JP2559193Y2 - リード線保持具 - Google Patents

リード線保持具

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JP2559193Y2
JP2559193Y2 JP1990103795U JP10379590U JP2559193Y2 JP 2559193 Y2 JP2559193 Y2 JP 2559193Y2 JP 1990103795 U JP1990103795 U JP 1990103795U JP 10379590 U JP10379590 U JP 10379590U JP 2559193 Y2 JP2559193 Y2 JP 2559193Y2
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lead wire
wire holder
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stator
holder
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JP1990103795U
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Inventor
芳博 竹村
Original Assignee
長野日本電産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブラシレスDCモータの如きモータのステー
タ(固定子)巻線とリード線との接続部を保持するリー
ド線保持具(ホルダ)に関する。
[従来技術] ブラシレスDCモータは、通常、放射状に延びたステー
タコアに巻線(コイル)を巻き付けてなるステータを有
する。この巻線の端末は、モータの駆動回路を形成した
基板からのリード線と接続される。駆動回路を形成した
基板は、モータの内部あるいは外部に配置される。
第6図は、ステータの巻線と基板からのリード線との
接続部60を示す。同図において、61は基板から延びるリ
ード線、62はステータの巻線の端末部分、63は絶縁性の
材料からなる熱収縮チューブ、64はリード線61の芯線に
巻線の端末部分を絡げた部分を示す。この部分64はハン
ダ上げしてある。ハンダ上げの後、熱収縮チューブ63を
被せている。
第7図は、このような接続部60をステータコア71に保
持固定した様子を示す平面図である。同図に示すよう
に、ステータコア71は放射状に伸びた歯部72とこの歯部
72に巻き付けられた巻線74とを有する。巻線74の端末部
分は第6図に示したようにリード線61に接続され、その
接続部60は歯部72の間に接着剤73により固定されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、第6図に示したような絶縁チューブとして
の熱収縮チューブ63は、リート線61に巻線62を絡げてハ
ンダ上げを行った後に1つ1つ通さなければならず、非
常に作業性が悪い。
また、第7図のように接続部60を固定するためには、
接続部60を1つ1つ歯部72の間に差し入れ接着剤にて固
定する必要があり、これも作業性が悪い。
本考案は、上述の従来例における問題点に鑑み、熱収
縮チューブのような絶縁チューブを用いることなく、簡
単にリード線と巻線との接続部を保持固定できるリード
線保持具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案は、モータのス
テータコアに巻き付けられた巻線をリード線に接続した
接続部を保持するためのリード線保持具であって、絶縁
材料からなり、開口部を有する環状の本体部と、この本
体部から外方に向けて放射状に伸びる複数個の腕部と、
この腕部の先端に上記接続部を保持する保持部とが形成
され、上記ステータコアが装着される軸状部材にこの本
体部の開口部が挿入され上記ステータコアに重ねて装着
され、各保持部が上記巻線を巻き付けたステータコアの
歯部の間に位置することを特徴とする。
[作用] 上記の構成のリード線保持具によれば、ステータコア
が装着される軸状部材にリード線保持具の本体部の開口
部が挿入されるので、容易にこの保持具を固定できる。
しかも、リード線保持具は、軸状部材に嵌合しているの
で脱落することがない。更に、その保持具の保持部がス
テータコアの歯部の間に位置するので、ステータコア及
び巻線と接触しにくく絶縁を図れる。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例に係るリード線保持
具の斜視図である。同図のリード線保持具1は、その本
体部10に接続部6を挿入するための穴2を有する。本実
施例では穴2を3つ設けている。接続部6は、基板端子
に接続されたリード線5の芯線とコアに巻き付けられた
巻線の端末部分とを絡げてハンダ上げしてある。本体部
10の周縁部の一部には上方に伸びた延長部9が設けら
れ、延長部9の上端には鍔部3が設けられている。この
リード線保持具1は絶縁性の材料、例えば合成樹脂材料
により形成することができる。
このリード線保持具1は以下のように用いる。
まず、リード線5と巻線4とを絡げてハンダ上げした
接続部6を穴2に挿入する。これを第2図に示すように
巻線8が巻き付けられたステータコア7の間に嵌め込
む。リード線保持具1はステータコア7の間に丁度嵌め
込むことができる形状および大きさを有している。嵌め
込んだ後、接着剤を流し込み、保持具1を固定する。同
時に、穴2に挿入した接続部6も固定する。なお、リー
ド線保持具1をステータコア7の間に嵌め込んだ後、接
続部6を挿入して接着固定することもできる。
上記実施例のリード線保持具によれば、絶縁チューブ
を用いず、接続部6を穴2に挿入して接着剤で固定する
だけであるので、組み立て作業が非常に簡単である。ま
た、保持具1は絶縁性の材料により構成されているの
で、接続部6と巻線8あるいはステータコア7との絶縁
が保たれる。接続部6の数だけ穴2を設ければ接続部の
絶縁も保たれる。穴2の数は任意でよい。さらに、鍔部
3を有しているので、保持具1をステータコア7の間に
嵌め込むときに反対側に抜けることが防止され、また装
