JPWO2005099068A1 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

このブラシレスモータは、ハウジングと、前記ハウジングに収容固定されたステータと、前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータと、前記ハウジングに取り付けられるブラケットと、前記ブラケットおよび前記ハウジングに取り付けられて前記ロータの回転位置を検出する回転検出装置と、前記ハウジングに対する前記ブラケットの周方向の移動を規制する係合手段とを有する。

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
本願は、2004年4月9日に出願された特願2004−115417号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ブラシレスモータにおいては、有底筒状のハウジングにロータを挿入した後に、ハウジングの開口部にブラケットを取り付け、ハウジングの底部とブラケットとに設けたベアリングで、ロータを回転自在に支持している。
ハウジングの開口部は、円形になっており、その周縁部には、フランジが設けられている。このフランジには、ハウジングにブラケットを取り付けるためのボルトを挿入するボルト孔が設けられている。ブラケットにも、ボルト孔を有するフランジが設けられている。
ブラケットの内側には、ロータの回転角度を検出するレゾルバのステータ(レゾルバステータ)が設けられている。このレゾルバステータは、ブラケットに設けられた長孔に挿入されたネジによりブラケットに固定されている。(例えば、特開平9‐182403号公報参照)。
ブラシレスモータへの通電を最適なタイミングで行うためには、レゾルバステータと、レゾルバのロータ(レゾルバロータ)との位置を予め調整しておく必要がある。この場合には、ブラケットの長孔に挿入されたネジが緩められ、レゾルバステータをブラケットに対して回転軸回りに回転させつつ、位置の調整が行われる。
ハウジングとブラケットとの間には遊びが設けられているので、ブラケットに対するハウジングの組み付け角度には誤差が生じやすい。このため、ハウジングとブラケットとの位置合わせが不安定な状態で、レゾルバステータとレゾルバロータとの位置を調整しなければならず、ハウジングとブラケットとの位置ずれを考慮し、レゾルバステータの固定用の長孔を調整用に大きくしておく必要があった。このように、調整用に長孔を大きくすると、ブラケットのレイアウト性が悪くなり、ブラケットが大型化するという問題があった。さらに、レゾルバの調整量が大きくなるので、調整作業に手間がかかるという問題があった。
また、このようなブラシレスモータを使用しているときに、ハウジングとブラケットとを固定するネジ(ボルト)が緩むような振動や衝撃が加わった場合には、ハウジングに対するブラケットの位置がずれ、その結果としてレゾルバステータの位置がずれる可能性がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レゾルバの調整量を少なくすることで作業性を向上させ、レイアウト性や、信頼性の高いブラシレスモータを提供することである。
本発明は、ハウジングと、前記ハウジングに収容固定されたステータと、前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータと、前記ハウジングに取り付けられるブラケットと、前記ブラケットおよび前記ハウジングに取り付けられて前記ロータの回転位置を検出する回転検出装置と、前記ハウジングに対する前記ブラケットの周方向の移動を規制する係合手段とを有することを特徴とするブラシレスモータである。
このブラシレスモータでは、係合手段がハウジングに対するブラケットの周方向の位置を規制する。このため、ブラケットをハウジングの所定位置に固定することが可能になり、ハウジングとブラケットとの位置ずれが防止される。その結果、回転検出装置の組み付け時の調整量が少なくなる。
このブラシレスモータにおいて、前記係合手段は、前記ハウジングの外周部に設けられたスリットと、前記ブラケットに設けられ、前記スリットと係合するリブ(ブラケットリブ)とからなることが好ましい。
このブラシレスモータでは、ハウジング側のスリットに、ブラケットリブを係合させると、ハウジングに対するブラケットの回転方向の移動が規制される。
また、このブラシレスモータにおいて、電気ケーブルが接続されるカプラを前記ブラケットの外周部に備え、前記ブラケットリブは、前記カプラの側部に設けられていることが好ましい。
このブラシレスモータは、ブラケットリブがブラケットのカプラの側部に設けられているので、ブラケットリブを単独で突出させる場合に比べて、その強度を確保しやすい。
