JPH0218838Y2 - - Google Patents

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JPH0218838Y2
JPH0218838Y2 JP1984165388U JP16538884U JPH0218838Y2 JP H0218838 Y2 JPH0218838 Y2 JP H0218838Y2 JP 1984165388 U JP1984165388 U JP 1984165388U JP 16538884 U JP16538884 U JP 16538884U JP H0218838 Y2 JPH0218838 Y2 JP H0218838Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用用分野〕 本考案は、パツドの摩耗限界時に警報音を発生
して、パツトの交換時期を報知する摩耗警報装置
を備えた車両用デイスクブレーキに関する。
〔従来の技術〕
デイスクの両側に配置された一対の摩耗パツド
でデイスクを挾圧することによつて制動力を得る
デイスクブレーキにおいては、パツドの摩耗は不
可避であり、所定の程度に摩耗した段階で摩耗パ
ツドを交換することが望ましい。
したがつて、従来より摩耗パツドの裏板にウエ
アインジケータを取付け、この先端を裏板とパツ
ドライニングの境界面よりパツド側へ所定量突出
し、繰り返しの制動によりパツドが所定量まで摩
耗したとき、デイスクと当接して警報音を発生す
るパツド摩耗警報装置が提供されている。
第5図はこの種の摩耗警報装置を示すもので、
一方の摩擦パツド2の裏板1の背面に凸部3を形
成し、これにウエアインジケータ4の取付部4a
を嵌合して、凸部3をかしめ固定するもので、前
記ウエアインジケータ4は、取付部4aからデイ
スク軸方向に立上る立上り部4bと、この立上り
部4bからループ状の共鳴部4cより折り返し、
裏板1とブラケツト6との間隙よりデイスク5の
回転面に対向するインジケータ部4dとで形成さ
れており、パツド2が摩耗し、インジケータ部4
dがデイスクに当接して発生する当接音をインジ
ケータ部4dから立上り部4bにかけて共鳴させ
て警報音としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、インジケータがデイスクの回転
に引き摺られて倒れ込んでしまうため警報音が発
生しなくなり、パツドの摩耗限界量を越えて使用
してしまうことがあつた。
本考案は、インジケータのデイスク回転方向へ
の変形を抑制し、パツドの摩耗限界時に常に安定
した警報音を発生するパツド摩耗警報装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の問題点を解決すべくなされた
もので、車輪と一体に回転するデイスクを押圧し
て制動作用を行なう摩擦パツドの裏板に、該摩擦
パツドが摩耗した際に前記デイスク面に機械的に
接触して警報を発するデイスクブレーキの摩耗警
報装置において、デイスク面に略直交するインジ
ケータ部と、パツド裏板への固設部と、該インジ
ケータ部と固設部とを連設する共鳴部とを有する
第1ウエアインジケータと、該第1ウエアインジ
ケータのインジケータ部よりデイスク面からの距
離を長く設定し、かつ該デイスク面に略直交する
インジケータ部と、パツド裏板への固設部と、該
インジケータ部と固設部とを継ぐ連続部と、該連
続部に前記共鳴部の貫通を許容し、かつ第1ウエ
アインジケータのインジケータ部の傾倒を規制す
る開口部とを有する第2インジケータとを、パツ
ド裏板に両インジケータの固設部を重ねて固着し
たことを特徴とする。
〔作用〕
上記の如く構成したので、摩擦パツドが摩耗限
界に達すると、第1ウエアインジケータのインジ
ケータ部の先端がデイスクに摺接して振動し共鳴
部に伝達されて警報音を発生し、また該インジケ
ータ部がデイスクに引き摺られようとした際に
は、該インジケータ部が第2ウエアインジケータ
の開口部に当接してその傾倒が防止されるととも
に、該インジケータ部の先端と開口部への当接部
間が振動して警報音を発生する。さらに摩耗限界
を越えて制動作用が行われると、第2ウエアイン
ジケータのインジケータ部もデイスクに摺接し、
振動して第1ウエアインジケータのインジケータ
部とは音色の異なる警報音を発生する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
車輪と一体に回転するデイスク7の両側に配置
され、ブラケツト8に支持されて該デイスク7を
挾圧する摩耗パツド9,9の一方の裏板10背面
には突起10aが突設され、この突起10aに第
1及び第2ウエアインジケータ11,12を装着
して共締固定している。
第1及び第2ウエアインジケータ11,12
は、スプリング性を有し、且つ厚さの異なる板材
からなるもので、第1ウエアインジケータ11を
厚板に、第2インジケータ12を薄板により形成
している。
第1ウエアインジケータ11は、パツド裏板1
0の突起10aへ固着される固設部11aと、こ
れに連設する反デイスク方向のループ状の共鳴部
11bと、これに継ぐデイスク7面に略直交する
インジケータ部11cとで形成されている。
第2ウエアインジケータ12は、裏板10の突
起10aに固着される固設部12aと、これに続
くブラケツト8方向の連続部12b及びこれに続
くデイスク7面に略直交するインジケータ部12
cとを設け、連続部12bに第1ウエアインジケ
ータ11の共鳴部11bの貫通を許容する開口部
12dを穿設する。
そして両ウエアインジケータ11,12の固設
部11a,12aは重ねられてパツド裏板10の
突起10aに固設される。
上記、第1ウエアインジケータ11のインジケ
ータ部11cの先端11dは、摩擦パツド9の摩
耗限界位置に、また第2ウエアインジケータ12
のインジケータ部12cの先端12eは、摩耗限
界位置よりやや後退した位置にそれぞれ設定され
る。
本考案は、上述の如く構成されており、摩擦パ
ツド9が繰り返しの制動により摩耗限界位置に達
すると、第1ウエアインジケータ11のインジケ
ータ部11cの先端11dと、デイスク7の一側
