JPH0231902Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0231902Y2 JPH0231902Y2 JP1984200142U JP20014284U JPH0231902Y2 JP H0231902 Y2 JPH0231902 Y2 JP H0231902Y2 JP 1984200142 U JP1984200142 U JP 1984200142U JP 20014284 U JP20014284 U JP 20014284U JP H0231902 Y2 JPH0231902 Y2 JP H0231902Y2
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- Japan
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- case body
- pole tooth
- bobbin
- positioning
- tooth bodies
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Links
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Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は、小型電動機に関し、特にそのステー
ター側部材の一体化構造に係る。
ター側部材の一体化構造に係る。
従来技術
この種の小型電動機のステーター側のボビン
は、合成樹脂によつて成形される。そしてこの合
成樹脂製のボビンは、他の部材を位置決めするた
めに、他の部材とともに一体成形によつて成形さ
れる。
は、合成樹脂によつて成形される。そしてこの合
成樹脂製のボビンは、他の部材を位置決めするた
めに、他の部材とともに一体成形によつて成形さ
れる。
例えば実開昭58−90079号の公報は、ブラケツ
ト部および軸受ハウジング部を一体的に成形する
技術を開示している。ところがそれによると、合
成樹脂の成形後において、材料の“ひけ”のため
に、軸受ハウジングの中心位置がずれる結果とな
り、ロータの正確な芯出しが困難となる。このた
めロータとステーター側との間に、予め十分なギ
ヤツプを形成しておかなければならず、磁気的な
能率が減少する結果となつている。
ト部および軸受ハウジング部を一体的に成形する
技術を開示している。ところがそれによると、合
成樹脂の成形後において、材料の“ひけ”のため
に、軸受ハウジングの中心位置がずれる結果とな
り、ロータの正確な芯出しが困難となる。このた
めロータとステーター側との間に、予め十分なギ
ヤツプを形成しておかなければならず、磁気的な
能率が減少する結果となつている。
考案の目的およびその解決手段
したがつて、本考案の目的は、ステーター側の
部材、すなわち励磁コイルのボビン、および軸受
用のハウジングを同一材料で同時に成形しなが
ら、それらの間の材料の“ひけ”を回避し、部品
相互の位置決め精度を高めることである。
部材、すなわち励磁コイルのボビン、および軸受
用のハウジングを同一材料で同時に成形しなが
ら、それらの間の材料の“ひけ”を回避し、部品
相互の位置決め精度を高めることである。
そこで、本考案は、ステーター側のケース体と
極歯体とを位置決め状態で固定し、ケース体の中
央部の軸受用のハウジングおよび極歯体の外周部
分のボビンを射出成形によつて同時に成形するた
めに、上記ケース体側に位置決め用の孔を形成し
ている。成形時に、ケース体を位置決めするため
のピンは、上記位置決め用の穴から内部に挿入さ
れ、極歯体を位置決め状態で固定する。このた
め、ステーター側の部材は、正確な位置決め状態
のもとに成形される。また上記ボビンおよび軸受
用のハウジングは、同一材料で、しかも同時に成
形されるが、成形後において完全に独立し、別体
となるため、従来のような“ひけ”が現れず、部
品相互の位置決め精度は、設計通りに確保できる
ことになる。
極歯体とを位置決め状態で固定し、ケース体の中
央部の軸受用のハウジングおよび極歯体の外周部
分のボビンを射出成形によつて同時に成形するた
めに、上記ケース体側に位置決め用の孔を形成し
ている。成形時に、ケース体を位置決めするため
のピンは、上記位置決め用の穴から内部に挿入さ
