JP2012105372A - 外転型の電動機 - Google Patents

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Masayuki Hayakawa
真幸 早川
Takeshi Kitaori
健 北折
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Abstract

【課題】インシュレータがステータのティースから抜け出すことを防止して、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができる外転型の電動機を提供する。
【解決手段】外転型の電動機1は、周方向に所定の間隔で配置され放射状に突出する複数のティース11bを有するステータコア11と、各ティース11bに配置される複数のインシュレータ12と、インシュレータ12の外周に巻線を巻回することで形成される複数のコイル13と、を有するステータ10と、ステータ10の径方向外側に配置される円環状のロータ6と、を備える。各インシュレータ12には、ステータコア11の径方向内側に延出する延出部38が形成され、延出部38が、ステータコア11と係合する鉤状爪部38aを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、外転型の電動機に関し、特に、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載することが可能な外転型の電動機に関する。
従来の外転型の電動機に用いられるステータとしては、隣接するティースの間のスロットの底付近から鋼板の積層方向外側に起立する爪を最外層の鋼板に形成し、渡り線をこの爪の外周側に通して、渡り線がステータの内径側に移動してステータの取付け座面に入るのを防止して、組立性の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のステータは、外周部に周方向突起が形成されたティースに巻線が巻回されているため、ティースと巻線との電気絶縁が十分ではなかった。そこで、周方向突起の無いステータコアのティースに、巻線が巻回された樹脂製のインシュレータをステータコアの径方向外側から挿入するステータを利用することが考えられる。
特開2002−315250号公報
しかし、インシュレータを用いたステータにおいては、同相のコイル同士を接続している渡り部のスプリングバックによって、インシュレータがステータの径方向外側に押し出される傾向があり、インシュレータとロータが接触する可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インシュレータがステータのティースから抜け出すことを防止して、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができる外転型の電動機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、周方向に所定の間隔で配置され放射状に突出する複数のティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)と、各ティースに配置される複数のインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ12)と、前記インシュレータの外周に巻線を巻回することで形成される複数のコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル13)と、を有するステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ10)と、前記ステータの径方向外側に配置される円環状のロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ6)と、を備える外転型の電動機であって、各インシュレータには、前記ステータコアの径方向内側に延出する延出部(例えば、後述の実施形態における延出部38)が形成され、前記延出部が、前記ステータコアと係合する鉤状爪部(例えば、後述の実施形態における鉤状爪部38a)を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記ステータコアが円環状の内周壁(例えば、後述の実施形態における内周壁11d)を有し、前記延出部が前記ステータコアの軸方向面に沿って延出し、前記鉤状爪部が、前記ステータコアの前記内周壁と係合することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2の構成に加えて、前記鉤状爪部が前記延出部の周方向両端部に形成され、前記延出部の周方向両端部の間に切