JPS62434Y2 - - Google Patents

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JPS62434Y2
JPS62434Y2 JP1317581U JP1317581U JPS62434Y2 JP S62434 Y2 JPS62434 Y2 JP S62434Y2 JP 1317581 U JP1317581 U JP 1317581U JP 1317581 U JP1317581 U JP 1317581U JP S62434 Y2 JPS62434 Y2 JP S62434Y2
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brake
lining
wear
steel plate
arms
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JP1317581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブレーキの摩耗警報装置であつて、主
にドラムブレーキのブレーキライニングの摩耗警
報装置の改良に関するものである。
自動車用ドラムブレーキにおいて、ブレーキラ
イニングが摩耗し使用限界を越えると、制動力不
足やホイールシリンダのピストンのストローク過
大による飛び出し或いは異音等の異常現象が発生
する。
従つて、上記異常現象が発生する以前にブレー
キライニングの使用限界を運転者に警報し、ライ
ニングの交換を促すことが望ましい。
この対策として、従来鋼板小片の一端をブレー
キシユーに取付け、その他端をブレーキドラムの
内面に向かつて直角に折り曲げて形成し、ブレー
キライニングが使用限界まで摩耗したとき、前記
鋼板小片の他端がブレーキドラムの内面に接触し
て、鋼板小片を振動させることにより警報音を発
するようにしたものが提案されている。
しかしながら、このようなものにおいては、前
記鋼板小片の振動が充分でないため、折角鳴つて
も運転者の注意を喚起する程の音を発生すること
にならず、この点で満足し得るものではなかつ
た。また、この鋼板小片ではブレーキライニング
の片当り、即ちライニングがその巾方向で摩耗度
が異なる場合に、前記鋼板小片を前記ライニング
の摩耗度の少ない側に設けたとすると、それと反
対側が使用限界以上に摩耗した後でなければ警報
せず危険であるという欠点がある。もつともこの
点は鋼板小片を前記ライニングの巾方向の両端付
近に一個づつ取付けることでも一応補えるが取付
けと、調整が面倒である。
また、実開昭52−8792号公報に示す、弾性材製
細条片で形成した長U形の基部を側方に折り曲
げ、その一片をパツドの裏金に取付け、他方の一
片を、その先端がライニングの摩耗許容厚さの面
まで突出する長さとしたデイスクブレーキの警音
式パツドクリツプではクリツプの一片が長く且つ
基部に横のループが形成されていることにより、
一片の振動の自由度が大きくなり、このためライ
ニングの摩耗時には大きな警音を発せられるとさ
れているが、このパツドクリツプは前記の如く細
条片で形成されているので、振動する部材が小さ
く、警音は充分大きなものとはいえない。また、
前記従来例と同様、ライニングの片当りが発生す
る場合に、前記パツドクリツプが前記ライニング
の摩耗度の少ない側に設けられたときには、それ
と反対側が使用限界以上に摩耗した後でなければ
警報しない危険性がある。この点は前記従来例同
様パツドクリツプを前記ライニングの巾方向の両
端付近に一個づつ取付けることでも一応補えるが
取付けと、調整が面倒であり、且つ、充分大きな
警音を発することはできない。
本考案は上記の点に鑑み、殊にブレーキライニ
ングの摩耗時に充分大きな警音を発し、且つ、前
記ブレーキライニングの巾方向の片当り、即ち偏
摩耗があつても摩耗の進んだ側において使用限界
か否かを運転者に警報することのできる摩耗警報
装置を提供せんとするもので、その要旨とすると
ころは、ブレーキライニングの巾とほぼ同じ巾を
有し、かつ2本の腕を備えた鋼板を前記腕に湾曲
部を設けて折り曲げるとともに、前記鋼板の基端
がブレーキドラムの内面に向いブレーキライニン
グの摩耗限界厚さの面まで突出するよう、前記2
本の腕の端部をブレーキシユーの端部に取付けた
ことにある。
これを図の実施例について詳細に説明する。第
1図はリーデイング・トレーリングシユー型のブ
レーキを示し、1はブレーキドラム、2,2は該
ブレーキドラム1内に配設され、各々その外周に
ブレーキライニング3,3を装着した一対のブレ
ーキシユーで、第1図で左がリーデイングシユ
ー、右がトレーリングシユーである。該ブレーキ
シユー2,2の一端は各々下方でアンカ4に係合
し、他端はホイールシリンダ5のピストンにそれ
ぞれ係合されている。
は前記ブレーキシユー3,3の一端に
各々装着された摩耗警報装置で、第2図に示すよ
うにステンレス鋼等の鋼板を用いた、巾がブレー
キシユー2,2よりやゝ狭いコ字形鋼板6,6を
その2本の腕61,61に湾曲部63を設けつつ
折曲げたもので、2本の腕61,61が前記ブレ
ーキシユー2,2のウエブ21及び前記アンカ4
をまたぐように前記腕61,61の先端をブレー
キシユー2,2の内面にリベツト7,7によつて
とりつける。
この際、コ字形鋼板6,6の基端62はブレー
キドラム1の内面に向い、且つブレーキライニン
グ3,3の摩耗限界厚さの面まで、即ち該ブレー