れ、極歯体を位置決め状態で固定する。このた
め、ステーター側の部材は、正確な位置決め状態
のもとに成形される。また上記ボビンおよび軸受
用のハウジングは、同一材料で、しかも同時に成
形されるが、成形後において完全に独立し、別体
となるため、従来のような“ひけ”が現れず、部
品相互の位置決め精度は、設計通りに確保できる
ことになる。
考案の構成
以下、本考案の構成を図面に示す実施例にもと
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
本考案の小型電動機1は、第1図のように、ス
テーター側の部材として、平板状の取り付け板
2、この取り付け板2の側面に取り付けられる筒
状の磁性材3、およびこの磁性材3の他方の開口
面に組み合わせられる板状のケース体4を備えて
いる。
テーター側の部材として、平板状の取り付け板
2、この取り付け板2の側面に取り付けられる筒
状の磁性材3、およびこの磁性材3の他方の開口
面に組み合わせられる板状のケース体4を備えて
いる。
上記取り付け板2は、第2図に示すように、筒
状の磁性材3の一方の開口面内にはめ込まれ、一
対の取り付け板5および位置決め突起6の部分
で、磁性材3の開口面に形成された切り欠き7の
部分にはまり合つている。このようにして、取り
付け板2および磁性材3は、相互に位置決めされ
た状態で組み合わせられる。
状の磁性材3の一方の開口面内にはめ込まれ、一
対の取り付け板5および位置決め突起6の部分
で、磁性材3の開口面に形成された切り欠き7の
部分にはまり合つている。このようにして、取り
付け板2および磁性材3は、相互に位置決めされ
た状態で組み合わせられる。
上記磁性材3は、第2図ないし第5図に示すよ
うに、断面C字状に形成されており、その母線方
向の開口端部分で、樹脂などの絶縁体8とともに
一体的な筒状体を形成している。この実施例の絶
縁体8は、磁性材3のほぼ中央の円周線上で、2
つに分割されており、その分割線の部分の窪みに
よつて、電力供給用の接続口9を形成している。
これらの絶縁体8の円周方向での両端部は、磁性
材3の端面にはまり合う溝10を形成している。
そして、上記磁性材3は、カーリング加工よつ
て、断面C字状に成形され、上記絶縁体8に組み
合わせられたときに、正確な円の筒状となる。
うに、断面C字状に形成されており、その母線方
向の開口端部分で、樹脂などの絶縁体8とともに
一体的な筒状体を形成している。この実施例の絶
縁体8は、磁性材3のほぼ中央の円周線上で、2
つに分割されており、その分割線の部分の窪みに
よつて、電力供給用の接続口9を形成している。
これらの絶縁体8の円周方向での両端部は、磁性
材3の端面にはまり合う溝10を形成している。
そして、上記磁性材3は、カーリング加工よつ
て、断面C字状に成形され、上記絶縁体8に組み
合わせられたときに、正確な円の筒状となる。
また、上記ケース体4は、取り付け板2を磁性
材3に取り付ける前に、筒状の磁性材3の内部に
はめ込まれ、その磁性材3の端縁に形成された押
さえ板11に接した状態で取り付けられる。
材3に取り付ける前に、筒状の磁性材3の内部に
はめ込まれ、その磁性材3の端縁に形成された押
さえ板11に接した状態で取り付けられる。
そして、上記取り付け板2および端面のケース
体4は、その中心位置で樹脂製の軸受用のハウジ
ング12,13により、軸受14,15をそれぞ
れ固定している。これらの軸受14,15は、軸
16により、永久磁石のロータ17を回転自在に
支持している。なお、このロータ17は、筒状で
あり、軸16に対し支持体18によつて間接的に
支持されている。
体4は、その中心位置で樹脂製の軸受用のハウジ
ング12,13により、軸受14,15をそれぞ
れ固定している。これらの軸受14,15は、軸
16により、永久磁石のロータ17を回転自在に
支持している。なお、このロータ17は、筒状で
あり、軸16に対し支持体18によつて間接的に
支持されている。
一方、上記磁性材3は、その内周部分で、例え
ば2つの励磁コイル19、およびこの各励磁コイ
ル19ごとに設けられた一対のコア兼用の極歯体
20,21を収納している。上記励磁コイル19
は、樹脂製のボビン22の外周に巻き付けられ、
カバー24によつて被覆された状態で、端子23
に接続されている。これらの端子23は、ボビン
22の中央の鍔部分に埋め込まれており、リード
