JPH07140412A - ポリゴンミラーの取付構造 - Google Patents

ポリゴンミラーの取付構造

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JPH07140412A
JPH07140412A JP6239484A JP23948494A JPH07140412A JP H07140412 A JPH07140412 A JP H07140412A JP 6239484 A JP6239484 A JP 6239484A JP 23948494 A JP23948494 A JP 23948494A JP H07140412 A JPH07140412 A JP H07140412A
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sleeve
mirror
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Soichi Isobe
壮一 磯部
Masaaki Sano
雅昭 佐野
Yoshio Inoue
美夫 井上
Kazuo Shimizu
一男 清水
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Ebara Corp
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの面倒れ、ジッタ特性に悪影響を及ぼ
すことなく、経時的にバランスが悪化することなく、且
つ加工が容易で安定性の優れたポリゴンミラーの取付構
造を提供すること。 【構成】 ポリゴンミラー5を回転体の外周に固定する
ポリゴンミラー5の取付構造において、セラミックスリ
ング1にスリーブ7を焼嵌めした回転体のスリーブ7の
外周に形成されたミラー受座面7cにポリゴンミラー5
を載置し、外周に複数の断面がテーパ形状又は弓型状の
爪3aを有する平面リング状の係止部材3の該爪3aに
て、ポリゴンミラー5を直接下方と径方向に同時に押し
付け固定する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリゴンミラースキャナ
モータの回転体であるポリゴンミラーの取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】図10は従来のこの種のポリゴンミラース
キャナモータの回転体の構造を示す断面図である。図1
0において、51は円筒状のセラミックスリングであ
り、該セラミックスリング51にヨーク(スリーブ)5
2を焼バメし、その後該ヨーク(スリーブ)52とヨー
ク(スリーブ)55のポリゴンミラー53に接する面を
極めて高い精度の平面度及び表面粗さで仕上げ、該ヨー
ク52とヨーク55でポリゴンミラー53を挟み込み複
数本のネジ66で締結して固定している。また、ヨーク
55の下面にはモータのロータマグネット56が固着さ
れている。なお、ポリゴンミラー53は平面が多角形で
外周には該角数ミラー面54が形成される。
【0003】図11は上記回転体を組み込んだ従来のポ
リゴンミラースキャナモータの断面を示す図である。ポ
リゴンミラースキャナモータは図示するように、取付台
57に固定された支軸58にセラミックス製ラジアル軸
59が固定されており、該ラジアル軸59の下端面には
セラミックス製スラスト板61が固定され、上記回転体
のセラミックスリング51がラジアル軸の外周に摺接
し、その下端面がスラスト板61に摺接している。ま
た、ラジアル軸59の上端面には支持板67の下面に固
定されたセラミックス製スラスト板60が摺接してい
る。ラジアル軸59の外周面とセラミックスリング51
の内周面でラジアル動圧軸受を構成し、ラジアル軸59
の上下端面に固定されたスラスト板60,61の各面と
セラミックスリング51の上下面とでスラスト動圧軸受
を構成している。
【0004】支軸58の上端には上記支持板67がボル
ト62で固定されている。該支持板67の下面の所定位
置にはカウンタマグネット63が固定され、磁性体から
なるヨーク52を所定の磁力により吊り上げている。ス
テータコイル64に駆動電流(交流)を供給することに
より、上記ポリゴンミラー53を含む回転体は高速回転
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転体、即
ちポリゴンミラーの取付構造には、下記のような問題点
があった。 (1)ポリゴンミラー53に数本のネジ66を通すため
の貫通孔を設けなければならず、ポリゴンミラー53を
高速で回転させた場合、遠心力と熱の影響により、ポリ
ゴンミラー53の径方向の変形が貫通孔のある所とない
