JP2523519Y2 - ディスクブレーキの摩擦パッドの摩耗センサ取付機構 - Google Patents

ディスクブレーキの摩擦パッドの摩耗センサ取付機構

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JP2523519Y2
JP2523519Y2 JP1158390U JP1158390U JP2523519Y2 JP 2523519 Y2 JP2523519 Y2 JP 2523519Y2 JP 1158390 U JP1158390 U JP 1158390U JP 1158390 U JP1158390 U JP 1158390U JP 2523519 Y2 JP2523519 Y2 JP 2523519Y2
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plate
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friction pad
recess
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潔 田中
勝良 青木
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ディスクブレーキの摩擦パッドの摩耗セン
サに係り、詳しくは摩耗センサの摩擦パッドの裏板への
取付機構に関するものである。
[従来技術及び課題] 従来、第3図に示すように、この種の裏板21とライニ
ング22とからなる摩擦パッド23への摩耗センサ24の取付
けは、裏板21の基準面25に突設したダボ26に摩耗センサ
24に突設した取付孔27を嵌込み、該ダボをカシメること
によりおこなわれていたが、摩耗センサの装着前、摩擦
パッドのライニングを所定の厚さに研磨する際、裏板を
締着具で保持するので、基準面25側にダボがあると裏板
保持の邪魔となり作業性が低下し、またダボをカシメる
ための設備を必要とした。さらに、第4図に示すよう
に、裏板31とライニング32とからなる摩擦パッド33への
摩耗センサ34の取付けにおいて、裏板31の基準面35に凹
所37を穿設し、該凹所に摩耗センサから切起した爪36を
係止させて、摩耗センサが裏板31の側縁方向へ抜けるの
を阻止したものがあるが、爪を切起して摩耗センサを形
成するとその形状が複雑となり、爪を切起す加工工程を
必要とした。
本考案は、このような問題をなくし、摩擦パッドの裏
板に簡単、確実に摩擦センサを取付け得る摩耗センサ取
付機構を提供することを課題とするものである。
[課題を解決するために講じた手段] 上記課題解決のために、本考案におけるディスクブレ
ーキの摩擦パッドの摩耗センサ取付機構は、 (1)ライニングと裏板とからなる摩擦パッドにおい
て、該裏板に板状凹部及び該凹部から裏板の側端にかけ
て該板状凹部より巾狭の凹部を形成し、 (2)板ばね製の摩耗センサは該板状凹部に嵌着する板
状部と、その前端に該巾狭の凹部に嵌着する突設部を備
えた裏板の縁部を把持する略コ字状部と、該板状部の後
端にこれから立上り弾力性をもつように形成された回曲
部と、その先端がライニングが摩耗限度まで摩耗したと
き警報を発する振動部とで構成し、 (3)摩耗センサを摩擦パッドの裏板に取付けることに
より摩耗センサの板状部及びそれより巾狭の突設部が摩
擦パッドの裏板の凹部及びそれより巾狭の凹部に嵌着
し、摩耗センサの板状部の前端の端面Aが裏板の凹部の
前端の端面Bに係合し、摩耗センサの摩擦パッドの裏板
の側縁方向への抜けを阻止できるようにした ものである。
[作用] 上記のように構成された摩擦パッドの摩耗センサ取付
機構では従来のように突出部が摩擦パッドの裏板の基準
面側に設けられてないので、摩擦パッドのライニングを
所定の厚さに研磨する際、簡単に裏板を把持できその作
業性が良好となり、また摩耗センサに爪の切起しもない
ので構成が簡素化された。従ってこのような摩耗センサ
の摩擦パッドへの取付けは、摩擦パッドの裏板の縁部に
摩耗センサのコ字状部を差込むことにより、摩耗センサ
の板状部および突設部は摩擦パッドの板状凹部および該
板状凹部より巾狭の凹部に嵌着し、該板状部の端面Aと
該板状凹部の端面Bが係合し、摩耗センサの裏板の側縁
方向への抜けが阻止され、摩耗センサをその略コ字状部
で裏板の縁部に簡単な構成で、迅速、確実に取付けられ
るようになった。
[実施例] 実施例について図面を参照しつつ説明すると、第1図
は摩擦センサ取付機構の分解斜視図、第2図は摩耗セン
サを摩擦パッドに取付けた部分の断面図であり、摩擦パ
