JPH0714663Y2 - 自転車用ブレーキシュー - Google Patents
自転車用ブレーキシューInfo
- Publication number
- JPH0714663Y2 JPH0714663Y2 JP1989124358U JP12435889U JPH0714663Y2 JP H0714663 Y2 JPH0714663 Y2 JP H0714663Y2 JP 1989124358 U JP1989124358 U JP 1989124358U JP 12435889 U JP12435889 U JP 12435889U JP H0714663 Y2 JPH0714663 Y2 JP H0714663Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- rim
- shoe
- braking surface
- braking
- Prior art date
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
- B62L1/005—Brakes; Arrangements thereof constructional features of brake elements, e.g. fastening of brake blocks in their holders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0037—Devices for conditioning friction surfaces, e.g. cleaning or abrasive elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/004—Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
本願考案は自転車用ブレーキシューに関し、詳しくは、
リム表面に対して所定の角度をもって取付けを行うこと
のできるブレーキシューに関する。
リム表面に対して所定の角度をもって取付けを行うこと
のできるブレーキシューに関する。
一般に、キヤリパブレーキは、第7図に示すように、車
輪のリム1を挟んで対向し、ブレーキワイヤ2を牽引操
作することによって上記リム1を両側から挟圧する方向
に揺動する一対のブレーキアーム3,3を備え、上記各ブ
レーキアーム3,3の先端部に、上記リムの側面に対向す
るようにブレーキシュー4,4が取付けられている。上記
ブレーキシュー4,4は、ブレーキアーム3,3に対する取付
け手段を備えたシューホルダー5,5と、このシューホル
ダー5,5に基部を嵌合保持されるゴム製のシュー本体6,6
とを備える。従来、上記ブレーキシュー4,4は、第8図
に示すように、シュー本体6の制動面6aが車輪のリム1
と平行になるように取付けられていた。 ところが、このようにブレーキシュー4をその制動面6a
がリム1と平行な状態で取付けると、制動操作を行って
上記制動面6aをリム1に接触させて押圧力を加えた場
合、第9図に示すように、制動反力によってブレーキシ
ュー4,4およびブレーキアーム3,3がリム1の進行方向
(矢印P方向)に引き摺られ、仮想線で示すように、ブ
レーキシュー4,4およびブレーキアーム3,3にリム1の進
行方向へのたわみが生じる。このため、リム1の進行方
向側の制動面6aの端部が、リム1の表面から浮き上がる
一方、リム1の進行方向と反対方向の端部がリム1の表
面を強く押圧するという現象が生じる。上記ブレーキシ
ュー4,4のリム1に対する上記不均一な接触は、制動力
が不安定となるばかりでなく、ブレーキ操作時の音鳴り
や、不快な振動を発生させ、また制動面6aを早朝に摩耗
さるという問題を生じさせる。 上記問題を解決するために、ブレーキシュー4,4のブレ
ーキアーム3,3に対する取付け構造を改良し、第10図に
示すように、リム1の表面とシュー本体6の制動面6aと
の間に形成される隙間を、リム1の進行方向と反対方向
に拡開するようにして、上記ブレーキシュー4,4を傾斜
させて取付けることのできるブレーキアームが開発され
ている。上記改良されたブレーキアームにおいては、制
動操作時の上記アーム3,3およびブレーキシュー4,4のた
わみが上記ブレーキシュー4,4の傾斜によって相殺さ
れ、ブレーキシュー4,4をリム1に対して均一に接触さ
せることができ、安定した制動効果を得ることができ
る。
輪のリム1を挟んで対向し、ブレーキワイヤ2を牽引操
作することによって上記リム1を両側から挟圧する方向
に揺動する一対のブレーキアーム3,3を備え、上記各ブ
レーキアーム3,3の先端部に、上記リムの側面に対向す
