JPS6115317Y2 - - Google Patents

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JPS6115317Y2
JPS6115317Y2 JP2446080U JP2446080U JPS6115317Y2 JP S6115317 Y2 JPS6115317 Y2 JP S6115317Y2 JP 2446080 U JP2446080 U JP 2446080U JP 2446080 U JP2446080 U JP 2446080U JP S6115317 Y2 JPS6115317 Y2 JP S6115317Y2
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JP
Japan
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shoe
leaf spring
support pin
hole
notch
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JP2446080U
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JPS56125545U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドラムブレーキ用シユーの支持構造
の改良に関するものである。
従来、この種の支持構造は第1図ないし第4図
に示すようなものであつた。図において、1は透
孔1aが形成されたバツキングプレートで、この
バツキングプレート1は車体(図示せず)に取付
けられており、またバツキングプレート1の上面
にはドラムブレーキ用シユー2が載置されてい
る。このシユー2のウエブ2aには摺動孔2bが
形成され、シユー2の端部2cにはブレーキドラ
ム5に対し押圧されて車輪を制動するブレーキラ
イニング2dが設けられている。またシユー2の
ウエブ2aの上面には断面略U字状の板ばね3の
下面部3bが載置されており、この板ばね3の上
面部3aの先端付近にはその全巾に段部3fが設
けられ、また、段部3fの中央には第2図左右方
向に略長方形状の貫通孔3cが上記段部3fをま
たいで形成されている。一方、板ばね3の下面部
3bの先端付近にも貫通孔3dが形成されてい
る。またバツキングプレート1の透孔1a,シユ
ー2のウエブ2aの摺動孔2bおよび板ばね3の
貫通孔3c,3dを支持ピン4の軸4aが貫通し
ており、この支持ピン4の下端にはバツキングプ
レート1の透孔1aと係合する上下面略球面状の
下端係合部4bが設けら、さらに支持ピン4の頭
部4cはプレス成形によつて軸4aの面内で略半
円板状に形成されている実開昭54−76478号公報
参照。
次に、このような構造に組付を行なうには、ま
ず支持ピン4の頭部4cを、シユー2のウエブ2
a上の板ばね3の上面部3aを下方に押圧した状
態にしてその上面部3aの貫通孔3cに挿通し、
その後プライヤー又は専用工具を用いて頭部4c
を90゜回転する。そして、上記上面部3aから手
を離すと、板ばね3の弾力により支持ピン4の頭
部4c下面は貫通孔3cの周辺部に当接する。こ
のとき、支持ピン4の下端係合部4bはバツキン
グプレート1の透孔1a周縁と当接係合してお
り、シユー2がバツキングプレート1上を摺動す
るときには、板ばね3もシユー2とともに摺動す
るため、支持ピン4は下端係合部4bを中心にし
て回動することとなる。このようにして、板ばね
3と支持ピン4によりバツキングプレート1上に
シユー2を摺動自在に支持しているのである。
しかしながら、このような従来の支持構造で
は、第4図に示すように支持ピン4の軸4aおよ
び頭部4cが板ばね3上面部3aの貫通孔3cの
端面および周辺部に点接触するため、シユー2の
摺動に伴い支持ピン4が片減りしたり、支持ピン
4に局部的に力が加わつてシユー2の移動に対す
る支持ピン4の追従性が低下したり、あるいは支
持ピン4の係止部分が安定せず支持ピン4の強度
が劣化したりし、特に、ブレーキライニング2d
が摩耗して、シユー2の摺動距離が大きくなつた
ときに、この問題が顕著になつていた、また、支
持ピン4は、板ばね3上面部3aを下方に押圧し
た状態で挿通され、その後90゜回転することによ
り組付けられていたので、組付作業が困難であ
り、また支持ピン4の頭部4cの位置決めをはつ
きりできなかつた。
本考案は、以上のような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、中央部が折り曲げられて断面略
U字状に形成した板ばねの上面部および下面部に
その先端から折り曲げ部に向かつて伸びていてそ
の先端側が開放している切り欠きを形成し、該上
面部の切り欠きの奥部周辺に略球面状の凹部を形
成するとともに、支持ピンの頭部裏面を略球面状
に形成して上記板ばね上面部の凹部に密接係合さ
せることにより、シユーの移動に対する支持ピン
の追従性を向上させ、しかも支持ピンを板ばねに
面接触させて支持ピンおよび板ばねの強度を向上
させるようにしたドラムブレーキ用シユーの支持
構造を提供することを目的としている。
以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。第5図ないし第9図は本考案の一実施例によ
るドラムブレーキ用シユーの支持構造を示してい
る。図において第1図ないし第4図と同一符号は
同一のものを示す。6は中央部が折り曲げられた
断面略U字状の板ばねであり、この板ばね6の上
