。図3および図4に示すように、センサホルダ51は、固定筒部51aと、フランジ部51bと、配線保持部51cと、センサ保持部51dと、を有する。
固定筒部51aは、中心軸Jを囲みベアリングホルダ90に固定される部分である。固定筒部51aは、中心軸Jを中心とし、軸方向両側に開口する円筒状である。固定筒部51aは、筒部93bに径方向外側から嵌め合わされる。固定筒部51aの内周面は、筒部93bの外周面に、例えば、接着剤で固定されている。これにより、センサホルダ51は、ベアリングホルダ90に固定されている。固定筒部51aの内周面および筒部93bの外周面の少なくとも一方には、例えば、接着剤が充填される接着用の溝が設けられる。固定筒部51aの下側の端部は、円環部94の上側の面に接触する。固定筒部51aの上側の端部は、筒部93bよりも上側に位置する。
図4に示すように、固定筒部51aの内周面には、径方向内側に突出する凸部51gが設けられる。凸部51gは、軸方向に延びる。凸部51gの外形は、軸方向に沿って視て、径方向内側に凸となる円弧状である。凸部51gは、凹部93cに嵌め合わされる。これにより、凸部51gが凹部93cに対して周方向に引っ掛かり、センサホルダ51がベアリングホルダ90に対して周方向に回転することを抑制できる。本実施形態においては、凸部51gのうち筒部93bの径方向外側に位置する部分が凹部93cに嵌め合わされる。
フランジ部51bは、固定筒部51aの上側の端部から径方向外側に突出する。フランジ部51bは、板面が軸方向を向く板状である。フランジ部51bは、周方向に沿って延びる。本実施形態においてフランジ部51bは、軸方向に沿って視て、中心軸Jを中心とする略半円弧状である。フランジ部51bの径方向外周縁部は、円環部94の径方向外周縁部よりも径方向内側に位置する。
配線保持部51cは、後述する複数の配線98を保持する部分である。そのため、配線98が移動してロータ20と接触することを抑制できる。配線保持部51cは、軸方向に沿って視て、貫通孔94aと後述する回路基板53の周方向一方側の端部との周方向の間に位置する。配線保持部51cは、上板部51eと、外板部51fと、を有する。本実施形態において上板部51eは、第1部分に相当し、外板部51fは、第2部分に相当する。
上板部51eは、固定筒部51aから径方向外側に突出する。より詳細には、上板部51eは、固定筒部51aの上側の端部のうちフランジ部51bが設けられていない部分から径方向外側に突出する。上板部51eは、ロータ本体24と複数の配線98との軸方向の間に位置する。そのため、配線98が上側に移動することを上板部51eによって抑制できる。これにより、複数の配線98がロータ本体24に接触することを抑制できる。上板部51eの径方向外側の端部は、円環部94の径方向外周縁部よりも径方向内側に位置する。
外板部51fは、上板部51eから下側に延びる。より詳細には、外板部51fは、上板部51eの径方向外側の端部から下側に延びる。外板部51fは、複数の配線98の径方向外側に位置する。そのため、配線98が径方向外側に移動することを外板部51fによって抑制できる。これにより、配線98が上板部51eよりも径方向外側にずれて上側に移動することを抑制できる。したがって、配線98がロータ本体24に接触することをより抑制できる。外板部51fの下側の端部は、円環部94の上側に離れて位置する。
センサ保持部51dは、フランジ部51bの径方向外周縁部から上側に突出する。図3に示すように、センサ保持部51dは、回転センサ52を保持する保持凹部51hを有する。保持凹部51hは、下側および径方向外側に開口する。本実施形態においてセンサ保持部51dは、周方向に沿って複数設けられる。センサ保持部51dは、例えば、3つ設けられる。3つのセンサ保持部51dは、周方向に沿って等間隔に配置される。図1に示すように、センサ保持部51dは、ロータマグネット23の突出部23aの径方向内側に位置する。
センサホルダ51の少なくとも一部は、ステータ30の径方向内側に位置する。そのため、径方向に沿って視て、センサホルダ51の少なくとも一部をステータ30と重ねることができる。これにより、モータ10を軸方向に小型化できる。本実施形態においては、センサホルダ51のうち、固定筒部51aの上側の端部とフランジ部51bと配線保持部51cの上側部分とセンサ保持部51dとが、ステータ30のうちインシュレータ32の径方向内側に位置する。
