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Exact Exact Batch Similar Substructure Substructure (SMARTS) Full documents Claims only Add AND condition
Add AND condition
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レゾルバ付モータ

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のレゾルバ付モータは、レゾルバにシー
ルド手段が設けられていないため、モータ側の漏れ磁束
の影響によってレゾルバの検出精度が低下していた。 【解決手段】 本発明によるレゾルバ付モータは、レゾ
ルバ(11)のレゾルバコイル(8)をシールドカバー(20)で
覆うことにより、モータ側の漏れ磁束の影響を防止し、
モータの回転角度の検出を高精度に行うことができる構
成である。

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JPH0965617A

Japan

Other languages
English
Inventor
Kanji Kitazawa
完治 北沢
Current Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd

Worldwide applications
1995 JP

Application JP7217658A events
Pending

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レゾルバ付きモー
タに関し、特に、シールドカバーを用いることによりモ
ータ側のモータコイルとロータ間で発生する漏れ磁束の
レゾルバへの影響を防止するための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のレゾルバ
付きモータとしては、一般に、図9及び図10で示す構
成を挙げることができる。すなわち、図10及び図11
において符号1で示されるものはモータケースであり、
このモータケース1の内側にはモータコイル2を有する
モータステータ3が設けられており、このモータケース
1の両端に設けられた1対の軸受4,5にはロータ6を
有する回転軸7が回転自在に設けられている。前記モー
タケース1の内壁における前記軸受4の近傍位置に形成
された輪状突部1aの内側には、輪状をなしレゾルバコ
イル8を有するレゾルバステータ9が設けられ、前記回
転軸7の外周には、前記レゾルバステータ9と対応して
レゾルバロータ10が設けられている。従って、レゾル
バステータ9とレゾルバロータ10とによりレゾルバ1
1を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレゾルバ付モー
タは、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、モータコイルとロータと
の間において図11で示すような漏れ磁束(点線で図
示)が発生するため、この漏れ磁束によってレゾルバの
レゾルバコイルが影響を受け、レゾルバの回転角度デー
タの精度が低下し、モータの位置検出精度が低下するこ
とになっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、シールドカバーを用いるこ
とによりモータ側のモータコイルとロータ間で発生する
漏れ磁束のレゾルバへの影響を防止するようにしたレゾ
ルバ付モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるレゾルバ付
モータは、モータケースの内側に設けられモータコイル
を有するモータステータと、前記モータケースに軸受を
介して設けられロータを有する回転軸と、前記モータケ
ースの内側に設けられレゾルバコイルを有するレゾルバ
ステータと、前記回転軸に設けられ前記レゾルバステー
タと対応するレゾルバロータとを備えたレゾルバ付モー
タにおいて、前記レゾルバコイルを覆うようにシールド
カバーを設け、前記モータコイルと前記ロータ間で発生
する漏れ磁束の前記レゾルバコイルへの影響を防止する
ようにした構成である。
【0006】さらに詳細には、前記シールドカバーは磁
性体又は導体からなる構成である。
【0007】さらに詳細には、前記シールドカバーは、
外側を磁性体とし、内側を導体とする二層よりなる構成
である。
【0008】さらに詳細には、前記シールドカバーは、
前記レゾルバステータの片側又は両側に設けられている
構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるレ
ゾルバ付モータの好適な実施の形態について詳細に説明
する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を
付して述べる。図1及び図2において符号1で示される
ものはモータケースであり、このモータケース1の内側
にはモータコイル2を有するモータステータ3が設けら
れており、このモータケース1の両端に設けられた1対
の軸受4,5にはロータ6を有する回転軸7が回転自在
に設けられている。前記モータケース1の内壁における
前記軸受4の近傍位置に形成された輪状突部1aの内側
には、輪状をなしレゾルバコイル8を有するレゾルバス
テータ9が設けられ、前記回転軸7の外周には、前記レ
ゾルバステータ9と対応してレゾルバロータ10が設け
られている。前記レゾルバステータ9の一方の端面すな
わち片側には、全体形状が輪状をなし断面の全体形状が
ほぼ段形をなすシールドカバー20が設けられ、このシ
ールドカバー20は前記レゾルバコイル8の一方の露出
部分をほぼ覆うように構成されている。前記シールドカ
バー20は図4で示されるように、一層の磁性体で構成
されているため、図6で示すように、漏れ磁束30は、
シールドカバー20に集中し、レゾルバコイル2に到達
する漏れ磁束30は極めて少なくなり、漏れ磁束30の
影響を受けない高精度のモータ側の回転角度検出を得る
ことができる。
【0010】また、前記シールドカバー20が図7で示
すように導体である場合、モータ側の構成がACモータ
であるため、漏れ磁束は交番磁束であり、このシールド
カバー20中に到達した漏れ磁束30によってこのシー
ルドカバー20内にうず電流31が発生し、漏れ磁束を
打ち消す方向に磁束が発生することにより漏れ磁束が極
めて少なくなり、レゾルバ11の検出精度を高く保つこ
とができる。また、前記シールドカバー20が、図8で
示すように、磁性体20aと導体20bの二層からなる
場合、磁性体20aによりレゾルバ11側への漏れ磁束
30を図6のように少なくすると共に、この磁性体20
aから漏れる漏れ磁束30を導体20bで発生するうず
電流31で消滅させることによりシールド効果をさらに
向上させ、ほぼ完全なシールド効果を得ることができ
る。
【0011】なお、前述のシールドカバー20は、前述
のようにレゾルバステータの一方の端面である片側に限
ることなく、例えば、図4及び図5で示されるようにレ
ゾルバステータ3の両端すなわち両側に対象配設し、こ
のレゾルバステータ3の両端に露出するレゾルバコイル
2を完全に覆うように構成することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によるレゾルバ付モータは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、モータ側の漏れ磁束を、レゾル
バ側に設けたシールドカバーによってシールドしている
ため、レゾルバ自体の検出精度を高く保つことができ、
モータ側の回転角度をレゾルバによって高精度に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレゾルバ付モータを示す半断面図
である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1の要部の他の実施例を示す断面図である。
【図4】図1の要部の他の実施例を示す断面図である。
【図5】図1の要部の他の実施例を示す断面図である。
【図6】図1の要部の作用を示す説明図である。
【図7】図6の他の実施例を示す説明図である。
【図8】図6の他の実施例を示す説明図である。
【図9】従来の構成を示す半断面図である。
【図10】図9の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 モータケース 2 モータコイル 3 モータステータ 4,5 軸受 6 ロータ 7 回転軸 8 レゾルバコイル 9 レゾルバステータ 10 レゾルバロータ 20 シールドカバー 20a 磁性体 20b 導体 30 漏れ磁束

