JP2002218696A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP2002218696A
JP2002218696A JP2001011453A JP2001011453A JP2002218696A JP 2002218696 A JP2002218696 A JP 2002218696A JP 2001011453 A JP2001011453 A JP 2001011453A JP 2001011453 A JP2001011453 A JP 2001011453A JP 2002218696 A JP2002218696 A JP 2002218696A
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JP
Japan
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stator
electric motor
holder
coil bobbin
winding
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JP2001011453A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tsukamoto
聡 塚本
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結線された巻線端部の結線部を巻線本体から
絶縁するとともに、固定子への固定が簡単な構造を有す
る電動機を提供することを目的としている。 【解決手段】 板面10aに、結線部6を保持するため
の保持部10bと、結線部6に接続される巻線4の端部
5を挿通し、同端部5の移動を制限するための挿入孔1
0cと、板面10aをコイルボビン3に固定するための
取付片10gとを備え、樹脂からなる保持具10を用い
て結線部6を固定子1に固定する構造とする。板面10
aの下方より挿入孔10cに結線部6を挿通し、続いて
巻線4の端部5を保持部10bの挿入溝10eが広がっ
た方向より徐々に挿入して保持部10b内に固定する。
さらに、取付片10gの係止爪10hを固定子1のコイ
ルボビン3に設けた係合孔3bに嵌合させて、保持具1
0を固定子1に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の固定子に
係わり、より詳細には、固定子の歯部に巻線を巻装し、
同巻線同志が結線された結線部を固定子に固定する構造
を備えた電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機は、図3の断面図に示す構
造となっている。固定子81は、固定子鉄心の継鉄部の
内周に複数の歯部を備えており、この歯部の両側にスロ
ットを形成して巻線82を巻装する。一方、回転子83
は永久磁石からなり、その中心に回転軸84を備えてい
る。また回転軸84に向かった歯部の先端面85と、永
久磁石の外周面86とを隙間を隔てて相対向させ、回転
子83の回転軸84を軸受87によって軸支している。
この軸受87を固定したブラケット88が、固定子81
を両側から保持している。
【0003】また固定子81は、例えば図4および図5
に示すように3相仕様の固定子であり、6つの歯部を有
している。またそれぞれの歯部には、固定子鉄心の継鉄
部89の両側から2分割され、プラスチック樹脂からな
るコイルボビン90が装着されている。このコイルボビ
ン90は、継鉄部89の内周と歯部の先端との間の歯部
の外周を取り囲み、それぞれの端部にフランジ90aを
有している。このコイルボビン90の上に巻線82を巻
装し、3相に対応したそれぞれの巻線82の一方の端部
82aが一点で結線(スター結線)され、結線部91と
なっている。この結線部91は、巻線82の端部82a
が半田付けにより接続され、絶縁用のチューブ92を被
せてから縛り糸93で巻線82上に固定されている。
【0004】しかしながら、チューブ92を被せたり、
縛り糸93で巻線82上に固定する作業は作業性が悪
く、効率よく結線部91を絶縁するとともに、固定子8
1への固定が簡単な構造を有する電動機が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、結線された巻線端部の結線部を巻線本体
から絶縁するとともに、固定子への固定が簡単な構造を
有する電動機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数
の歯部の外周に、両端にフランジを有する合成樹脂から
なるコイルボビンを装着し、同コイルボビンに巻線を巻
装し、同巻線同志が結線された結線部を有する固定子
と、中心に回転軸を備えた回転子と、同回転子の前記回
転軸を軸支する軸受を備え、前記固定子の両側より取付