本実施形態において回転センサ52は、ロータマグネット23の磁界を検出する磁気センサである。回転センサ52は、例えば、ホールIC等のホール素子である。回転センサ52は、ロータマグネット23の磁界を検出することで、ロータ20の回転を検出する。図3に示すように、回転センサ52は、周方向に沿って複数設けられる。回転センサ52は、例えば、3つ設けられる。3つの回転センサ52のそれぞれは、3つのセンサ保持部51dのそれぞれに保持される。
回転センサ52は、センサ本体52aと、複数のセンサ端子52bと、を有する。センサ本体52aは、センサ保持部51dの保持凹部51hに嵌め合わされて保持される。そのため、回転センサ52をセンサホルダ51に対して安定して保持できる。本実施形態においてセンサ本体52aは、保持凹部51hに軽圧入されている。
図1に示すように、センサ本体52aは、突出部23aの径方向内側に位置する。すなわち、回転センサ52は、突出部23aの径方向内側に位置する。そのため、径方向に沿って磁極としてN極とS極とを有するロータマグネット23の磁界を、回転センサ52によって好適に検出しやすい。これにより、回転センサ52によるロータ20の回転検出精度を向上できる。また、回転センサ52で検出するためのマグネットをロータマグネット23の他に別途設ける必要がなく、モータ10の部品点数を低減できる。回転センサ52は、突出部23aの径方向内側面の下端部と径方向に隙間を介して対向する。
図3に示すように、複数のセンサ端子52bは、センサ本体52aから下側に延びる。センサ端子52bは、回路基板53に設けられた孔に通されて、回路基板53に電気的に接続される。回路基板53は、センサホルダ51に固定される。回路基板53は、板面が軸方向を向く板状である。回路基板53は、フランジ部51bの下側に位置する。回路基板53は、周方向に延びる円弧状である。
図4に示すように、回路基板53の周方向一方側の端部には、複数の配線98の一端が接続される。複数の配線98は、回路基板53を介して回転センサ52と電気的に接続される。複数の配線98は、回転センサ52からの信号を伝達する。複数の配線98の他端は、ブッシュ97aの接続孔97cに挿入されて、センサコネクタ部97と接続される。センサコネクタ部97に接続される図示しない制御装置のコネクタ部は、配線98と電気的に接続される。これにより、回転センサ52の信号は、センサ端子52b、回路基板53および配線98を介してセンサコネクタ部97から制御装置に出力される。
図1に示すように、バスバーアセンブリ60は、ステータ30の下側に位置する。バスバーアセンブリ60は、センサアセンブリ50の径方向外側に位置する。バスバーアセンブリ60は、バスバーホルダ61と、バスバー62と、を有する。すなわち、モータ10は、バスバーホルダ61と、バスバー62と、を備える。
バスバーホルダ61は、周方向に延び、バスバー62を保持する。バスバーホルダ61の径方向内側には、第1ベアリング71の上側部分および筒部93bの上側部分が位置する。すなわち、本実施形態において第1ベアリング71の少なくとも一部は、バスバーホルダ61の径方向内側に位置する。そのため、径方向に沿って視て、第1ベアリング71の少なくとも一部をバスバーホルダ61と重ねることができる。これにより、モータ10を軸方向に小型化できる。
図3に示すように、本実施形態においてバスバーホルダ61は、中心軸Jを中心とする円環状である。バスバーホルダ61は、バスバーホルダ本体部61aと、第1位置決め部61bと、第2位置決め部61eと、を有する。バスバーホルダ本体部61aは、中心軸Jを中心とする略円環状である。バスバーホルダ本体部61aは、センサアセンブリ50の径方向外側に位置し、センサアセンブリ50を囲む。バスバーホルダ本体部61aには、バスバー62の一部が埋め込まれて保持される。
第1位置決め部61bは、径方向延伸部61cと、軸方向延伸部61dと、を有する。径方向延伸部61cは、バスバーホルダ本体部61aから径方向外側に突出する。軸方向延伸部61dは、径方向延伸部61cの径方向外側の端部から上側に突出する。軸方向延伸部61dの上側の端部は、バスバーホルダ本体部61aよりも上側に位置する。図示は省略するが、軸方向延伸部61dの上側の端部は、筒状部42の内周面に設けられた段差部42aに下側から接触する。これにより、バスバーアセンブリ60がハウジング40に対して軸方向に位置決めされる。