線25によつて外部に接続される。もちろん、こ
のリード線25は、前記接続口9から外部に導き
出されている。そして、上記極歯体20,21
は、第6図で模型的に示すように、全体として環
状体であり、断面L字状屈曲し、適当な空間を形
成しながら、ロータ17の外周部分に狭い空隙を
介して交互に組み合わせられている。
ば2つの励磁コイル19、およびこの各励磁コイ
ル19ごとに設けられた一対のコア兼用の極歯体
20,21を収納している。上記励磁コイル19
は、樹脂製のボビン22の外周に巻き付けられ、
カバー24によつて被覆された状態で、端子23
に接続されている。これらの端子23は、ボビン
22の中央の鍔部分に埋め込まれており、リード
線25によつて外部に接続される。もちろん、こ
のリード線25は、前記接続口9から外部に導き
出されている。そして、上記極歯体20,21
は、第6図で模型的に示すように、全体として環
状体であり、断面L字状屈曲し、適当な空間を形
成しながら、ロータ17の外周部分に狭い空隙を
介して交互に組み合わせられている。
この実施例の一方の極歯体21は、ケース体4
の一部を切り起こすことにつて形成されている
が、これと別体に成形することも、もちろん可能
である。これらの極歯体20,21は、磁性材3
ととも、励磁コイル19を囲む磁気回路を構成し
ている。
の一部を切り起こすことにつて形成されている
が、これと別体に成形することも、もちろん可能
である。これらの極歯体20,21は、磁性材3
ととも、励磁コイル19を囲む磁気回路を構成し
ている。
そして、上記ボビン22は、その一部でケース
体4の固定孔4bに入り、さらに押さえ板11の
位置決め孔27の内部に入り込んで、位置決め突
起28を形成している。また同様に、ボビン22
は、取り付け板2の側で、極歯体20の位置決め
孔29および取り付け板2の位置決め孔30には
まり合う位置決め突起31を形成している。な
お、取り付け板2の側の極歯体20は、第2図お
よび第7図に示すように、その突起20aの部分
で、取り付け板2の位置決めの孔2aにはまり、
位置決めされる。これらのはまり合いによつて、
取り付け板2、磁性材3およびケース体4は、極
歯体20,21とともに、円周方向に規制された
状態で組み合わせられる。
体4の固定孔4bに入り、さらに押さえ板11の
位置決め孔27の内部に入り込んで、位置決め突
起28を形成している。また同様に、ボビン22
は、取り付け板2の側で、極歯体20の位置決め
孔29および取り付け板2の位置決め孔30には
まり合う位置決め突起31を形成している。な
お、取り付け板2の側の極歯体20は、第2図お
よび第7図に示すように、その突起20aの部分
で、取り付け板2の位置決めの孔2aにはまり、
位置決めされる。これらのはまり合いによつて、
取り付け板2、磁性材3およびケース体4は、極
歯体20,21とともに、円周方向に規制された
状態で組み合わせられる。
ステータ側の一体成形工程
次に、第8図はステータ側の部材、すなわちケ
ース体4および極歯体20,21をボビン22と
ともに一体化する成形工程を示している。この成
形工程では、3つの金型32,33,34が用い
られる。一方の金型32は、樹脂材料37を所定
の空間に案内するためのものであり、また金型3
3は極歯体20,21を位置決め状態で、固定す
るためのものであり、これらは第9図、および第
10図のように、いずれも極歯20,21のすき
まに入り、中間の極歯体20,21の端面にあた
る突起26、および位置決めピン35を形成して
いる。そして、この位置決めピン35は、例えば
4本設けられ、ケース体4の位置決め用の孔4a
から挿入される。さらに金型33は、金型34と
ともに、ボビン22の成形空間を形成するために
割り型となつている。なお、この金型33は、中
央の極歯体20,21の外周とはまり合う部分
で、第11図のように突起38を有し、極歯体2
0,21の溝に入り、それらを円周方向で位置決
めする。
ース体4および極歯体20,21をボビン22と
ともに一体化する成形工程を示している。この成
形工程では、3つの金型32,33,34が用い
られる。一方の金型32は、樹脂材料37を所定
の空間に案内するためのものであり、また金型3
3は極歯体20,21を位置決め状態で、固定す
るためのものであり、これらは第9図、および第
10図のように、いずれも極歯20,21のすき
まに入り、中間の極歯体20,21の端面にあた
