JP2544925Y2 - ドラムブレーキのウエアインジケータ - Google Patents

ドラムブレーキのウエアインジケータ

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JP2544925Y2
JP2544925Y2 JP1990117175U JP11717590U JP2544925Y2 JP 2544925 Y2 JP2544925 Y2 JP 2544925Y2 JP 1990117175 U JP1990117175 U JP 1990117175U JP 11717590 U JP11717590 U JP 11717590U JP 2544925 Y2 JP2544925 Y2 JP 2544925Y2
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leg
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rim
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崇 井上
博 北村
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ドラムブレーキに使用して、ライニング
の摩耗が許容限度になったとき、ドラムと接触して警音
を発するウエアインジケータに関する。
(従来の技術) ドラムブレーキは、第9図に略示するように、車輪と
共に回転するドラム1の内周面に対向し、位置固定の背
板8にゆるく保持される円弧形の2個のブレーキシュー
2、2の一端をアンカ14で支え、ホイルシリンダ17への
圧油送給によりピストンを押出して、他端を押開いてブ
レーキシュー2のラインニング3をドラム内周面に押し
つけ、両者間に発生する摩擦力によってドラム1を介し
て車輪を制動する制動装置であるが、制動を繰返すに従
ってライニングが摩耗し、次第に薄くなる。
ライニングが極度に摩耗すると、制動作用が劣化し危
険なので、ブレーキシューを交換しなければならない。
そこでライニングが摩耗の許容限度に達したことを乗員
に知らせるためにウエアインジケータが考案されてい
る。
ウエアインジケータの1例を第9〜11図に例示する。
ウエアインジケータ4は、基部4aを鋲5によりブレーキ
シューのリム6に固着し、自由端である先端4bをドラム
内周面に向けて突出させている。先端4bとライニング3
の外面との寸法g(第10図)は、ライニング3の摩耗の
許容局限厚さに等しくする。
従ってライニングが許容限度まで摩耗するとg=0と
なり、制動時にウエアインジケータの先端4bがドラム1
の内周面に接触し、ウエアインジケータ4が振動して警
音を発生し、乗員にライニングが交換の時期に来たこと
を警報する。
(考案が解決しようとする課題) 従来のウエアインジケータは、ブレーキシューに鋲又
は点溶接で取付けられていたため、取付けのためリムや
ウエブに穿孔し、鋲をかしめる作業や溶接作業が必要で
あり、作業性が悪く、コスト高を招くものであった。
(課題を解決するための手段) この考案は、ウエアインジケータに複数の弾性脚片を
形成してブレーキシューのライニングの無いアンカ側端
部に嵌着し、且つブレーキ組立時にこのウエアインジケ
ーアをブレーキシューとアンカとの間で挟持してライニ
ングが許容局限厚さに達するとウエアインジケータの振
動部がドラム内周面に接触するようにして、上記の課題
を解決したものである。
(作用) ウエアインジケータをブレーキシューに取付けるに
は、これに形成した複数の弾性脚片をブレーキシューの
端部に嵌着すれば足り、インジケータをブレーキシュー
とアンカとの間に挟んでドラムブレーキを組立てれば、
ウエアインジケータはブレーキ内に不動に保持され、自
動車の走行やブレーキ使用の繰返しにより位置が動くこ
とがない。そしてライニングの摩耗に従って先端がドラ
ム内周面に近づくようになる。
このように鋲着、溶接等の手段を使わないから、ウエ
アインジケータの取付けは容易である。
(実施例) 第1〜4図は本考案の第一実施例を示し、ウエアイン
ジケータをブレーキシューのウエブ7に取付けた例であ
って、第1図はウエアインジケータの斜視図、第2図は
これを取付けたブレーキシューの端部の側面図、第3図
はこれをドラムブレーキに組込んだときのアンカ部の平
面図、第4図は第3図のA矢印方向から見た側面図であ
る。
弾性ある金属片により造られるウエアインジケータ9
には、第1図にように、ブレーキシューのウエブ7に平
行に折曲げた4個の脚片10、11、12、13が形成されてお
り、ウエブ7の端部の四周を第2図のように4個の脚片
で挟んで、ウエブ7に弾力的に嵌着することができる。
外側の脚片10の端部は、ウエブと直角方向、即ちドラム
1の内周面に直角方向に折曲げて振動部16としている。
この振動部16とリム6との距離gは、ライニング3の摩
耗局限厚さに等しくする。
このようにしてウエアインジケータ9を端部に取付け
たブレーキシュー2を使用してドラムブレーキを組立て
るとき、ウエアインジケータ9は、第3図のように、ウ
エブ7と、背板8に固定したアンカ14との間に強く挟ま
れて不動になるから、脚片10〜13によるウエブ保持が自
動車走行時の振動や制動の繰返しのためゆるむことがな
く、振動部16のブレーキシュー2に対する位置は、一定
に保たれる。
ライニングが摩耗してg=0、即ち摩耗許容限度にな
ると、振動部16の先端がドラム内周面に接触し、振動部
16が振動して大きな警音を発生しライニングが使用の許
