JPS641550Y2 - - Google Patents

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JPS641550Y2
JPS641550Y2 JP1980191626U JP19162680U JPS641550Y2 JP S641550 Y2 JPS641550 Y2 JP S641550Y2 JP 1980191626 U JP1980191626 U JP 1980191626U JP 19162680 U JP19162680 U JP 19162680U JP S641550 Y2 JPS641550 Y2 JP S641550Y2
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JP
Japan
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pad
bracket
guide
guide groove
retainer
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JP1980191626U
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JPS57112144U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用デイスクブレーキ装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来の車両に取付けられるデイスクブレーキ装
置には、固定支持部材によつてデイスク軸線方向
に摺動可能に支持される摩擦パツドのガタつきや
錆付きを防止するため、いわゆるパツドリテーナ
が装着されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来のこの主パツドリテーナは、例
えば実開昭54−111280号公報に示されるように、
デイスク回出側のみに設けられて、制動時摩擦パ
ツドのデイスク回出方向への移動量が大きくなつ
て初期フイーリングが悪くなり、摩擦パツドの傾
動が生じて偏摩耗をきたしやすかつたり、あるい
は実開昭55−100723号公報に示されるように、摩
擦パツドの両隅部にスプリング部は設けられてい
るものの、摩擦パツドの耳部とブラケツト間の隙
間を均等にする付勢部材がなかつたりして、充分
なものではなかつた。
そこで本考案の目的は、パツドリテーナのスプ
リング部で摩擦パツドをデイスク外周方向に均等
に付勢して支持し、これによりキヤリパボデイに
摩擦パツドのガタつきを防止する押圧力がかかる
ことをなくし、キヤリパボデイの傾斜によつて生
ずるパツドの引きずりを防止するとともに、キヤ
リパボデイにパツドスプリングを取付けるスペー
スを確保する必要がなくなり、よつてキヤリパボ
デイの剛性を増し、小型の車種にも適用が可能で
あるとともに、制動時における摩擦パツドのデイ
スク軸方向の摺動は、スプリング部の付勢とリテ
ーナ部の上部ガイド面に案内されて円滑かつ確実
に行なうことができ、かつこの際の制動トルクは
リテーナの側部トルク受面で確実に受けることが
でき、安定かつ確実な制動を保障し、さらに製作
コストの軽減と組付性の向上を図ることができ
る。車両用デイスクブレーキ装置を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案においては、
デイスク摺動面に圧接される一対の摩擦パツドが
その左右両側部でブラケツトの両腕部に形成され
たガイド部にパツドリテーナを介して案内されて
デイスク軸方向に摺動自在に係合する車両用デイ
スクブレーキ装置において、前記両ガイド部に
は、ブラケツトの両腕部に前記摩擦パツドの裏板
の両側耳部が係合する略コ字形のガイド溝を各々
形成し、前記摩擦パツドとブラケツトとの間でガ
イド部に密着する両パツドリテーナには、ガイド
溝内に挿着される一対の取付部と、該一対の取付
部を連結してガイド溝の上壁を覆う連結部と、前
記取付部と連設し、前記摩擦パツドをデイスク軸
方向に案内しかつ制動トルクを受けるリテーナ部
と、該リテーナ部の先端に摩擦パツドの下部隅部
を常時摩擦パツド中心上部方向に押圧して該摩擦
パツドを前記ブラケツトの両腕部間にセンタリン
グさせ、かつ該摩擦パツドの耳部を前記ガイド溝
の上壁の前記連結部に当接するように付勢するス
プリング部とを形成したことを特徴とするもので
ある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
1は車輪と一体に回転するデイスク、2は車体
腕部3,3を有し、これら両腕部3,3の相対向
面にはそれぞれ左右一対のガイド部4,4が形成
されている。5はキヤリパボデイで、第1腕6と
第2腕7とにより一体に形成されており、ブリツ
ジ部8によつてデイスク1を跨いでいる。9,9
はスライドピンで、キヤリパボデイ5の取付部1
0,10に固定され、ブラケツト2の腕部3,3
に形成したピン孔11,11に摺動可能に挿入さ
れ、キヤリパボデイ5をブラケツト2に対して移
動可能に支持している。
12は第1摩擦パツド、13は第2摩擦パツド
で、デイスク1の両面に配置され、それぞれ裏板
12a,13aを備えており、裏板12a,13
aの左右両側部に形成された耳部14,14をブ
ラケツト2のガイド部4,4に形成されたコ字形
のガイド溝4a,4aにパツドリテーナ15,1
5を介して係合され、ブラケツト2のガイド部
4,4に摺動可能に設けられている。
パツドリテーナ15は第3図に示す如く一枚の
ステンレス等の耐摩耗性弾性鋼板を用いて形成さ
れ、ガイド部4,4のガイド溝4a,4aに挿着
される一対の取付部15d,15dと、該取付部
15d,15dと連設し、ブラケツト2のガイド
部4,4を被覆するリテーナ部15a,15a
と、前記取付部15d,15dを連結しコ字形の
ガイド溝4a,4aの上壁を覆う連結部15b
と、リテーナ部15a,15aの先端に屈曲形成
されたスプリング部15c,15cとを有してい
る。このパツドリテーナ15は取付部15d,1
5dをガイド部4,4のガイド溝4a,4aに挿
着して両摩擦パツド12,13の両側部にセツト
され、連結部15bでデイスク1を跨いでガイド
部4,4に密着して被覆している。
両ガイド溝4a,4aに装置された左右のパツ