る突起26、および位置決めピン35を形成して
いる。そして、この位置決めピン35は、例えば
4本設けられ、ケース体4の位置決め用の孔4a
から挿入される。さらに金型33は、金型34と
ともに、ボビン22の成形空間を形成するために
割り型となつている。なお、この金型33は、中
央の極歯体20,21の外周とはまり合う部分
で、第11図のように突起38を有し、極歯体2
0,21の溝に入り、それらを円周方向で位置決
めする。
まず、極歯体20,21が所定の組み合わせ状
態で、金型34の外周に圧入などの手段によつて
取り付けられる。このときこの金型32,33の
外周面に設けられた突起26、位置決めピン35
は、それらの極歯体20,21の間に入り込み、
それらの軸線方向の位置決めおよび円周方向の位
置決めを同時に行つている。このようにしてケー
ス体4および極歯体20,21は、金型34に対
し、所定の位置決め状態で取り付けられる。
態で、金型34の外周に圧入などの手段によつて
取り付けられる。このときこの金型32,33の
外周面に設けられた突起26、位置決めピン35
は、それらの極歯体20,21の間に入り込み、
それらの軸線方向の位置決めおよび円周方向の位
置決めを同時に行つている。このようにしてケー
ス体4および極歯体20,21は、金型34に対
し、所定の位置決め状態で取り付けられる。
その後、この金型34の外周に、割り型の金型
33が当てがわれ、また樹脂を注入すべき側に金
型32が当てがわれる。この状態で金型32の注
入口36からボビン22となるべき樹脂材料37
が射出成形によつて、その空間部分に充填され
る。この充填時に一方の軸受15のハウジング1
3およびボビン22は同じ材料で、同時に成形さ
れる。この成形後に、金型32,33,34を取
り外すことによつて、ケース体4、極歯体20,
21が、成形後のボビン22と一体化する。この
成形時に、極歯体20,21の隙間部分に、ボビ
ン22の一部が入り込んでいるため、それらの極
歯体20,21の間隙は、成形後において正確に
規制される。したがつて、この成形後に、極歯体
20,21が金型34から取り外されても、必要
な精度を維持する。
33が当てがわれ、また樹脂を注入すべき側に金
型32が当てがわれる。この状態で金型32の注
入口36からボビン22となるべき樹脂材料37
が射出成形によつて、その空間部分に充填され
る。この充填時に一方の軸受15のハウジング1
3およびボビン22は同じ材料で、同時に成形さ
れる。この成形後に、金型32,33,34を取
り外すことによつて、ケース体4、極歯体20,
21が、成形後のボビン22と一体化する。この
成形時に、極歯体20,21の隙間部分に、ボビ
ン22の一部が入り込んでいるため、それらの極
歯体20,21の間隙は、成形後において正確に
規制される。したがつて、この成形後に、極歯体
20,21が金型34から取り外されても、必要
な精度を維持する。
このようにして、軸受用のハウジング13およ
びボビン22が同一の材料で同時に成形される
が、成形後において、両者はそれぞれ別体となつ
ているから、その間の材料の“ひけ”などによつ
て位置的にずれることがなく、高い精度での成形
が可能となる。
びボビン22が同一の材料で同時に成形される
が、成形後において、両者はそれぞれ別体となつ
ているから、その間の材料の“ひけ”などによつ
て位置的にずれることがなく、高い精度での成形
が可能となる。
この成形後のボビン22には、その後に励磁コ
イル19が巻き付けられるが、この巻き付け時に
ボビン22が金属製の極歯体20,21によつて
挟み込まれているから、ボビン20の巻き太り現
象は、確実に防止できる。
イル19が巻き付けられるが、この巻き付け時に
ボビン22が金属製の極歯体20,21によつて
挟み込まれているから、ボビン20の巻き太り現
象は、確実に防止できる。
このようにして、励磁コイル19の巻き付けが
終了した時点で、ケース体4、極歯体20,21
および励磁コイル19のボビン22は、筒状の磁
性材3の内部に組み合わせられる。その後に、取
り付け板2が磁性材3の他方の開口面側に取り付
けられる。この両者の固定は、磁性材3の内部に
対する取り付け板2のはまり合いによつて行われ
るが、すでに記載したように、突起20aの部分
を取り付け板2の孔2aの内部に挿入し、その突
起20aの一部を外側からV字状にかしめること