るようにブレーキシュー4,4が取付けられている。上記
ブレーキシュー4,4は、ブレーキアーム3,3に対する取付
け手段を備えたシューホルダー5,5と、このシューホル
ダー5,5に基部を嵌合保持されるゴム製のシュー本体6,6
とを備える。従来、上記ブレーキシュー4,4は、第8図
に示すように、シュー本体6の制動面6aが車輪のリム1
と平行になるように取付けられていた。 ところが、このようにブレーキシュー4をその制動面6a
がリム1と平行な状態で取付けると、制動操作を行って
上記制動面6aをリム1に接触させて押圧力を加えた場
合、第9図に示すように、制動反力によってブレーキシ
ュー4,4およびブレーキアーム3,3がリム1の進行方向
(矢印P方向)に引き摺られ、仮想線で示すように、ブ
レーキシュー4,4およびブレーキアーム3,3にリム1の進
行方向へのたわみが生じる。このため、リム1の進行方
向側の制動面6aの端部が、リム1の表面から浮き上がる
一方、リム1の進行方向と反対方向の端部がリム1の表
面を強く押圧するという現象が生じる。上記ブレーキシ
ュー4,4のリム1に対する上記不均一な接触は、制動力
が不安定となるばかりでなく、ブレーキ操作時の音鳴り
や、不快な振動を発生させ、また制動面6aを早朝に摩耗
さるという問題を生じさせる。 上記問題を解決するために、ブレーキシュー4,4のブレ
ーキアーム3,3に対する取付け構造を改良し、第10図に
示すように、リム1の表面とシュー本体6の制動面6aと
の間に形成される隙間を、リム1の進行方向と反対方向
に拡開するようにして、上記ブレーキシュー4,4を傾斜
させて取付けることのできるブレーキアームが開発され
ている。上記改良されたブレーキアームにおいては、制
動操作時の上記アーム3,3およびブレーキシュー4,4のた
わみが上記ブレーキシュー4,4の傾斜によって相殺さ
れ、ブレーキシュー4,4をリム1に対して均一に接触さ
せることができ、安定した制動効果を得ることができ
る。
ところで、上述した改良されたブレーキアームにおいて
は、種々のタイプの自転車に対応することができるよう
に、上記ブレーキシュー4,4を任意の方向および任意の
位置に調整することができるように構成されている。こ
のため、シュー本体6の制動面6aをリム1の表面に対し
て傾斜させるようにして、ブレーキシュー4,4をブレー
キアーム3,3に取付けようとすると、ブレーキシュー4,4
の位置決め調整を行わなければならない。 ところが、シュー本体6の制動面6aをリム1に対する最
適角度に調整してブレーキシュー4,4を取付ける作業
は、ブレーキシュー4,4の制動面6aとリム1との間の隙
間がわずかなうえ、上記制動面6aとリム1との上記角度
もごくわずかであるため熟練を要する。また、相当な取
付け時間も必要となり、作業能率を低下させるという問
題も発生する。 しかも、一般のユーザが上記取付け角度の調整を正しく
行うのは困難であり、正確にブレーキシューが取付けら
れていない場合には、かえってブレーキの制動性能を低
下させ、振動等を引き起こす危険性もある。 本願考案は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、だれでも簡単に、ブレ
ーキシューのリムに対する取付け角度の調整を行うこと
のできるブレーキシューを提供することをその課題とす
る。
は、種々のタイプの自転車に対応することができるよう
に、上記ブレーキシュー4,4を任意の方向および任意の
位置に調整することができるように構成されている。こ
のため、シュー本体6の制動面6aをリム1の表面に対し
て傾斜させるようにして、ブレーキシュー4,4をブレー
キアーム3,3に取付けようとすると、ブレーキシュー4,4
の位置決め調整を行わなければならない。 ところが、シュー本体6の制動面6aをリム1に対する最
適角度に調整してブレーキシュー4,4を取付ける作業
は、ブレーキシュー4,4の制動面6aとリム1との間の隙
間がわずかなうえ、上記制動面6aとリム1との上記角度
もごくわずかであるため熟練を要する。また、相当な取
付け時間も必要となり、作業能率を低下させるという問
題も発生する。 しかも、一般のユーザが上記取付け角度の調整を正しく
行うのは困難であり、正確にブレーキシューが取付けら
れていない場合には、かえってブレーキの制動性能を低
下させ、振動等を引き起こす危険性もある。 本願考案は、上述の事情のもとで考え出されたものであ
って、上記従来の問題を解決し、だれでも簡単に、ブレ
ーキシューのリムに対する取付け角度の調整を行うこと
のできるブレーキシューを提供することをその課題とす
る。
上記の問題を解決するため、本願考案では、次の技術的
手段を講じている。 すなわち、本願考案は、ブレーキシュー本体の制動面に