着後の脱落も防止される。本体部10の厚さは、接続部6
のハンダ上げした部分のみを穴2に挿入できる程度の厚
さでよい。鍔部3は、本体部10の周縁部から上方に伸び
た延長部9の上端に設けられているので、本体部10と鍔
部3との間には段差ができる。この段差部分に接着剤を
流し込むようにするとよい。尚、第1の実施例では穴2
を貫通孔から形成しているが、必ずしも貫通させる必要
はなく、接続部6を保持するための穴として作用する凹
部が設けてあればよい。
第3図は、上記実施例のリード線保持具を装着したブ
ラシレスモータの断面を示す。保持具は不図示である。
同図のブラシレスモータ21は、ほぼ円板状のブラケット
本体22とハブ部材31とを備えている。ブラケット本体22
のほぼ中央部には軸部24が設けられている。軸部24の外
周面には、ステータ25が装着されている。ステータ25は
軸部24に固定されたステータコア7と、ステータコア7
に巻かれたコイル8を有している。ブラケット本体22の
中央に設けられた軸部24には、軸受手段26,27が装着さ
れている。
軸部24は、その内部にリード線を配線するための中空
部30を有する。ステータ7には不図示のリード線保持具
1(第1,2図)が装着され、コイル8とリード線5とを
接続保持している。リード線5は中空部30を通って、ブ
ラケット本体22に配置された基板28の端子29に接続され
ている。なお、基板28はモータの外部に配置し、リード
線5を外部基板まで延長するようにしてもよい。
ハブ部材31は、円筒部32と、この円筒部32の内周面に
設けられたロータマグネット33を有する。ハブ部材31
は、軸受手段26,27により回動可能に支持されている。
第4図は、本考案の第2の実施例に係るリード線保持
具の斜視図である。同図のリード線保持具41の中央部に
は、ステータを固定する軸部に挿入固定するための開口
部42が設けられている。周囲には等間隔に3本の腕部43
が設けられ、それぞれの腕部43の先端には保持部44が設
けられている。保持部44は接続部6を保持できる程度の
間隔の2本の保持部材を有し、これらの保持部材の間に
接続部6を挟持するようになっている。このリード線保
持具41も第1図のものと同様に絶縁性の材料により構成
されている。
第5図は、このリード線保持具41をステータに装着し
た例を示す。
リード線5と巻線4とを絡げてハンダ上げした接続部
6は保持部44に挿入されている。リード線保持具41は、
保持部44がステータコア46およびコイル47に当たらない
ようにステータに重ねて接着固定されている。接続部の
固定を確実にするために、保持部44に接着剤を施すよう
にするのがよい。
上記実施例のリード線保持具41によれば、絶縁チュー
ブを用いず、接続部6を保持部44に挿入して接着剤で固
定するだけであるので、組み立て作業が非常に簡単であ
る。また、保持具41は絶縁性の材料より構成されている
ので、接続部6とコイル47あるいはステータコイル46と
絶縁が保たれる。特に、保持部44がコイル47およびステ
ータコア46の間の空間に位置するように構成するとよ
い。さらに、保持具41はステータに重ねて軸状部材に装
着されるので、組み立ては容易で、装着後の脱落も防止
される。尚、第2の実施例では、略半円状の凹部によっ
て保持部44を構成しているが、例えば円形の貫通孔又は
凹部等によって保持部を構成するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本願考案のリード線保持具によ
れば、ステータコアが装着される軸状部材にリード線保
持具の本体部の開口部が挿入されるので、容易にこの保
持具を固定できる。しかも、リード線保持具は、軸状部
材に嵌合しているので脱落することがない。更に、その
保持具の保持部がステータコアの歯部の間に位置するの
で、ステータコア及び巻線と接触しにくく絶縁を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例に係るリード線保持具
の斜視図、 第2図は、第1図のリード線保持具をステータに装着し
た様子を示す斜視図、 第3図は、第1図のリード線保持具を装着したブラシレ
スモータの断面、 第4図は、本考案の第2の実施例に係るリード線保持具
の斜視図、 第5図は、第4図のリード線保持具をステータに装着し
た様子を示す平面図、 第6図は、従来のステータの巻線と基板からのリード線
との接続部を示す斜視図。 第7図は、従来の接続部をステータに保持固定した様子
を示す平面図である。 1…リード線保持具、2…穴、3…顎部、5…リード
線、6…接続部、7…ステータコア、8…巻線、10…本
体部、21…ブラシレスモータ、22…ブラケット本体、31
…ハブ部材、24…軸部、25…ステータ、26,27…軸受手
段、27…中空部、28…基板28、29…端子、32…円筒部、
33…ロータマグネット、41…リード線保持具、42…開口
部、43…腕部、44…保持部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータのステータコアに巻き付けられた巻
    線をリード線に接続した接続部を保持するためのリード
    線保持具であって、 絶縁材料からなり、開口部を有する環状の本体部と、該
    本体部から外方に向けて放射状に伸びる複数個の腕部
    と、該腕部の先端に該接続部を保持する保持部とが形成
    され、上記ステータコアが装着される軸状部材に該本体
    部の開口部が挿入され上記ステータコアに重ねて装着さ
    れ、該各保持部が上記巻線を巻き付けたステータコアの
    歯部の間に位置することを特徴とするリード線保持具。
JP1990103795U 1990-10-01 1990-10-01 リード線保持具 Expired - Lifetime JP2559193Y2 (ja)

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JPH0461450U JPH0461450U (ja) 1992-05-26
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