JPH0637212Y2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JPH0637212Y2
JPH0637212Y2 JP3691688U JP3691688U JPH0637212Y2 JP H0637212 Y2 JPH0637212 Y2 JP H0637212Y2 JP 3691688 U JP3691688 U JP 3691688U JP 3691688 U JP3691688 U JP 3691688U JP H0637212 Y2 JPH0637212 Y2 JP H0637212Y2
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JP
Japan
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pad
sensor
piston
flange
protection plate
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JP3691688U
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JPH01140033U (ja
Inventor
伸二 鈴木
Original Assignee
トキコ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスクブレーキの改良に関する。
〔従来技術〕 先ず、第7図を用いてディスクブレーキの概略を説明す
る。
ディスクブレーキは、車輪と共に回転するディスク18の
両面をライニング9で挾み付け、その時の摩擦力で制動
する。
上記挾み付け力は、ブレーキペダルを踏んだ時の油圧力
Fによって作動するピストン15によって発生する。
そして、ライニング9、裏金10及びピストン15は、キャ
リバ13に保持されている。14はピストンブーツであり、
ピストン15の摺動面に塵埃が入って摩耗しないように設
けられている。
制動時には、ライニング9とディスク18間に大きな摩擦
力が発生し、火花が飛ぶこがある。この火花がピストン
ブーツ14に当らないようにプロテクタ1′が設けられて
いる。
又図示されていないが、ライニングの摩耗時に異音を発
生させてライニングの摩耗状態を知るためのセンサが設
けられている。17はピストンリングである。
概略このように構成されたディスクブレーキは、大量生
産品であるので、生産性かつ組立て性のよいものが望ま
れる。
従来のディスクブレーキにおいて、センサは、ライニン
グ9と裏金10とを一体としたパッドにカシメピにて取付
けられ、プロテクタ1′は、ピストン15又はキャリバ13
に取付けられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のディスクブレーキにおいて、センサとプロテ
クタを別々に制作しかつ別々に取付けていたので生産性
及び組立て性が悪いという問題があった。
特に組立て性において、プロテクタがピストン又はキャ
リパ13に取付けられているとピストンブーツの組込みが
困難であり、又ピストンブーツを組込んだ後にプロテク
タをピストン又はキャリバ13に取付けるには、狭いので
その作業が困難であるという問題がある。
又、摩耗センサは、異音を発生させて摩耗を知らせるの
で、特にディスクブレーキのように振動が起り易い所で
プロテクタが不完全に取付けられたときは、プロテクタ
が振動し、これが激しくなると異音が発生して正確なラ
イニングの摩耗を検知することができないという問題が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために本考案は、パッドの裏金の
上下方向に突出する部分を有するディスクブレーキのブ
ーツ保護板に、ピストン側に延びる環状部を略全周にわ
たって設けると共に、該ブーツ保護板から延伸して前記
裏金の上端と下端との間に納まる2つのフランジを設
け、2つのフランジのうち一方のフランジの先端を前記
パッドのライニング側に折り曲げて摩耗センサを形成
し、前記フランジにパッドに設けた突起を嵌入してパッ
ドを取付けるための止め孔を設け、かつ他方のフランジ
が裏金に位置決めされてなることを特徴とする。
〔作用〕
このように、ブーツ保護板、フランジ及びセンサを一体
成形し、この一体成形体をフランジに設けた止め孔を用
いてパッドと一体結合できる。
ブーツ保護板に、ピストン側に延びる環状部を略全周に
わたって設けているので、ブーツ保護板は環状部に補強
されて振動発生が抑制され、また、摩耗センサが設けら
れるフランジはパッドに設けた突起を用いて強固に固定
できるので、摩耗センサの正確な作動が期待できる。
また、ブーツ保護板に、ピストン側に延びる環状部を略
全周にわたって設けているので、ブーツ保護板と共にこ
の環状部も制動時に発生した火花等を遮ることとなる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例について詳細に説明する。第1図
において、1はセンサ一体形プロテクタである。このセ
ンサ一体形プロテクタ1は、ピストン側に延びブーツを
覆う外径を有する環状部2が設けられたブーツ保護板
3、フランジ7、センサ5が一体成形され、同時にピス
トン孔4及び止め孔6が打抜き加工される。
この実施例では、フランジ7は環状部2の一部を、切欠
き8にて切欠いた状態で、ブーツ保護板3と同一平面に
なるように延伸して設けられている。
又、センサ5は、フランジ7の端部を折り曲げて一体成
形され、その折り曲げは、一旦環状部2と同じ方向に曲
げた後、これを折り反してディスクブレーキのライニン
グ(第7図参照)側に長く曲げられている。
ピストン孔4は、ピストン(第7図参照)の外径よりも