ッド3は裏板1とライニング2とからなり、裏板1の基
準面4側に摩擦センサ取付用凹部が形成されており、該
取付用凹部は板状の凹部5と、これから裏板の側端7に
つながる巾狭の凹部6とからなり、この凹部5の前端の
端面Bは直線でも曲線状でもよい。
裏板1に取付けられる板ばね製の摩擦センサ10は、前
記裏板の凹部5に嵌着する板状部11と、この前端に突設
された裏板の縁部を把持する略コ字状部12と、前記板状
部11の後端から直角に立上る第一屈曲部13とこれに続き
さらに上方に立上る第二屈曲部14とからなる適度の弾力
性をもつように形成された回曲部と、その先端をディス
クロータ方向へ折曲げ摩擦パッド3が摩耗限度まで摩耗
したとき警報を発する振動部15とから構成されている。
この略コ字状部12の基端部、即ち板状部11から突設され
た突設部16は該板状部の巾より巾狭であり、板状部11の
前端の端面Aは直線でも曲線状でもよい。
この摩耗センサ10を摩擦パッド3の裏板1に取付ける
には、まず、摩耗センサの板状部11および突設部16を裏
板1の凹部5、6に嵌着し、摩耗センサのコ字状部12で
摩擦パッド3の裏板1の縁部を把持させると、摩耗セン
サ10の板状部11の端面Aは裏板1の凹部5の端面Bに係
合し、摩耗センサ10の摩擦パッドの裏板の側縁方向への
抜けが阻止される。
そして摩擦パッドのライニングが摩耗限度面まで摩耗
するとこのように取付けられた摩耗センサの先端の振動
部15がディスクロータに接触し警報を発するようにな
る。
[効果] 上記のような摩耗センサ取付機構であるので、従来の
ように摩擦パッドの裏板に摩耗センサの取付孔を嵌着す
るダボが突設されていると、摩擦パッドのライニングを
所定の厚さに研磨する際、裏板把持の邪魔となっていた
が、ダボを突設する必要がなくなり、従ってライニング
の研磨の際簡単に裏板が把持でき、また、該ダボをカシ
メる設備も必要なく、さらに摩耗センサに爪を切起すこ
ともないので、摩耗センサの取付機構が簡素化できる。
このように本考案の摩擦センサの取付機構では、摩擦パ
ッドの裏板の凹部5,6に、摩耗センサの板状部および突
設部を嵌着することにより、上記板状部の端面Aと上記
凹部5の端面Bが係合し、摩耗センサの裏板の側縁方向
への抜けが阻止され、上記略コ字状部で裏板の縁部を把
持することにより、摩耗センサを簡単な構成で、迅速、
確実に取付できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の摩耗センサ取付機構の分解
斜視図、第2図は同摩耗センサを摩擦パッドに取付けた
部分の断面図、第3図、第4図は従来の摩耗センサの取
付機構の縦断面図である。 図中、1、21、31……裏板、2、22、32……ライニン
グ、3、23、33……摩擦パッド、4、25、35……基準
面、5、6……凹部、7……裏板の側端、10、24、34…
…摩耗センサ、11……板状部、12……コ字状部、13……
第一屈曲部、14……第二屈曲部、15……振動部、16……
突設部、26……ダボ、27……取付孔、36……爪、37……
凹所である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライニングと裏板とからなる摩擦パッドに
    おいて、該裏板に板状凹部及び該凹部から裏板の側端に
    かけて該板状凹部より巾狭の凹部を形成し、板ばね製の
    摩耗センサは該板状凹部に嵌着する板状部と、その前端
    に該巾狭の凹部に嵌着する突設部を備えた裏板の縁部を
    把持する略コ字状部と、該板状部の後端にこれから立上
    り弾力性をもつように形成された回曲部と、その先端が
    ライニングが摩耗限度まで摩耗したとき警報を発する振
    動部とで構成し、摩耗センサを摩擦パッドの裏板に取付
    けることにより摩耗センサの板状部及びそれより巾狭の
    突設部が摩擦パッドの裏板の凹部及びそれより巾狭の凹
    部に嵌着し、摩耗センサの板状部の前端の端面Aが裏板
    の凹部の前端の端面Bに係合し、摩耗センサの摩擦パッ
    ドの裏板の側縁方向への抜けを阻止できるようにしたデ
    ィスクブレーキの摩擦パッドの摩耗センサ取付機構。
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EP2407682B1 (en) * 2010-07-14 2012-10-03 Friction Materials Wear indicator
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