また、このブラシレスモータにおいて、前記回転検出装置は、レゾルバであってもよい。
このブラシレスモータでは、ブラケットにレゾルバステータが取り付けられ、モータのロータにレゾルバロータが取り付けられる。ブラケットをハウジングの所定位置に固定することが可能になることにより、レゾルバステータの組み付け時の調整量が少なくなる。
この発明によれば、ハウジングに対するブラケットの周方向の移動を規制する係合手段を設けたので、ブラケットをハウジングに組み付けたときのハウジングとブラケットとの位置ずれが防止される。回転検出装置の回転方向の位置を調整する際には、調整量を少なくすることができ、作業効率が向上する。さらに、回転検出装置の調整に用いる孔を小さくすることができるので、レイアウト性が向上し、ブラケットの小型化を図ることが可能になる。また、振動等に対しても強くなり、ブラシレスモータの信頼性を向上することができる。
本発明の実施の形態におけるブラシレスモータの断面図である。 図1のA方向からみたハウジングを示す矢視図である。 図2のIII‐III線に沿った断面矢視図である。 図1のA方向から見た、レゾルバケースを取り付ける前のブラケットの外面側を示す矢視図である。 レゾルバステータ及びレゾルバケースの上面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面矢視図である。 ブラケットの内面側を示す図である。 図1のVIII‐VIII線に沿った断面図である。 回転検出装置にホールICを用いたブラシレスモータを示す断面図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ハウジング
2a 開口部
3 ロータ
4 ブラケット
9 レゾルバ(回転検出装置)
18 ステータ
42 レゾルバステータ
56 カプラ
56a 内側面(側部)
77 フランジ(係合手段)
78 スリット(係合手段)
88 ブラケットリブ(係合手段、リブ)
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1においては、有底筒状のハウジング2内にモータのロータ3が挿入されている。ハウジング2の開口部2aにはブラケット4が取り付けられている。
ロータ3は、回転軸6を有している。回転軸6の先端部には、他の機器の回転軸に連結されるジョイント7が圧入されている。回転軸6の他端側(ハウジング2の底部12側)には、周方向に沿って異なる磁極の磁石が周期的に(交互に)配置されている磁石8が固定されている。磁石8よりも先端側(開口部2a側)の回転軸6には、回転検出装置であるレゾルバ9を構成するレゾルバロータ10が固定されている。また、回転軸6の他端部(底部12側の端部)は、ベアリング11に回転自在に支持されている。
ベアリング11は、ハウジング2の底部12の中央に設けられた凹部13に圧入されている。ハウジング2の内周側には、鉄心などのコア15が収容されている。コア15に導電性の巻線16が巻かれることにより、電磁コイル14が形成されている。電磁コイル14は、通電する相(U相、V相、W相)ごとに設けられ、ハウジング2の内周において対向配置されている。
図2及び図3に示すように、ハウジング2の開口部2aの周縁部は、径方向外側に延びている。さらに、この周縁部には、他の部分よりも径方向外側に突出する4つのフランジ71,72,73,74が形成されている。各フランジ71,72,73,74は、周方向に等間隔に設けられている。フランジ71とフランジ72とは、対向配置されており、各フランジ71,72には他の装置のフレームなどに固定するためのボルト孔75が設けられている。また、フランジ73とフランジ74とは、対向配置されており、各フランジ73,74にはブラケット4を固定するためのボルト孔76が設けられている。
フランジ72とフランジ74との間の周縁部には、係合手段を構成する位置決め用のフランジ77が形成されている。この位置決め用のフランジ77には、径方向に延びるスリット78が形成されている。
図1に示すように、ハウジング2の開口部2a近傍の内部には、ターミナルユニット20が配設されている。ターミナルユニット20には、複数の導電体であるターミナル21が配列されている。ターミナル21は、絶縁層を介して回転軸6の軸線方向に積層配置されており、そのそれぞれに電磁コイル14の巻線16の巻き始め端及び巻き終わり端が接続されている。さらに、ターミナル21には、ターミナルユニット20から先端側に延びる端子22が固定されている。この端子22は、ブラケット4を貫通し、ブラケット4の外側で端子23に接続されている。端子23は、ブラケット4に固定されている。