り欠き部(例えば、後述の実施形態における切り欠き部38b)が形成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記延出部が前記ティースの周方向面に沿って延出し、前記鉤状爪部が、前記ステータコアの隣り合うティース間に形成された凹部(例えば、後述の実施形態における凹部11e)と係合することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、インシュレータの延出部に形成された鉤状爪部がステータコアと係合するので、インシュレータがステータのティースから抜け出すことを防止して、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、ステータコアの軸方向面に沿って延出する延出部に形成された鉤状爪部がステータコアの内周壁と係合するので、簡易な構造によりインシュレータをステータコアに固定することができる。
請求項3の発明によれば、延出部の周方向両端部の間に切り欠き部が形成されることにより、ステータ固定用のボルトのための空間が残るので、全て同形状のインシュレータを用いることができ、製造が容易になる。
請求項4の発明によれば、ティースの周方向面に沿って延出する延出部に形成された鉤状爪部が、ステータコアの隣り合うティース間に形成された凹部と係合するので、簡易な構造によりインシュレータをステータコアに固定することができる。また、全て同形状のインシュレータを用いることができ、製造が容易になる。
本発明の第1実施形態に係る電動機の縦断面図である。 図1におけるステータの正面図である。 図2におけるステータコアの正面図である。 (a)は図1におけるインシュレータの斜視図であり、(b)は同じインシュレータの別方向から見た斜視図である。 (a)はインシュレータに巻線が巻回された第1のコイルの斜視図であり、(b)はインシュレータに巻線が巻回された第2のコイルの斜視図である。 コイル巻線の接合部を示す拡大斜視図である。 図4のインシュレータのステータコアへの固定状態を示す要部斜視図である。 変形例に係るインシュレータの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る電動機のステータの正面図である。 図9におけるステータコアの正面図である。 図9におけるインシュレータの斜視図である。 図11におけるインシュレータのステータコアへの固定状態を示す要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る外転型の電動機について、図1〜7を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の電動機は、3相8極対の外転型電動機1であり、軸心Oを中心として、モータハウジング2にボルト3により固定されたステータ10と、ステータ10の径方向外側に僅かな隙間を介して配置される円環状のロータ6と、を備える。
ロータ6は、電磁鋼板が積層されてなるロータコア6aに磁石6bが埋め込まれてなり、略円環形状を有する。ロータ6は、縁付円盤状のアーム部材5の縁部内周面5aに固定されており、モータハウジング2に内嵌する玉軸受7、7によって回転自在に支持された回転軸8に一体回転可能に固定されている。ロータ6は、ステータ10に発生させる回転磁界によって回転駆動される。回転軸8とステータ10の間には、回転軸8の磁極位置を検出するレゾルバ9が配設されている。
ステータ10は、図2、3に示すように、ステータコア11と、複数(本実施形態では24個)のコイル13(13u、13v、13w)と、を備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板がステータ10の軸方向、即ち、図3において紙面と垂直方向に積層されて構成される。ステータコア11は、円環部11aから径方向外側に向かって放射状に突出形成される周方向に並ぶ複数(24個)のティース11bを有し、全体として略円環形状を有する。ステータコア11の円環部11aは内周壁11dを有し、円環部11aの軸方向面内周側から内周壁11dには、軸方向に開通したボルト穴17をそれぞれ有する複数(本実施形態では6個)の凸部11cが形成されている。このボルト穴17に挿通されるボルト3によりステータ10がモータハウジング2に固定される(図1参照)。
コイル13は、所定本数の導線からなる巻線(本実施形態では、2本の導線からなる束線(パラ巻線)であり、以下束線と呼ぶ。)14を、絶縁特性を有する合成樹脂などで形成されたインシュレータ12を介してステータコア11のそれぞれのティース11bの周囲に突極集中巻きによって巻回することで形成される。
