JP2012034498A - アウターロータ型突極集中巻き電動機 - Google Patents

アウターロータ型突極集中巻き電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】インシュレータがステータのティースから抜け出すことを防止すると共に、インシュレータがロータ側に倒れることを防止して、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができるアウターロータ型突極集中巻き電動機を提供することにある。
【解決手段】インシュレータ13の外側隔壁33とロータ4の軸方向端面4aとの間に配設されて、複数のインシュレータ13に径方向中心に向かう力を付与して、複数のインシュレータ13を円環状に拘束する拘束部材63を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、アウターロータ型突極集中巻き電動機に関し、特に、ハイブリッド自動車や電気自動車などに搭載されるアウターロータ型突極集中巻き電動機に関する。
従来のアウターロータ型突極集中巻き電動機のステータとしては、隣接するティースの間のスロットの底付近から鋼板の積層方向外側に起立する爪を最外層の鋼板に形成し、渡り線をこの爪の外周側に通して、渡り線がステータの内径側に移動してステータの取付け座面に入るのを防止して、組立性の向上を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002‐315250号公報
従来、アウターロータ型突極集中巻き電動機のステータとしては、上記特許文献1に記載のステータのように、外周部に周方向突起が形成されるティースに巻線を巻回したものが一般的である。また、周方向突起の無いステータコアのティースに、巻線が巻回されたインシュレータをステータコアの径方向外方から挿入するステータが知られている。後者のステータにおいては、同相異極のコイル同士を接続している渡り部のスプリングバックによって、インシュレータがステータの径方向外方に押し出される傾向があり、インシュレータとロータが接触する可能性があった。また、アウターロータ型電動機では、電動機のハウジング内に混入した異物とロータとの接触によるロータの破損を防止するために、ロータを覆う防護壁をインシュレータに設けてロータを保護する場合があるが、インシュレータがロータ側に倒れて防御壁がロータと接触する可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インシュレータがステータのティースから抜け出すことを防止すると共に、インシュレータがロータ側に倒れることを防止して、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができるアウターロータ型突極集中巻き電動機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
径方向外方に延設される複数のティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)を有するステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)と、
巻線(例えば、後述の実施形態における束線15)を巻回することで形成され、前記巻線が環状に巻回されながら積層される巻回部(例えば、後述の実施形態における巻回部20)と、巻回される前記巻線の両端部である第1巻き端(例えば、後述の実施形態における第1巻き端21)及び第2巻き端(例えば、後述の実施形態における第2巻き端22)と、を有するコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル14)と、
前記コイルを保持するインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ13)と、を有し、
前記コイルの前記第1巻き端と、異なる前記コイルの前記第2巻き端とが渡り部(例えば、後述の実施形態における渡り部15T)によって接続される複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなる突極集中巻きステータ(例えば、後述の実施形態における突極集中巻きステータ10)と、
ロータホルダ(例えば、後述の実施形態における支持部材5)と、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨーク(例えば、後述の実施形態におけるロータヨーク6)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ4)と、を備え、
前記突極集中巻きステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型突極集中巻き電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)であって、
前記インシュレータは、