所では異なるため不均一な変形が生じ、ひいてはミラー
面54の各面毎に不均一な変形を引き起こし、この不均
一な変形がモータの面倒れ、ジッタ特性に悪影響を及ぼ
している。
【0006】(2)ポリゴンミラー53は数本のネジ6
6によって、ヨーク52,55に対してリジッドに締め
付けられ、ヨーク52,55とポリゴンミラー53の接
触面の面摩擦のみによって締結固定管理される。従っ
て、高速回転時の高温及び保管時の低温等の温度変化が
あると、ポリゴンミラー53はアルミニウム材でできて
おり、ヨーク52,55は鋼材でできているため、温度
膨張率の大巾な違い等により、ポリゴンミラー53とヨ
ーク52,55の当接面にスリップが生じる。このスリ
ップはミラー面54に悪影響を及ぼし経時的な面倒れ、
ジッタ特性の悪化、さらには回転体の径方向に相対位置
がずれるので、バランスまでがずれ、振動も大きくなっ
てくることがある。
【0007】(3)ポリゴンミラー53とヨーク52,
55の接触面の面摩擦によって性能が決定されるので、
ヨーク52,55のポリゴンミラー53に接する面及び
ポリゴンミラー53自体の両ヨーク52,55に接する
面、即ち計4つの面のかなりの広い面積を高精度の平面
度及び表面粗さで仕上げなければならず、加工コストア
ップの原因となる。
【0008】(4)焼バメを行なうヨーク52の高さが
セラミックスリング51の高さに比べて低く、従ってセ
ラミックスリング51の上方部分にヨーク52を焼バメ
することになるため、該ヨーク52を焼バメした後のセ
ラミックスリング51の上下方向に不均一な残留応力が
加わる。これによりセラミックスリング51の上下端面
に大きな変形が生じ焼バメ後に修正が必要であった。
【0009】(5)ヨーク55をネジ66で締め付ける
とネジ部が変形し、当接しているポリゴンミラー53の
基準面に悪影響を及ぼす変形を引き起こす。更にネジ6
6で締結しているので、複数のネジ66のネジ締付順
序、増し締め(2度締め)、トルク管理等の管理が必要
であり、組立が複雑で工数がかかる。
【0010】(6)ヨーク55には接着剤でロータマグ
ネット56が固着しているが、この接着剤がネジ66の
部分にも浸入することがあり、その場合ネジ66の締め
付けが不完全になることがある。
【0011】(7)セラミックスリング51に焼バメさ
れたヨーク52に対して、ポリゴンミラー53、ヨーク
55、ロータマグネット56がネジ66によって宙吊り
になっている構造であるので、宙吊りになっているもの
の総重量はヨーク52に比べかなり重く高速回転時のこ
の重い総重量がネジ66の支えだけを頼りに振り回され
ることになり、回転体としては安定性が悪く、経時的に
バランスが悪化し、振動が大きくなってくることがあ
る。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
上記問題点を除去し、モータの面倒れ、ジッタ特性に悪
影響を及ぼすことなく、経時的にバランスが悪化するこ
となく、且つ加工が容易で安定性の優れたポリゴンミラ
ーの取付構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1、図3、図4、図5に示すように、ポリ
ゴンミラー(5)を回転体の外周に固定するポリゴンミ
ラー(5)の取付構造において、回転体の外周に形成さ
れたミラー受座面にポリゴンミラー(5)を載置し、外
周に複数の断面がテーパ形状又は弓型状の爪(3a)を
有する平面リング状の係止部材(3)の該爪(3a)に
て、ポリゴンミラー(5)を直接下方と径方向に同時に
押し付け固定することを特徴とする。
【0014】また、ポリゴンミラー(5)の上部には回
転体が貫通する貫通穴と同心状に径方向に対する位置固
定のためのリング状段差部が形成され、係止部材(3)
の爪(3a)はリング状段差部の内径角部を押圧するこ
とを特徴とする。
【0015】また、回転体は内周がラジアル動圧軸受の
摺動面となり、両端面がスラスト動圧軸受の摺動面とな
る円筒状のセラミックスリング(1)の外周に円筒状の
スリーブ(7)を固着した構造であり、該スリーブ
(7)の外周に前記ミラー受座面が形成されていること
を特徴とする。
【0016】また、スリーブ(7)は高さ寸法がセラミ
ックスリング(1)の高さ寸法と略同じで、且つ外周に
小径部(7a)と大径部(7b)を有する断面L字状の
円筒状であり、該スリーブ(7)の該小径部(7a)と
大径部(7b)との間に設けた段差部にミラー受座面
(7c)が形成されていることを特徴とする。
【0017】また、係止部材(3)を磁性体とし、図1
2に示すようにカウンタマグネット(63)で回転体を
吊り上げることができる構成とすることを特徴とする。
【0018】また、係止部材(3)の爪(3a)がポリ
