JP7223233B2 - モータ - Google Patents
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Description
モータ1は、各種電気機器および2輪車等の移動体に設けられる。例えば、モータ1は、送風機のファンの駆動装置として用いられる。
コイルユニット7は、回転軸心Cまわりに環状に巻回される巻線部22を有するコイル20と、ステータコア40とを有する。好ましくは、コイルユニット7はボビン30を有する。
この例では、第1部材11と棒部13とが一体に構成されている。コイルユニット7は、予め組み立てられる。コイルユニット7のコイル20から第1引出線23と第2引出線24とが引き出されている。コイルユニット7は、棒部13がコア挿通孔42を通るように、棒部13に嵌められ、かつ、第1引出線23および第2引出線24が別々の棒部ガイド14に沿うように配置される。モータ1は、次のような手順によって組み立てられる。第1相(例えば、U相)のコイルユニット7が棒部13に嵌められた後、スペーサ8が棒部13に嵌められ、続いて、第2相(例えば、V相)のコイルユニット7の棒部13に嵌められる。続いて、スペーサ8が棒部13に嵌められ、さらに続いて、第3相(例えば、W相)のコイルユニット7の棒部13に嵌められる。そして、第2部材12が棒部13の第2端部13bにねじ入れられる。第2部材12の締め付けによって、3つのコイルユニット7と2つのスペーサ8とが保持部材10によって保持される。
ステータコア40の内周部PAおよび外周部において、一方には、第1爪磁極55および第2爪磁極65が配置される。仮に、第1引出線23および第2引出線24の少なくとも一方が、ステータコア40において、第1爪磁極55および第2爪磁極65が配置される部分と同じ部分に配置されると、ステータ2とロータ3との間のエアギャップに第1引出線23および第2引出線24の少なくとも一方が配置されることになる。この場合、第1引出線23および第2引出線24の少なくとも一方がロータ3と接触する虞が生じる。本実施形態では、第1引出線23および第2引出線24は、ロータ3とステータ2との間のエアギャップまたはエアギャップの付近を通らないように配線される。または、第1引出線23および第2引出線24は、ロータ3とステータ2との間のエアギャップまたはエアギャップの付近を通る部分が短くなるように、配線される。これによって、第1引出線23および第2引出線24がロータ3に接触することを抑制できる。
(1)モータ1において、コイル20の第1引出線23および第2引出線24の少なくとも一つは、2つのコイルユニット7のステータコア40間を通るように配置される。かつ、ステータコア40の内周部PAおよび外周部のうち、一方に第1爪磁極55および第2爪磁極65が配置され、他方に、第1引出線23および第2引出線24が配置される。
以下に、上記実施形態のモータ1について、変形例をいくつか説明する。変形例の説明において、便宜上、実施形態の構成と共通する構成には同一符号を付し、その構成の説明を省略する。以下に示される各変形例のモータ1は、実施形態のモータ1と実質的に同じ効果を奏する。
図13および図14を参照して、ボビン30の変形例を説明する。この例では、実施形態と比較して、ボビン30において第1引出線23が引き出される位置が異なる。上記実施形態では、ボビン30の留部33は、フランジ32の外縁付近の切欠きとして構成されている。この例では、ボビン30の留部33は、径方向DRに延びるスリット34として構成される。スリット34の幅は、第1引出線23が通る大きさに構成される。第1引出線23は、ボビン30の円筒部31付近から引き出される。この場合、スペーサ8にも、スリット(図21のスペーサスリット75参照)が設けられる。第1引出線23は、ボビン30のスリット34、第1コア50の第1範囲AR1、およびスペーサ8のスリットを通り、保持部材10の棒部13の棒部ガイド14に案内される。なお、この例では、第1引出線23においてスペーサ8のスリットを通る部分が、ステータコア40間に配置される。上記実施形態のボビン30において、第2引出線24が通る貫通孔31bに替えて、ボビン30のスリット34が適用されてもよい。
図15を参照して、ボビン30の変形例を説明する。上記実施形態では、ボビン30の留部33は、フランジ32の外縁付近の切り欠きとして構成されている。この例では、ボビン30の留部33は、フランジ32において円筒部31付近の貫通孔35として構成される。この場合、スペーサ8にも、スリット(図21のスペーサスリット75参照)が設けられる。第1引出線23は、ボビン30の貫通孔35、第1コア50の第1範囲AR1、およびスペーサ8のスリットを通り、保持部材10の棒部13の棒部ガイド14に案内される。なお、上記実施形態のボビン30において、第2引出線24が通る貫通孔31bに替えて、この変形例の貫通孔35が適用されてもよい。