前記巻線が巻回される胴部(例えば、後述の実施形態における胴部30)と、
前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部(例えば、後述の実施形態における外周側鍔部31)と、
前記胴部の径方向内周側に設けられる内周側鍔部(例えば、後述の実施形態における内周側鍔部32)と、
前記外周側鍔部の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁(例えば、後述の実施形態における外側隔壁33)と、
前記第1巻き端側の前記渡り部を保持する第1渡り部保持部(例えば、後述の実施形態における第1渡り部保持部41、71)と、
前記第2巻き端側の前記渡り部を保持する第2渡り部保持部(例えば、後述の実施形態における第2渡り部保持部42、72)と、を備え、
複数の前記インシュレータは、少なくとも前記ロータの軸方向端面(例えば、後述の実施形態における軸方向端面4a)より軸方向外方において径方向中心に向かう力が付与されて円環状に拘束されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
巻線を巻回することで形成され、前記巻線が環状に巻回されながら積層される巻回部と、前記巻回部の前記巻線のステータ外径側端部である第1巻き端と、前記巻回部の前記巻線のステータ内径側端部である第2巻き端と、を有するコイルと、
前記コイルを保持するインシュレータと、を有し、
前記コイルの前記第1巻き端と、異なる前記コイルの前記第2巻き端とが渡り部によって接続される複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなる突極集中巻きステータと、
ロータホルダと、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨークと、を有するロータと、を備え、
前記突極集中巻きステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型突極集中巻き電動機であって、
前記インシュレータは、
前記巻線が巻回される胴部と、
前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部と、
前記胴部の径方向内周側に設けられる内周側鍔部と、
前記外周側鍔部の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁と、
前記外側隔壁に設けられ、前記第1巻き端側の前記渡り部を保持する第1渡り部保持部と、
前記内周側鍔部に設けられ、前記第2巻き端側の前記渡り部を保持する第2渡り部保持部と、を備え、
前記外側隔壁と前記ロータの軸方向端面との間に配設されて、複数の前記インシュレータに径方向中心に向かう力を付与して、複数の前記インシュレータを円環状に拘束する拘束部材(例えば、後述の実施形態におけるレーシング紐63)を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の構成に加えて、
前記インシュレータは、前記外周側鍔部の外周面、且つ前記外側隔壁と前記ロータの軸方向端面との間に形成される周方向溝(例えば、後述の実施形態における周方向溝62)を更に備え、
前記拘束部材は、レーシング紐であり、前記周方向溝に沿って配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の構成に加えて、
前記拘束部材は、耐熱性を有する非磁性材料からなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数のインシュレータに径方向中心に向かう力が付与されて、複数のインシュレータが円環状に拘束されるため、インシュレータがティースから抜け出すのを防止することができ、また、インシュレータの端部に作用する拘束力によりインシュレータをロータから離間する方向に倒すことができる。従って、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、拘束部材がインシュレータを径方向外方から拘束するため、インシュレータがティースから抜け出すのを防止することができ、また、拘束部材の拘束力によりインシュレータをロータから離間する方向に倒すことができる。従って、インシュレータとロータとの接触を確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、拘束部材であるレーシング紐がインシュレータの周方向溝に沿って配置されるため、レーシング紐のインシュレータからの脱落を防止することができる。
請求項4の発明によれば、拘束部材が、耐熱性を有する非磁性材料からなるため、拘束部材が電動機の性能に影響を及ぼすことがない。また、電動機で発生する熱によって拘束部材の拘束性能が低化することがないので、長期間に亘ってインシュレータをステータコアの所定の位置に確実に拘束することができる。
