JPH0526917Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0526917Y2
JPH0526917Y2 JP1985034875U JP3487585U JPH0526917Y2 JP H0526917 Y2 JPH0526917 Y2 JP H0526917Y2 JP 1985034875 U JP1985034875 U JP 1985034875U JP 3487585 U JP3487585 U JP 3487585U JP H0526917 Y2 JPH0526917 Y2 JP H0526917Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay plate
pole
insulator member
lead wire
poles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985034875U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61153465U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985034875U priority Critical patent/JPH0526917Y2/ja
Priority to GB08605395A priority patent/GB2172444B/en
Priority to DE19863607552 priority patent/DE3607552A1/de
Priority to FR8603262A priority patent/FR2578696B1/fr
Publication of JPS61153465U publication Critical patent/JPS61153465U/ja
Priority to US07/105,986 priority patent/US4818911A/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0526917Y2 publication Critical patent/JPH0526917Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電動機の固定子とリード線取付部の構
造に関するものであり、詳しくは、回転子と、回
転子の外周に放射状に複数のポールを配列してこ
れらのポールに巻線を施した固定子と、との組合
せからなる内転ロータ形式の電動機における固定
子とリード線取付部の改良に関する。
〈従来の技術〉 第5図はこの種の電動機の一般的な構造を示
す。積層されたコア19の内面には中心に向けて
複数のポール20が形成され、インシユレータ部
材21で絶縁されて巻線22が施されている。こ
のような構造の固定子23の中心部に回転子24
が挿入され、両端よりエンドプレート25,35
により挾持し、螺子27,27によつて固定され
る。351,191は螺子27が挿通される穴、
251は螺子27がねじ込まれる雌ねじ穴であ
る。エンドプレート25,35の中心部にはそれ
ぞれ軸受26,36が固定されており、回転子2
4はそのシヤフト241をこれらの軸受26,3
6によつて支持される。28は巻線22に接続さ
れた給電用リード線、29はリード線28を束ね
るグロメツトであり、エンドプレート35にはグ
ロメツト29が挿入される切欠352が設けら
れ、グロメツト29を切欠352に挿入して保持
した状態でエンドプレート35は取付けられる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のような構造では、ポール20が中心に向
けて形成されており、コア19の内面の狭い空間
を利用して巻線作業を行なわなければならないた
め作業が困難であり、特に小型の電動機では作業
性が極めて悪く、特殊な巻線機が必要となる。ま
た、リード線28が巻線22に直接接続されてお
り、グロメツト29によるリード線28の固定が
不十分であると、リード線28に加えられた外力
が細い銅線を用いた巻線22に直接加わつて断線
等の原因となるとともに、小型電動機では巻線2
2が非常に細くなるため接続作業自体が困難とな
り、更にグロメツト29を切欠352にはめてエ
ンドプレート35を取付ける作業も実施しにくく
なる等、特に小型な電動機に適した構造とは言え
ないものである。
本考案はこのような問題点に着目し、ポールへ
の巻線作業や組付け作業を容易に行なえるように
することを課題としてなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の課題の達成のため、本考案の電動機は固
定子及びリード線支持部を次のように構成してい
る。すなわち、リング状部の外周に複数のポール
保持部が放射状に間隔をあけて突設されたインシ
ユレータ部材を設け、このインシユレータ部材の
各ポール保持部により互いに独立した複数のポー
ルをそれぞれ内外周面を露出させた状態で保持し
て放射状に配列し、各ポール保持部にそれぞれ巻
線を施し、インシユレータ部材の外周にヨーク部
材を嵌合して各ポールとヨーク部材とを一体に結