コイル13は、それぞれ8個ずつのU相、V相及びW相の3相のコイルからなり、U相コイル13u、V相コイル13v、及びW相コイル13wが、時計方向にこの順で配置されてティース11bに巻回されている。即ち、他相のコイル13(例えば、V相コイル13v、及びW相コイル13w)を挟んで配置される同相のコイル13(例えば、U相コイル13u)同士は、他相のコイル13を跨いで配索される渡り部14Tにより接続されている。
図4(a)(b)に示すように、インシュレータ12は、束線14が巻回される胴部24と、該胴部24の径方向両端部に設けられた外周側鍔部25及び内周側鍔部26と、を有する。胴部24は、ステータ10の軸方向に向いて対向する壁20,21及びステータ10の周方向に向いて対向する壁22、23によって、径方向に貫通する角穴24aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴24aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁22、23には、束線14を巻回する際、束線14を位置決めするための複数の凹溝27が、角穴24aの軸芯に対して直交する方向に設けられている。
外周側鍔部25の壁20側の端部には、周方向に離間して一対の略U字型の溝28、29が形成されている。また、内周側鍔部26の軸方向一端側部分(壁20側)は、軸方向から見て、周方向中間部から周方向両端面に向かって徐々に肉厚に形成されている。内周側鍔部26の周方向両端面と径方向外側面との隅部には、軸方向一端側に突出する略三角柱状の内側巻線支持部31、32が設けられている。また、内周側鍔部26の軸方向一端側部分には、周方向中間部から周方向両端面に向かうにつれて径方向内側に傾斜する傾斜面33、34が形成されている。これらの傾斜面33、34は、内側巻線支持部31、32の径方向内向き傾斜面31a、32aと対向して、溝部35、36を形成する。
さらに、内周側鍔部26の軸方向一端側部分と壁20との境界部分には、壁20に対して傾斜した案内部37が形成されている。この案内部37によって、周方向他端面側(図4において右側端面)から周方向一端面側(図4において左側端面)へと壁20に沿って最初に巻回される束線14が案内される。また、案内部37には、溝部35から胴部24へ向かう束線14を軸方向に案内する段部37aが形成される。
また、内周側鍔部26の径方向内側面には、角穴24aの周方向長さに亘って、壁20、21を延長するように径方向内側へと延出する一対の延出部38、38が形成されている。各延出部38の周方向中間部には、略半円形の切り欠き部38bが形成されている。各延出部38の周方向両端部の径方向内側には、それぞれ軸方向中間部側へと屈曲する鉤状爪部38aが形成されている。
コイル13は、インシュレータ12の胴部24の周囲に束線14が複数回に亘って巻回されて形成される。なお、本実施形態ではインシュレータ12への巻き方が異なる2種類のコイル13を有する。コイル13は、図5(a)及び(b)に示すように、インシュレータ12の胴部24に巻回されたコイル13の第1巻き端41が、胴部24の径方向外側寄りに位置し、第2巻き端42が胴部24の径方向内側から異相となるコイル13を跨いで径方向外側に延びる。第1のコイル13は、図5(a)に示すように、第1巻き端41が、図中左側の溝29に挿入され、その端部41aが外周側鍔部25から径方向外方に僅かに突出するようにその長さが設定される。また、第1のコイル13は、第2巻き端42が、径方向内向き傾斜面33に軸方向に並ぶようにして溝部35を斜め右下方に通過し内側巻線支持部31に係止される。この内側巻線支持部31から先は、図2に示すように径方向外側に延びてその端部42aが周方向に隣り合う同相のコイル13の第1巻き端41の端部41aに接合されるため、異相となるコイル13を跨ぐ渡り部14T分に加えて端部42aが外周側鍔部25から径方向外方に僅かに突出するようにその長さが設定される。
また、図5(b)に示すように、第2のコイル13は、第1巻き端41が、図中右側の溝28に挿入され、その端部41aが外周側鍔部25から径方向外方に僅かに突出するようにその長さが設定される。また、第2のコイル13は、第2巻き端42が、内側巻線支持部32に巻き掛けられて径方向内向き傾斜面34に軸方向に並ぶようにして溝部36を斜め左下方に延びる。この内側巻線支持部32から先は、図2に示すように径方向外側に延びてその端部42aが周方向に隣り合う同相のコイル13の第1巻き端41の端部41aに接合されるため、異相となるコイル13を跨ぐ渡り部14T分に加えて端部42aが外周側鍔部25から径方向外方に僅かに突出するようにその長さが設定される。