第1位置決め部61bは、周方向に沿って複数設けられる。第1位置決め部61bは、例えば、3つ設けられる。3つの第1位置決め部61bは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置される。これにより、バスバーアセンブリ60をより安定して軸方向に位置決めできる。
第2位置決め部61eは、バスバーホルダ本体部61aから径方向外側に突出する。第2位置決め部61eの径方向外側の端部は、軸方向延伸部61dの径方向外側面と径方向において同じ位置に配置される。第2位置決め部61eは、周方向に沿って複数設けられる。第2位置決め部61eは、例えば、2つ設けられる。図示は省略するが、第1位置決め部61bにおける軸方向延伸部61dの径方向外側面と第2位置決め部61eの径方向外側の端部とは、筒状部42の内周面に接触する。これにより、バスバーホルダ61が筒状部42内に嵌め合わされ、バスバーアセンブリ60を径方向に位置決めできる。
バスバー62は、ステータ30と電気的に接続される。より詳細には、バスバー62は、コイル33と電気的に接続される。バスバー62は、複数設けられる。複数のバスバー62のそれぞれは、一端が電源コネクタ部100に設けられる端子部62aを有する。端子部62aには、電源コネクタ部100に接続された外部電源が電気的に接続される。これにより、外部電源の電力が、バスバー62を介してステータ30のコイル33に供給される。
図2に示すように、モータ10には、位置調整機構110が設けられている。位置調整機構110は、ハウジング40に対してベアリングホルダ90とセンサホルダ51とを一体的に周方向に回転させて回転センサ52の周方向位置を調整可能な機構である。そのため、ベアリングホルダ90に設けられたセンサホルダ51を、ベアリングホルダ90と互いに擦れ合うことなく周方向に回転させることができる。これにより、回転センサ52を保持するセンサホルダ51が擦れることを抑制しつつ、回転センサ52の周方向位置を調整できる。したがって、センサホルダ51の表面が削れることを抑制でき、ハウジング40の内部にコンタミネーションが生じることを抑制できる。
また、回転センサ52の周方向位置をステータ30に対して調整できるため、モータ誘起電圧の位相と回転センサ52の出力信号の位相とを合わせることができる。これにより、ステータ30に供給する電流を異なる相の電流に切り換える転流タイミングを好適なタイミングにすることができる。したがって、モータ10の効率を向上できる。
本実施形態の回転センサ52の位置調整においては、図4に示すベアリングホルダ90とセンサアセンブリ50とが固定されて構成されるアセンブリ140全体が回転する。また、ベアリングホルダ90が回転する際、例えば、ベアリングホルダ90に保持された第1ベアリング71の外輪も回転する。
本実施形態において位置調整機構110は、ホルダフランジ部92に設けられた長孔92cと、長孔92cを通ってハウジング40に締め込まれるねじ部材96と、を有する。そのため、上述したように、ねじ部材96を取り外した状態、またはねじ部材96を緩めた状態において、ベアリングホルダ90を、ねじ部材96のうち長孔92cに通された部分が長孔92c内において周方向に移動可能な範囲で、周方向に回転させることができる。これにより、ベアリングホルダ90とともにセンサホルダ51を回転させることができ、回転センサ52の周方向位置を調整できる。回転センサ52の周方向位置を調整した後は、ねじ部材96を締め込むことで、ベアリングホルダ90およびセンサホルダ51の周方向位置を固定できる。これにより、回転センサ52の周方向位置を調整した後、固定することができる。
また、本実施形態によれば、上述したようにベアリングホルダ90がハウジング40とともにモータ10の外殻を構成しており、ベアリングホルダ90をハウジング40に固定するねじ部材96のねじ頭部は、モータ10の外部に露出している。そのため、モータ10を組み立てた後であっても、ねじ部材96を取り外す、または緩めることが容易にでき、回転センサ52の周方向位置を容易に調整することができる。