本発明に係るアウターロータ型突極集中巻き電動機の第1実施形態を説明する要部縦断面図である。 図1に示すステータの正面図である。 図2に示すステータコアの正面図である。 図2に示す分割コアの正面図である。 インシュレータの斜視図である。 インシュレータの正面図である。 図6におけるA−A線断面図である。 図6におけるB−B線断面図である。 図1に示すインシュレータの周辺の拡大断面図である。 図2に示すステータの一部を径方向外側から見た斜視図である。 本発明に係るアウターロータ型突極集中巻き電動機の第2実施形態を説明する要部拡大斜視図である。 図11に示すU相インシュレータを説明する斜視図である。 図11に示すV相インシュレータを説明する斜視図である。 図11に示すW相インシュレータを説明する斜視図である。 U相コイル群のU相インシュレータがステータコアのティースに挿入される状態を説明する拡大正面図である。 W相コイル群のW相インシュレータがステータコアのティースに挿入される状態を説明する拡大正面図である。 V相コイル群のV相インシュレータがステータコアのティースに挿入される状態を説明する拡大正面図である。
以下、本発明に係るアウターロータ型突極集中巻き電動機の各実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
(第1実施形態)
まず、図1〜図10を参照して、本発明に係るアウターロータ型突極集中巻き電動機の第1実施形態について説明する。
図1は本発明のアウターロータ型突極集中巻き電動機の縦断面図である。図1に示すように、本実施形態の電動機は、3相8極のアウターロータ型電動機1であり、モータハウジング2にボルト3により固定されるステータ10と、ステータ10の外周側に僅かな径方向隙間を介して配置される円環状のロータ4と、を備える。
ロータ4は、電磁鋼板が積層されてなるロータコア6aに磁石6bが埋め込まれた円環状のロータヨーク6が、縁付円盤状のロータホルダである支持部材5の縁部内周面5aに固定されており、モータハウジング2に内嵌する玉軸受7,7によって回転自在に支持される回転軸8に一体回転可能に固定されている。ロータ4は、ステータ10に発生させる回転磁界によって回転駆動される。支持部材5の基部5bとステータ10との間には、回転軸8の回転速度を検出するレゾルバ9が配設されている。
ステータ10は、図2及び図3に示すように、ステータコア11と、環状に連結される24個の分割コア12と、を備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板がステータ軸方向に積層されて構成され、円環状の支持部11aから径方向外側に向かって放射状に突出形成され、ステータ周方向に並ぶ24個のティース11bを有する。
ステータコア11の支持部11aの内周面には、ボルト穴11dを有する6個の凸部11cが円周方向に略等間隔に形成されており、このボルト穴11dに挿通されるボルト3によりステータ10がモータハウジング2に締結される。
分割コア12は、図4に示すように、ステータコア11のティース11bにそれぞれ挿入され、絶縁特性を有する合成樹脂などから成形されるインシュレータ13と、インシュレータ13に2本の巻線15a,15aが束になっている束線15を巻回することにより形成されるコイル14と、を備える。これにより、ステータコア11の各ティース11bの周囲に束線15が突極集中巻きによって巻回される。
コイル14は、図2に示すように、それぞれ8個ずつのU相コイル14u、V相コイル14v、及びW相コイル14wの3相のコイルからなり、U相コイル14u、V相コイル14v、及びW相コイル14wが、ステータ円周方向にこの順でステータコア11の各ティース11bに配置されている。即ち、同相のコイル14(例えば、U相コイル14u)同士は、他相のコイル14(例えば、V相コイル14v及びW相コイル14w)を跨いで配索され、同相のコイル14と同一の束線15からなる渡り部15Tにより接続されている。
また、図2に示すように、各相8個ずつのコイル14(U相、V相、及びW相コイル14u,14v,14w)は、1つのコイル群16(U相、V相、及びW相コイル群16u,16v,16w)をそれぞれ構成し、各コイル群16(U相、V相、及びW相コイル群16u,16v,16w)に属する8個のコイル14(U相、V相、及びW相コイル14u,14v,14w)は、同一の束線15(U相、V相、及びW相束線15u,15v,15w)によって連続して巻回されている。
また、U相コイル群16uのU相束線15uの一端部はU相接続端子17uに接続され、V相コイル群16vのV相束線15vの一端部はV相接続端子17vに接続され、W相コイル群16wのW相束線15wの一端部はW相接続端子17wに接続されている。また、各コイル群16u,16v,16wの束線15u,15v,15wの他端部は、中点端子18に接続されている。
コイル14は、図4に示すように、束線15がインシュレータ13に環状に巻回されながら積層される巻回部20と、巻回部20の束線15のステータ外径側端部である第1巻き端21と、巻回部20の束線15のステータ内径側端部である第2巻き端22と、を有する。また、巻回部20は、ステータ径方向を積層方向とし、束線15の各巻線15aが後述するインシュレータ13の胴部30に沿って巻回されながら積層されてなる。また、上記渡り部15Tは、コイル14の第1巻き端21と、同相の異なるコイル14の第2巻き端22とを接続する。
