JPH0534401Y2 - - Google Patents

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JPH0534401Y2
JPH0534401Y2 JP1987097774U JP9777487U JPH0534401Y2 JP H0534401 Y2 JPH0534401 Y2 JP H0534401Y2 JP 1987097774 U JP1987097774 U JP 1987097774U JP 9777487 U JP9777487 U JP 9777487U JP H0534401 Y2 JPH0534401 Y2 JP H0534401Y2
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wheel
fulcrum pin
bracket
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pin position
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、運搬用台車等に使用される自在車輪
の制動装置に関し、特に、制動操作具の操作によ
り車輪の接地周面及び取付具の固定円板に対向さ
せて配置した制動板を車輪の接地周面及び取付具
の固定円板に圧接して車輪の制動を行う形式の制
動装置に関する。
《従来技術》 制動操作具の操作により車輪の接地周面及び取
付具の固定円板に対向させて配置した制動板を車
輪の接地周面及び取付具の固定円板に圧接して車
輪の制動と旋回ロツクを行う形式の制動装置とし
て、従来、第5図に示すものが知られている。
これは、車輪51を二又枢支枠5に転動自在に
支持させ、この二又枢支枠52を取付具53に旋
回自在に支持し、二又枢支枠52からブラケツト
54を連出し、カム面を有する制動操作具55を
ブラケツト52に揺動可能に枢支し、取付具53
における固定円板56の周面57と車輪51の接
地周面58とに対向させて弧状の制動板59を配
置し、この制動板59をブラケツト54に直線移
動可能に支持し、制動操作具55の揺動操作によ
り制動板59を車輪51の接地周面58及び固定
円板56の周面57に接離させるように構成して
ある。
《解決しようとする問題点》 ところが、前記従来構造の制動装置では、車輪
の接地周面や制動板の圧接面あるいは制動板の制
動操作具との接当面が摩耗すると、車輪制動力が
低下するとともに、旋回ロツク力も低下してしま
うという問題点があつた。
また、永年使用によつて弧状制動板が歪むこと
によつても、車輪制動力及び旋回ロツク力が低下
するという問題があつた。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、制動操作具の操作により車輪の接地
周面及び取付具の固定円板に対向させて配置した
制動板を、車輪の接地周面及び取付具の固定円板
に圧接して車輪の制動と旋回ロツクを行う形式の
制動装置を有する自在車輪において、車輪の制動
及び旋回ロツクを長期に亘つて確実に行なえる制
動装置を提供するものであつて、そのために、車
輪の前後側面を挟持している二又枢支枠の前後脚
部から車輪側面に沿う状態でそれぞれ突設した前
後一対のブラケツト間に亘つて支点ピンを架着
し、各ブラケツトに透設する支点ピン挿通孔をブ
ラケツト延出方向に長軸を有する長孔で形成し、
ブラケツトの側壁の外面に支点ピン位置調整円板
をそれぞれ配置し、ブラケツトの延出端部に突起
を側壁外面から突設するとともに、各支点ピン位
置調整円板の周縁部に該突起と係合する複数の係
合穴を周方向に間隔を置いて切り欠き形成し、こ
の各係合穴の底部と支点ピン位置調整円板に透設
したピン挿通孔との距離を順次段階的に変化する
ように形成したことを特徴とするものである。
《作用》 本考案では、二又枢支枠の前後脚部から突設し
た前後一対のブラケツトに透設する支点ピン挿通
孔をブラケツト延出方向に長軸を有する長孔で形
成し、ブラケツトの側壁の外面に支点ピン位置調
整円板をそれぞれ配置し、ブラケツトの延出端部
に突起を側壁外面から突設する状態で設けるとと
もに、各支点ピン位置調整円板の周縁部に該突起
と係合する複数の係合穴を周方向に間隔を置いて
切り欠き形成し、この各係合穴の底部と支点ピン
位置調整円板に透設したピン挿通孔との距離を順
次段階的に変化するように形成してあるので、ブ
ラケツトから突出している突起に係合させる支点
ピン位置調整円板の係合穴を選択することによ
り、制動操作具の支点ピン位置が車輪周面及び固
定円板周面に対して接離することになり、制動板
を車輪や固定円板に十分な圧接力で接当させるこ
とになる。
《実施例》 第1図は要部の分解斜視図、第2図は制動装置
付き自在車輪の正面図であり、この自在車輪1
は、取付軸2に二又枢支枠3を旋回自在に支持さ
せ、この二又枢支枠3に車輪4を回転自在に支持
させることにより、首振り旋回自在に構成してあ
る。
二又枢支枠3の前後脚部5の上部側端面から制
動操作具6の支持ブラケツト7が水平に連出して
あり、前後の支持ブラケツト7に亘つて根角ボル
トからなる支点ピン8が架着してある。そして、
制動操作具6はこの支点ピン8で縦揺動可能に枢
支されている。
ブラケツト7に透設した支点ピン挿通孔9はブ
ラケツト連出方向に長軸を有する僅かな長孔で形
成されており、支点ピン8はこの支点ピン挿通孔
9内を左右に移動できるようにしてある。そし
て、この支点ピン8の位置を固定するために、ブ
ラケツト7の前後外側に支点ピン位置調整円板1
0が配置してある。
この支点ピン位置調整円板10は第3図に示す
ように、、その周縁部に四つの係合穴11が切欠
き形成してあり、各係合穴11a,11b,11
c,11dでの切欠深さH1,H2,H3,H4は、
H1>H2>H3>H4となる状態で僅かづつ異なら
せてある。一方、ブラケツト7の連出端部には、
支点ピン位置調整円板10の係合穴11に嵌合す
る突起12が突出形成してある。なお、前後一対
の支点ピン位置調整円板10に透設されているピ
ン挿通孔13のうち一方は角孔に、他方は丸孔に
形成されている。
また、ブラケツト7には弧状に形成した制動板
14が、車輪4の接地周面15と取付軸2に固定
されている固定円板16の周面17に対向する状
