JP2002054635A - スラスト軸受支持装置 - Google Patents
スラスト軸受支持装置Info
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- JP2002054635A JP2002054635A JP2000240153A JP2000240153A JP2002054635A JP 2002054635 A JP2002054635 A JP 2002054635A JP 2000240153 A JP2000240153 A JP 2000240153A JP 2000240153 A JP2000240153 A JP 2000240153A JP 2002054635 A JP2002054635 A JP 2002054635A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2380/00—Electrical apparatus
- F16C2380/26—Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラストカラーの主軸に対する取付けと、直
角度や同心度の調整が行なえるようにしたスラスト軸受
支持装置を提供すること。 【解決手段】 主軸に固定したスラストカラーをスラス
ト軸受で支持する方式のスラスト軸受装置において、径
方向の厚みが円周方向で部分的に調整できるようにした
リング状の調整部材9を、主軸1とスラストカラー2の
間に形成した空間部に挿入し、調整部材2の厚みの調整
により、主軸1に対するスラストカラー2の固定と、こ
れらの間の角度調整が得られるようにしたもの。
角度や同心度の調整が行なえるようにしたスラスト軸受
支持装置を提供すること。 【解決手段】 主軸に固定したスラストカラーをスラス
ト軸受で支持する方式のスラスト軸受装置において、径
方向の厚みが円周方向で部分的に調整できるようにした
リング状の調整部材9を、主軸1とスラストカラー2の
間に形成した空間部に挿入し、調整部材2の厚みの調整
により、主軸1に対するスラストカラー2の固定と、こ
れらの間の角度調整が得られるようにしたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸において、
その軸方向に働く力を受け持つスラスト軸受に係り、特
に立て軸形水車発電機など大型の回転機器に好適なスラ
スト軸受の支持装置に関する。
その軸方向に働く力を受け持つスラスト軸受に係り、特
に立て軸形水車発電機など大型の回転機器に好適なスラ
スト軸受の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】立て軸形水車発電機など大容量で大型の
回転機器では、高速回転体を高精度で安定した状態に支
持するスラスト軸受装置が必要であるが、このスラスト
軸受装置は、通常、図2に示すような機構を備えてい
る。
回転機器では、高速回転体を高精度で安定した状態に支
持するスラスト軸受装置が必要であるが、このスラスト
軸受装置は、通常、図2に示すような機構を備えてい
る。
【0003】図2において、このスラスト軸受装置は、
回転機器の主軸1の上端近傍に、下向きの略カップ状を
したスラストカラー2を固定し、これの下端に孔開き円
板からなる回転板3を取付け、この回転板3を、スラス
ト板4を有するスラスト軸受5で受けることにより、主
軸1のスラスト支持が得られるようにすると共に、更に
スラストカラー2の外周が案内軸受6で支持されるよう
に構造されている。
回転機器の主軸1の上端近傍に、下向きの略カップ状を
したスラストカラー2を固定し、これの下端に孔開き円
板からなる回転板3を取付け、この回転板3を、スラス
ト板4を有するスラスト軸受5で受けることにより、主
軸1のスラスト支持が得られるようにすると共に、更に
スラストカラー2の外周が案内軸受6で支持されるよう
に構造されている。
【0004】このとき、スラストカラー2は、それを主
軸1に確実に固定するため、主軸1に焼嵌めされた上
で、主軸1の溝に嵌合させたスラスト支持リング8を設
け、これにより、主軸1に垂直方向に掛っている応力が
確実にスラストカラー2に伝えられるようになってい
る。
軸1に確実に固定するため、主軸1に焼嵌めされた上
で、主軸1の溝に嵌合させたスラスト支持リング8を設
け、これにより、主軸1に垂直方向に掛っている応力が