合固定することにより固定子を構成するととも
に、インシユレータ部材のリング状部の一端から
円筒状突出部を延設して中継板嵌合部を設ける一
方、この中継板嵌合部に適合する円形穴の嵌合部
を有する中継板を設け、これら中継板嵌合部と中
継板のいずれか一方に位置決め用凸部を設けると
共にいずれか他方に位置決め用凹部を設け、これ
ら位置決め用凹部と凸部を嵌着してインシユレー
タ部材に中継板を固定し、中継板に給電用リード
線を接続してある。
〈作用〉 ポールを保持したポール保持部がリング状部に
放射状に設けられており、ポール保持部はその端
部が外側の広い空間に向けて突出した状態となる
ので、巻線作業は制約のない外側から容易に行な
うことができる。また、インシユレータ部材に嵌
合して固定される中継板が設けられ、これを介し
てリード線と巻線とを接続できるため、リード線
の接続と固定が確実となり、組付け作業を容易に
行なうことができる。
〈実施例〉 以下、図面に例示した実施例について説明す
る。この実施例の構造はステツピングモータをは
じめとして、各種のACあるいはDCモータに広く
適用することができる。
第1図は第1の実施例を用いた電動機の分解斜
視図であり、1はヨーク部材、2は固定子ユニツ
ト、3は回転子、4はエンドプレートである。ヨ
ーク部材1は片面が開放した有底円筒状のもの
で、中心に軸受101を設け、開放端縁にはグロ
メツト保持用切欠102とかしめ用の固定爪10
3を形成してある。固定子ユニツト2は6極タイ
プの例を示しており、5はポール、6はインシユ
レータ部材である。ポール5は上下に二分割され
たインシユレータ部材6の上部材6aと下部材6
bにより上下に挾着することによつて保持されて
おり、7は各ポール5に施された巻線である。回
転子3は2極タイプの例を示しており、9はシヤ
フト、10は永久磁石である。永久磁石10はシ
ヤフト9に固定された樹脂等の中心部材11の外
周面に接着剤等により固定されている。エンドプ
レート4は中心に軸受穴401を備え、外周縁に
凹部402が形成されており、ヨーク部材1の固
定爪103によりかしめ固定される構造となつて
いる。
13は中継板であつて、この実施例ではリング
状のプリント基板が用いられ、中央には円形の穴
からなる嵌合部131が形成されており、これに
対応して、インシユレータ部材6の上端面に上記
嵌合部131に挿入される円筒状の中継板嵌合部
14が突設されている。701は中継板13の下
面に接続される巻線7の引出し線、15は中継板
13の上面に接続される給電用リード線、16は
リード線15を穴161に通して束ねるためのグ
ロメツトである。
第2図はポール5とインシユレータ部材6の配
置や形状の詳細を示す。
6個のポール5は互いに独立しており、同一円
周上に放射状に等間隔をあけて配置されるもので
あつて、各ポール5の上下両面には円周方向に溝
501が形成され、また、内周面の上下には突部
502がそれぞれ形成されている。インシユレー
タ部材6は絶縁性の樹脂等の成形品であつて、一
対となる上部材6aと下部材6bで構成されてお
り、各部材6a,6bは中心となるリング状部6
01を有し、このリング状部601の外周に6個
のポール保持部602が放射状に等間隔で突設さ
れている。ポール保持部602の内面603はポ
ール5の形状に対応したコ字状断面となつてお
り、外周部にはフランジ604が形成され、内周
部にはポール5の突部502に対応する段部60
6が形成され、中間には溝501に対応する突条
607が形成されている。
前述した中継板嵌合部14は上部材6aのリン
グ状部601を延長した状態で形成されており、
その外径はリング状部601よりやや小径とな
り、外周部は凸部141が設けられている。凸部
141は中継板13を上部材6aに嵌着する時の
位置決め用であつて、この凸部141に対応して
中継板13の嵌合部131には凹部132が形成
されており、中継板13のインシユレータ部材6
への固定は容易に行なうことができる。17はグ
ロメツト16を保持するために上部材6aの隣り
合うポール保持部602の端部に突設された一対
の爪状のグロメツト挿入部であり、弾性体からな
るグロメツト16を少し押し縮めて押し込むよう
な内寸法となつている。
ポール5とインシユレータ部材6はこのような
形状であつて、各ポール保持部602の内面60
3にポール5を配置し、上部材6aと下部材6b
で上下から挾着することによつてポール5は保持
される。この時、溝501に突条607がはまつ
て抜け止めされ、各ポール5は放射状に且つ内外
両端面を露出させてインシユレータ部材6と一体
化される。
巻線7はこの状態で外側から巻かれるのであ
り、ポール保持部602が外側の広い空間に向け
て突出しているので、スペース上の制約を受ける
ことなく、通常の電動機を使用して巻線作業を行
なうことができる。ポール保持部602はポール
5の周囲を覆つてポール5と巻線7の間を絶縁す
るとともに、リング状部601とフランジ604
とでボビンを構成しており、フランジ604によ
つて巻線7の抜け止めがなされる。
こうして固定子ユニツト2を製作した後、予め
リード線15を導体部133に接続した中継板1
3に巻線7の引出し線701を接続し、中継板嵌
合部14に中継板13を嵌着し、ヨーク部材1に