Claims (4)
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    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケース(1)の内側に設けられモー
    タコイル(2)を有するモータステータ(3)と、前記モータ
    ケース(1)に軸受(4,5)を介して設けられロータ(6)を有
    する回転軸(7)と、前記モータケース(1)の内側に設けら
    れレゾルバコイル(8)を有するレゾルバステータ(9)と、
    前記回転軸(7)に設けられ前記レゾルバステータ(9)と対
    応するレゾルバロータ(10)とを備えたレゾルバ付モータ
    において、前記レゾルバコイル(8)を覆うようにシール
    ドカバー(20)を設け、前記モータコイル(2)と前記ロー
    タ(6)間で発生する漏れ磁束(30)の前記レゾルバコイル
    (8)への影響を防止する構成としたことを特徴とするレ
    ゾルバ付モータ。
  2. 【請求項2】 前記シールドカバー(20)は磁性体(20a)
    又は導体(20b)からなることを特徴とする請求項1記載
    のレゾルバ付モータ。
  3. 【請求項3】 前記シールドカバー(20)は、外側を磁性
    体(20a)とし、内側を導体(20b)とする二層よりなること
    を特徴とする請求項1記載のレゾルバ付モータ。
  4. 【請求項4】 前記シールドカバー(20)は、前記レゾル
    バステータ(9)の片側又は両側に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のレゾルバ
    付モータ。