また、本実施形態では、円環状に配置した24個の分割コア12(インシュレータ13)を径方向外方からステータコア11の24個のティース11bにそれぞれ挿入させるため、渡り部15Tに周方向長さが短くなる分の余りが生じるが、この渡り部15Tの余りは、図2に示すように、渡り部15Tを略S字状に折り曲げることにより吸収され、渡り部15Tに張力が付与される。
インシュレータ13は、図4〜図8に示すように、束線15が巻回される胴部30と、この胴部30の径方向両端部に設けられる外周側鍔部31及び内周側鍔部32と、外周側鍔部31の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁33と、外側隔壁33から軸方向外方に向けて突設され、第1巻き端21側の渡り部15Tを保持する第1渡り部保持部41と、内周側鍔部32の軸方向一端部から軸方向外方に向けて延設され、第2巻き端22側の渡り部15Tを保持する第2渡り部保持部42と、を備える。
胴部30は、ステータ軸方向において対向する壁34,35及びステータ周方向において対向する壁36,37によって、ステータ径方向に貫通する角穴30aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴30aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁36,37には、束線15を巻回する際に、束線15の2本の巻線15a,15aの位置決めをするための複数の凹溝38が、ステータ軸方向に沿って形成されている。
第1渡り部保持部41は、コイル14の巻回方向と同方向に、ステータ内径側からステータ外径側へ束線15を誘導し、ステータ外径側で頂点部Pを有する山なり形状の傾斜面51aを有し、渡り部15Tの、ステータ外径側部位を保持する第1絡げ部51と、第1絡げ部51とステータ周方向に対向して配置され、第1絡げ部51の傾斜面51aと平行に形成される傾斜面52aを有し、第1渡り部保持部41に保持される渡り部15Tの、ステータ内径側部位を保持する第2絡げ部52と、傾斜面51a,52a間に形成され、束線15の2本の巻線15a,15aをステータ軸方向に並列させて保持する保持溝55と、を有する。また、第1絡げ部51及び第2絡げ部52は、ステータ軸方向を前後方向とした場合に、束線15の2本の巻線15a,15aを前後方向に並列配置可能な幅を有する。
第2渡り部保持部42は、コイル14の巻回方向と同方向に、ステータ内径側からステータ外径側へ束線15を誘導する傾斜面53aを有し、渡り部15Tを保持する第3絡げ部53と、第3絡げ部53とステータ周方向に対向して配置され、第3絡げ部53の傾斜面53aと平行に形成される傾斜面54aを有し、第2渡り部保持部42に保持される渡り部15Tの、ステータ内径側部位を保持する第4絡げ部54と、傾斜面53a,54a間に形成され、束線15の2本の巻線15a,15aをステータ軸方向に並列させて保持する保持溝56と、を有する。また、第3絡げ部53及び第4絡げ部54は、束線15の2本の巻線15a,15aをステータ軸方向に並列可能な幅を有する。
そして、図7に示すように、外周側鍔部31の外周面の外側隔壁33の根元部近傍には、外側隔壁33と平行に周方向に延びる壁部61が立設されており、この壁部61と外側隔壁33との間に周方向溝62が形成されている。また、周方向溝62は、図9に示すように、ステータ軸方向において、外側隔壁33とロータ4の軸方向端面4aとの間に配置され、換言すれば、外側隔壁33と胴部30の壁34の外面との間に配置されている。
また、本実施形態では、図9及び図10に示すように、各インシュレータ13の周方向溝62に沿って拘束部材であるレーシング紐63を巻き掛けて、24個のインシュレータ13をレーシング紐63で縛り付けている。これにより、各インシュレータ13にステータ10の径方向中心に向かう力が付与されて、24個のインシュレータ13が円環状に拘束される。このため、渡り部15Tのスプリングバックによって、インシュレータ13がティース11bから抜け出る方向、即ち、インシュレータ13に径方向外方に向かう力が作用したとしても、インシュレータ13がレーシング紐63により径方向外方から拘束されているため、インシュレータ13のティース11bからの抜け出しが防止される。
また、外側隔壁33の根元部に形成される周方向溝62をレーシング紐63で縛り付けるため、レーシング紐63の拘束力により、インシュレータ13の角穴30aとステータコア11のティース11bとの間の隙間分、インシュレータ13がロータ4の軸方向端面4aから離間する方向に傾いた状態で拘束される。これにより、インシュレータ13の外側隔壁33がロータ4から軸方向に離れるので、インシュレータ13とロータ4との接触が防止される。