大きな直径であけられている。
第2図は、センサ一体形プロテクタ1の他の実施例であ
り、第1図の実施例と異る点は、フランジ7が環状部2
を切欠かずに、ブーツ保護板3と同じ平面になるように
一体成形したものである。
その他の部分については、第1図と同一部分は同一符号
をもって示したので、その説明は省略する。
このように構成した本実施例において、第3図乃至第5
図に示すようにパッドに予め一体結合される。
図において、ライニング9と裏金10とは、一体的に成形
されて一つのパッドとする。そして突起11が設けられ
る。
この突起11に止め孔6を嵌入してカシメ止めすることに
より、センサ一体形プロテクタ1は、パッドに一体結合
される。この一体結合により、センサ一体形プロテクタ
1のフランジ7、及びブーツ保護板3の一部が裏金10に
密着され、一体結合がより確実になる。
そして、ディスクブレーキを組立てるときは、第7図に
示すようにキャリパ13にピストン15を装着し、ピストン
ブーツ14を嵌め込み、パッドとセンサ一体形プロテクタ
1とを一体結合したものを装着することにより行なわれ
る。
次に制動時における作用を説明すると、ブレーキペダル
を踏んで発生する油圧Fによりピストン15が押される。
この時ピストン15は、ピストン孔4を貫通してパッド
(裏金10)を直接に押し、ライニング9にてディスク18
を挾みつける。そしてこの時発生した火花は、ブーツ保
護板3にて遮え切られ、ピストンブース14が保護され
る。
又、パッドに振動が発生しても、パッドとセンサ一体形
プロテクタ1とは、密着結合されていること及び環状部
2がブーツ保護板3の補強の役目をしていることから、
ブーツ保護板3個有の振動は発生しない。
これにより、ブーツ保護板3個有の異音発生はなく、ラ
イニング9の摩耗による異音のみが、センサ5によって
発生される。
第6図は他の実施例であり、第6図の実施例は、センサ
5を形成した側のフランジ7を突起11でカシメ止めし、
他の側のフランジ7の端縁を折り曲げ部12にて折り曲げ
て、パッドとセンサ一体形プロテクタ1とを一体結合し
たものである。
この実施例の場合も、第1図及び第2図に示した実施例
と同じ作用を有する。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り本考案によれば、ブーツ保護板、フラ
ンジ及びセンサを一体成形し、この一体成形体をフラン
ジに設けた止め孔を用いてパッドと一体結合できるの
で、ディスクブレーキの組立が極めて簡易なものにな
る。この場合、他方のフランジが裏金に位置決めされる
ことにより、一体成形体の位置合わせが不要になって組
立をさらに迅速かつ容易に行なえることになる。
ブーツ保護板に、ピストン側に延びる環状部を略全周に
わたって設けているので、ブーツ保護板は環状部に補強
されて振動発生が抑制され、また、摩耗センサが設けら
れるフランジはパッドに設けた突起を用いて強固に固定
できるので、摩耗センサの正確な作動が期待できる。
ブーツ保護板に、ピストン側に延びる環状部を略全周に
わたって設けており、ブーツ保護板と共にこの環状部も
制動時に発生した火花等を遮ることとなるので、環状部
を設けた分、ブーツ保護機能を向上できる。なお、仮に
フランジ形成のために環状部の一部が切り欠かれたとし
ても、フランジが裏金の上端と下端との間に納まってい
て当該切欠部が裏金に臨むこととなり、該裏金が有する
ブーツ保護機能が作用して全体としてブーツ保護機能を
損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例であり、第1図
は、センサ一体形プロテクタの斜視図、第2図は環状部
を切欠かないようにしたセンサ一体形プロテクタの斜視
図、第3図はセンサ一体形プロテクタとパッドとを一体
結合した状態を示す左側面図、第4図は第3図の平面
図、第5図は、第3図の正面図、第6図は、センサ一体
形プロテクタとパッドを、突起と折り曲げ部にて結合し
た正面図、 第7図は、ディスクブレーキを縦断面に示した説明用図
である。 1…センサ一体形プロテクタ、3…ブーツ保護板、5…
センサ、6…止め孔、7…フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッドの裏金の上下方向に突出する部分を
    有するディスクブレーキのブーツ保護板に、ピストン側
    に延びる環状部を略全周にわたって設けると共に、該ブ
    ーツ保護板から延伸して前記裏金の上端と下端との間に
    納まる2つのフランジを設け、2つのフランジのうち一
    方のフランジの先端を前記パッドのライニング側に折り
    曲げて摩耗センサを形成し、前記フランジにパッドに設
    けた突起を嵌入してパッドを取付けるための止め孔を設
    け、かつ他方のフランジが裏金に位置決めされてなるこ
    とを特徴とするディスクブレーキ。
JP3691688U 1988-03-19 1988-03-19 ディスクブレーキ Expired - Lifetime JPH0637212Y2 (ja)

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JP3691688U JPH0637212Y2 (ja) 1988-03-19 1988-03-19 ディスクブレーキ

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JPH01140033U JPH01140033U (ja) 1989-09-25
JPH0637212Y2 true JPH0637212Y2 (ja) 1994-09-28

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