おいて、リムの進行方向と反対側端部にリムに対向して
突出する所定高さの取付け角度調整突部を設けたことを
特徴とする。
手段を講じている。 すなわち、本願考案は、ブレーキシュー本体の制動面に
おいて、リムの進行方向と反対側端部にリムに対向して
突出する所定高さの取付け角度調整突部を設けたことを
特徴とする。
本願考案は、ブレーキシューの制動面の一端部に、リム
に対向して突出する取付け角度調整突部を設けることに
より、きわめて簡単にブレーキシューの取付け角度の調
整が行えるようにしたものである。 上記取付け角度調整突部は、ブレーキシュー本体の制動
面において、リムの進行方向と反対側端部に設けられ
る。上記取付け角度調整突部の高さは、上記制動面をリ
ムに当接させたとき、制動面とリム表面との間の角度が
所定の大きさになるように設定される。上記角度は、ブ
レーキ装置およびブレーキシューの材質等によって異な
り、通常の制動力が作用したとき、その制動反力によっ
てブレーキアームおよびブレーキシューに生じるたわみ
を相殺しうる程度に設定される。 上記構成により、本体の制動面のリム進行方向先端部
と、上記突部との二点がリムの表面に当接するようにし
ながらブレーキシューをブレーキアームに固定するだけ
で、上記制動面に上記リムに対する最適の角度をもたせ
ることができる。 一方、上記取付け角度調整突部は、制動面全体から比べ
ると、きわめて微小なものであるため、数回の制動操作
で摩失し、制動性能に影響を及ぼすことはない。 上述のように、本願考案に係るブレーキシューは、制動
面とリムとの間に最適の角度をもたせてブレーキアーム
に取付けることができる。また、調整時間もほとんど必
要なく、工場におけるブレーキシューの組付け工程の作
業性を飛躍的に向上させることができる。また、だれに
でも、ブレーキシューを最適角度に取付け調整すること
ができるため、一般ユーザもブレーキシューを容易に交
換することができ、ブレーキを最適状態に維持して走行
することができるため、安全性を格段に向上させること
も可能となる。 しかも、上記取付け角度調整突部は、ブレーキシュー本
体の形成時に同時に一体成形することも可能であり、製
造コストを増加させることもほとんどない。
に対向して突出する取付け角度調整突部を設けることに
より、きわめて簡単にブレーキシューの取付け角度の調
整が行えるようにしたものである。 上記取付け角度調整突部は、ブレーキシュー本体の制動
面において、リムの進行方向と反対側端部に設けられ
る。上記取付け角度調整突部の高さは、上記制動面をリ
ムに当接させたとき、制動面とリム表面との間の角度が
所定の大きさになるように設定される。上記角度は、ブ
レーキ装置およびブレーキシューの材質等によって異な
り、通常の制動力が作用したとき、その制動反力によっ
てブレーキアームおよびブレーキシューに生じるたわみ
を相殺しうる程度に設定される。 上記構成により、本体の制動面のリム進行方向先端部
と、上記突部との二点がリムの表面に当接するようにし
ながらブレーキシューをブレーキアームに固定するだけ
で、上記制動面に上記リムに対する最適の角度をもたせ
ることができる。 一方、上記取付け角度調整突部は、制動面全体から比べ
ると、きわめて微小なものであるため、数回の制動操作
で摩失し、制動性能に影響を及ぼすことはない。 上述のように、本願考案に係るブレーキシューは、制動
面とリムとの間に最適の角度をもたせてブレーキアーム
に取付けることができる。また、調整時間もほとんど必
要なく、工場におけるブレーキシューの組付け工程の作
業性を飛躍的に向上させることができる。また、だれに
でも、ブレーキシューを最適角度に取付け調整すること
ができるため、一般ユーザもブレーキシューを容易に交
換することができ、ブレーキを最適状態に維持して走行
することができるため、安全性を格段に向上させること
も可能となる。 しかも、上記取付け角度調整突部は、ブレーキシュー本
体の形成時に同時に一体成形することも可能であり、製
造コストを増加させることもほとんどない。
以下、本願考案の実施例を第1図ないし第6図に基づい
て具体的に説明する。なお、従来例と同様の部材には同
一の符号を付してある。 第1図は本願考案に係るブレーキシューの平面図であ
り、第2図は側面図である。これらの図に示すように、
本実施例のブレーキシュー7は、ブレーキアームに対す
る取付け手段を備えたシューホルダー5と、このシュー
ホルダー5に基部を嵌合保持されたゴム製のシュー本体
8とを備える。 上記シューホルダー5は、シュー本体8を嵌合保持する
皿状のシュー本体保持部5aと、上記シュー本体保持部5a
から上記シュー本体8と反対側に突出形成された取付け
バー5bとを備える。上記シュー本体8は、上記シューホ
ルダー5のシュー本体保持部5aに基部を嵌合保持される
