JPS6024989Y2 - デイスクブレ−キ - Google Patents
デイスクブレ−キInfo
- Publication number
- JPS6024989Y2 JPS6024989Y2 JP11902879U JP11902879U JPS6024989Y2 JP S6024989 Y2 JPS6024989 Y2 JP S6024989Y2 JP 11902879 U JP11902879 U JP 11902879U JP 11902879 U JP11902879 U JP 11902879U JP S6024989 Y2 JPS6024989 Y2 JP S6024989Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc brake
- anchor
- pad
- piston
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車の制動に用いられるディスクブレーキ
の改良に関し、制動時にパッドの振動に起因して生じる
いわゆる鳴きと呼ばれる騒音の発生を防止したディスク
ブレーキを提供せんとするものである。
の改良に関し、制動時にパッドの振動に起因して生じる
いわゆる鳴きと呼ばれる騒音の発生を防止したディスク
ブレーキを提供せんとするものである。
ディスクブレーキは第１図に示すように、車輪とともに
回転するロータ１を挾むサポート２に、ロータ１を挾ん
で表裏１対のパッド３を表裏方向（図面に直角の方向）
の摺動を自在として装着し、サポート２の上部に、該サ
ポート２に対して表裏方向に摺動自在にキャリパ４を取
付けて構成している。
回転するロータ１を挾むサポート２に、ロータ１を挾ん
で表裏１対のパッド３を表裏方向（図面に直角の方向）
の摺動を自在として装着し、サポート２の上部に、該サ
ポート２に対して表裏方向に摺動自在にキャリパ４を取
付けて構成している。
制動を行なう場合には、キャリパ４に内装したピストン
により一方のパッドをロータ１の片面に押圧すると、そ
の反作用としてキャリパ４がサポート２に対して少しく
摺動じ、他方のパッド３をキャリパ爪４ａを介してロー
タ１の他面に押圧し、該ロータ１を両面から強く挟持し
て制動を行なう。
により一方のパッドをロータ１の片面に押圧すると、そ
の反作用としてキャリパ４がサポート２に対して少しく
摺動じ、他方のパッド３をキャリパ爪４ａを介してロー
タ１の他面に押圧し、該ロータ１を両面から強く挟持し
て制動を行なう。
ところが、上述のように構成された作用するディスクブ
レーキに於いては、制動時にしばしば鳴きと呼ばれる騒
音を発生し、乗員、歩行者等に不快感を与える。
レーキに於いては、制動時にしばしば鳴きと呼ばれる騒
音を発生し、乗員、歩行者等に不快感を与える。
この騒音発生の原因の一つとして次に述べる様な機構が
考えられている。
考えられている。
即ち、ディスクブレーキを構成するロータ１は完全に平
面的に回転する訳ではなく、少しく左右に振れる様な形
で回転するため、ロニタ側面のパッド３のライニングと
接触する面は該ロータの回転にともなってあたかも凹凸
面があるかのように作用する。
面的に回転する訳ではなく、少しく左右に振れる様な形
で回転するため、ロニタ側面のパッド３のライニングと
接触する面は該ロータの回転にともなってあたかも凹凸
面があるかのように作用する。
このため、制動時にロータ側面に当接するパッド３は凹
凸に従って少しく揺動することになり、この揺動の際、
第２図に示すように、パッド３，３の反アンカ側（ロー
タ１が第１〜２図の矢印ａ方向に回転する場合、図面右
側）がロータ１の側面に倒れ込むと、該パッド３，３の
ライニング５゜５の反アンカ側端縁５ａ、５ａが該側面
に食い込むようにして数面と強く摩擦し合い、騒音を発
生すると考られる。
凸に従って少しく揺動することになり、この揺動の際、
第２図に示すように、パッド３，３の反アンカ側（ロー
タ１が第１〜２図の矢印ａ方向に回転する場合、図面右
側）がロータ１の側面に倒れ込むと、該パッド３，３の
ライニング５゜５の反アンカ側端縁５ａ、５ａが該側面
に食い込むようにして数面と強く摩擦し合い、騒音を発
生すると考られる。
このよな機構により生じる騒音の発生を防止するために
は、パッド３をロータ１に向けて押圧する力を、反アン
カ側においてアンカ側むりも少しく弱くすることが効果
ある。
は、パッド３をロータ１に向けて押圧する力を、反アン
カ側においてアンカ側むりも少しく弱くすることが効果
ある。
このため、従来は、パッドの裏金とピストン端面との間
に特殊な形状又は特殊材質のシム板を挿入して、パッド
の反アンカ側を押圧す力がアンカ側を押圧する力に比べ
て弱くなるように構成していた。
に特殊な形状又は特殊材質のシム板を挿入して、パッド
の反アンカ側を押圧す力がアンカ側を押圧する力に比べ
て弱くなるように構成していた。
ところが、このようにシム板を用いて騒音防止を図る場
合、シム板の組付は作業が面到になり、しかも別部品を
用意するのでその製作、管理等のためコスト高の原因と
もあるので好ましくない。
合、シム板の組付は作業が面到になり、しかも別部品を
用意するのでその製作、管理等のためコスト高の原因と
もあるので好ましくない。
本考案は、大型車等に使用される大型のディスクブレー
キに於いては、パッドが大型になるのでこれをロータ側
面に押圧する力の平均化を図るためサポート内に２個の
ピストンを並設していることを利用して、このようなツ
インピストン型ディスクブレーキに於ける騒音防止を、
シム板等の別部品を用いることなく行なうものである。
キに於いては、パッドが大型になるのでこれをロータ側
面に押圧する力の平均化を図るためサポート内に２個の
ピストンを並設していることを利用して、このようなツ
インピストン型ディスクブレーキに於ける騒音防止を、
シム板等の別部品を用いることなく行なうものである。