につて固定する。なお、他方の側の軸受14のハ
ウジング12は、別の成形工程によつて取り付け
板2と一体的に成形される。
終了した時点で、ケース体4、極歯体20,21
および励磁コイル19のボビン22は、筒状の磁
性材3の内部に組み合わせられる。その後に、取
り付け板2が磁性材3の他方の開口面側に取り付
けられる。この両者の固定は、磁性材3の内部に
対する取り付け板2のはまり合いによつて行われ
るが、すでに記載したように、突起20aの部分
を取り付け板2の孔2aの内部に挿入し、その突
起20aの一部を外側からV字状にかしめること
につて固定する。なお、他方の側の軸受14のハ
ウジング12は、別の成形工程によつて取り付け
板2と一体的に成形される。
考案の変形例
上記実施例は、磁性材3の不連続部分にのみ絶
縁体8を介在させているが、この絶縁体8は、第
4図の想像線に見られるように、磁性材3の内周
面に沿つて、連続状態で形成してもよい。このよ
うにすると、磁性材3の内周面の絶縁体8aは、
励磁コイル19の絶縁を一層確実なものとする。
縁体8を介在させているが、この絶縁体8は、第
4図の想像線に見られるように、磁性材3の内周
面に沿つて、連続状態で形成してもよい。このよ
うにすると、磁性材3の内周面の絶縁体8aは、
励磁コイル19の絶縁を一層確実なものとする。
また、上記実施例は、一例として、ケース体4
の一部を切り起こすことによつて、極歯体21を
一体的に成形しているが、この極歯体21は、他
方の極歯体20と取り付け板2との関係のよう
に、別体として構成することもできる。
の一部を切り起こすことによつて、極歯体21を
一体的に成形しているが、この極歯体21は、他
方の極歯体20と取り付け板2との関係のよう
に、別体として構成することもできる。
さらに第8図は、一例としてケース体4の側で
ボビン22の樹脂材料37を注入している。しか
し、これとは逆に、この樹脂材料37は、取り付
け板2の側から同様の手段によつて、注入するこ
ともできる。このとき、その取り付け板2が「ケ
ース体」となる。もちろんこの場合に、ハウジン
グ12は、そのボビン22と同時に、しかも同一
材料で成形される。したがつて、その場合、他方
のハウジング13は、別に成形され、ケース体4
の中央に固定されることになる。
ボビン22の樹脂材料37を注入している。しか
し、これとは逆に、この樹脂材料37は、取り付
け板2の側から同様の手段によつて、注入するこ
ともできる。このとき、その取り付け板2が「ケ
ース体」となる。もちろんこの場合に、ハウジン
グ12は、そのボビン22と同時に、しかも同一
材料で成形される。したがつて、その場合、他方
のハウジング13は、別に成形され、ケース体4
の中央に固定されることになる。
考案の効果
本考案では、ボビンおよび軸受用のハウジング
が同一材料で、しかも同時に成形されるが、成形
後において別体となるため、材料の“ひけ”が発
生しない。その結果、成形後に一体化するケース
体および極歯体は、設計通りの位置決め精度のも
とに固定できる。またボビンと軸受用のハウジン
グ部分で材料の“ひけ”がないため、ロータは、
外周の極歯体に対し、可及的に狭いギヤツプで組
み込めるから、ロータの永久磁石の磁気能力が最
大限に発揮できる。
が同一材料で、しかも同時に成形されるが、成形
後において別体となるため、材料の“ひけ”が発
生しない。その結果、成形後に一体化するケース
体および極歯体は、設計通りの位置決め精度のも
とに固定できる。またボビンと軸受用のハウジン
グ部分で材料の“ひけ”がないため、ロータは、
外周の極歯体に対し、可及的に狭いギヤツプで組
み込めるから、ロータの永久磁石の磁気能力が最
大限に発揮できる。
さらに、一体成形時に、ボビンの一部の位置決
め突起がケース体の固定孔に入り込むため、成形
後にそれらは、相対的にずれない状態で確実に組
み合わされる。
め突起がケース体の固定孔に入り込むため、成形
後にそれらは、相対的にずれない状態で確実に組
み合わされる。
第1図は本考案の小型電動機の断面図、第2図
は取り付け板側から見た平面図、第3図はケース
体側から見た底面図、第4図は磁性材に絶縁体を
取り付けた状態の正面図、第5図は磁性材に絶縁
体を取り付けるときの平面図、第6図は極歯体の
展開図、第7図は位置決め部分の一部の断面図、
第8図はボビンの成形時における断面図、第9図
ないし第11図は金型と極歯体との関係を示す一