図2に戻り、各相8個ずつのコイル13(U相、V相及びW相コイル13u、13v、13w)は、それぞれステータコア11の半周分に相当する4個ずつ、2つのコイル群18(18u、18v、18w)に分けられている。即ち、ステータ10に対して左方向回りに形成されるコイル群18(図2中、境界線Pの左側に位置するコイル群)のコイル13は、第1のコイル13から構成され、ステータ10に対して右回りに形成されるコイル群18(図2中、境界線Pの右側に位置するコイル群)のコイル13は、第2のコイル13から構成されている。
但し、図2に示す実施形態においては、ステータ10に対して右回りに形成されるコイル群18の第2のコイル13の内、後述する中性点に接続される3個のコイル13(13u、13v、13w)は、中性点との接続を容易にするため、第1巻き端41が、溝29に挿入されてその端部41aが上方に導出している。仮にこの3個のコイル13を第3のコイル13と称する。なお、ステータ10に対して右回りに形成されるコイル群18の全てのコイル13を、第2のコイル13で構成するようにしてもよい。この場合、中性点との接続が僅かに異なる。
図2において、境界線Pの両側に最も近接して配置された同相の一対のコイル13から導出される束線14、具体的には、ステータ10に対して左回りに形成されるU相コイル群18uの第1のU相コイル13u、及びステータ10に対して右回りに形成されるU相コイル群18uの第2のU相コイル13uの、それぞれの第2巻き端42の端部42aが、U相接続端子15uに接続されている。
同様に、境界線Pの両側に最も近接して配置された一対のV相コイル13vの第2巻き端42の端部42aがV相接続端子15vに接続され、一対のW相コイル13wの第2巻き端42の端部42aがW相接続端子15wに接続されている。
また、左方向回りに形成されるコイル群18と右方向回りに形成されるコイル群18とが出会う位置、即ち、各相の接続端子15(U相、V相及びW相接続端子15u、15v、15w)の反対側で、境界線Pを挟んで両側に配置された各相一対、6個のコイル13の第1巻き端41の端部41aは、隣り合うコイル13の端部41a同士が、それぞれ接続線40によって接続されて、中性点を構成する。
更に、左方向回りに形成されるコイル群18の各第1のコイル13の第2巻き端42は、隣り合うコイル13の溝部36に挿入されて係止され、その端部42aが、周方向に隣り合う同相コイルの外周側鍔部25の径方向外側に延びる第1巻き端41の端部41aに接合されている。
また、右方向回りに形成されるコイル群18のコイル13も同様に、各第2のコイル13の第2巻き端42は、インシュレータ12の溝部36を通って隣り合うコイル13の溝部35に挿入されて係止され、その端部42aが、周方向に隣り合う同相コイルの外周側鍔部25の径方向外側に延びる第1巻き端41の端部41aに接合されている。図6も参照して、第1巻き端41の端部41aと第2巻き端42の端部42aの接合部14aは、絶縁材50によって覆われてインシュレータ12に固定されている。なお、接合処理は、超音波溶接装置により超音波を印加すること等により行われ、絶縁処理は、絶縁材50である粉末ワニスを固化させて接合部14aを覆い、インシュレータ12の外周側鍔部25に固定することで行われる。
各コイル13をステータコア11に固定する際には、インシュレータ12に束線14を巻回して独立したコイル13を作成した後で、各ティース11bにコイル13を径方向外側から装着する。装着時、ティース11bをインシュレータ12の角穴24aに挿入する際には、各延出部38および各鉤状爪部38aが、ティース11bの軸方向面に沿うようにそれぞれ軸方向外向きに弾性変形する。鉤状爪部38aがステータコア11の内周壁11dに到達した時点で、延出部38および鉤状爪部38aが弾性変形から解放され、鉤状爪部38aがステータコア11の内周壁11dと係合する(図7参照。尚、図7においては、図の簡略化のために束線14等は省略されている)。各延出部38には切り欠き部38bが形成されているので、全て同形状のインシュレータ12を用いてもボルト穴17を塞ぐことなく、複数のコイル13をステータコア11に装着することができる(図2参照)。このように、インシュレータ12の鉤状爪部38aがステータコア11の内周壁11dと係合することにより、各コイル13が周方向両端部および軸方向両端部においてステータコア11に確実に固定される。
上記したように、本実施形態の電動機1によれば、各インシュレータ12には、ステータコア10の径方向内側に延出する延出部38が形成され、延出部38が、ステータコア12と係合する鉤状爪部38aを有するので、インシュレータ12がステータ11のティース11bから抜け出すことを防止して、インシュレータ12とロータ6との接触を確実に防止することができる。
また、延出部38がステータコア12の軸方向面に沿って延出し、ステータコア12が円環状の内周壁12dを有し、鉤状爪部38aが、ステータコア12の内周壁12dと係合するので、簡易な構造によりインシュレータ12をステータコア11に固定することができる。