ドリテーナ15,15の各スプリング部15c,
15cは第1,第2摩擦パツドの裏板12a,1
3aのデイスク回出入側下部両隅部16,16を
第2図において摩擦パツドの中心上部方向(矢視
方向)、即ち斜下方よりキヤリパボデイ5のブリ
ツジ部8の中心に向つて互いにクロスする方向に
夫々常時押圧して両摩擦パツド12,13をブラ
ケツト2の両腕部3,3間にセンタリングさせつ
つ、該ガイド溝4a,4aの上壁の連結部15
b,15bに摩擦パツド裏板12a,13aの両
耳部14,14を当接するように均等に付勢する
ことになり、第1,第2摩擦パツドの裏板12
a,13aをそのスプリング力によつて斜下方よ
り弾時している。そして、制動の際に第1,第2
摩擦パツド12,13はパツドリテーナ15のス
プリング部15c,15cにより均等に付勢され
かつリテーナ部15a,15aの上部ガイド面に
案内されてデイスク軸方向に摺動してデイスク1
の制動面に圧接し、制動トルクはリテーナ部15
a,15aの側部トルク受面で受ける。
このパツドリテーナ15の両側面にはガイド爪
15eが適数個形成されており、組付時に、第
1,第2摩擦パツド12,13がパツドリテーナ
15に引つかかることなく挿入できるようにし組
付を容易にしている。
そして、キヤリパボデイ5のブリツジ部8には
第1,第2摩擦パツド12,13を付勢するスプ
リング部材を取付けるスペースを確保する必要が
ないので、肉厚が薄く成形され、デイスク1の周
縁からの突出量は少ない。
〔考案の効果〕
本考案は前記のように摩擦パツドとブラケツト
の間に介在したパツドリテーナをブラケツトのガ
イド部に装着し、そのスプリング部によつて摩擦
パツドをブラケツトの両腕部間にセンタリングさ
せ、かつ該ガイド溝上壁のパツドリテーナの連結
部に常時当接するように付勢して弾性保持したか
ら、車両が走行時に振動しても摩擦パツドのブラ
ケツトに対するガタつきが押えられ、またキヤリ
パボデイに摩擦パツドのガタつきを防止する押圧
力はかからず、これによりキヤリパボデイが押圧
力によつて傾斜する等の不具合は生じなくなり摩
擦パツドの引きずり等は有効に防止される。そし
て、従来の如くキヤリパボデイに摩擦パツドのガ
タつきを防止するスプリングを取り付けるスペー
スを確保する必要がなくなり、よつてキヤリパボ
デイのブリツジ部の肉厚が薄くなることによるキ
ヤリパボデイの剛性低下は阻止され、これにより
キヤリパボデイのデイスク周縁よりの突出量を少
なくすることができるので、例えばタイヤサイズ
の小さな車種にも適用することが可能となる。ま
た、摩擦パツドは下部両隅部よりデイスク外周方
向へ均等に付勢されリテーナ部のガイド面で案内
されるので、制動時における摩擦パツドのデイス
ク軸方向の摺動は円滑かつ確実に行なうことがで
き、更にこの際の制動トルクはリテーナ部のトル
ク受面で確実に受けることができるので制動は安
定かつ確実になり、前進・後進における制動に際
しても摩擦パツドのデイスク軸方向摺動の妨げと
ならず、ひいては摩擦パツドの偏摩耗防止に寄与
する。
特に、摩擦パツドの摩耗により、リテーナ部に
対するパツド裏板の摺動位置が変化しても、連結
部の抑制作用(リブ的補強作用)によつて、リテ
ーナ部のデイスク軸方向平行度が保たれ、摩擦パ
ツドの摺動安定が図れる。そして、パツドリテー
ナはリテーナ部とスプリング部とを同材で一体に
形成したので、これらの位置決めが同時に行なわ
れ著しく作業能率を向上することができ、かつ部
品点数がすくなくて済み、製作コストも軽減で
き、しかもこのパツドリテーナのブラケツトへの
密着取付はワンタツチででき簡単確実で容易に脱
落することはない等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は平面図、第2図は第1図の−断面図、第3
図はパツドリテーナの斜視図である。 1…デイスク、2…ブラケツト、4,4…ガイ
ド部、5…キヤリパボデイ、12,13…摩擦パ
ツド、12a,13a…裏板、15…パツドリテ
ーナ、15a,15a…リテーナ部、15b…連
結部、15c,15c…スプリング部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスク摺動面に圧接される一対の摩擦パツド
    がその左右両側部でブラケツトの両腕部に形成さ
    れたガイド部にパツドリテーナを介して案内され
    てデイスク軸方向に摺動自在に係合する車両用デ
    イスクブレーキ装置において、前記両ガイド部に
    は、ブラケツトの両腕部に前記摩擦パツドの裏板
    の両側耳部が係合する略コ字形のガイド溝を各々
    形成し、前記摩擦パツドとブラケツトとの間でガ
    イド部に密着する両パツドリテーナには、ガイド
    溝内に挿着される一対の取付部と、該一対の取付
    部を連結してガイド溝の上壁を覆う連結部と、前
    記取付部と連設し、前記摩擦パツドをデイスク軸
    方向に案内しかつ制動トルクを受けるリテーナ部
    と、該リテーナ部の先端に摩擦パツドの下部隅部
    を常時摩擦パツド中心上部方向に押圧して該摩擦
    パツドを前記ブラケツトの両腕部間にセンタリン
    グさせ、かつ該摩擦パツドの耳部を前記ガイド溝
    の上壁の前記連結部に当接するように付勢するス
    プリング部とを形成したことを特徴とする車両用
    デイスクブレーキ装置。
JP1980191626U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS641550Y2 (ja)

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JP1980191626U JPS641550Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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Publication Number Publication Date
JPS57112144U JPS57112144U (ja) 1982-07-10
JPS641550Y2 true JPS641550Y2 (ja) 1989-01-13

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