部の断面図である。 1……小型電動機、2……取り付け板、3……
磁性材、4……ケース体、4a……位置決め用の
孔、4b……固定孔、28……位置決め突起、3
5……位置決めピン、8……絶縁体、9……電力
供給用の接続口、12,13……ハウジング、1
4,15……軸受、17……ロータ、19……励
磁コイル、20,21……極歯体、22……ボビ
ン、23……端子、25……リード線、32,3
3,34……金型、36……注入口、37……樹
脂材料。
は取り付け板側から見た平面図、第3図はケース
体側から見た底面図、第4図は磁性材に絶縁体を
取り付けた状態の正面図、第5図は磁性材に絶縁
体を取り付けるときの平面図、第6図は極歯体の
展開図、第7図は位置決め部分の一部の断面図、
第8図はボビンの成形時における断面図、第9図
ないし第11図は金型と極歯体との関係を示す一
部の断面図である。 1……小型電動機、2……取り付け板、3……
磁性材、4……ケース体、4a……位置決め用の
孔、4b……固定孔、28……位置決め突起、3
5……位置決めピン、8……絶縁体、9……電力
供給用の接続口、12,13……ハウジング、1
4,15……軸受、17……ロータ、19……励
磁コイル、20,21……極歯体、22……ボビ
ン、23……端子、25……リード線、32,3
3,34……金型、36……注入口、37……樹
脂材料。
Claims (1)
- 円板状のケース体4と、このケース体4の一側
に配置されロータ17の外周面と向き合うよう切
り起こし形成された極歯体20,21と、これら
の極歯体20,21と対向する位置で上記ケース
体4に設けられた成形時位置決めピン挿入用の孔
4aと、上記ケース体4に設けられた固定孔4b
と、上記極歯体20,21および上記ケース体4
とともに極歯体20,21の外周に一体成形され
上記固定孔4bにはまる位置決め突起28を有す
る励磁コイル収納用樹脂製ボビン22と、上記ケ
ース体4の中心位置に一体成形により設けられ上
記ボビン22と別体の軸受用樹脂製ハウジング1
3とからなることを特徴とする小型電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984200142U JPH0231902Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984200142U JPH0231902Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114974U JPS61114974U (ja) | 1986-07-21 |
JPH0231902Y2 true JPH0231902Y2 (ja) | 1990-08-29 |
Family
ID=30760713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984200142U Expired JPH0231902Y2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231902Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5899254A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-13 | Mitsubishi Marorii Yakin Kogyo Kk | 小型同期電動機の固定子固定方法 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP1984200142U patent/JPH0231902Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5899254A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-13 | Mitsubishi Marorii Yakin Kogyo Kk | 小型同期電動機の固定子固定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114974U (ja) | 1986-07-21 |
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