図16および図17を参照して、第1コア50の変形例を説明する。図16および図17に示されるコイルユニット7は、第2変形例のボビン30を備える。変形例の第1コア50において、第1フランジ部53には、コア留部56が設けられる。コア留部56は、第1引出線23が係合する凹部として構成される。コア留部56は、第1コア50の第1範囲AR1内に設けられる。第1引出線23は、コア留部56に引っ掛けられる。これによって、モータ1の振動に起因する第1引出線23の移動を抑制できる。
図18および図19を参照して、ボビン30の変形例を説明する。ボビン30の留部33は、溝36に構成されてもよい。溝36は、一対のフランジ32のうち第1コア50側フランジ32に設けられ、かつ、コイル20側の面と反対側の面に設けられる。好ましくは、溝36が設けられるフランジ32の厚さは、溝36が設けられていないフランジ32の厚さよりも大きい。溝36の幅は、第1引出線23が通る大きさに構成される。
図20および図21を参照して、スペーサ8の変形例を説明する。スペーサ8は、径方向DRに延びるスペーサスリット75を有する。スペーサスリット75の幅は、第1引出線23が通る大きさに構成される。好ましくは、実施形態と同様に、スペーサスリット75には、第1引出線23が係合する第1係合部73が設けられる。第1係合部73は、一対の突起73bによって構成される。一対の突起73b同士の先端部は、回転軸心方向DCにおいて一部で結合し、他の部分で離れる。一対の突起73b同士の一部の結合によって、スペーサスリット75の形状が維持される。第1引出線23は、一対の突起73bにおいて互いに離れている部分で挟持される。
図22および図23を参照して、スペーサ8の変形例を説明する。この例では、スペーサ8は、保持部材10の棒部13に嵌合せず、コイルユニット7の間に挟まれて支持される。スペーサ本体部77は、環状に構成される。スペーサ本体部77の内径は、棒部13の直径よりも大きい。好ましくは、スペーサ本体部77の内径は、ボビン30の直径と略等しい。モータ1が組み立てられた状態において、スペーサ8は、コイルユニット7の間に空気層77a(非磁性体の層)を形成する。第1引出線23は、スペーサ本体部77内を通る。このように、スペーサ8の形状は、実施形態に示される形態に限定されない。スペーサ8の形状は、矩形であってもよいし、三角形であってもよい。
図24および図25を参照して、スペーサ8の変形例を説明する。この例では、スペーサ8は、第2引出線24が係合する第2係合部78を有する。第2係合部78は、スペーサ8のスペーサ挿通孔71の内周面に設けられる。第2係合部78は、第2引出線24を保持する一対の爪部78aとして構成される。第2引出線24は、第2係合部78によって保持される。この構成によれば、モータ1の振動に起因する第2引出線24の移動を抑制できる。
図26を参照して、ステータコア40の変形例を説明する。第1コア50の第1環部51は、6個の第1突出部54を繋ぐ環状の連結環部(図示略)と、連結環部の内周部に等間隔に設けられる6個の第1嵌合部91とを備える。第1嵌合部91は、回転軸心方向DCに延びる。第2コア60の第2環部61は、第1コア50の第1環部51と同様の構造を有し、連結環部92と、第2嵌合部93とを備える。第1コア50の第1嵌合部91の間に第2コア60の第2嵌合部93が嵌められることによって、第1コア50と第2コア60とが結合される。この構造によれば、第1コア50と第2コア60とは、嵌合構造によって結合できる。
第1引出線23および第2引出線24の少なくとも一つにおいてステータコア40に接触する部分は、絶縁部材98によって囲まれることが好ましい。第9変形例および第10変形例にその例を挙げる。
図30~図32を参照して、ボビン30およびステータコア40の変形例を説明する。図32は、図30の矢印Bの方向からみた図である。図30に示されるように、ボビン30の円筒部31には、チューブ102が通るチューブ貫通孔101が設けられる。チューブ102は、絶縁性樹脂によって構成される。チューブ貫通孔101は、円筒部31において径方向DRに延びる。チューブ貫通孔101には、チューブ102が配置される。第2引出線24は、チューブ102を挿通する。図31および図32に示されるように、第1コア50には、チューブ102が入るチューブ切欠部103が設けられる。このように、第2引出線24においてステータコア40に接触する部分は、絶縁部材98によって囲まれる。この構成によれば、第2引出線24とステータコア40との間の沿面距離を確保でき、絶縁性能を向上できる。