られたブラケットとを備えた電動機において、 前記コ
イルボビンの相対向する前記フランジの側面に複数の係
合孔を設ける一方、板面に前記結線部を保持するための
保持部を突出し、板面の両端に前記フランジに対応し、
下方に延出した取付片を備え、同取付片の内面に前記係
合孔と対応する複数の係止爪を突出させた合成樹脂から
なる保持具を設け、前記結線部を前記保持部に固定し、
前記係止爪を前記フランジの前記係合孔に嵌着すること
により前記保持具を前記コイルボビンに固定する。
【0007】前記保持部を、前記板面上に相対向する断
面L字型に形成し、中央の間隙を前記結線部を挿入する
挿入溝とする。
【0008】前記保持具は、前記結線部に結線された前
記巻線の端部を挿通し、同端部の移動を制限するための
挿通孔を備える。
【0009】前記保持具は、前記挿通孔から前記板面の
端面に向かって切欠きを備える。
【0010】前記挿入溝の溝幅は、同挿入溝の開始位置
と終了位置とで異なる溝幅を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明によ
る、電動機の巻線の結線部を固定子に固定するための保
持具の構造を詳細に説明する。図1は本発明による保持
具の第一の実施例であり、巻線の結線部を固定子に固定
する構造を示す斜視図(A)と、要部断面図(B)であ
る。例えば3相仕様の固定子1は図1(A)に示すよう
に、6つの歯部を有している。またそれぞれの歯部に
は、固定子鉄心の継鉄部2の両側から、2分割されてプ
ラスチック樹脂からなるコイルボビン3が装着されてい
る。このコイルボビン3は、継鉄部2の内周と歯部の先
端との間の歯部の外周を取り囲み、それぞれの端部にフ
ランジ3aを有している。このフランジ3aの間に巻線
4を巻装し、3相に対応したそれぞれの巻線4の一方の
端部5が一点で結線(スター結線)されている。この結
線部6は、巻線4の端部5が半田付けにより接続されて
いる。
【0012】一方、プラスチック樹脂からなる保持具1
0は、板面10aに結線部6を保持するための保持部1
0bと、結線部6に接続される巻線4の端部5を挿通
し、同端部5の移動を制限するための挿通孔10cと、
保持具10をコイルボビン3に固定するための取付片1
0gとを備えている。保持部10bは、板面10a上に
相対向する断面L字型であり、長手方向にレール状に形
成されている。また、中央の間隙が、巻線4の端部5を
挿入するための挿入溝10eとした形状となっている。
さらに、挿通孔10cは、保持部10bの溝方向の隣に
配設されている。また挿入溝10eの溝幅は、挿通孔1
0cが設けられている方向の挿入溝10eの開始位置
と、反対側の終了位置とで異なっており、開始位置側が
広く、終了位置に向かって徐々に狭くなっている。さら
に取付片10gは、板面10aの相対する端面を下方に
延出して設けられており、取付片10gのそれぞれの内
面に、固定子1のコイルボビン3に設けた係合孔3bと
対応する、各2つの係止爪10hを備えている。
【0013】以上の構成において、つぎにその組立方法
を図1(A)を用いて説明する。まず最初に、保持具1
0の下方より挿通孔10cに結線部6を挿通し、続いて
巻線4の端部5を保持部10bの挿入溝10eが広がっ
た方向より徐々に挿入して保持部10b内に固定する。
挿入溝10eの幅は一番狭い部分が、巻線4の端部5の
直径より狭くなっており、巻線4の端部5を徐々に挿入
するに従って挿入溝10eが広がる。保持部10b内に
全ての端部5が収容されると、挿入溝10eの幅が保持
部10bの樹脂の弾力によってもとに戻り、この結果、
結線部6とその端部5を保持部10b内に固定する。さ
らに取付片10gの係止爪10hを、固定子1のコイル
ボビン3に設けた係合孔3bに嵌着させることにより、
保持具10をコイルボビン3に固定する。この取付片1
0gの対向する内面の距離は、対応するコイルボビン3
のフランジ3b間の外幅と同じであり、相対向する係止
爪10h同志の距離がこれより狭くなっている。従っ
て、保持具10をコイルボビン3に嵌合させるときに、
相対向する係止爪10h同志の距離がフランジ3bの外
幅に広がり、係止爪10hと係合孔3bとが嵌着する
と、取付片10gの材料であるプラスチック樹脂の弾力
によりもとの距離に戻り、結果的に保持具10を固定子
1に固定する構造となっている。図1(B)は保持具1
0を固定子1に固定した状態を示す、図1(A)のA−
A’の矢視断面図である。結線部6が保持部10b内に
固定され、保持具10の係止爪10hと係合孔3bと
が、嵌着して保持具10を固定子1に固定している。さ
らに保持具10の板面10aが、巻線4の側面を全面に
覆っているため、結線部6を巻線4の側面から絶縁して
いる。
【0014】以上のように、結線部6を溝幅が広い方向
より挿入溝10eに挿入することにより、結線部6を簡
単に保持部10bに固定することができ、さらに保持具
10を取付片10gによって、固定子1に固定すること