なお、本明細書において「位置調整機構が回転センサの周方向位置を調整可能である」とは、位置調整機構が、少なくともモータを組み立てる際に回転センサの周方向位置を調整可能な機構であればよく、モータが組み立てられた後には回転センサの周方向位置を調整できない機構であってもよい。本実施形態の位置調整機構110は、上述したようにモータ10を組み立てた後であっても、回転センサ52の周方向位置の調整が可能である。
本実施形態において位置調整機構110は、ハウジング40に設けられた第1嵌合筒部44bと、ベアリングホルダ90に設けられた第2嵌合筒部95と、を有する。そのため、ベアリングホルダ90とハウジング40とを中心軸Jに対して同軸に合わせてベアリングホルダ90を周方向に回転させることができる。これにより、センサホルダ51および回転センサ52を中心軸J回りに軸精度よく回転させることができる。したがって、回転センサ52の周方向位置を精度よく調整することができる。
また、本実施形態によれば、ベアリングホルダ90は、回転センサ52からの信号出力可能なセンサコネクタ部97を有する。そのため、ベアリングホルダ90およびセンサホルダ51を周方向に回転させて回転センサ52の周方向位置を調整する際に、ベアリングホルダ90とともにセンサコネクタ部97を周方向に回転させることができる。これにより、回路基板53を介して回転センサ52とセンサコネクタ部97とを繋ぐ配線98も、回転センサ52とともに周方向に回転する。したがって、回転センサ52の周方向位置を調整する際に、配線98に負荷が加えられることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、ベアリングホルダ90とセンサホルダ51とが別部材であるため、ベアリングホルダ90を金属製としつつ、センサホルダ51を樹脂製とできる。ハウジング40に固定されるベアリングホルダ90を金属製とすることで、ベアリングホルダ90をハウジング40に対して回転させた際にベアリングホルダ90がハウジング40に対して擦れても、ベアリングホルダ90からコンタミネーションが生じにくくできる。また、センサホルダ51を樹脂製とすることで、回転センサ52を絶縁した状態で保持できる。
本発明は上述の実施形態に限られず、他の構成を採用することもできる。位置調整機構は、ハウジングに対してベアリングホルダとセンサホルダとを一体的に周方向に回転させて回転センサの周方向位置を調整可能であるならば、特に限定されない。位置調整機構は、例えば、ねじ部材の代わりに、ベアリングホルダに設けられたカシメ部を有してもよい。この場合、回転センサの周方向位置を調整した後、ベアリングホルダの一部をカシメてカシメ部とし、ベアリングホルダをハウジングに固定してもよい。
回転センサは、ロータの回転を検出できるならば、特に限定されない。回転センサは、磁気抵抗素子等の磁気センサであってもよいし、磁気センサ以外の光学センサ等であってもよい。また、回転センサが磁気センサである場合、回転センサは、ロータマグネットの他に設けられたセンサマグネットの磁界を検出することで、ロータの回転を検出してもよい。
センサホルダは、ベアリングホルダに設けられ、回転センサを保持するならば、特に限定されない。ベアリングホルダとセンサホルダとは、同一の単一部材の部分であってもよい。例えば、ベアリングホルダとセンサホルダとは、樹脂製で、一体成形されてもよい。センサコネクタ部は、ベアリングホルダに設けられなくてもよい。この場合、センサコネクタ部は、ハウジングに設けられてもよい。ベアリングホルダは、モータの外殻を構成しなくてもよい。例えば、ベアリングホルダは、ハウジングの内部に収容されてもよい。
上述した実施形態のモータの用途は、特に限定されない。上述した実施形態のモータは、例えば、車両等に搭載されてもよい。なお、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…モータ、20…ロータ、21…シャフト、22…ロータコア、23…ロータマグネット、23a…突出部、24…ロータ本体、30…ステータ、40…ハウジング、40a…開口部、44b…第1嵌合筒部、51…センサホルダ、51a…固定筒部、51c…配線保持部、51e…上板部(第1部分)、51f…外板部(第2部分)、52…回転センサ、61…バスバーホルダ、62…バスバー、71…第1ベアリング(ベアリング)、90…ベアリングホルダ、91…ベアリングホルダ本体部、92…ホルダフランジ部、92c…長孔、95…第2嵌合筒部、96…ねじ部材、97…センサコネクタ部、98…配線、110…位置調整機構、J…中心軸