図1及び図4に示すように、ブラケット4は、中央に開口25を有する略円盤状の基部26を有している。基部26の外周縁には、回転軸6の軸線方向の長さが基部26より長い側部27が設けられている。このブラケット4は、絶縁性の樹脂で成形されており、基部26の開口25の内周部には、金属製のプレート28がインサートされている。樹脂としては、熱可塑性の結晶性プラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いることが好ましい。しかしながら、これ以外の樹脂であっても良い。
プレート28は、略環状に形成され、その内周側の端部が基部26の開口25に突出して回転軸6の軸線に沿って屈曲し、ここにベアリング29が圧入されている。ベアリング29は、ロータ3の先端部を回転自在に支持する。
図4に示すように、基部26には、ブラケット4の軸方向に貫通する長孔31が、ブラケット4の軸線(回転軸6の軸線)を中心とする円周上に等間隔に3つ設けられている。各長孔31を通じて、プレート28の外周縁部(台座部32)が3カ所露出している。各台座部32には、周方向に延びる長孔である第1貫通孔33が形成されている。各第1貫通孔33は、一端部から径方向外側に延長されている延長部34を有している。これら延長部34は、ブラケット4の軸線(回転軸6の軸線)を中心とする同一円周上に等間隔になるように、各台座部32に設けられている。台座部32の長孔31から露出する部分には、凹部35が設けられている。この凹部35は、インサート成形の際にプレート28を金型に支持させるために用いられる。
隣り合う2つの第1貫通孔33の間には、周方向に延びる長孔である第2貫通孔36が1つ形成されている。第2貫通孔36は、ブラケット4の内面4aと外面4bとを回転軸6の軸線方向に貫通している。第2貫通孔36の外周側の、第2貫通孔36の一端から他端に至る扇形の領域内には、6つの接続部37が周方向に沿って等間隔に配列されている。図1に示すように、接続部37は、導電体であるターミナル38の一端部を構成する。ターミナル38はブラケット4内を通り、側部27に設けられたカプラ40の端子41を形成している。接続部37に設けられている凹部60は、インサート成形時に使用されるものである。
ブラケット4には、レゾルバ9のステータ(レゾルバステータ)42を収容するレゾルバケース43が取り付けられる。
図5及び図6に示すように、レゾルバステータ42には、励磁コイル44が環状に配置されている。ブラケット4をハウジング2に取り付けた際には、励磁コイル44の内側にレゾルバロータ10(図1参照)が配置される。
励磁コイル44の巻線は、ステータターミナル45に接続されている。ステータターミナル45は、周方向に所定の間隔で6本設けられた導電体であり、各ステータターミナル45の外縁部にはピン状のレゾルバ端子46が立設されている。
レゾルバステータ42は、レゾルバケース43に収容されている。レゾルバケース43は、プレス加工等によって段を有する形に製造されている。レゾルバケース43の底部48は、中央に開口49を有し、ここにロータ3が挿入される。底部48の周縁部は、略軸線方向(回転軸6の軸線方向)に沿って延び、筒状の側部50を形成している。この側部50と底部48とによってレゾルバステータ42を収容する凹部が形成されている。図6に示すように、レゾルバケース43の側部50の上縁部の一部分がロータ3の軸線方向に突出し、レゾルバ爪部51になっている。
図5に示すように、レゾルバ爪部51は、周方向に等間隔に3つ設けられている。各レゾルバ爪部51の先端には、回転軸6の軸線方向に略平行に延びる調整用爪52と、径方向外側に延びる係合爪53とが設けられている。
レゾルバケース43において、レゾルバステータ42のステータターミナル45の形状に合わせて湾曲している部分には、つば部47が形成されている。
図7に示すように、ブラケット4の側部27には、4つのフランジ81,82,83,84が延設されている。フランジ81とフランジ82とは、ロータ3の軸線を挟んで対向配置されており、そのそれぞれにボルト孔85が形成されている。フランジ83とフランジ84とは、ロータ3の軸線を挟んで対向配置されており、そのそれぞれにはボルト孔86が形成されている。また、フランジ82とフランジ84との間では、側部27の外縁部が径方向外側に延びて延長部87になっている。図1及び図7に示すように、この延長部87の先端は回転軸6の軸線に平行にブラシレスモータ1の基端側(ハウジング2側)に延び、ここにカプラ56が設けられている。カプラ56の端子57は、ブラケット4内に配設された端子23に接続されている。ハウジング2に面したカプラ56の内側面56aからこれに連なる延長部87の外面にかけては、係合手段を構成するブラケットリブ(リブ)88が形成されている。ブラケットリブ88は、前記したハウジング2のフランジ77に設けられたスリット78(図2参照)と係合可能な形状になっている。
