JPH0723633Y2 - ディスクブレーキ用摩擦パッド - Google Patents

ディスクブレーキ用摩擦パッド

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JPH0723633Y2
JPH0723633Y2 JP7380890U JP7380890U JPH0723633Y2 JP H0723633 Y2 JPH0723633 Y2 JP H0723633Y2 JP 7380890 U JP7380890 U JP 7380890U JP 7380890 U JP7380890 U JP 7380890U JP H0723633 Y2 JPH0723633 Y2 JP H0723633Y2
Authority
JP
Japan
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lining material
friction pad
wear
disc brake
chamfered portion
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Application number
JP7380890U
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JPH0431346U (ja
Inventor
金蔵 小林
信一 中山
Original Assignee
トキコ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の車両に設けられるディスクブレー
キの摩擦パッドに関する。
(従来の技術) 従来、ディスクブレーキの摩擦パッドとしては、例えば
第4図に示すようなものがある。
この摩擦パッド1は、裏金2とこの裏金2の表面に接合
されたライニング材3とから構成されており、ライニン
グ材3をディスクDの両側から押し付けることによって
制動力を発生するものである。この摩擦パッド1には、
ライニング材3の摩耗限界を検知するための摩耗検知用
センサ(以下摩耗センサという)4が設けられている。
この摩耗センサ4は裏金2にかしめ結合されていて、先
端4aが裏金2からライニング材3側に突出している。そ
して、ライニング材3が摩耗して摩擦センサ4の先端4a
がディスクDに当接すると摩擦センサ4が引きずられて
異音を発生することによって摩耗限界が検知される。
ところで、ライニング材3のディスクDに当接する面3a
の回転方向前後の縁部には面取り部5が形成されてい
る。この面取り部5は、摩擦パッド1をディスクDに押
圧した際に発生する「鳴き音」を極力防止するために形
成されているものである(実開平1−135242号公報参
照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の摩擦パッド1では、ライニン
グ材3が徐々に摩耗して摩耗センサ4の先端4aがディス
クDに当接する前にライニング材3の面取り部5がなく
なってしまうため、面取り部5がなくなり摩耗センサ4
の先端4aがディスクDに当接するまでの間で「鳴き音」
が発生してしまうという問題点があった。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、摩耗センサが摩耗限界を検知する
まで「鳴き音」の発生を確実に防止することができる摩
擦パッドを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の摩擦パッドは、裏金と該裏金の表面に接合され
たライニング材とからなり、裏金側からライニング材側
に突設した摩耗検知用センサを備えたディスクブレーキ
用摩擦パッドにおいて、 前記ライニング材のディスクとの当接面の縁部に面取り
部を形成し、該面取り部の厚さ方向の範囲を前記摩耗検
知用センサの先端よりも裏金の表面側まで拡げてなるも
のである。
(作用) 以上の構成とすると、ライニング材が摩耗して摩耗セン
サがディスクに当接して摩耗限界に達するまでライニン
グ材に面取り部があるため制動時の「鳴き音」の発生を
低減することができる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。
摩擦パッド6の裏金7の表面にはライニング材8が張着
されている。裏金7は、プレス加工により形成されてお
り、貫通孔7aが二箇所に穿設されている。この貫通孔7a
はライニング材8に形成されている凸部8aが嵌入して裏
金7とライニング材8との結合強度を高めるためのもの
である。
ライニング材8の摩耗限界を検知するための摩耗センサ
9は、長尺の鋼板を折曲形成したものであり、一端9aが
裏金7にかしめによって固定されている。このかしめ
は、裏金7に形成されているボス7bを潰して摩耗センサ
9の一端を固定するものである。
摩耗センサ9は、中間部を後方に延ばし後端で湾曲させ
て折り曲げて前方に延長し、その他端側の先端9bをライ
ニング材8側に裏金7の表面から適宜寸法突出させた形
状となっている。そして、ライニング材8が摩耗してデ
ィスクDが先端に当接すると引きずられて異音を発生し
摩耗限界を知らせるようになっている。
ライニング材8のディスクDとの当接面8bの回転方向に
おける前後の縁部には面取り部10が形成されている。こ
の面取り部10は、制動時の「鳴き音」を防止するための
ものであり、摩耗センサ9の先端9bよりも裏金7の表面
側まで拡げて形成されている。すなわち、摩耗センサ9
の先端9bの裏金7からの距離aよりもライニング材8側
面における面取り部10の稜線の裏金7からの距離bが小
さく設定されている。
以上の構成の摩擦パッド6に係る作用を説明する。
ディスクブレーキに組み込まれた摩擦パッド6は、図示
しないピストンによりディスクDに押し付けられてその
摩擦力により制動力を発生する。その際、使用に応じて
ライニング材8は徐々に摩耗する。そして、ライニング
材8が摩耗して摩耗センサ9がディスクDに当接すると
先端9bが引きずられて大きな異音を発生し摩耗限界を知
らせる。また、摩耗センサ9がディスクDに当接するま
で、ライニング材8に面取り部10が残っているため「鳴
き音」の発生を低減することができる。
このように、ライニング材8に形成する面取り部10を、
摩耗センサ9の先端9bよりも裏金7の表面側まで拡げた
ことにより、ライニング材8が摩耗し摩耗センサ9がデ
ィスクDに当接して摩耗限界に達するまで制動時の「鳴
き音」の防止を維持できる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案は、ライニング材の
ディスクとの当接面の縁部に形成した面取り部の厚さ方
向の範囲を摩耗センサの先端よりも裏金の表面側まで拡
げたため、ライニング材の摩耗限界まで制動時の「鳴き
音」の発生を抑えることができる。また、ライニングの
形状を変更するだけであるから、従来の摩擦パッドに対
して製造コストが上昇することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のディスクブレーキ用摩擦パッドの一
例を示す断面図(第2図のI−I線断面図)、 第2図は、第1図に示す摩擦パッドの一例を示す正面
図、 第3図は、第1図に示す摩擦パッドの裏面図、 第4図は、従来のディスクブレーキ用摩擦パッドの摩耗
検知用センサ取付部を示す図である。 6…摩擦パッド、7…裏金 8…ライニング材、8b…当接面 9…摩耗検知用センサ 9b…先端、10…面取り部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏金と該裏金の表面に接合されたライニン
    グ材とからなり、裏金側からライニング材側に突設した
    摩耗検知用センサを備えたディスクブレーキ用摩擦パッ
    ドにおいて、 前記ライニング材のディスクとの当接面の縁部に面取り
    部を形成し、該面取り部の厚さ方向の範囲を前記摩耗検
    知用センサの先端よりも裏金の表面側まで拡げてなるこ
    とを特徴とするディスクブレーキ用摩擦パッド。
JP7380890U 1990-07-11 1990-07-11 ディスクブレーキ用摩擦パッド Expired - Lifetime JPH0723633Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0431346U JPH0431346U (ja) 1992-03-13
JPH0723633Y2 true JPH0723633Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=31612944

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JP5393435B2 (ja) * 2009-12-22 2014-01-22 日清紡ブレーキ株式会社 ディスクブレーキパッド

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JPH0431346U (ja) 1992-03-13

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