レーシング紐63は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)からなる紐状部材である。このため、レーシング紐63は、非磁性であるので、電動機1の性能に影響を及ぼすことはない。また、約200℃の耐熱特性を有するので、電動機1の回転に伴う発熱でレーシング紐63が劣化して拘束性能が低化することもない。なお、本実施形態では、レーシング紐63は、ポリフェニレンサルファイド樹脂から形成されているが、耐熱性を有する樹脂材料であれば適宜使用可能である。また、本実施形態では、拘束部材はレーシング紐であるが、これに限定されず、例えば、耐熱性を有する非磁性材料からなるC型クリップや、熱収縮により縮径するリング状部材などであってもよい。
以上説明したように、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、レーシング紐63がインシュレータ13の外周側鍔部31の外側隔壁33の近傍を径方向外方から拘束するため、インシュレータ13がステータコア11のティース11bから抜け出すのを防止することができ、また、レーシング紐63の拘束力によりインシュレータ13をロータ4の軸方向端面4aから離間する方向に倒すことができる。従って、インシュレータ13とロータ4との接触を確実に防止することができる。また、外側隔壁33によって、外部からの異物とロータ4との接触を防止することができるので、電動機1の耐久性を向上することができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、レーシング紐63がインシュレータ13の周方向溝62に沿って配置されるため、レーシング紐63のインシュレータ13からの脱落を防止することができる。
また、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、レーシング紐63が、耐熱性を有する非磁性材料からなるため、レーシング紐63が電動機1の性能に影響を及ぼすことがない。また、電動機1で発生する熱によってレーシング紐63の拘束性能が低化することがないので、長期間に亘ってインシュレータ13をステータコア11の所定の位置に確実に拘束することができる。
(第2実施形態)
次に、図11〜図17を参照して、本発明に係るアウターロータ型突極集中巻き電動機の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
図11〜図14に示すように、本実施形態のアウターロータ型電動機1のインシュレータは、U相インシュレータ13u、V相インシュレータ13v、及びW相インシュレータ13wの3種類からなり、各相のインシュレータ13u,13v,13wごとに、第1渡り部保持部及び第2渡り部保持部の形状が異なっている。
U相インシュレータ13uは、図12及び図15に示すように、1本の巻線15aが巻回される胴部30と、この胴部30の径方向両端部に設けられる外周側鍔部31及び内周側鍔部32と、外周側鍔部31の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁33と、外側隔壁33の周方向一端側から軸方向外方に向けて突設される第1渡り部保持部71uと、外側隔壁33の周方向他端側から軸方向外方に向けて突設される第2渡り部保持部72uと、を備える。
胴部30は、ステータ軸方向において対向する壁34,35及びステータ周方向において対向する壁36,37によって、ステータ径方向に貫通する角穴30aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴30aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁36,37には、巻線15aを巻回する際に、巻線15aの位置決めをするための複数の凹溝38が、ステータ軸方向に沿って形成されている。
また、外周側鍔部31の外周面の外側隔壁33の根元部近傍には、外側隔壁33と平行に周方向に延びる壁部61が立設されており、この壁部61と外側隔壁33との間に周方向溝62が形成されている。また、周方向溝62は、ステータ軸方向において、外側隔壁33とロータ4の軸方向端面4aとの間に配置されている(図9参照)。
第1渡り部保持部71uは、外側隔壁33の周方向一端側、且つ径方向内側の角部に配置されて、U相コイル14uの第1巻き端21側のU相渡り部15Tuを保持する。第2渡り部保持部72uは、外側隔壁33の周方向他端側、且つ径方向内側の角部に配置されて、U相コイル14uの第2巻き端22側のU相渡り部15Tuを保持する。
第1渡り部保持部71uの径方向外端部には、U相コイル14uの第1巻き端21側のU相渡り部15Tuを保持する溝部73が形成されている。溝部73は、U相インシュレータ13uの外側隔壁33から軸方向外方に突設され、少なくとも巻線15aの太さ以上の厚さを有するブロック壁74と、第1渡り部保持部71uの軸方向外端部に立設される端部壁75との間に形成される。これにより、溝部73によって保持されるU相コイル14uのU相渡り部15Tuは、外側隔壁33から少なくとも巻線15aの太さ以上、軸方向に離間する位置に保持される。また、端部壁75から周方向内側に延設される壁部内壁面は、ステータ内径側からステータ外径側へ巻線15aを誘導する傾斜面75aとなっている。