ゴンミラー(5)を押圧している位置(図1の矢印A参
照)の径方向距離がスリーブ(7)のミラー受座面(7
c)の内周と外周の径方向距離の間にあることを特徴と
する。
【0019】
【作用】本発明は上記構成を採用することにより、係止
部材(3)の爪(3a)が斜め上方に撓むことによっ
て、図2に示すようにポリゴンミラー(5)の径方向を
力Faで押さえつけ、ポリゴンミラー(5)を分力Fb
で下方向、つまりミラー受座面(7c)に対して固定す
ると同時に、分力Fcとして径方向へも突っ張り力を発
生している。この径方向への突っ張り力Fcにより、ポ
リゴンミラー(5)の径方向への位置決めを行ない、経
時的な位置ずれによるバランスずれを防ぐ。
【0020】係止部材(3)は間に別部材を介在させず
直接ポリゴンミラー(5)を押圧している。従って、面
摩擦に頼らず、直接線接触による集中荷重でポリゴンミ
ラー(5)を押圧しているので、ポリゴンミラー(5)
は回転体に対して位置ずれを起こすことなく固定され
る。
【0021】また、セラミックスリング(1)の外周に
該セラミックスリング(1)の高さ寸法と略同一高さ寸
法のスリーブ(7)を焼バメし、スリーブ(7)の小径
部(7a)と大径部(7b)との間に設けた段差部に形
成されたミラー受座面(7c)とスリーブ(7)の上端
面に設けた複数のネジ穴(4)に螺合するネジ(2)で
取り付けた係止部材(3)の爪(3a)とでポリゴンミ
ラー(5)を挟持して固定したので、ポリゴンミラー
(5)にはその中央部にスリーブ(7)の小径部(7
a)が貫通する穴以外に、取付け用のネジ穴を設けるこ
とがない。従って、ポリゴンミラー(5)が高速回転し
た場合、遠心力と熱の影響による変形が均一となり、ポ
リゴンミラー(5)のミラー面(5a)の各面毎に不均
一な変形を引き起すことがないから、モータの面倒れ、
ジッタ特性に悪影響を及ぼす恐れがない。
【0022】また、ポリゴンミラー(5)は、スリーブ
(7)の段差部に形成されたミラー受座面(7c)を基
準に固定され、上方の係止部材(3)により弾性的に押
圧されている。この係止部材(3)の爪(3a)のポリ
ゴンミラー(5)に当接する位置の径方向の距離は段差
面(7c)の径方向の距離の間にあるため(図1の矢印
Aの上下位置参照)、係止部材(3)の爪(3a)によ
る押しつけ力はポリゴンミラー(5)に対し、下への圧
縮力及び径方向への突っ張り力としてのみ働き、モータ
の面倒れ、ジッタの悪化につながるミラー面(5a)の
変形には悪影響がない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のポリゴンミラーの取付構造を示す
一部断面正面図である。図1において、1は内周面がラ
ジアル動圧軸受の摺動面となり両端面がスラスト動圧軸
受の摺動面となる円筒状のセラミックス材からなるセラ
ミックスリングであり、7は該セラミックスリング1の
外周に焼バメしたスリーブである。スリーブ7はその高
さ寸法がセラミックスリング1の高さ寸法と略同じで、
セラミックスリング1の全外周面に渡って焼バメされる
ようになっている。これにより焼バメによる残留応力は
均一となる。
【0024】また、スリーブ7は外周に小径部7aと大
径部7bを有する断面L字状の円筒状のスリーブであ
り、該小径部7aと大径部7bの間に設けた段差部にポ
リゴンミラー5の下面を受けるリング状のミラー受座面
7cが形成されている。ポリゴンミラー5は周囲にミラ
ー面5aが該角数だけ形成され、中央部にスリーブ7の
小径部7aが貫通するスリーブ貫通穴が形成されてい
る。また、ポリゴンミラー5の上部には、スリーブ貫通
穴と同心のリング状の突起部5bが形成されている。
【0025】該ポリゴンミラー5をその中央のスリーブ
貫通穴にセラミックスリング1の外周に焼バメしたスリ
ーブ7の小径部7aを貫通させ、ミラー受座面7c上に
載置し、更に突起部5b上に係止部材3を載置し、スリ
ーブ7の上端面に設けた複数のネジ穴4に螺合するネジ
2で該係止部材3を締め付けることにより、該係止部材
3の外周に設けられた複数の爪3aでポリゴンミラー5
を該爪3aとミラー受座面7cで挟持して固定する。こ
こでセラミックスリング1とスリーブ7とはポリゴンミ
ラー5を固定する回転体を構成する。なお、係止部材3
の構造は後に図7乃至図10を用いて詳述する。
【0026】ネジ2の締め付けにより、係止部材3の爪
3aは径外方で且つ斜め上方に弓形状に撓むことによ
り、図2(図1のB部分の拡大図)に示すように、弾性
力Faでポリゴンミラー5を押圧し、下方と径外方に同
時に弾性力Faの分力Fb,Fcで押圧することにな
る。これによりポリゴンミラー5は分力Fbでミラー受
座面7cに対して固定されると同時に、分力Fcで径方