とともに、リムと対向する制動面8aを備えている。上記
制動面8aには、水ぬれした場合の制動力の低下を防ぐた
め、上記制動面8aを横断する溝からなる水切り部9が形
成されている。 さて、本実施例におけるブレーキシュー7には、上記シ
ュー本体8の制動面8aの一端に、上記制動面8aから突出
する取付け角度調整突部10が形成されている。上記取付
け角度調整突部10は、矩形状の小断面を有し、上記シュ
ー本体8の制動面8aの端縁に沿うようにして平面視半円
弧状に形成されており、上記シュー本体8を形成する時
に、同時に一体成形することができる。また、本実施例
においては、上記取付け角度調整突部10の制動面8aから
の突出高さhは、約0.5mmに設定されている。 次に本実施例のブレーキシュー7の取付け方法について
説明する。 本実施例に係るブレーキシューをブレーキアームに取付
けるには、第3図に示すように、取付け角度調整突部10
をリム1の進行方向(矢印P方向)と反対側に位置さ
せ、シュー本体8の制動面8aのリム1の進行方向先端部
と上記取付け角度調整突部10との二点をリム1の表面に
当接させた状態で、取付けバー5bを図示しないブレーキ
アームに固定する。ブレーキアームは、上記リム1の表
面に対して直角方向にのみ揺動するように形成されてい
るから、上記ブレーキシュー7は、常時その制動面8aが
リム1の表面に対して上記取付け角度調整突部10の高さ
分hだけ傾いた状態で、ブレーキアームに対して固定さ
れる。 上記状態で取付けられたブレーキシュー7を備えるブレ
ーキ装置を作動させると、上記シュー本体8の制動面8a
は、上記傾きを保持した状態でリムに押付けられる。そ
して、制動力が増加するにつれて、制動反力である上記
リム1の進行方向への引き摺り力が上記制動面8aに作用
し、上記シュー本体8、シューホルダー5およびブレー
キアームに上記引き摺り力が伝達される。その結果、上
記シュー本体8、シューホルダー5およびブレーキアー
ムには、従来例で説明したように、上記リム1の進行方
向へのたわみが発生し、シュー本体8の制動面8aもリム
1の進行方向へいくらか傾く。 しかしながら、本実施例においては、上記ブレーキシュ
ー7は上記取付け角度調整突部10によって、あらかじめ
傾いた状態で取付けられているため、上記たわみが相殺
されてシュー本体8の制動面8aが上記リム1の表面をほ
ぼ均一押圧することができる。このため、ブレーキ操作
時に、ブレーキの音鳴りや不快な振動が発生することが
なく、また、制動面8aに異常な摩耗が発生することもな
い。 なお、上記取付け角度調整突部10は、小断面であるため
強度的に非常に弱く、かつきわめて微小なものであるた
め、数回の制動操作で都合良く磨失する。 上述のように、本願考案に係るブレーキシュー7は、制
動面8aとリム1との間に最適の角度をもたせてブレーキ
アームに取付けることができる。また、調整時間もほと
んど必要なく、工場におけるブレーキシューの組付け工
程の作業性を飛躍的に向上させることができる。また、
だれにでも、ブレーキシューを最適角度に取付け調整す
ることができるため、一般ユーザもブレーキシューを容
易に交換することができ、ブレーキを最適状態に維持し
て走行することができるため、安全性を格段に向上させ
ることも可能となる。 しかも、上記取付け角度調整突部10は、シュー本体8の
形成時に同時に一体成形することも可能であり、製造コ
ストを増加させることもほとんどない。 第4図ないし第6図は本願考案の他の実施例の取付け角
度調整突部10の形状を示す部分断面図である。 第4図に示されるブレーキシュー7aは、第1図と同様に
断面矩形状の取付け角度調整突部10aを備えるが、シュ
ー本体8と一体成形されたものではなく、シュー本体8
の製作後に制動面8aの端縁に接着材で添着されて形成さ
れたものである。 第5図は、シュー本体8と一体成形された断面三角形状
の取付け角度調整突部10bを備えるブレーキシュー7bを
示している。 第6図に示すブレーキシュー7cは、シュー本体8と一体
成形された断面円弧状の取付け角度調整突部10cを備え
ている。 いずれにしても、取付け角度調整突部10は、ブレーキシ
ュー7の取付けの際に、リム1の表面に当接させてシュ
ー本体8に一定の傾斜を与える機能のみ有するものであ
って、シュー本体8全体に比べて非常に小さく、ブレー
キシュー7の取付け後の本格制動によって都合良く磨失
させられるものである。 本願考案の範囲は上述の実施例に限定されることはな
い。実施例においては、取付け角度調整突部10の平面視
形状をシュー本体8の端縁に沿う円弧状としたが、矩形
状,円状等他の平面形状を採用することができる。ま
た、上記取付け角度調整突部10の断面形状も第4図ない