次に、このブラシレスモータ1の組立作業について説明する。
まず、図1に示すように、ハウジング2の凹部13にベアリング11を圧入し、コア15に巻線16を巻いた電磁コイル14を配設する。そして、電磁コイル14のコア15に当接するようにターミナルユニット20を装着し、各電磁コイル14の巻線16の引き出し線端末を各ターミナル21に接続する。
さらに、電磁コイル14によってハウジング2内に区画される空間に、ロータ3を挿入し、回転軸6の他端部をベアリング11に支持させる。
その一方で、ブラケット4にレゾルバステータ42を取り付ける。すなわち、最初に、レゾルバケース43にレゾルバステータ42を収容した後に、レゾルバケース43をブラケット4に仮止めする。仮止めに際しては、ステータターミナル45から延びるレゾルバ端子46を第2貫通孔36に挿入して貫通させる。これと同時に、レゾルバ爪部51を第1貫通孔33に挿入して貫通させる。このとき、係合爪53は、第1貫通孔33の一端部側の延長部34を通って台座部32の外側に抜き出される。
さらに、調整用爪52を周方向に押して、レゾルバケース43を回転させると、係合爪53が第1貫通孔33の延長部34から開口されていない台座部32上に移動する。その結果、係合爪53と台座部32とが軸線方向に係合し、レゾルバケース43がブラケット4に仮止めされる。
レゾルバケース43が仮止めされたブラケット4を、ハウジング2の開口部2aを覆うように挿入し、ボルトで固定する。具体的には、ハウジング2に挿入されたロータ3の回転軸6に、ブラケット4を挿通させ、ブラケット4のブラケットリブ88とハウジング2のスリット78とを係合させ、ハウジング2に対するブラケット4の周方向の位置を固定する。このときに、ブラケット4のフランジ81とハウジング2のフランジ71とが合わせられる。さらに、フランジ82とフランジ72、フランジ83とフランジ73、フランジ84とフランジ74が、それぞれ合わせられる。そして、フランジ73,83のボルト孔76,86と、フランジ74,84のボルト孔76,86とを、ボルトとナットによりそれぞれ締め付け、ハウジング2とブラケット4とを強固に固定する。
次に、不図示の自動機械でレゾルバステータ42を周方向に移動させて角度調整をし、レゾルバ端子46を接続部37に溶接し、係合爪53を台座部32に溶接することによりレゾルバステータ42およびレゾルバケース43をブラケット4に固定する。
具体的には、自動機械は、レゾルバ端子46からレゾルバステータ42の出力を取得する。そのレゾルバステータ42の出力が所定値になるように、レゾルバケース43の軸方向に延びる調整用爪52を引っ掛けてレゾルバステータ42をレゾルバケース43ごと周方向に回転させて角度調整を行う。レゾルバステータ42の角度調整が終了したら、その位置で、係合爪53を台座部32に溶接する。さらに、レゾルバ端子46の先端を径方向外側に向けて曲げて、ブラケット4側の接続部37と接触させ、接続部37とレゾルバ端子46とを溶接する。これにより、レゾルバケース43がブラケット4に固定されると共に、レゾルバステータ42の出力が、レゾルバ端子46、ターミナル38を介して、カプラ40から取り出せるようになる。
この実施の形態によれば、ハウジング2のフランジ77にスリット78を設け、ブラケット4に外周部分にスリット78に係合するブラケットリブ88を設けたので、ブラケット4の取付時にブラケットリブ88とスリット78とを係合させることで、ブラケット4の周方向の回転を防止することができる。したがって、ブラケット4の回転方向の遊びがなくなり、位置ずれが防止されるので、レゾルバ9の位置の調整量を、従来のブラシレスモータに比べて少なくすることができ、作業効率が向上する。これに伴い、レゾルバ9の位置調整に用いられる第1貫通孔33を小さくすることができるので、ブラケット4のレイアウト性が向上し、ブラケット4の小型化が可能になる。さらに、ブラケット4の位置ずれが防止されるので、信頼性が向上する。
また、ブラケットリブ88をカプラ56の内側面56aに設けたので、ブラケットリブ88の強度が高くなり、スリット78に強固に係合させることができる。
スリット78は、ハウジング2の製造時のプレス加工において容易に形成することができる。また、ブラケット4は樹脂製であるので、ブラケットリブ88を容易に形成することができる。このため、複雑な製造方法や、高価な装置を用いなくても、ハウジング2及びブラケット4を製造することができる。
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で広く応用することができる。