態で支持されており、この制動板14はブラケツ
ト7の上下端縁にガイドされて左右に出退できる
ようになつており、制動板14と制動操作具6の
カム面18とが接当するようになつている。
上述の構成からなる制動装置では、最も深い切
欠き深さH1を有する係合穴11aを突起12に
嵌合させると、支点ピン8の位置が車輪中心から
最も遠く離れた位置となり、最も浅い切欠き深さ
H4を有する係合穴11dを突起12に嵌合させ
ると、支点ピン8の位置が車輪中心に最も近付く
ことになる。従つて、係合穴11を選択して突起
12に嵌合させることにより、車輪中心から支点
ピン8までの距離を調整変更することができる。
これにより、車輪4の接地周面15が摩耗した
り、制動板14が歪んだりすることにより、制動
力及び旋回ロツク力が低下すると、支点ピン位置
調整円板10を回転させて、突起12に嵌合する
係合穴11を切欠き深さHの深い係合穴から切欠
き深さHの浅い係合穴に切換えることにより、支
点ピン8の位置を車輪中心側に近づけ、制動力及
び旋回ロツク力を回復させることができる。
上記実施例では、支点ピン位置調整円板10の
周縁部に係合穴11を四個所形成したが、この係
合穴11は二個所以上であればよい。
《効果》 本考案では、二又枢支枠の前後脚部から突設し
た前後一対のブラケツトに透設する支点ピン挿通
孔をブラケツト延出方向に長軸を有する長孔を形
成し、ブラケツトの側壁の外面に支点ピン位置調
整円板をそれぞれ配置し、ブラケツトの延出端部
に突起を側壁外面から突設する状態で設けるとと
もに、各支点ピン位置調整円板の周縁部に該突起
と係合する複数の係合穴を周方向に間隔を置いて
切り欠き形成し、この各係合穴の底部と支点ピン
位置調整円板に透設したピン挿通孔との距離を順
次段階的に変化するように形成してあるので、ブ
ラケツトから突出している突起に係合させる支点
ピン位置調整円板の係合穴を選択することによ
り、制動操作具の支点ピン位置が車輪周面及び固
定円板周面に対して接離することになる。これに
より、車輪中心から支点ピンまでの距離を調整変
更することができ、車輪の接地周面が摩耗した
り、制動板が歪んだりすることにより、制動力及
び旋回ロツク力が低下することがあつても、突起
に嵌合する係合穴を選択することによ制動力及び
旋回ロツク力を回復させることができ、制動装置
としての耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示し、第1
図は要部分解斜視図、第2図は制動装置付き自在
車輪の正面図、第3図は支点ピン位置調整円板の
正面図、第4図は要部の横断面図であり、第5図
は従来技術を示す第2図相当図である。 2……取付具、3……二又枢支枠、4……車
輪、6……制動操作具、7……ブラケツト、8…
…支点ピン、9……支点ピン挿通孔、10……支
点ピン位置調整円板、11……係合穴、12……
突起、14……制動板、15……車輪の接地周
面、16……固定円板、17……16の周面、H
……11の切欠き深さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車輪4を転動自在に支持してなる二又枢支枠3
    を取付具2に旋回自在に支持し、車輪4の前後側
    面を挟持している二又枢支枠3の前後一対の脚部
    5からブラケツト7をそれぞれ車輪側面に沿う状
    態で突設し、この前後ブラケツト7に制動操作具
    6を揺動可能に枢支するとともに、取付具2にお
    ける固定円板16の周面17と車輪4の接地周面
    15とに対向する制動板14をブラケツト7に進
    退移動可能に支持させ、制動操作具6の操作によ
    り、制動板14を車輪4の接地周面15及び固定
    円板16の周面17に接離させるようにした自在
    車輪の制動装置において、 前後一対のブラケツト7に亘つて支点ピン8を
    架着し、ブラケツト7に透設する支点ピン挿通孔
    9をブラケツト延出方向に長軸を有する長孔で形
    成し、ブラケツト7の側壁の外面に支点ピン位置
    調整円板10をそれぞれ配置し、ブラケツト7の
    延出端部に突起12を側壁外面から突設するとと
    もに、各支点ピン位置調整円板10の周縁部に該
    突起12と係合する複数の係合穴11を周方向に
    間隔を置いて切り欠き形成し、この各係合穴11
    の底部と支点ピン位置調整円板10に透設したピ
    ン挿通孔13との距離を順次段階的に変化するよ
    うに形成したことを特徴とする自在車輪の制動装
    置。
JP1987097774U 1987-06-24 1987-06-24 Expired - Lifetime JPH0534401Y2 (ja)

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JPS642602U JPS642602U (ja) 1989-01-09
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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3228089A (en) * 1964-02-11 1966-01-11 Fairbanks Company Method of making a caster device
JPS53145238A (en) * 1977-05-23 1978-12-18 Nanshin Rubber Mfg Caster with brake
JPS6015543B2 (ja) * 1982-03-19 1985-04-19 昭和製袋工業株式会社

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JPS6015543U (ja) * 1983-07-11 1985-02-01 村田 信親 移動式足場用キヤスタのロツク装置

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JPS642602U (ja) 1989-01-09

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