面とが当接し、該先端11dから共鳴部11bが
振動して警報音を発生する。また、インジケータ
部11cがデイスク7の回転によつて引摺られよ
うとした際には、第2ウエアインジケータ12の
開口部12dの側壁12fに当接して傾倒が防止
されると共に、インジケータ部11cの先端11
dと開口部12dに当接する当接部11e間が振
動して警報音を発生する。
そして、この摩耗限界量を越えて更に制動作用
が繰り返されると、第1ウエアインジケータ11
のインジケータ部11cは、デイスク7により押
し戻されると共に、第2ウエアインジケータ12
のインジケータ部12cの先端12eがデイスク
7に当接して振動し、振動による警報音を発生
し、第1ウエアインジケータ11のインジケータ
部11cと共に周波数の異なる二重の警報音とな
つて音量が増加し、運転者への摩擦パツドの交換
を更に喚起する。
尚、上記実施例ではウエアインジケータを厚板
で、ガイド部材を薄板で形成したが、両部材の板
厚を同一または逆の関係に設定してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上の如く、二枚のウエアインジケー
タをパツド裏板に固設するとともに、一方の共鳴
部を有する第1ウエアインジケータを他方の第2
ウエアインジケータの開口部を貫通させて夫々の
インジケータ部をデイスク面に略直交させて配置
したから、摩擦パツドの摩耗限界時にはデイスク
の引き摺りによる第1ウエアインジケータのイン
ジケータ部の傾倒を防止して、常に安定した警報
音を発生でき、また第1,第2ウエアインジケー
タのインジケータ部より発生する音色の異なる二
重の警報音によつて音量の増加が計れるので、摩
擦パツドの交換時期を運転者に確実に報知するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の一実施例を示す
もので、第1図は第4図の−断面図、第2図
は一方のウエアインジケータのインジケータ部と
デイスクの当接状態を示す断面図、第3図は両方
のウエアインジケータインジケータ部とデイスク
の当接状態を示す断面図、第4図は取付状態を示
す要部正面図、第5図は従来例を示す断面平面図
である。 7……デイスク、8……ブラケツト、9……パ
ツド、10……裏板、10a……突起、11……
第1ウエアインジケータ、12……第2ウエアイ
ンジケータ、11a,12a……固設部、11b
……共鳴部、11c,12c……インジケータ
部、11d,12e……先端、11e……当接
部、12b……連続部、12d……開口部、12
f……側壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪と一体に回転するデイスクを押圧して制動
    作用を行なう摩擦パツドの裏板に、該摩擦パツド
    が摩耗した際に前記デイスク面に機械的に接触し
    て警報を発するデイスクブレーキの摩耗警報装置
    において、デイスク面に略直交するインジケータ
    部と、パツド裏板への固設部と、該インジケータ
    部と固設部とを連設する共鳴部とを有する第1ウ
    エアインジケータと、該第1ウエアインジケータ
    のインジケータ部よりデイスク面からの距離を長
    く設定し、かつ該デイスク面に略直交するインジ
    ケータ部と、パツド裏板への固設部と、該インジ
    ケータ部と固設部とを継ぐ連続部と、該連続部に
    前記共鳴部の貫通を許容し、かつ第1ウエアイン
    ジーケータのインジケータ部の傾倒を規制する開
    口部とを有する第2インジケータとを、パツド裏
    板に両インジケータの固設部を重ねて固着したこ
    とを特徴とする車両用デイスクブレーキの摩耗警
    報装置。
JP1984165388U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0218838Y2 (ja)

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JP1984165388U JPH0218838Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP1984165388U JPH0218838Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6181028U JPS6181028U (ja) 1986-05-29
JPH0218838Y2 true JPH0218838Y2 (ja) 1990-05-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154535A (en) * 1981-03-19 1982-09-24 Akebono Brake Ind Co Ltd Alarm device for abrasion of lining
JPS57200739A (en) * 1981-05-30 1982-12-09 Toyota Motor Corp Apparatus for warning abrasion limit of friction pad for disc brake

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154535A (en) * 1981-03-19 1982-09-24 Akebono Brake Ind Co Ltd Alarm device for abrasion of lining
JPS57200739A (en) * 1981-05-30 1982-12-09 Toyota Motor Corp Apparatus for warning abrasion limit of friction pad for disc brake

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JPS6181028U (ja) 1986-05-29

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