例えば、ハウジング2にプレス加工でボスを形成し、ブラケット4にボスと係合する凹部を設けても良い。製造工程上に大きな変更を行わなくても前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、樹脂製のブラケット4の側部27の、ハウジング2内に挿入される部分にボスを設け、ハウジング2内に収容されるコア15に、ボスと係合する凹部を設けても良い。製造工程上に大きな変更を行わなくても済むと共に、コア15に対してブラケット4が確実に固定されるので、ステータ18(ハウジング2)に対するブラケット4の取付精度をさらに向上させることができる。
さらに、係合手段は、複数設けても良い。例えば、2つの係合手段を対向配置させても良い。また、スリット78とブラケットリブ88からなる係合手段に、ボスと凹部からなる他の係合手段を組み合わせても良い。
また、ブラケット4の材質は、樹脂に限定されず、例えば、金属製であっても良い。
回転検出装置は、レゾルバ9に限定されずにホールIC(Integrated Circuit)などを用いても良い。レゾルバは分解能が高く、絶対位置が検出できるので、高い制御性が要求される用途に適しているが、コストが高い。一方ホールICは、センサマグネットの磁極に切り替わりによって発生するパルスを用いて現在位置を予測し検出するので、高い制御性を要求される用途には適していないが、コストが抑えられる。
ホールICを用いる場合、図9に示すように、レゾルバステータ42に代えてその位置にホールIC101が配置され、レゾルバロータ10に代えてロータ3の回転軸6に接着固定されたセンサマグネット102が使用される。ホールIC101は、U,V,Wの各相分が1個ずつ(計3個)が、ブラケット4に取り付けられた合成樹脂製のセンサホルダ103に支持される。この回転検出装置においては、ホールIC101がセンサマグネット102の磁極変化に伴って信号を送出することにより、ロータ3の回転位置が検出される。
ホールIC101を用いる場合も、ブラケット4とハウジング2とはブラケットリブ88とスリット78とが係合することにより回転が規制されている。したがって、ホールIC101とセンサマグネット102との角度を調整するには、ホールIC101が固定されたセンサホルダ103をブラケット4に仮止めした状態で、ホールIC101ごとセンサホルダ103をブラケット4に対して回転させて、ホールIC101の出力が所定値になった位置でセンサホルダ103をブラケット4に対して固定すればよい。
この発明によれば、ブラケットをステータに組み付けたときに、ブラケットの周方向の移動を規制する係合手段を設けたので、ハウジング(ステータ)とブラケットとの位置ずれが防止される。回転検出装置の回転方向の位置を調整する際には、調整量を少なくすることができ、作業効率が向上する。さらに、回転検出装置の調整に用いる孔を小さくすることができるので、レイアウト性が向上し、ブラケットの小型化を図ることが可能になる。また、振動等に対しても強くなり、ブラシレスモータの信頼性を向上することができる。

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に収容固定されたステータと、
    前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータと、
    前記ハウジングに取り付けられるブラケットと、
    前記ブラケットおよび前記ハウジングに取り付けられて前記ロータの回転位置を検出する回転検出装置と、
    前記ハウジングに対する前記ブラケットの周方向の移動を規制する係合手段とを有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記係合手段は、前記ハウジングの外周部に設けられたスリットと、前記ブラケットに設けられ前記スリットと係合するリブとを有する請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記ブラケットはその外周部に電気ケーブルが接続されるカプラを備え、前記ブラケットのリブは前記カプラの側部に設けられている請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記回転検出装置はレゾルバである請求項1に記載のブラシレスモータ。
JP2006512142A 2004-04-09 2005-04-08 ブラシレスモータ Abandoned JPWO2005099068A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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