容限度に達したことが判る。
第5〜6図はウエアインジケータをウエブに取付けた
第二実施例を示し、第5図はウエアインジケータの斜視
図、第6図はこれをブレーキシューの端部に取付けたと
きの側面図である。
ウエアインジケータ9には、ブレーキシューのリム6
に重なる脚片15と、ウエブ7の内端面を抑える脚片13と
を形成し、両脚片でリム6、ウエブ7のアンカ側端部を
挟んでこれに弾力的に嵌着される。両脚片の中間部から
は、ドラム内周面に向って延びるコ字形の振動部16を曲
げ出している。
このウエアインジケータ9を、脚片15をリム6に重
ね、脚片13をウエブ7の内端面に弾接させてブレーキシ
ューの端部に嵌着し、これをドラムブレーキに組立てる
と、第6図のようにウエアインジケータ9はウエブ7と
アンカ14とに挟まれてブレーキシューに対して不動とな
り、自動車走行時の振動等によりブレーキシュー端部か
ら外れることはない。殊に脚片15がリム6に密に重なる
ため、ウエアインジケータは一層安定よく保持されるよ
うになる。
第7〜8図は第三実施例を示し、ウエアインジケータ
の脚片15が厚さ分だけリム6の外周面に突出しないよう
にした例である。第7図は組立時のブレーキシューのア
ンカ側端部の側面図、第8図は第7図のB−B断面図で
ある。
リム6の脚片15が当接する部分には、脚片15を没入さ
せる凹部18をプレスして形成している。凹部18の深さは
脚片15の厚さ以上とし、その面積は脚片15の全部を沈入
させられるように決める。
このようにすれば、脚片15はリム6の外周面から突出
しないから、脚片15の厚さ分だけライニング3の使用局
限を延ばすことができる。又凹部18を脚片15を不動に嵌
合させる形状に造れば、ウエアインジケータの不動保持
を一層強固にすることができる。
(考案の効果) (1)ウエアインジケータをブレーキシューに取付ける
には、複数の脚片を弾力的にリムやウエブに嵌着すれば
よく、鋲止め、溶接等の手段を必要としないから、取付
け作業が容易である。
(2)ウエアインジケータをウエブとアンカとで挟持す
るから、自動車の走行やブレーキ使用中にインジケータ
の位置がずれ動く心配がない。
(3)ウエアインジケータの製作は容易である。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案の三つの実施例を示す。第1〜4図
は第一実施例を示し、第1図はウエアインジケータの斜
視図、第2図はこれをブレーキシューに取付けたときの
側面図、第3図はドラムブレーキに組込んだ状態を示す
部分側面図、第4図は第3図のA矢印方向から見た側面
図、第5〜6図は第二実施例を示し、第5図はウエアイ
ンジケータの斜視図、第6図はこれをブレーキシューに
取付けたときの側面図、第7〜8図は第三実施例を示
し、第7図はウエアインジケータをブレーキシューに取
付けたときの平面図、第8図は第7図のB−B断面図、
第9〜11図はウエアインジケータの従来例を示し、第9
図はドラムブレーキの概要を示す側面図、第10図はウエ
アインジケータ取付部の側面図、第11図は同部分の斜視
図である。 1:ドラム、2:ブレーキシュー、3:ライニング、4:ウエア
インジケータ、4a:基部、4b:先端、5:鋲、6:リム、7:ウ
エブ、8:背板、9:ウエアインジケータ、10、11、12、1
3:脚片、14:アンカ、15:脚片、16:振動部、17:ホイルシ
リンダ、18:凹部。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキシューのアンカ側端部に弾力的に
    取付けられ、ブレーキシューとアンカとに挟持されるウ
    エアインジケータであって、ライニングを除くブレーキ
    シュー(2)の端部を挟持する複数の弾性脚片(10)
    (11)(12)(13)(15)及びドラム内周面に向け突出
    してライニングの許容摩耗局限においてドラム内周面に
    接触する弾性の振動部(16)を形成して成るドラムブレ
    ーキのウエアインジケータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のウエアインジケータにお
    いて、弾性脚片をリム(6)から突出したウエブ(7)
    の四周を弾力的に挟持する4個の脚片(10)(11)(1
    2)(13)とし、振動部(16)をドラム内周面側に位置
    する脚片(10)の先端を折曲げて形成したドラムブレー
    キのウエアインジケータ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のウエアインジケータにお
    いて、脚片をリム(6)の外周面に当接する脚片(15)
    と、ウエブ(7)の内端面に弾接する脚片(13)との2
    個で形成し、両脚片の中間部から振動部(16)を曲げ出
    して形成したドラムブレーキのウエアインジケータ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のウエアインジケータにお
    いて、リム(6)に当接する脚片(15)を、リム外面に
    形成した凹部(18)に沈入するものとしたドラムブレー
    キのウエアインジケータ。
JP1990117175U 1990-11-09 1990-11-09 ドラムブレーキのウエアインジケータ Expired - Lifetime JP2544925Y2 (ja)

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