図34~図36を参照して、ボビン30の変形例を説明する。この例では、ボビン30は、位置決め部110を有する。図35に示されるように、位置決め部110は、ステータコア40に係合する第1凸部111および第2凸部112を備える。第1凸部111および第2凸部112は、フランジ32の外面に設けられる。第1コア50側のフランジ32において第1凸部111は、第1コア50の2つの第1突出部54および第1フランジ部53に接触するように構成される。第1コア50側のフランジ32において2個の第1凸部111は、回転軸心Cに対して対称な位置に設けられる。第2コア60側のフランジ32において第2凸部112は、第2コア60の2つの第2突出部64および第2フランジ部63に接触するように構成される。第2コア60側のフランジ32において2個の第2凸部112は、回転軸心Cに対して対称な位置に設けられる。この構成によれば、ステータコア40に対してボビン30を簡単に位置決めできる。
図37および図38を参照して、ボビン30の変形例を説明する。この例では、ボビン30は、位置決め部110を有する。位置決め部110は、ステータコア40に係合する複数の凸部113を備える。複数個の凸部113は、ボビン30の2つのフランジ32の少なくとも一方に設けられる。凸部113は、フランジ32の外周縁に径方向DRに突出するように設けられる。本実施形態では、第1コア50に接触するフランジ32において各凸部113は、第1爪磁極55と第2爪磁極65との間に配置され、両磁極に接触するように構成される。この構成によれば、ステータコア40に対してボビン30を簡単に位置決めできる。
図39を参照して、保持部材10の変形例を説明する。図39は、第1部材11と棒部13とが結合した部材の平面図である。この例では、保持部材10の棒部13には、棒部ガイド14として、第1ガイド121と、第2ガイド122とが設けられる。第1ガイド121は、3つの第1引出線23が入るように構成される。第2ガイド122は、3つの第2引出線24が入るように構成される。この構成によれば、棒部13の構造を簡略化できる。
図40および図41を参照して、保持部材10の変形例を説明する。図40は、第1部材11と棒部13とが結合した部材の平面図である。この例では、保持部材10の棒部13には、棒部ガイド14として、引出線収容部123が設けられる。引出線収容部123は、3つの第1引出線23および3つの第2引出線24が入るように構成される。引出線収容部123は、棒部13内において回転軸心Cに沿う空間として構成される。棒部13の側面には、引出線収容部123に繋がるスリット124が設けられる(図41参照)。
図42~図44を参照して、スペーサ8の変形例を説明する。スペーサ8は、第1曲げガイド131および第2曲げガイド132の少なくとも一つを有する。第1曲げガイド131は、第1引出線23を滑らかに曲げる。具体的には、第1曲げガイド131は、第1引出線23が折れないように第1引出線23を案内する。第2曲げガイド132は、第2引出線24を滑らかに曲げる。具体的には、第2曲げガイド132は、第2引出線24が折れないように第2引出線24を案内する。
本開示のモータ1は、上記各実施の形態および変形例以外に、例えば以下に示される変形例、及び相互に矛盾しない少なくとも二つの変形例を組み合わせた形態としてもよい。
AR2…第2範囲
C…回転軸心
PA…内周部
1…モータ
2…ステータ
3…ロータ
5…第1コア
7…コイルユニット
8…スペーサ
10…保持部材
13…棒部
14…棒部ガイド
20…コイル
21…導線
22…巻線部
23…第1引出線
24…第2引出線
30…ボビン
31…円筒部
40…ステータコア
43…結合部
50…第1コア
51…第1環部
54…第1突出部
55…第1爪磁極
60…第2コア
61…第2環部
64…第2突出部
65…第2爪磁極
66…コア間隙間
72…引出線ガイド
73…第1係合部
78…第2係合部
98…絶縁部材
131…第1曲げガイド
132…第2曲げガイド
Claims (12)
- 非磁性体を介して軸方向に積層される複数のコイルユニット(7)を含むステータを備えるモータ(1)であって、
回転軸心周りに回転自在に構成されたロータ(3)と、前記非磁性体を含むスペーサ(8)と、を有し、
複数の前記コイルユニット(7)それぞれは、回転軸心まわりに環状に巻回される巻線部(22)を有するコイル(20)と、前記コイル(20)の巻線部(22)の周囲の少なくとも一部を包囲するように設けられるステータコア(40)とを有し、
前記ステータコア(40)は、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれに周方向で交互に並ぶように複数形成され、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれから前記ロータ(3)に向かって径方向に突出する突出部(54,64)を有し、
前記コイル(20)は、前記巻線部(22)と、前記巻線部(22)から延びる2つの引出線とを有し、