確実にスラストカラー2に伝えられるようになってい
る。
【0005】このとき、スラストカラー2に対する回転
板3の取付けには、ボルト締付け構造が採用されてお
り、さらに全体が軸受タンク7内に収容された状態で使
用されるようになっている。
板3の取付けには、ボルト締付け構造が採用されてお
り、さらに全体が軸受タンク7内に収容された状態で使
用されるようになっている。
【0006】ここで、このスラストカラー2の主軸1に
対する固定には、強大なスラスト荷重を支え、回転トル
クを伝達する能力が必要とされる上、回転したとき、ス
ラスト軸受4及び案内軸受6に偏荷重を与えないように
する必要があり、このため、スラストカラー2が主軸1
に対して直角に、且つ同心を保って正確に固定されてい
なければならない。
対する固定には、強大なスラスト荷重を支え、回転トル
クを伝達する能力が必要とされる上、回転したとき、ス
ラスト軸受4及び案内軸受6に偏荷重を与えないように
する必要があり、このため、スラストカラー2が主軸1
に対して直角に、且つ同心を保って正確に固定されてい
なければならない。
【0007】そして、このためには、スラストカラー2
に対して、高精度の加工を施す必要があり、その上で、
主軸1に対する組立にも高度の調整技術が要求される。
ここで、従来技術では、主軸1とスラストカラー2は、
焼嵌めにより固定されるだけなので、焼嵌め状況によっ
ては、主軸1との直角度及び同心度が確立されず、調整
作業が必要になる。
に対して、高精度の加工を施す必要があり、その上で、
主軸1に対する組立にも高度の調整技術が要求される。
ここで、従来技術では、主軸1とスラストカラー2は、
焼嵌めにより固定されるだけなので、焼嵌め状況によっ
ては、主軸1との直角度及び同心度が確立されず、調整
作業が必要になる。
【0008】この調整作業は、従来技術の場合、主とし
てスラストカラー2の焼嵌め状況を変えるための再加熱
作業と、スラストカラー2と回転板3の接触面の現場微
調整加工作業であり、これによりスラストカラー2と主
軸1の接触状態の改善が得られるようにしていた。
てスラストカラー2の焼嵌め状況を変えるための再加熱
作業と、スラストカラー2と回転板3の接触面の現場微
調整加工作業であり、これによりスラストカラー2と主
軸1の接触状態の改善が得られるようにしていた。
【0009】このとき、スラストカラー2と回転板3の
接触面の加工は、全周にわたって均一な接触状態が与え
られるようにする必要が有り、例えば、部分的に接触し
ていない箇所が残っていると、スラスト荷重を受けたと
き、主軸1との直角度に微妙な偏差がでてしまうので、
組立て前での接触状況の事前確認が重要な作業になって
いる。
接触面の加工は、全周にわたって均一な接触状態が与え
られるようにする必要が有り、例えば、部分的に接触し
ていない箇所が残っていると、スラスト荷重を受けたと
き、主軸1との直角度に微妙な偏差がでてしまうので、
組立て前での接触状況の事前確認が重要な作業になって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、スラ
ストカラーの主軸に対する取付位置と取付角度の調整に
ついて配慮がされておらず、スラスト軸受の精度保持に
問題があった。従来技術は、スラストカラーを主軸に焼
嵌めしているが、この場合、焼嵌部分での接触状態と加
熱冷却状況の微妙な違いによって取付け状態が変化し、
再現性が困難である。
ストカラーの主軸に対する取付位置と取付角度の調整に
ついて配慮がされておらず、スラスト軸受の精度保持に
問題があった。従来技術は、スラストカラーを主軸に焼
嵌めしているが、この場合、焼嵌部分での接触状態と加
熱冷却状況の微妙な違いによって取付け状態が変化し、
再現性が困難である。
【0011】このため、従来技術では、スラストカラー
など各部品について、平行度、平面度、直角度などに高
精度の単品加工を必要とする上、組立途中及び組立後の
確認作業においても、微調整加工など高度な技術が必要
とされ、従って、スラスト軸受の精度保持に問題が生じ
てしまうのである。
など各部品について、平行度、平面度、直角度などに高
精度の単品加工を必要とする上、組立途中及び組立後の
確認作業においても、微調整加工など高度な技術が必要
とされ、従って、スラスト軸受の精度保持に問題が生じ
てしまうのである。
【0012】ここで、微妙な現場調整加工技術を必要と
せず、組立作業の簡素化が図れるようにするためには、