固定子ユニツト2を圧入すれば第5図の固定子2
3に対応する本実施例の固定子12が得られ、こ
れに回転子3を挿入し、エンドプレート4をはめ
て固定爪103をかしめることにより組付け作業
は終る。第3図はエンドプレート4をはめる前の
状態を示しており、グロメツト16はグロメツト
挿入部17に挿入し、ヨーク部材1の切欠102
とエンドプレート4のふた部403にて上下から
押えることにより確実に固定される。なお、各ポ
ール5は、内部に配置される回転子3の磁石10
と所定の距離を隔てて対向するように内端面が良
好な真円度を保つ必要があり、また、外端面も良
好な真円度を保つて、圧入等により外周に嵌合さ
れたヨーク部材1とはある接触圧力をもつて密着
した状態で結合される必要がある。従つて、各部
の寸法や形状はこのような条件を満足するように
正確に加工され、また成形される。
上述の実施例におけるインシユレータ部材6は
軸に直交する面で上下に二分割されており、しか
もポール保持部602に関しては、上部材6aと
下部材6bは同一形状となつているが、各ポール
5を上下から挾着して確実に保持できる形状であ
れば同一形状でなくてもよく、また、両部材6
a,6b間が密着せず、すき間が生ずるような形
状であつてもよい。
第4図は第2の実施例のインシユレータ部材6
を示すものであり、ポール5を各ポール保持部6
02にそれぞれ1個ずつ埋込み、あるいは一体成
形したものである。ポール5は第2図に示したも
のと同一形状でよく、溝501により半径方向の
抜け止めがなされて、インシユレータ部材6と強
固に一体化されており、第2図の例と同じく放射
状に配置され、且つ内外両端面を露出させた状態
で保持される。以後の巻線と組付けの作業は前述
の場合と同様に行なわる。
〈考案の効果〉 本考案によれば、ポールがインシユレータ部材
によつて放射状に保持され、巻線作業を制約のな
い外側から行なうことができるため、巻線作業が
容易で特別な電動機は不要となり、また、インシ
ユレータ部材に固定された中継板を介して給電用
リード線の支持と巻線への接続を行なうことがで
きるため、組付け作業が容易に行なえ、小型で精
密な電動機の製造が容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図は同上の要部の分解斜視図、第3図は同上の軸
方向から見た平面図、第4図は他の実施例の要部
の斜視図、第5図は従来例の分解斜視図である。 1……ヨーク部材、2……固定子ユニツト、3
……回転子、5……ポール、6……インシユレー
タ部材、7……巻線、12……固定子、13……
中継板、14……中継板嵌合部、15……給電用
リード線、16……グロメツト、131……嵌合
部、132……凹部、141……凸部、601…
…リング状部、602……ポール保持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転子と、回転子の外周に放射状に複数のポ
    ールを配列してこれらのポールに巻線を施した
    固定子との組合せからなる内転ロータ形式の電
    動機において、 リング状部の外周に複数のポール保持部が放
    射状に突設されたインシユレータ部材を設け、
    このインシユレータ部材の各ポール保持部によ
    り互いに独立した複数のポールをそれぞれ内外
    周面を露出させた状態で保持して放射状に配列
    し、各ポール保持部にそれぞれ巻線を施し、イ
    ンシユレータ部材の外周にヨーク部材を嵌合し
    て各ポールとヨーク部材とを一体に結合固定す
    ることにより固定子を構成し、かつ、 上記インシユレータ部材のリング状部の一端
    から円筒状突出部を延設して中継板嵌合部を設
    ける一方、この中継板嵌合部に適合する円形穴
    の嵌合部を有する中継板を設け、これら中継板
    嵌合部と中継板のいずれか一方に位置決め用凸
    部を設けると共にいずれか他方に位置決め用凹
    部を設け、これら位置決め用凹部と凸部を嵌着
    してインシユレータ部材に中継板を固定し、該
    中継板に給電用リード線を接続してなる内転ロ
    ータ形式の電動機。 (2) インシユレータ部材のポール保持部にグロメ
    ツト挿入部を形成し、このグロメツト挿入部に
    給電用リード線に取付けられたグロメツトを挿
    入してリード線を保持するようにした実用新案
    登録請求の範囲第1項 記載の内転ロータ形式
    の電動機。
JP1985034875U 1985-03-09 1985-03-11 Expired - Lifetime JPH0526917Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034875U JPH0526917Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11
GB08605395A GB2172444B (en) 1985-03-09 1986-03-05 Stator for an electric motor
DE19863607552 DE3607552A1 (de) 1985-03-09 1986-03-07 Elektromotorstator
