JP2521861Y2 - デイスクブレーキ用シムの取付機構 - Google Patents

デイスクブレーキ用シムの取付機構

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JP2521861Y2
JP2521861Y2 JP2043490U JP2043490U JP2521861Y2 JP 2521861 Y2 JP2521861 Y2 JP 2521861Y2 JP 2043490 U JP2043490 U JP 2043490U JP 2043490 U JP2043490 U JP 2043490U JP 2521861 Y2 JP2521861 Y2 JP 2521861Y2
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mounting tongue
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、上下2枚のディスクブレーキ用シムの摩擦
パッドの裏板への取付機構に関するものであり、さらに
この取付機構を摩擦パッドの摩耗センサとして利用して
有効なものである。
[従来技術及び課題] 従来、第1図、第2図に示すように、裏板2とライニ
ング3とからなる摩擦パッド1の裏板2の裏面に上下2
枚のシム4、5が取付けられているものにおいて、下側
のシム4、即ち裏板2の裏面に当接するシムにはディス
クロータの円周方向に間隔をおいた切起し片6、6が裏
板2と反対側に切起されている。上側のシム5、即ち下
側のシム4の上に重ね合わせて設けられるシムには裏板
2の周縁に固定する複数の取付舌片7、7、・が突設さ
れており、また上記下側のシム4、4の切起し片6、6
を挿入係合する係合孔8、8が穿設されている。この下
側のシム4は、その切起し片6、6を上側のシム5の係
合孔8、8に挿入係合して上側のシム5に取付けらる。
上側のシム5の複数の取付舌片7、7、・は折り曲げら
れ裏板2の周縁に固定され、上、下2枚のシムは裏板2
に取付けられている。従って、第2図に示すように下側
のシム4は裏板2と上側のシム5に挟持して取付けられ
る。
とことで、このように、下側のシム4から複数の切起
し片6、6を裏板と反対方向に突設し、これら切起し片
を上側のシム5の係合孔8、8に挿入係合すると、この
切起し片6、6がディスクブレーキのインナ側ではピス
トンブーツと接触しないように、またアウタ側ではキャ
リパの爪部と当接しないように設計する必要があり設計
上の制約となった。本考案はこのような設計上の制約の
ないシムの取付機構を提供すると共に、さらにその取付
機構の有効利用を課題とするものである。
[課題を解決するために講じた手段] 上記課題解決のために、本考案におけるディスクブレ
ーキ用シムの取付機構は、 (1) 裏板とライニングからなる摩擦パッドの裏板の
裏面に下側のシムを当接すると共に、このシムに上側の
シムを重ね合わせ、 (2) この上、下のシムの周縁に取付舌片を突設し、 (3) 下側のシムの取付舌片にはその長さ方向に複数
の取付孔を設け、この取付舌片を折り曲げて裏板の周縁
に固定し、 (4) 上側のシムの取付舌片は、下側のシムの取付舌
片の複数の取付孔に挿入し位置決め係止したものであ
る。
[作用] 上記のような上下2枚のディスクブレーキ用シムの取
付機構では、下側のシムの取付舌片(従来のものの切起
し片に相当するもの)を下側のシムの周縁に突設し、こ
れらをディスクロータ方向(裏板の方向)に折り曲げ摩
擦パッドの裏板の周縁に固定したので、前述したような
従来の下側のシムの切起し片が摩擦パッドの裏板と反対
方向に切起したことによる不都合を起さないようにする
ための設計上の制約が解消された。さらに、下側のシム
の取付舌片にはその長さ方向に複数の取付孔を設け、こ
の取付孔に上側のシムの取付舌片を挿入位置決め係止す
るようにしたので、上側のシムの取付位置決めが極めて
簡単になった。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第3図に基づいて説明する
と、裏板2およびライニング3からなるディスクブレー
キの摩擦パッド1の裏板2の裏面には、これに当接され
た下側のシム21およびこのシム21に重ね合わせた上側の