も容易にできる。また保持具10の挿通孔10cが巻線
4の端部5を所定の位置に保持するとともに、保持具1
0の板面10aが結線部6を巻線4の側面から絶縁する
事が出来る。また以上の説明は、結線部6がスター結線
された巻線4の例を説明しているが、本願はこれに限る
ものでなく、巻線4同志の他の端部が結線された結線部
に用いても同様な効果を得ることが出来る。
【0015】図2は保持具の第二の実施例を示す斜視図
である。この保持具20は、板面20aの挿通孔20b
から板面20aの端面に向かって、巻線の端部5を挿通
孔20bに挿通し易くするための切欠き20cを備えて
いる。この切欠き20cを有することにより保持具20
を、先に固定子1のコイルボビン3に固定してから巻線
の端部5を挿通孔20bに挿通できるため、切欠き20
cが無い場合に比べて作業性がよくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電動
機によれば、固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数の
歯部の外周に、両端にフランジを有する合成樹脂からな
るコイルボビンを装着し、同コイルボビンに巻線を巻装
し、同巻線同志が結線された結線部を有する固定子と、
中心に回転軸を備えた回転子と、同回転子の回転軸を軸
支する軸受を備え、固定子の両側より取付られたブラケ
ットとを備えた電動機において、コイルボビンの相対向
するフランジの側面に複数の係合孔を設ける一方、板面
に結線部を保持するための保持部を突出し、板面の両端
にフランジに対応し、下方に延出した取付片を備え、同
取付片の内面に係合孔と対応する複数の係止爪を突出さ
せた合成樹脂からなる保持具を設け、結線部を保持部に
固定し、係止爪をフランジの係合孔に嵌着することによ
り保持具をコイルボビンに固定することにより、結線さ
れた巻線端部の結線部を巻線本体から絶縁するととも
に、固定子への固定が簡単な構造を有する電動機を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の保持具の第一の実施例を
示す斜視図(A)と、要部断面図(B)である。
【図2】本発明による保持具の第二の実施例を示す斜視
図である。
【図3】従来の電動機を示す断面図である。
【図4】従来の電動機の固定子を示す斜視図である。
【図5】従来の電動機の巻線を示す回路図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 継鉄部 3 コイルボビン 3a フランジ 3b 係合孔 4 巻線 5 端部 6 結線部 10 保持具 10a 板面 10b 保持部 10c 挿通孔 10e 挿入溝 10g 取付片 10h 係止爪 20 保持具 20a 板面 20b 挿通孔 20c 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心の継鉄部の内周に設けた複数
    の歯部の外周に、両端にフランジを有する合成樹脂から
    なるコイルボビンを装着し、同コイルボビンに巻線を巻
    装し、同巻線同志が結線された結線部を有する固定子
    と、中心に回転軸を備えた回転子と、同回転子の前記回
    転軸を軸支する軸受を備え、前記固定子の両側より取付
    られたブラケットとを備えた電動機において、 前記コイルボビンの相対向する前記フランジの側面に複
    数の係合孔を設ける一方、 板面に前記結線部を保持するための保持部を突出し、板
    面の両端に前記フランジに対応し、下方に延出した取付
    片を備え、同取付片の内面に前記係合孔と対応する複数
    の係止爪を突出させた合成樹脂からなる保持具を設け、 前記結線部を前記保持部に固定し、前記係止爪を前記フ
    ランジの前記係合孔に嵌着することにより前記保持具を
    前記コイルボビンに固定してなることを特徴とする電動
    機。
  2. 【請求項2】 前記保持部を、前記板面上に相対向する
    断面L字型に形成し、中央の間隙を前記結線部を挿入す
    る挿入溝としてなることを特徴とする請求項1記載の電
    動機。
  3. 【請求項3】 前記保持具は、前記結線部に結線された
    前記巻線の端部を挿通し、同端部の移動を制限するため
    の挿通孔を備えてなることを特徴とする請求項1および
    請求項2記載の電動機。
  4. 【請求項4】 前記保持具は、前記挿通孔から前記板面
    の端面に向かって切欠きを備えてなることを特徴とする
    請求項3記載の電動機。
  5. 【請求項5】 前記挿入溝の溝幅は、同挿入溝の開始位
    置と終了位置とで異なる溝幅を有することを特徴とする
    請求項2乃至請求項4記載の電動機。
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