2つの前記引出線のうちの一方である第1引出線(23)、および、2つの前記引出線のうちの他方である第2引出線(24)の少なくとも一つは、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を径方向に通るように配置され、
前記ステータコア(40)の内周部(PA)および外周部のうち一方に磁極が配置され、他方に前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)が配置され、
前記スペーサ(8)は、前記コイルユニット(7)間に配置され、
前記スペーサ(8)は、前記引出線を案内する引出線ガイド(72)を有し、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記スペーサ(8)の前記引出線ガイド(72)を通るように配置される
モータ。 - 非磁性体を介して軸方向に積層される複数のコイルユニット(7)を含むステータを備えるモータ(1)であって、
回転軸心周りに回転自在に構成されたロータ(3)と、前記非磁性体を含むスペーサ(8)と、を有し、
複数の前記コイルユニット(7)それぞれは、回転軸心まわりに環状に巻回される巻線部(22)を有するコイル(20)と、前記コイル(20)の巻線部(22)の周囲の少なくとも一部を包囲するように設けられるステータコア(40)とを有し、
前記ステータコア(40)は、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれに周方向で交互に並ぶように複数形成され、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれから前記ロータ(3)に向かって径方向に突出する突出部(54,64)を有し、
前記コイル(20)は、前記巻線部(22)と、前記巻線部(22)から延びる2つの引出線とを有し、
2つの前記引出線のうちの一方である第1引出線(23)、および、2つの前記引出線のうちの他方である第2引出線(24)の少なくとも一つは、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を径方向に通るように配置され、
前記ステータコア(40)の内周部(PA)および外周部のうち一方に磁極が配置され、他方に前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)が配置され、
前記スペーサ(8)は、前記コイルユニット(7)間に配置され、
前記スペーサ(8)は、前記引出線を案内する引出線ガイド(72)を有し、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記スペーサ(8)の前記引出線ガイド(72)を通るように配置され、
さらに、前記スペーサ(8)は、前記第1引出線(23)が係合する第1係合部(73)および前記第2引出線(24)が係合する第2係合部(78)の少なくとも一つを有する
モータ。 - 前記スペーサ(8)は、前記第1引出線(23)を滑らかに曲げる第1曲げガイド(131)および前記第2引出線(24)を滑らかに曲げる第2曲げガイド(132)の少なくとも一つを有する
請求項1または2に記載のモータ。 - 前記ステータコア(40)は、
前記軸方向の一方側に環状に形成された第1環部(51)と、前記第1環部(51)から径方向に突出する第1突出部(54)と、前記第1突出部(54)に設けられ軸方向に延びる第1爪磁極(55)とを有し、
前記軸方向の他方側に環状に形成された第2環部(61)と、前記第2環部(61)から径方向に突出する第2突出部(64)と、前記第2突出部(64)に設けられ軸方向に延びる第2爪磁極(65)とを有し、
前記第1爪磁極と前記第2爪磁極は、それぞれに周方向で交互に並ぶように配置され、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記ステータコア(40)において、互いに隣り合う2つの前記第1突出部(54)と前記第1環部(51)とによって囲まれた第1範囲(AR1)または互いに隣り合う2つの前記第2突出部(64)と前記第2環部(61)とによって囲まれた第2範囲(AR2)から出されて、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を通るように配置される
請求項1~3のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記第1範囲(AR1)の範囲において前記第2爪磁極(65)と前記コイル(20)との間から出され、または、前記第2範囲(AR2)の範囲において前記第1爪磁極(55)と前記コイル(20)との間から出されて、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を通るように配置される