キライニング3,3の内面(ブレーキシユー2,
2の外面)から1mm程度突出するよう形成されて
いる。なお前記湾曲部63には円弧状のほか角形
に屈曲したものを含むものとする。
本考案は以上のように構成することにより、ブ
レーキライニング3,3が摩耗して残り厚さが1
mm程度になると、制動時にブレーキシユー2,2
の拡開により、警報装置における鋼板6の基端
62がブレーキドラム1の内周面に接触し、ドラ
ムの回転による引掛りと、これが外れた後の湾曲
部63のバネ力による戻りのくり返しにより振動
せしめられて警報音を発する。このとき該警報装
はその2本の腕の中央に湾曲部63が形成さ
れ、且つ該湾曲部63より基端62までの長さが
長いのでブレーキドラム1の内周面との接触によ
り大きく振動し、大きな警報音を発することにな
る。
この場合第3図、第4図に示すようにブレーキ
ライニング3が前記の如く片当りして第3図左
側、即ちブレーキドラム1の開放端側で摩耗が大
きくなつた場合も、本案警報装置の基端62の左
下角がブレーキドラム1に接触して警報音を発し
走行距離、使用条件との比較で偏摩耗を発見でき
る。これは上記と逆にブレーキドラム1の奥でブ
レーキライニング3の摩耗が大きくなつた場合
も、同様に本案装置の基端62の右下角がブレー
キドラム1内面に接触して警報音を発する。
なお、自動間〓調整装置を備えたブレーキにお
いては、ブレーキライニング3,3の摩耗に応じ
てブレーキシユー2,2が自動的に拡開されてい
くので、ライニングの残り厚さが1mm程度になる
と制動時以外でも警報装置の他端62がブレー
キドラム1の内周面に接触するため、走行時にお
いても警報音が発せられる。
本考案は上記の構成であるから、鋼板の腕に湾
曲部を設けて折り曲げるとともに、鋼板の基端が
ブレーキライニングの摩耗限界厚さの面まで、突
出するように2本の腕の端部をブレーキシユー端
部に取付けることによつて、鋼板の他端がドラム
内面に接触したとき2本の腕のバネ力により、鋼
板全体が振動し、大きな警報音を発生することが
でき、また前記鋼板としてブレーキライニングの
巾とほゞ同じ巾のものを用い、その長手方向に湾
曲部を設けて折り曲げたものとすることによりラ
イニングの巾方向に前記偏摩耗があつても、本案
装置の基端における摩耗の大きな側の角がブレー
キドラムに当つて警報音を発し運転者に偏摩耗を
知らせるとともに、巾の広い鋼板をブレーキシユ
ーの端部に巾方向に互つてとりつけたので、従来
のものに比べ摩耗警報装置の強度が格段に増大す
る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置を備えたブレーキの正面図、
第2図は本案装置を拡大して示す斜視図、第3図
はブレーキシユーが偏摩耗した場合の本案装置の
作動状態を示す縦断面図、第4図は第3図の矢視
図である。 1;ブレーキドラム、2,2;ブレーキシユ
ー、3,3;ブレーキライニング、4;アンカ、
5;ホイールシリンダ、;摩耗警報装置、6
1;腕、62;基端、63;湾曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキライニングの巾とほぼ同じ巾を有し、
    かつ2本の腕を備えた鋼板を前記腕に湾曲部を設
    けて折り曲げるとともに、前記鋼板の基端がブレ
    ーキドラムの内面に向いブレーキライニングの摩
    耗限界厚さの面まで突出するよう、前記2本の腕
    の端部をブレーキシユーの端部に取付けてなるブ
    レーキの摩耗警報装置。
JP1317581U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS62434Y2 (ja)

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JP1317581U JPS62434Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JP1317581U JPS62434Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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Publication Number Publication Date
JPS57126647U JPS57126647U (ja) 1982-08-06
JPS62434Y2 true JPS62434Y2 (ja) 1987-01-08

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ID=29811265

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JP1317581U Expired JPS62434Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60159242U (ja) * 1984-03-31 1985-10-23 スズキ株式会社 ライニング摩耗警報装置

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JPS57126647U (ja) 1982-08-06

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