FR8603262A FR2578696B1 (fr) 1985-03-09 1986-03-07 Stator de moteur electrique
US07/105,986 US4818911A (en) 1985-03-09 1987-10-07 Stator of electric motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034875U JPH0526917Y2 (ja) 1985-03-11 1985-03-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61153465U JPS61153465U (ja) 1986-09-22
JPH0526917Y2 true JPH0526917Y2 (ja) 1993-07-08

Family

ID=30538652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985034875U Expired - Lifetime JPH0526917Y2 (ja) 1985-03-09 1985-03-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0526917Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225572A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ichinomiya Denki:Kk ステータ及びブラシレスモータ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083190Y2 (ja) * 1989-10-27 1996-01-29 三菱電機株式会社 アクチュエータ
JP2669086B2 (ja) * 1989-12-25 1997-10-27 三菱電機株式会社 小形電動機
JP4549813B2 (ja) * 2004-11-04 2010-09-22 アスモ株式会社 ステータ及びブラシレスモータ
JP5192967B2 (ja) * 2008-09-30 2013-05-08 日本電産サンキョー株式会社 ステッピングモータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55131247A (en) * 1979-03-30 1980-10-11 Siemens Ag Miniature motor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55131247A (en) * 1979-03-30 1980-10-11 Siemens Ag Miniature motor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225572A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ichinomiya Denki:Kk ステータ及びブラシレスモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61153465U (ja) 1986-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5057732A (en) Electric motor having a molded housing and connector plates projected thereon
US4818911A (en) Stator of electric motor
US4618793A (en) Rotor for alternators with molded slipring assembly
JP4649951B2 (ja) モータおよび電機子の製造方法
US6091172A (en) Coil connecting structure in outer rotor-type multi-pole generator
US7329973B2 (en) Rotary electric machine
JPH0526917Y2 (ja)
JP2623438B2 (ja) コイル線材とリード線の接続構造
JP2644940B2 (ja) 回転電機
JP7072427B2 (ja) モータ
JPH0231896Y2 (ja)
JPH09308163A (ja) 電動機
JPS61207157A (ja) 電動機の固定子
JP7039363B2 (ja) モータ
JPH0740779B2 (ja) 電動機の固定子
JPH0419967Y2 (ja)
JP2001286084A (ja) モータ
JP2598727Y2 (ja) ステータ構造体
JPS63156567U (ja)
JPH034147Y2 (ja)
JPH0729732Y2 (ja) 円筒ブラシレスモータ
JPH055821Y2 (ja)
JP3428818B2 (ja) モータ
JPH0231902Y2 (ja)
JPH08322179A (ja) 誘導電動機の固定子