請求項4に記載のモータ。 - 非磁性体を介して軸方向に積層される複数のコイルユニット(7)を含むステータを備えるモータ(1)であって、
回転軸心周りに回転自在に構成されたロータ(3)を有し、
複数の前記コイルユニット(7)それぞれは、回転軸心まわりに環状に巻回される巻線部(22)を有するコイル(20)と、前記コイル(20)の巻線部(22)の周囲の少なくとも一部を包囲するように設けられるステータコア(40)とを有し、
前記ステータコア(40)は、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれに周方向で交互に並ぶように複数形成され、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれから前記ロータ(3)に向かって径方向に突出する突出部(54,64)を有し、
前記コイル(20)は、前記巻線部(22)と、前記巻線部(22)から延びる2つの引出線とを有し、
2つの前記引出線のうちの一方である第1引出線(23)、および、2つの前記引出線のうちの他方である第2引出線(24)の少なくとも一つは、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を径方向に通るように配置され、
前記ステータコア(40)の内周部(PA)および外周部のうち一方に磁極が配置され、他方に前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)が配置され、
前記ステータコア(40)は、
前記軸方向の一方側に環状に形成された第1環部(51)と、前記第1環部(51)から径方向に突出する第1突出部(54)と、前記第1突出部(54)に設けられ軸方向に延びる第1爪磁極(55)とを有し、
前記軸方向の他方側に環状に形成された第2環部(61)と、前記第2環部(61)から径方向に突出する第2突出部(64)と、前記第2突出部(64)に設けられ軸方向に延びる第2爪磁極(65)とを有し、
前記第1爪磁極と前記第2爪磁極は、それぞれに周方向で交互に並ぶように配置され、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、
前記ステータコア(40)において、互いに隣り合う2つの前記第1突出部(54)と前記第1環部(51)とによって囲まれた第1範囲(AR1)を通り、前記第1範囲(AR1)の範囲において前記第2爪磁極(65)と前記コイル(20)との間から出されて、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を通るように配置され、
または、互いに隣り合う2つの前記第2突出部(64)と前記第2環部(61)とによって囲まれた第2範囲(AR2)を通り、前記第2範囲(AR2)の範囲において前記第1爪磁極(55)と前記コイル(20)との間から出されて、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を通るように配置される
モータ。 - 前記ステータコア(40)は、
前記第1環部(51)、前記第1突出部(54)、および、前記第1爪磁極(55)を有する第1コア(50)と、
前記第2環部(61)、前記第2突出部(64)、および、前記第2爪磁極(65)を有する第2コア(60)とを備え、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記第1コア(50)と前記第2コア(60)との結合部(43)における前記第1コア(50)と前記第2コア(60)との間に設けられるコア間隙間(66)を通るように配置される
請求項4~6のいずれか一項に記載のモータ。 - 非磁性体を介して軸方向に積層される複数のコイルユニット(7)を含むステータを備えるモータ(1)であって、
回転軸心周りに回転自在に構成されたロータ(3)を有し、
複数の前記コイルユニット(7)それぞれは、回転軸心まわりに環状に巻回される巻線部(22)を有するコイル(20)と、前記コイル(20)の巻線部(22)の周囲の少なくとも一部を包囲するように設けられるステータコア(40)とを有し、
前記ステータコア(40)は、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれに周方向で交互に並ぶように複数形成され、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれから前記ロータ(3)に向かって径方向に突出する突出部(54,64)を有し、
前記コイル(20)は、前記巻線部(22)と、前記巻線部(22)から延びる2つの引出線とを有し、
2つの前記引出線のうちの一方である第1引出線(23)、および、2つの前記引出線のうちの他方である第2引出線(24)の少なくとも一つは、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を径方向に通るように配置され、