Claims (12)
-
中心軸を中心として回転するロータと、
前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、
前記ロータおよび前記ステータを収容するハウジングと、
前記ロータを回転可能に支持するベアリングと、
前記ベアリングを保持し、前記ハウジングに固定されたベアリングホルダと、
前記ロータの回転を検出する回転センサと、
前記ベアリングホルダに設けられ、前記回転センサを保持するセンサホルダと、
を備え、
前記ハウジングに対して前記ベアリングホルダと前記センサホルダとを一体的に周方向に回転させて前記回転センサの周方向位置を調整可能な位置調整機構が設けられている、モータ。
-
前記ハウジングは、軸方向一方側に開口する開口部を有し、
前記ベアリングホルダは、
前記開口部に設けられたベアリングホルダ本体部と、
前記ベアリングホルダ本体部から径方向外側に突出し、前記開口部の周縁部に固定されたホルダフランジ部と、
を有し、
前記位置調整機構は、
前記ホルダフランジ部に設けられ、周方向に延びる長孔と、
前記長孔を通って前記ハウジングに締め込まれ、前記ベアリングホルダを前記ハウジングに固定するねじ部材と、
を有する、請求項1に記載のモータ。
-
前記位置調整機構は、
前記ハウジングに設けられ、前記中心軸を中心として軸方向に延びる円筒状の第1嵌合筒部と、
前記ベアリングホルダに設けられ、前記中心軸を中心として軸方向に延びる円筒状の第2嵌合筒部と、
を有し、
前記第1嵌合筒部と前記第2嵌合筒部とは、互いに嵌め合わされている、請求項1または2に記載のモータ。
-
前記ベアリングホルダは、前記回転センサからの信号を出力可能なセンサコネクタ部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記ロータは、
ロータコアと、
前記ロータコアに固定されたロータマグネットと、
を有し、
前記回転センサは、前記ロータマグネットの磁界を検出することで前記ロータの回転を検出する磁気センサである、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記ロータマグネットは、前記ロータコアよりも軸方向一方側に突出する突出部を有し、
前記回転センサは、前記突出部の径方向内側に位置する、請求項5に記載のモータ。
-
前記センサホルダの少なくとも一部は、前記ステータの径方向内側に位置する、請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
周方向に延び、前記バスバーを保持するバスバーホルダと、
をさらに備え、
前記ベアリングの少なくとも一部は、前記バスバーホルダの径方向内側に位置する、請求項1から7のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記ベアリングホルダと前記センサホルダとは、互いに別部材であり、
前記ベアリングホルダは、金属製であり、
前記センサホルダは、樹脂製であり、かつ、前記ベアリングホルダに固定されている、請求項1から8のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記センサホルダは、前記回転センサと電気的に接続される配線を保持する配線保持部を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載のモータ。
-
前記ロータは、
前記中心軸に沿って配置されるシャフトと、
前記シャフトの外周面に固定されるロータ本体と、
を有し、
前記センサホルダは、前記中心軸を囲み前記ベアリングホルダに固定される固定筒部を有し、
前記配線保持部は、前記固定筒部から径方向外側に突出する第1部分を有し、
前記第1部分は、前記ロータ本体と前記配線との軸方向の間に位置する、請求項10に記載のモータ。
-
前記配線保持部は、前記第1部分から軸方向一方側に延びる第2部分を有し、
前記第2部分は、前記配線の径方向外側に位置する、請求項11に記載のモータ。
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