第2渡り部保持部72uの径方向外端部には、U相コイル14uの第2巻き端22側のU相渡り部15Tuを保持する溝部76が形成されている。溝部76は、U相インシュレータ13uの外側隔壁33から軸方向外方に突設され、少なくとも巻線15aの太さ以上の厚さを有するブロック壁77と、第2渡り部保持部72uの軸方向外端部に立設される端部壁78との間に形成される。これにより、溝部76によって保持されるU相コイル14uのU相渡り部15Tuは、外側隔壁33から少なくとも巻線15aの太さ以上、軸方向に離間する位置に保持される。また、端部壁78から周方向内側に延設される壁部内壁面は、ステータ内径側からステータ外径側へ巻線15aを誘導する傾斜面78aとなっている。
V相インシュレータ13vは、図13及び図17に示すように、外側隔壁33の周方向一端側、且つ径方向中間部から軸方向外方に向けて突設され、V相コイル14vの第1巻き端21側のV相渡り部15Tvを保持する第1渡り部保持部71vと、外側隔壁33の周方向他端側、且つ径方向中間部から軸方向外方に向けて突設され、V相コイル14vの第2巻き端22側のV相渡り部15Tvを保持する第2渡り部保持部72vと、を備える。
第1渡り部保持部71vの径方向外端部には、V相コイル14vの第1巻き端21側のV相渡り部15Tvを保持する溝部81が形成されている。溝部81は、外側隔壁33と第1渡り部保持部71vの軸方向外端部に立設される端部壁82との間に形成される。
第2渡り部保持部72vの径方向外端部には、V相コイル14vの第2巻き端22側のV相渡り部15Tvを保持する溝部83が形成されている。溝部83は、外側隔壁33と第2渡り部保持部72vの軸方向外端部に立設される端部壁84との間に形成される。
W相インシュレータ13wは、図14及び図16に示すように、外側隔壁33の周方向一端側、且つ径方向略中間部から軸方向外方に向けて突設され、W相コイル14wの第1巻き端21側のW相渡り部15Twを保持する第1渡り部保持部71wと、外側隔壁33の周方向他端側、且つ径方向略中間部から軸方向外方に向けて突設され、W相コイル14wの第2巻き端22側のW相渡り部15Twを保持する第2渡り部保持部72wと、を備える。
第1渡り部保持部71wの径方向外端部には、V相コイル14vの第2巻き端22側のV相渡り部15Tvを保持する溝部91、及びW相コイル14wの第1巻き端21側のW相渡り部15Twを保持する溝部92が、互いに径方向及び軸方向に段差を有して形成されている。溝部91は、径方向外方に位置し、外側隔壁33と第1渡り部保持部71wの軸方向中間部に立設される中間壁93との間に形成される。溝部92は、溝部91の軸方向外方、且つ径方向内方に位置し、中間壁93と第1渡り部保持部71wの軸方向外端部に立設される端部壁94との間に形成される。これにより、溝部91,92で保持されるそれぞれの渡り部15Tv,15Twは、径方向及び軸方向に離間する状態で保持される。また、端部壁94から周方向内側に延設される壁部内壁面は、ステータ内径側からステータ外径側へ巻線15aを誘導する傾斜面94aとなっている。
第2渡り部保持部72wの径方向外端部には、V相コイル14vの第1巻き端21側のV相渡り部15Tvを保持する溝部95、及びW相コイル14wの第2巻き端22側のW相渡り部15Twを保持する溝部96が、互いに径方向及び軸方向に段差を有して形成されている。溝部95は、径方向外方に位置し、外側隔壁33と第2渡り部保持部72wの軸方向中間部に立設される中間壁97との間に形成される。溝部96は、溝部95の軸方向外方、且つ径方向内方に位置し、中間壁97と第2渡り部保持部72wの軸方向外端部に立設される端部壁98との間に形成される。これにより、溝部95,96で保持されるそれぞれの渡り部15Tv,15Twは、径方向及び軸方向に離間する状態で保持される。また、端部壁98から周方向内側に延設される壁部内壁面は、ステータ内径側からステータ外径側へ巻線15aを誘導する傾斜面98aとなっている。
そして、このように形成されるV相インシュレータ13vの溝部81,83、及びW相インシュレータ13wの溝部91,95は、軸方向において外側隔壁33に隣接して形成され、U相インシュレータ13uの溝部73,76、及びW相インシュレータ13wの溝部92,96は、巻線15aの太さ以上、外側隔壁33から軸方向外方に離間して形成されている。
図15に示すように、U相コイル群16uは、巻線15aが、U相インシュレータ13uの第1渡り部保持部71uの溝部73に保持され、胴部30に巻回された後、第2渡り部保持部72uの溝部76に保持されてなる複数(本実施形態では8個)のU相コイル14uから構成されている。
図16に示すように、W相コイル群16wは、巻線15aが、W相インシュレータ13wの第1渡り部保持部71wの溝部92に保持され、胴部30に巻回された後、第2渡り部保持部72wの溝部96に保持されてなる複数(本実施形態では8個)のW相コイル14wから構成されている。