シム22が設けられている。下側のシム21の周縁には裏板
2に固定する複数の取付舌片23が突設されている。この
取付舌片23を折り曲げて裏板2の周縁に固定することに
より下側のシム21は裏板2の裏面に当接取付けられる。
下側のシム21の取付舌片23はその長さ方向に複数の取
付孔24、25を備え、この取付舌片23の裏板への取付けは
取付孔24、25間も折り曲げて取付ける。
下側のシム21に重ね合わせて取付けられる上側のシム
22はその周縁に複数の取付舌片26を有する。この取付舌
片26はその先端を下側のシム21の上記折り曲げられた取
付孔24、25に連通し位置決め係止する。さらに、この取
付舌片26を裏板2に装着されているライニング3まで伸
長し、その先端27がライニングが摩耗限度まで摩耗した
ときディスクロータに接触振動して警報を発する摩耗セ
ンサを兼ね備えるように構成することができる。
このように上側のシム22の取付舌片26を下側のシム21
の取付舌片23の取付孔24、25に挿入係止してその先端27
を伸長し摩耗センサを構成すると、取付舌片26を長く伸
長したのにかかわらず、その途中が下側のシム21の取付
孔24、25に支持されるから取付舌片26が安定し、大きな
警報音を確実に発する摩耗センサを構成する。
[効果] 従来、上下2枚のシムの摩擦パッドの裏板への装着に
おいて、下側のシムに切起し片を切起し裏板と反対方向
に突設し、この切起し片を上側のシムに設けた係合孔に
挿入係合すると、その切起し片がディスクブレーキのイ
ンナ側ではピストンブーツに接触しないように、またア
ウタ側ではキャリパの爪部に当接しないように設計する
必要があり、設計上の制約があったが、本考案のものは
上記のような構成であるので、下側のシムの取付舌片
(従来のものの切起し片に相当するもの)23は裏板と反
対方向に突設させることなく裏板方向へ折り曲げ裏板に
取付けられ、また上側のシムの取付舌片26も裏板方向へ
折り曲げ、下側のシムの取付舌片23の取付孔24、25に挿
入し位置決め係止されるので、取付舌片がディスクブレ
ーキのインナ側のピストンブーツに接触する恐れもな
く、またアウタ側のキャリパの爪部に当接することもな
く、従来のような設計上の制約がなくなった。
さらに、上側のシムの取付舌片26を長く伸長し摩耗セ
ンサを兼ねさせることができ、この取付舌片26を下側の
シムの取付舌片23の長さ方向の取付孔24、25に挿通して
その途中を取付孔24、25にて支持しているから、取付孔
に挿通係止することなく単に長く伸長して強度の弱い不
安定な取付舌片からなる摩耗センサを構成するよりも安
定して支持され、大きな警報音を確実に発するようにな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のディスクブレーキ用シムを取付けた摩擦
パッドの平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第
3図は本考案に係るディスクブレーキ用シムの取付状態
の要部拡大斜視図である。 図中1……摩擦パッド、2……裏板、3……ライニン
グ、4、21……下側のシム、5、22……上側のシム、6
……切起し片、7、23、26……取付舌片、8……係合
孔、24、25……取付孔、27……先端である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏板とライニングからなる摩擦パッドの裏
    板の裏面に下側のシムを当接すると共に、このシムに上
    側のシムを重ね合わせた摩擦パッドにおいて、上、下の
    シムの周縁に取付舌片を突設すると共に、下側のシムの
    取付舌片にはその長さ方向に複数の取付孔を設け、この
    取付舌片を折り曲げて裏板の周縁に固定し、上側のシム
    の取付舌片は下側のシムの取付舌片の複数の取付孔に挿
    入位置決めし係止したディスクブレーキ用シムの取付機
    構。
  2. 【請求項2】上側のシムの取付舌片をディスクロータ方
    向へさらに伸長し、その先端が摩擦パッドのライニング
    が摩耗限度まで摩耗したときの摩耗センサを兼ねさせる
    ようにした請求項1記載のディスクブレーキ用シムの取
    付機構。
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