面部6aおよび下面部6bには先端から折り曲げ
部に向かつて伸びていてその先端側が開放してい
る切り欠き6c,6dが形成され、また上面部6
aの切り欠き6c奥部周辺には略球面状の凹部6
eが形成されている。さらに、上面部6aの先端
と凹部6eとの間には上方に突出した突出部6f
が設けられている。一方支持ピン7の頭部7c裏
面は略球面状に形成されており、支持ピン7の軸
7aおよび下端係合部7bは従来のものと同様に
成形されている。
次に、本構造の組付けを行なうには、まずバツ
キングプレート1,シユー2および板ばね6を従
来と同様に配置し、バツキングプレート1の透孔
1aおよびシユー2ウエブ2aの摺動孔2bを挿
通した支持ピン7の軸7aを板ばね6の上面部6
aを下方に押圧した状態で板ばね6の切り欠き6
c,6dに挿入する。そして、支持ピン7を板ば
ね6の切り欠き6c,6dの奥部まで押し込む
と、支持ピン7の頭部7c裏面は板ばね6の弾力
によつて板ばね6上面部6aの凹部6eに密接係
合する。
以上のような構成になる本実施例のドラムブレ
ーキ用シユーの支持構造によれば、第9図に示す
ように、支持ピン7の頭部7c裏面は板ばね6上
面部6aの凹部6eに面接触して、支持ピン7の
頭部7c裏面と板ばね6の凹部6eの相互間に加
わる力が接触面全面に分散するので、シユー2の
移動に対する支持ピン7の追従性を向上でき、し
かも支持ピン7の係合部分が安定し、支持ピン7
および板ばね6の強度を向上させることが可能と
なる。
また、支持ピン7を、板ばね6に挿通した後、
従来のように回転する必要がないで、作業が簡単
になり、自動組立も可能となる。さらには、板ば
ね6の上面部6aに突出部6fを設けたので板ば
ね6から支持ピン7が外れるのを防止できる。
以上のように本考案によれば、ドラムブレーキ
用シユーの支持構造において、中央部が折り曲げ
られて断面略U字状に形成された板ばねの上面部
および下面部にその先端から折り曲げ部に向かつ
て伸びていてその先端側が開放している切り欠き
を形成し、該上面部の切り欠きの奥部周辺に略球
面状の凹部を形成し、支持ピンの頭部裏面を略球
面状に形成して上記板ばね上面部の凹部に該板ば
ねの弾力により密接係合させることにより、シユ
ーの移動に対する支持ピンの追従性を高めること
ができ、支持ピンおよび板ばねの耐久性を著しく
向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドラムブレーキ用の概略平面
図、第2図は従来のドラムブレーキ用シユーの支
持構造の平面図、第3図は第2図の側面断面図、
第4図は第2図のシユーが摺動した状態の正面断
面図、第5図は本考条の一実施例における板ばね
の斜視図、第6図は上記実施例の平面図、第7図
は上記実施例の側面断面図、第8図は第7図の正
面断面図、第9図は第8図のシユーが摺動した状
態を示す正面断面図である。 1……バツキングプレート、1a……透孔、2
……シユー、2a……ウエブ、2b……摺動孔、
6……板ばね、6a……上面部、6b……下面
部、6c,6d……切り欠き、6e……凹部、7
……支持ピン、7a……軸、7b……下端係合
部、7c……頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バツキングプレート上にシユーを摺動自在に支
    持するドラムブレーキ用シユーの支持構造におい
    て、中央部が折り曲げられて断面略U字状に形成
    され該U字状の上面部および下面部にその先端か
    ら折り曲げ部に向かつて伸びていて先端側が開放
    している切り欠きが形成され該上面部の切り欠き
    の奥部周辺に略球面状の凹部が形成され上記下面
    部が上記シユーのウエブ上に載置される板ばね
    と、下端係合部が上記バツキングプレートの透孔
    と係合しその軸が上記シユーのウエブの摺動孔お
    よび上記板ばねの上面部および下面部の切り欠き
    を挿通し略球面状に形成された頭部裏面が上記板
    ばねの弾力により上記上面部の凹部と密接係合す
    る支持ピンとを設けたことを特徴とするドラムブ
    レーキ用シユーの支持構造。
JP2446080U 1980-02-26 1980-02-26 Expired JPS6115317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2446080U JPS6115317Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2446080U JPS6115317Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56125545U JPS56125545U (ja) 1981-09-24
JPS6115317Y2 true JPS6115317Y2 (ja) 1986-05-13

Family

ID=29620537

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JP2446080U Expired JPS6115317Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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JPS56125545U (ja) 1981-09-24

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