図17に示すように、V相コイル群16vは、巻線15aが、V相インシュレータ13vの第1渡り部保持部71vの溝部81に保持され、胴部30に巻回された後、第2渡り部保持部72vの溝部83に保持されてなる複数(本実施形態では8個)のV相コイル14vから構成されている。
以下に、図11、及び図15〜図17を参照して、各相コイル群16u,16v,16vのステータコア11への装着について説明する。
まず、図15に示すように、U相コイル群16uの各U相インシュレータ13uが、ステータコア11の円周方向の2個おきのティース11bに挿入されて円環状に配置され、次いで、図16に示すように、W相コイル群16wの各W相インシュレータ13wが、U相インシュレータ13uに隣接(図15における左隣)するティース11bに挿入されて円環状に配置される。このとき、図11に示すように、U相コイル14uのU相渡り部15Tuは、U相インシュレータ13uの溝部73、76に径方向内側に保持され、W相コイル14wのW相渡り部15Twは、W相インシュレータ13wの溝部92,96に径方向外側に保持される。これにより、U相渡り部15TuとW相渡り部15Twは周方向に略平行に配置されて接触することはない。
次いで、図17に示すように、V相コイル群16vの各V相インシュレータ13vが、W相インシュレータ13wに隣接(図16における左隣)するティース11bに挿入されて円環状に配置される。このとき、図11に示すように、V相コイル14vのV相渡り部15Tvは、V相インシュレータ13vの溝部81,83に保持されると共に、W相インシュレータ13wの溝部91,95に保持される。このため、V相渡り部15Tvは、U相渡り部15Tu及びW相渡り部15Twより軸方向内方に配置されるので、U相渡り部15Tu及びW相渡り部15Twと接触することはない。
また、円環状に配置した8個のU相インシュレータ13u(V相インシュレータ13v、W相インシュレータ13w)を径方向外方からステータコア11のティース11bにそれぞれ挿入させるため、U相渡り部15Tu(V相渡り部15Tv、W相渡り部15Tw)に周方向長さが短くなる分の余りが生じるが、このU相渡り部15Tu(V相渡り部15Tv、W相渡り部15Tw)の余りは、図15〜図17に示すように、U相渡り部15Tu(V相渡り部15Tv、W相渡り部15Tw)を径方向にジグザグ状に折り曲げることにより吸収される。さらに、ジグザグ状に折り曲げられたU相、V相、及びW相渡り部15Tu,15Tv,15Twの谷部は、U相インシュレータ13uの第1及び第2渡り部保持部71u,72u間の空間、V相インシュレータ13vの第1及び第2渡り部保持部71v、72v間の空間、及びW相インシュレータ13wの第1及び第2渡り部保持部71w、72w間の空間のいずれかに収容される。
このように構成されたアウターロータ型電動機1では、U相渡り部15Tuが径方向内側、且つ軸方向外方で保持され、V相渡り部15Tvが軸方向内方で保持され、W相渡り部15Twが径方向外側、且つ軸方向外方で保持されるので、U相渡り部15Tu、V相渡り部15Tv、及びW相渡り部15Twが互いに接触することはない。
また、本実施形態では、図9及び図10を参照して、各インシュレータ13u,13v,13wの周方向溝62に沿って拘束部材であるレーシング紐63を巻き掛けて、24個のインシュレータ13u,13v,13wをレーシング紐63で縛り付けている。これにより、各インシュレータ13u,13v,13wにステータ10の径方向中心に向かう力が付与されて、24個のインシュレータ13u,13v,13wが円環状に拘束される。このため、インシュレータ13u,13v,13wがティース11bから抜け出る方向、即ち、インシュレータ13u,13v,13wに径方向外方に向かう力が作用したとしても、インシュレータ13u,13v,13wがレーシング紐63により径方向外方から拘束されているので、インシュレータ13u,13v,13wのティース11bからの抜け出しが防止される。
以上説明したように、本実施形態のアウターロータ型電動機1によれば、レーシング紐63がインシュレータ13u,13v,13wの外周側鍔部31の外側隔壁33の近傍を径方向外方から拘束するため、インシュレータ13u,13v,13wがステータコア11のティース11bから抜け出すのを防止することができ、また、レーシング紐63の拘束力によりインシュレータ13u,13v,13wをロータ4の軸方向端面4aから離間する方向に倒すことができる。従って、インシュレータ13u,13v,13wとロータ4との接触を確実に防止することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
例えば、上記実施形態では、コイル及び渡り部は、2本の巻線が束になっている束線又は1本の巻線により形成されているが、これに限定されず、3本以上の巻線が束になっている束線により形成されていてもよい。
1 アウターロータ型電動機(アウターロータ型突極集中巻き電動機)
4 ロータ
4a 軸方向端面
5 支持部材(ロータホルダ)
6 ロータヨーク
10 ステータ(突極集中巻きステータ)
11 ステータコア