向へも突っ張られる。この径方向へ突っ張る分力Fcに
より、ポリゴンミラー5の径方向への位置決めがなされ
るから、ポリゴンミラー5の経時的な位置ずれによるバ
ランスずれを防げる。なお、スリーブ7の下面にはロー
タマグネット8が固着されている。
【0027】ポリゴンミラーの取付構造体を上記のよう
に形成することにより、性能を決定するスリーブ7とポ
リゴンミラー5の接する面は、リング状のミラー受座面
7cとこの面に当接するポリゴンミラー5自体の面とな
り、従来例に比較し狭い面積を高精度の平面度及び表面
粗さで仕上げればよいから加工が簡単となる。
【0028】図1に示すポリゴンミラーの取付構造体、
即ち回転体は、図12に示すような、ポリゴンミラース
キャナモータに組み込まれる。この時係止部材3を磁性
体金属とすることにより、回転体はカウンタマグネット
(図12のカウンタマグネット63を参照)により吊り
上げる構造にすることができるから、スラスト動圧軸受
の起動時のスラスト摩擦トルクを軽減できる。
【0029】なお、図1に示す構造では、ポリゴンミラ
ー5の上部にスリーブ貫通穴と同心のリング状の突起部
5bが形成されている。ポリゴンミラー5は図3に示す
ように、上部にスリーブ貫通穴と同心のリング状の凹部
5dを形成する構造としてもよい。要はリング状の突起
部5b(図1)又はリング状の凹部5dのように、その
内周角部に係止部材3が当接し、図2に示すように、係
止部材3の爪3aの弾性力Faでポリゴンミラー5を押
圧し、下方と径外方に同時に弾性力Faの分力Fb,F
cで押圧する異なる段差部がポリゴンミラー5の上部に
スリーブ貫通穴と同心のリング状に形成されていれば、
リング状の突起部5bや凹部5dでなくてもよい。
【0030】また、図1及び図3に示す構造では、係止
部材3の爪3aが径外方で且つ斜め上方に弓形状に撓む
構成例を示したが、係止部材3の爪3aは図4又は図5
に示すように下面外周部が径外方で且つ斜め上方に傾斜
するテーパ形状を有するものであってもよい。
【0031】図6は係止部材の構造を示す図で、同図
(a)は平面図、同図(b)、(c)はそれぞれ断面図
である。図示するように、係止部材3は中央に上記セラ
ミックスリング1が貫通する貫通穴3cが形成された弾
性を有する金属板からなるリング状で、その外周に断面
が弓形状(同図(b)参照)又はテーパ形状(同図
(c)参照)の複数の爪を設けた構造であり。リング部
には所定の間隔で上記ネジ2が貫通する複数の穴3bが
形成されている。
【0032】係止部材の構造の平面形状は図7に示すも
のに限定されるものではなく、例えば図7、図8、図9
に示す形状であってもよい。即ち、図7に示すように等
ピッチで多数の爪3aを設けたもの、図8に示すように
リング部に複数個(図では4個)の切欠3dを形成して
複数個(図では4個)の爪3aを設けたもの、図9に示
すようにリング部に複数個(図では6個)のスリット3
eを形成して複数個(図では6個)の爪3aを設けたも
の等がある。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば下
記のような優れた効果が得られる。 (1)ポリゴンミラーにネジ取付けのための複数の貫通
孔が不要となるため、ポリゴンミラーの製作工程が減
り、コストダウンが図れる。また、該貫通孔を設けない
ので、ポリンゴミラーを高速回転してもこの貫通孔の影
響によるミラー面の変形がなく、各ミラー面が各面毎に
均一に変形することになるので、モータの面倒れ、ジッ
タ特性が良くなった。
【0034】(2)ポリゴンミラーは係止部材、例えば
弾性材料部材により、ソフトにスリーブの段差部に形成
されたミラー受座面に直接固定されているので、遠心
力、温度変化等によるポリゴンミラーの変形等に対して
弾性的に面摩擦に頼らず線接触による集中荷重で支えて
いるため、再現性、繰返しに優れ、経時的な変化がな
い。また係止部材はポリゴンミラーに対して径方向、即
ち回転体中心に対する位置決めも併せて行なっているた
め、経時的なバランスのズレもない。
【0035】(3)従来の取付構造においては、ポリゴ
ンミラーとスリーブの接触面の摩擦管理のため取付ネジ
の締付トルク管理を行なっていたが、本発明において
は、係止部材取付ネジは単に係止部材をスリーブ上端に
固定するだけでよく、組立時のネジの締付トルクの管理
が不要となり、組立が容易で組立工数が大幅に削減でき
る。
【0036】(4)ポリゴンミラーはスリーブの段差部
に形成されたミラー受座面を基準として当接しているの
で、該ミラー受座面と、ポリゴンミラーの該ミラー受座
面に当接する面の2つの面の比較的狭い面積だけを高精
度の平面度及び表面粗さで仕上げればよいので、従来例
より加工工数が大巾に削減できる。
【0037】(5)セラミックスリングに該セラミック