前記ステータコア(40)の内周部(PA)および外周部のうち一方に磁極が配置され、他方に前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)が配置され、
前記ステータコア(40)は、第1コア(50)と、第2コア(60)と、を備え、
前記第1コア(50)は、前記軸方向の一方側に環状に形成された第1環部(51)と、前記第1環部(51)から径方向に突出する第1突出部(54)と、前記第1突出部(54)に設けられ軸方向に延びる第1爪磁極(55)とを有し、
前記第2コア(60)は、前記軸方向の他方側に環状に形成された第2環部(61)と、前記第2環部(61)から径方向に突出する第2突出部(64)と、前記第2突出部(64)に設けられ軸方向に延びる第2爪磁極(65)とを有し、
前記第1爪磁極と前記第2爪磁極は、それぞれに周方向で交互に並ぶように配置され、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記ステータコア(40)において、互いに隣り合う2つの前記第1突出部(54)と前記第1環部(51)とによって囲まれた第1範囲(AR1)または互いに隣り合う2つの前記第2突出部(64)と前記第2環部(61)とによって囲まれた第2範囲(AR2)から出されて、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を通るように配置され、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つは、前記第1コア(50)と前記第2コア(60)との結合部(43)における前記第1コア(50)と前記第2コア(60)との間に設けられるコア間隙間(66)を通るように配置される
モータ。 - 複数の前記コイルユニット(7)は、複数の前記コイルユニット(7)を貫通する棒部(13)を有する保持部材(10)によって結合され、
前記棒部(13)の外周には、棒部ガイド(14)が設けられ、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)は、前記棒部ガイド(14)に沿うように配置される
請求項1~8のいずれか一項に記載のモータ。 - 非磁性体を介して軸方向に積層される複数のコイルユニット(7)を含むステータを備えるモータ(1)であって、
回転軸心周りに回転自在に構成されたロータ(3)を有し、
複数の前記コイルユニット(7)それぞれは、回転軸心まわりに環状に巻回される巻線部(22)を有するコイル(20)と、前記コイル(20)の巻線部(22)の周囲の少なくとも一部を包囲するように設けられるステータコア(40)とを有し、
前記ステータコア(40)は、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれに周方向で交互に並ぶように複数形成され、前記ステータコア(40)の軸方向の両端部のそれぞれから前記ロータ(3)に向かって径方向に突出する突出部(54,64)を有し、
前記コイル(20)は、前記巻線部(22)と、前記巻線部(22)から延びる2つの引出線とを有し、
2つの前記引出線のうちの一方である第1引出線(23)、および、2つの前記引出線のうちの他方である第2引出線(24)の少なくとも一つは、2つの前記コイルユニット(7)のステータコア(40)間を径方向に通るように配置され、
前記ステータコア(40)の内周部(PA)および外周部のうち一方に磁極が配置され、他方に前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)が配置され、
複数の前記コイルユニット(7)は、複数の前記コイルユニット(7)を貫通する棒部(13)を有する保持部材(10)によって結合され、
前記棒部(13)の外周には、棒部ガイド(14)が設けられ、
前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)は、前記棒部ガイド(14)に沿うように配置される
モータ。 - 前記第1引出線(23)および前記第2引出線(24)の少なくとも一つにおいて前記ステータコア(40)に接触する部分は、絶縁部材(98)によって囲まれる
請求項1~10のいずれか一項に記載のモータ。 - ボビン(30)をさらに備え、
前記ボビン(30)は、回転軸心(C)を中心とする円筒部(31)を有し、
前記コイル(20)の巻線部(22)は、前記ボビン(30)の円筒部(31)に巻かれる導線(21)によって構成され、
前記ステータコア(40)は、前記ボビン(30)を保持する
請求項1~11のいずれか一項に記載のモータ。
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