し第6図に示した形状以外の形状を採用することができ
る。また、本実施例におけるブレーキシュー7は、シュ
ー本体8がシューホルダーと一体的に嵌合されたもので
あるが、シュー本体8がシューホルダー5に着脱可能に
保持されたブレーキシューに本願考案を適用することも
できる。また、実施例においては、取付け角度調整突部
10の高さhを約0.5mmに設定したが、ブレーキアーム等
に応じて適当な値をとることができる。
て具体的に説明する。なお、従来例と同様の部材には同
一の符号を付してある。 第1図は本願考案に係るブレーキシューの平面図であ
り、第2図は側面図である。これらの図に示すように、
本実施例のブレーキシュー7は、ブレーキアームに対す
る取付け手段を備えたシューホルダー5と、このシュー
ホルダー5に基部を嵌合保持されたゴム製のシュー本体
8とを備える。 上記シューホルダー5は、シュー本体8を嵌合保持する
皿状のシュー本体保持部5aと、上記シュー本体保持部5a
から上記シュー本体8と反対側に突出形成された取付け
バー5bとを備える。上記シュー本体8は、上記シューホ
ルダー5のシュー本体保持部5aに基部を嵌合保持される
とともに、リムと対向する制動面8aを備えている。上記
制動面8aには、水ぬれした場合の制動力の低下を防ぐた
め、上記制動面8aを横断する溝からなる水切り部9が形
成されている。 さて、本実施例におけるブレーキシュー7には、上記シ
ュー本体8の制動面8aの一端に、上記制動面8aから突出
する取付け角度調整突部10が形成されている。上記取付
け角度調整突部10は、矩形状の小断面を有し、上記シュ
ー本体8の制動面8aの端縁に沿うようにして平面視半円
弧状に形成されており、上記シュー本体8を形成する時
に、同時に一体成形することができる。また、本実施例
においては、上記取付け角度調整突部10の制動面8aから
の突出高さhは、約0.5mmに設定されている。 次に本実施例のブレーキシュー7の取付け方法について
説明する。 本実施例に係るブレーキシューをブレーキアームに取付
けるには、第3図に示すように、取付け角度調整突部10
をリム1の進行方向(矢印P方向)と反対側に位置さ
せ、シュー本体8の制動面8aのリム1の進行方向先端部
と上記取付け角度調整突部10との二点をリム1の表面に
当接させた状態で、取付けバー5bを図示しないブレーキ
アームに固定する。ブレーキアームは、上記リム1の表
面に対して直角方向にのみ揺動するように形成されてい
るから、上記ブレーキシュー7は、常時その制動面8aが
リム1の表面に対して上記取付け角度調整突部10の高さ
分hだけ傾いた状態で、ブレーキアームに対して固定さ
れる。 上記状態で取付けられたブレーキシュー7を備えるブレ
ーキ装置を作動させると、上記シュー本体8の制動面8a
は、上記傾きを保持した状態でリムに押付けられる。そ
して、制動力が増加するにつれて、制動反力である上記
リム1の進行方向への引き摺り力が上記制動面8aに作用
し、上記シュー本体8、シューホルダー5およびブレー
キアームに上記引き摺り力が伝達される。その結果、上
記シュー本体8、シューホルダー5およびブレーキアー
ムには、従来例で説明したように、上記リム1の進行方
向へのたわみが発生し、シュー本体8の制動面8aもリム
1の進行方向へいくらか傾く。 しかしながら、本実施例においては、上記ブレーキシュ
ー7は上記取付け角度調整突部10によって、あらかじめ
傾いた状態で取付けられているため、上記たわみが相殺
されてシュー本体8の制動面8aが上記リム1の表面をほ
ぼ均一押圧することができる。このため、ブレーキ操作
時に、ブレーキの音鳴りや不快な振動が発生することが
なく、また、制動面8aに異常な摩耗が発生することもな
い。 なお、上記取付け角度調整突部10は、小断面であるため
強度的に非常に弱く、かつきわめて微小なものであるた
め、数回の制動操作で都合良く磨失する。 上述のように、本願考案に係るブレーキシュー7は、制
動面8aとリム1との間に最適の角度をもたせてブレーキ
アームに取付けることができる。また、調整時間もほと
んど必要なく、工場におけるブレーキシューの組付け工
程の作業性を飛躍的に向上させることができる。また、
だれにでも、ブレーキシューを最適角度に取付け調整す
ることができるため、一般ユーザもブレーキシューを容
易に交換することができ、ブレーキを最適状態に維持し
て走行することができるため、安全性を格段に向上させ
ることも可能となる。 しかも、上記取付け角度調整突部10は、シュー本体8の
形成時に同時に一体成形することも可能であり、製造コ
ストを増加させることもほとんどない。 第4図ないし第6図は本願考案の他の実施例の取付け角
度調整突部10の形状を示す部分断面図である。 第4図に示されるブレーキシュー7aは、第1図と同様に