また、鉤状爪部38aが延出部38の周方向両端部に形成され、延出部38の周方向両端部の間に切り欠き部38bが形成されるので、ステータ10をモータハウジング2に固定するためのボルト17のための空間が残るので、全て同形状のインシュレータ12を用いることができ、製造が容易になる。
尚、インシュレータに形成される延在部および鉤状爪部は、前述した実施形態の形状に限定されない。例えば、図8に示すインシュレータ12´のように、切り欠き部38bが設けられず、延出部38´の周方向長さに亘って鉤状爪部38a´が形成されてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る外転型の電動機について、図9〜12を参照して説明する。なお、第2実施形態の電動機は、インシュレータとステータコアの構造およびこれらの係合方法において、第1実施形態の電動機と異なる。このため、第1実施形態と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図9に示すように、第2実施形態に係る電動機のステータ10Aは、円環部11aから径方向外側に向かって放射状に突出形成された複数(24個)のティース11bを有するステータコア11Aと、それぞれのティース11bの周囲にインシュレータ12Aを介して形成された複数のコイル13と、を備える。
図10に示すように、ステータコア11Aの円環部11aの外周面には、複数の凹部11eが形成されている。これらの凹部11eは、円環部11aと各ティース11bとの境界部分に沿って、軸方向長さに亘って平行に形成されている。凹部11eは、円環部11aの外周面から、ティース11bの径方向内側に回り込むような形状に形成される。
図11に示すように、インシュレータ12Aの内周側鍔部26の径方向内側面には、角穴24aの軸方向長さに亘って、壁22、23を延長するように径方向内側へと延出する一対の延出部39、39が形成されている。各延出部39には、角穴24a側へ突出する鉤状爪部39aが形成されている。これらの延出部39をステータコア11Aに形成された凹部11eにそれぞれ挿入し、各鉤状爪部39aをティース11bの径方向内側で凹部11eに係合させることにより、各コイル13(インシュレータ12A)がステータコア10Aに固定される(図12参照)。このように、インシュレータ12Aの鉤状爪部39aがステータコア11Aの凹部11eと係合することにより、各コイル13が周方向両端部において軸方向長さに亘りステータコア11Aに確実に固定される。
上記したように、本実施形態の電動機によれば、延出部39がティース11bの周方向面に沿って延出し、鉤状爪部39aが、ステータコア11Aの隣り合うティース11b間に形成された凹部11dと係合するので、簡易な構造によりインシュレータ12をステータコア11に固定することができる。また、全て同形状のインシュレータ12を用いることができ、製造が容易になる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
1 電動機
10、10A ステータ
11、11A ステータコア
11a 円環部
11b ティース
11d 内周壁
11e 凹部
12、12´、12A インシュレータ
13 コイル
38、38´ 延出部
38a、38a´ 鉤状爪部
38b 切り欠き部
39 延出部
39a 鉤状爪部

Claims (4)

  1. 周方向に所定の間隔で配置され放射状に突出する複数のティースを有するステータコアと、各ティースに配置される複数のインシュレータと、前記インシュレータの外周に巻線を巻回することで形成される複数のコイルと、を有するステータと、
    前記ステータの径方向外側に配置される円環状のロータと、を備える外転型の電動機であって、
    各インシュレータには、前記ステータコアの径方向内側に延出する延出部が形成され、
    前記延出部が、前記ステータコアと係合する鉤状爪部を有することを特徴とする外転型の電動機。
  2. 前記ステータコアが円環状の内周壁を有し、
    前記延出部が前記ステータコアの軸方向面に沿って延出し、
    前記鉤状爪部が、前記ステータコアの前記内周壁と係合することを特徴とする請求項1に記載の外転型の電動機。
  3. 前記鉤状爪部が前記延出部の周方向両端部に形成され、
    前記延出部の周方向両端部の間に切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の外転型の電動機。
  4. 前記延出部が前記ティースの周方向面に沿って延出し、
    前記鉤状爪部が、前記ステータコアの隣り合うティース間に形成された凹部と係合することを特徴とする請求項1に記載の外転型の電動機。
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