スリングと略同じ高さのスリーブを焼バメしているの
で、焼バメ後のセラミックスリング上下方向に均一な残
留応力が加わる。これによりセラミックスリング上下端
面は比較的小さな変形にとどまり、従って焼バメ後の修
正後加工が不要となる。
【0038】(6)セラミックスリングに該セラミック
スリングと略同じ高さのスリーブが焼バメされており、
後は重量の軽いポリゴンミラーがこのスリーブに弾性的
に取り付けられているので、重量の重いスリーブロータ
マグネットはセラミックスリングに強固に取り付けられ
ており、高速回転体として安定性、信頼性が高く、経時
的なバランスずれも起りにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリゴンミラーの取付構造を示す一部
断面正面図である。
【図2】図1のB部分の拡大図である。
【図3】本発明のポリゴンミラーの他の取付構造を示す
一部断面正面図である。
【図4】本発明のポリゴンミラーの他の取付構造を示す
一部断面正面図である。
【図5】本発明のポリゴンミラーの他の取付構造を示す
一部断面正面図である。
【図6】係止部材の構造を示す図で、同図(a)は平面
図、同図(b)、(c)はそれぞれ断面図である。
【図7】係止部材の構造を示す平面図である。
【図8】係止部材の構造を示す平面図である。
【図9】係止部材の構造を示す平面図である。
【図10】従来のこの種のポリゴンミラースキャナモー
タの回転体の構造を示す断面図である。
【図11】従来のポリゴンミラースキャナモータの断面
を示す図である。
【符号の説明】
1 セラミックスリング 2 ネジ 3 係止部材 4 ネジ穴 5 ポリゴンミラー 7 スリーブ 8 ロータマグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 一男 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンミラーを回転体の外周に固定す
    るポリゴンミラーの取付構造において、 前記回転体の外周に形成されたミラー受座面に前記ポリ
    ゴンミラーを載置し、 外周に複数の断面がテーパ形状又は弓形状の爪を有する
    平面リング状の係止部材の該爪にて、前記ポリゴンミラ
    ーを直接下方と径方向に同時に押し付け固定することを
    特徴とするポリゴンミラーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ポリゴンミラー上部には前記回転体
    が貫通する貫通穴と同心状に径方向に対する位置固定の
    ためのリング状段差部が形成され、前記係止部材の爪は
    リング状段差部の内径角部を押圧することを特徴とする
    請求項1に記載のポリゴンミラーの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記回転体は内周がラジアル動圧軸受の
    摺動面となり、両端面がスラスト動圧軸受の摺動面とな
    る円筒状のセラミックスリングの外周に円筒状のスリー
    ブを固着した構造であり、該スリーブの外周に前記ミラ
    ー受座面が形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のポリゴンミラーの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記スリーブは高さ寸法が前記セラミッ
    クスリングの高さ寸法と略同じで、且つ外周に小径部と
    大径部を有する断面L字状の円筒状であり、該スリーブ
    の該小径部と大径部との間に設けた段差部に前記ミラー
    受座面が形成されていることを特徴とする請求項3に記
    載のポリゴンミラーの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記係止部材を磁性体とすることを特徴
    とする請求項3乃至4のいずれか1つに記載のポリゴン
    ミラーの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記係止部材の爪がポリゴンミラーを押
    圧している位置の径方向距離が前記スリーブのミラー受
    座面の内周と外周の径方向距離の間にあることを特徴と
    する請求項3乃至5のいずれか1つに記載のポリゴンミ
    ラーの取付構造。
JP6239484A 1993-09-24 1994-09-06 ポリゴンミラーの取付構造 Pending JPH07140412A (ja)

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