以下、実施例を示す図面により本考案を説明する。
本考案の実施に供されるディスクブレーキは、第３〜４
図に示すように、パッドを押圧するピストンがサポート
内部に２個、アンカ側と反アンカ側とに並設されている
。
図に示すように、パッドを押圧するピストンがサポート
内部に２個、アンカ側と反アンカ側とに並設されている
。
本考案のディスクブレーキはこのように並設された２個
のピストンのうち、反アンカ側のピストン６の材質をア
ンカ側のピストン７の材質よりも軟らかくしたことを特
徴としている。
のピストンのうち、反アンカ側のピストン６の材質をア
ンカ側のピストン７の材質よりも軟らかくしたことを特
徴としている。
即ち、アンカ側のピストン７は、従来通り鉄製とするの
に対し、反アンカ側のピストン６は合成樹脂、アルミニ
ウム等、鉄よりも軟らかい材質で造る。
に対し、反アンカ側のピストン６は合成樹脂、アルミニ
ウム等、鉄よりも軟らかい材質で造る。
両ピストン６．７には従来のツインピストン型ディスク
ブレーキと同様、同じ大きさの液圧が作用する（即ち、
両ピストンの材質を変える以外は従来のディスクブレー
キと同様構成である）から、パッド３の反アンカ側力釦
−タ１の側面に向けて押圧される力は、ピストン６の材
質が軟らかい分だけ弱くかつピストンの当りが軟らかく
なる。
ブレーキと同様、同じ大きさの液圧が作用する（即ち、
両ピストンの材質を変える以外は従来のディスクブレー
キと同様構成である）から、パッド３の反アンカ側力釦
−タ１の側面に向けて押圧される力は、ピストン６の材
質が軟らかい分だけ弱くかつピストンの当りが軟らかく
なる。
このため、第２図に示すようにパッド３の反アンカ側が
ロータ１の側面に倒れ込むことを防止でき、またパッド
３が仮に振動した場合も、該振動が軟質のピストン６に
より吸収されるため制動時に発生する騒音防止を有効に
行なうことができる。
ロータ１の側面に倒れ込むことを防止でき、またパッド
３が仮に振動した場合も、該振動が軟質のピストン６に
より吸収されるため制動時に発生する騒音防止を有効に
行なうことができる。
本考案のディスクブレーキは以上のように構成され作用
するので、部品数を増すことなく、組立て作業を複雑化
することなく、従来同様の構造のままで制動時に発生す
る騒音を有効に防止できるものである。
するので、部品数を増すことなく、組立て作業を複雑化
することなく、従来同様の構造のままで制動時に発生す
る騒音を有効に防止できるものである。
第１図は通常のディスクブレーキの１例を示す正面図、
第２図は騒音を発生する際のパッドの状態を示す平面図
、第３〜４図は本考案のディスクブレーキの要部を示し
、第３図は平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ親図である
。 １：ロータ、２：サポート、３：パッド、４：キャリパ
、４ａ：キャリパ爪、５ニライニング、５ａ：反アンカ
側端縁、６，７：ピストン。
第２図は騒音を発生する際のパッドの状態を示す平面図
、第３〜４図は本考案のディスクブレーキの要部を示し
、第３図は平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ親図である
。 １：ロータ、２：サポート、３：パッド、４：キャリパ
、４ａ：キャリパ爪、５ニライニング、５ａ：反アンカ
側端縁、６，７：ピストン。
Claims (1)
- 並設した２個のピストン６．７によりパッド３を車輪と
ともに回転するロータ１の側面に押圧し制動を行なうデ
ィスクブレーキに於いて、前記ピストン６．７のうち、
反アンカ側のピストン６をアンカ側のピストン７よりも
軟らかい材質で造った事を特徴とするディスクブレーキ
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11902879U JPS6024989Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | デイスクブレ−キ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11902879U JPS6024989Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | デイスクブレ−キ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5637731U JPS5637731U (ja) | 1981-04-10 |
| JPS6024989Y2 true JPS6024989Y2 (ja) | 1985-07-26 |
Family
ID=29351230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11902879U Expired JPS6024989Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | デイスクブレ−キ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024989Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2538931B2 (ja) * | 1987-07-24 | 1996-10-02 | 石川島播磨重工業株式会社 | 防火装置 |
-
1979
- 1979-08-31 JP JP11902879U patent/JPS6024989Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5637731U (ja) | 1981-04-10 |
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