11b ティース
13 インシュレータ
14 コイル
15 束線
15T 渡り部
15a 巻線
20 巻回部
21 第1巻き端
22 第2巻き端
30 胴部
31 外周側鍔部
32 内周側鍔部
33 外側隔壁
41 第1渡り部保持部
42 第2渡り部保持部
61 壁部
62 周方向溝
63 レーシング紐(拘束部材)

Claims (4)

  1. 径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
    巻線を巻回することで形成され、前記巻線が環状に巻回されながら積層される巻回部と、巻回される前記巻線の両端部である第1巻き端及び第2巻き端と、を有するコイルと、
    前記コイルを保持するインシュレータと、を有し、
    前記コイルの前記第1巻き端と、異なる前記コイルの前記第2巻き端とが渡り部によって接続される複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなる突極集中巻きステータと、
    ロータホルダと、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨークと、を有するロータと、を備え、
    前記突極集中巻きステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型突極集中巻き電動機であって、
    前記インシュレータは、
    前記巻線が巻回される胴部と、
    前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部と、
    前記胴部の径方向内周側に設けられる内周側鍔部と、
    前記外周側鍔部の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁と、
    前記第1巻き端側の前記渡り部を保持する第1渡り部保持部と、
    前記第2巻き端側の前記渡り部を保持する第2渡り部保持部と、を備え、
    複数の前記インシュレータは、少なくとも前記ロータの軸方向端面より軸方向外方において径方向中心に向かう力が付与されて円環状に拘束されることを特徴とするアウターロータ型突極集中巻き電動機。
  2. 径方向外方に延設される複数のティースを有するステータコアと、
    巻線を巻回することで形成され、前記巻線が環状に巻回されながら積層される巻回部と、前記巻回部の前記巻線のステータ外径側端部である第1巻き端と、前記巻回部の前記巻線のステータ内径側端部である第2巻き端と、を有するコイルと、
    前記コイルを保持するインシュレータと、を有し、
    前記コイルの前記第1巻き端と、異なる前記コイルの前記第2巻き端とが渡り部によって接続される複数の前記インシュレータが、前記ティースに挿入されて円環状に連結されてなる突極集中巻きステータと、
    ロータホルダと、前記ロータホルダの内周面に固定されるロータヨークと、を有するロータと、を備え、
    前記突極集中巻きステータと前記ロータとが、径方向隙間を介して対向配置されるアウターロータ型突極集中巻き電動機であって、
    前記インシュレータは、
    前記巻線が巻回される胴部と、
    前記胴部の径方向外周側に設けられる外周側鍔部と、
    前記胴部の径方向内周側に設けられる内周側鍔部と、
    前記外周側鍔部の軸方向一端部から径方向外方に延設される外側隔壁と、
    前記外側隔壁に設けられ、前記第1巻き端側の前記渡り部を保持する第1渡り部保持部と、
    前記内周側鍔部に設けられ、前記第2巻き端側の前記渡り部を保持する第2渡り部保持部と、を備え、
    前記外側隔壁と前記ロータの軸方向端面との間に配設されて、複数の前記インシュレータに径方向中心に向かう力を付与して、複数の前記インシュレータを円環状に拘束する拘束部材を備えることを特徴とするアウターロータ型突極集中巻き電動機。
  3. 前記インシュレータは、前記外周側鍔部の外周面、且つ前記外側隔壁と前記ロータの軸方向端面との間に形成される周方向溝を更に備え、
    前記拘束部材は、レーシング紐であり、前記周方向溝に沿って配置されることを特徴とする請求項2に記載のアウターロータ型突極集中巻き電動機。
  4. 前記拘束部材は、耐熱性を有する非磁性材料からなることを特徴とする請求項2又は3に記載のアウターロータ型突極集中巻き電動機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017122606A1 (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 日本電産テクノモータ株式会社 ステータ、モータ及びステータの製造方法
JP2017189048A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 多摩川精機株式会社 レゾルバステータ巻線の巻線構造及び方法

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