断面矩形状の取付け角度調整突部10aを備えるが、シュ
ー本体8と一体成形されたものではなく、シュー本体8
の製作後に制動面8aの端縁に接着材で添着されて形成さ
れたものである。 第5図は、シュー本体8と一体成形された断面三角形状
の取付け角度調整突部10bを備えるブレーキシュー7bを
示している。 第6図に示すブレーキシュー7cは、シュー本体8と一体
成形された断面円弧状の取付け角度調整突部10cを備え
ている。 いずれにしても、取付け角度調整突部10は、ブレーキシ
ュー7の取付けの際に、リム1の表面に当接させてシュ
ー本体8に一定の傾斜を与える機能のみ有するものであ
って、シュー本体8全体に比べて非常に小さく、ブレー
キシュー7の取付け後の本格制動によって都合良く磨失
させられるものである。 本願考案の範囲は上述の実施例に限定されることはな
い。実施例においては、取付け角度調整突部10の平面視
形状をシュー本体8の端縁に沿う円弧状としたが、矩形
状,円状等他の平面形状を採用することができる。ま
た、上記取付け角度調整突部10の断面形状も第4図ない
し第6図に示した形状以外の形状を採用することができ
る。また、本実施例におけるブレーキシュー7は、シュ
ー本体8がシューホルダーと一体的に嵌合されたもので
あるが、シュー本体8がシューホルダー5に着脱可能に
保持されたブレーキシューに本願考案を適用することも
できる。また、実施例においては、取付け角度調整突部
10の高さhを約0.5mmに設定したが、ブレーキアーム等
に応じて適当な値をとることができる。
第1図は本願考案の実施例の平面図、第2図は本願考案
の実施例の側面図、第3図は本願考案のブレーキシュー
をリムに添着したときの部分断面図、第4図ないし第6
図は他の実施例の取付け角度調整突部の部分断面図、第
7図はキヤリパブレーキの正面図、第8図ないし第10図
は従来例を示す図である。 1…リム、7…ブレーキシュー、8…シュー本体、10…
取付け角度調整突部。
の実施例の側面図、第3図は本願考案のブレーキシュー
をリムに添着したときの部分断面図、第4図ないし第6
図は他の実施例の取付け角度調整突部の部分断面図、第
7図はキヤリパブレーキの正面図、第8図ないし第10図
は従来例を示す図である。 1…リム、7…ブレーキシュー、8…シュー本体、10…
取付け角度調整突部。
Claims (1)
- 【請求項1】シュー本体の制動面において、リムの進行
方向と反対側端部にリムに対向して突出する所定高さの
取付け角度調整突部を設けたことを特徴とする、自転車
用ブレーキシュー。
Priority Applications (2)
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JP1989124358U JPH0714663Y2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自転車用ブレーキシュー |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989124358U JPH0714663Y2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自転車用ブレーキシュー |
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JPH0362238U JPH0362238U (ja) | 1991-06-18 |
JPH0714663Y2 true JPH0714663Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
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Family Applications (1)
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JP1989124358U Expired - Lifetime JPH0714663Y2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 自転車用ブレーキシュー |
Country Status (2)
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1990
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US5064027A (en) | 1991-11-12 |
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