主軸とスラストカラーの焼嵌作業を無くし、組立途中に
おいて直角度及び同心度の確認微調整が容易にできるよ
うにしたスラスト軸受支持装置が必要であり、従って、
本発明の目的は、スラストカラーの主軸に対する取付け
と、直角度や同心度の調整が行なえるようにしたスラス
ト軸受支持装置を提供することにある。
せず、組立作業の簡素化が図れるようにするためには、
主軸とスラストカラーの焼嵌作業を無くし、組立途中に
おいて直角度及び同心度の確認微調整が容易にできるよ
うにしたスラスト軸受支持装置が必要であり、従って、
本発明の目的は、スラストカラーの主軸に対する取付け
と、直角度や同心度の調整が行なえるようにしたスラス
ト軸受支持装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、主軸に固定
したスラストカラーをスラスト軸受で支持する方式のス
ラスト軸受装置において、径方向の厚みが円周方向で部
分的に調整できるようにしたリング状の調整部材を用
い、この調整部材を、前記主軸と前記スラストカラーの
中心孔の間に形成した空間部に挿入し、前記調整部材の
前記厚みの調整により、前記主軸に対する前記スラスト
カラーの固定と、これらの間の角度調整が得られるよう
にして達成される。
したスラストカラーをスラスト軸受で支持する方式のス
ラスト軸受装置において、径方向の厚みが円周方向で部
分的に調整できるようにしたリング状の調整部材を用
い、この調整部材を、前記主軸と前記スラストカラーの
中心孔の間に形成した空間部に挿入し、前記調整部材の
前記厚みの調整により、前記主軸に対する前記スラスト
カラーの固定と、これらの間の角度調整が得られるよう
にして達成される。
【0014】このとき、外周面に山形テーパー状の楔面
を有する内楔リングと、前記内楔リングの外側に同心円
状に組合わされ、内周面に山形テーパー状の楔面を有す
る外楔リングと、前記内楔リングと前記外楔リングの間
の上側に組合わされ、内周面と外周面に下方に向かって
狭くなっているテーパー状の楔面を有する上楔リング
と、前記内楔リングと前記外楔リングの間の下上側に組
合わされ、内周面と外周面に上方に向かって狭くなって
いるテーパー状の楔面を有する下楔リングと、前記上楔
リングと前記下楔リングに対して、相互に接近する方向
の力を与える複数本のボルトとで、前記調整部材が構成
ざれるようにしてもよい。
を有する内楔リングと、前記内楔リングの外側に同心円
状に組合わされ、内周面に山形テーパー状の楔面を有す
る外楔リングと、前記内楔リングと前記外楔リングの間
の上側に組合わされ、内周面と外周面に下方に向かって
狭くなっているテーパー状の楔面を有する上楔リング
と、前記内楔リングと前記外楔リングの間の下上側に組
合わされ、内周面と外周面に上方に向かって狭くなって
いるテーパー状の楔面を有する下楔リングと、前記上楔
リングと前記下楔リングに対して、相互に接近する方向
の力を与える複数本のボルトとで、前記調整部材が構成
ざれるようにしてもよい。
【0015】前記調整部材は、緊迫力を発生して主軸と
スラストカラーを固定するが、このとき緊迫力を部分的
に異ならせることにより直角度及び同心度の調整が可能
になるように働く。従って、焼嵌めによる固定が不要に
でき、上記課題が解決できる。
スラストカラーを固定するが、このとき緊迫力を部分的
に異ならせることにより直角度及び同心度の調整が可能
になるように働く。従って、焼嵌めによる固定が不要に
でき、上記課題が解決できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるスラスト軸受
支持装置について、図示の実施の形態により詳細に説明
する。図1は、本発明の一実施形態で、図において、主
軸1とスラストカラー2、回転板3、スラストパッド
4、スラスト軸受5、案内軸受6、軸受タンク7、それ
にスラスト支持リング8は、図2で説明した従来技術と
同じである。
支持装置について、図示の実施の形態により詳細に説明
する。図1は、本発明の一実施形態で、図において、主
軸1とスラストカラー2、回転板3、スラストパッド
4、スラスト軸受5、案内軸受6、軸受タンク7、それ
にスラスト支持リング8は、図2で説明した従来技術と
同じである。
【0017】ここで、9は調整部材で、全体は環状に作
られていて、主軸1とスラストカラー2の間に形成して
ある環状の空間に挿入されている。そして、この調整部
材9は、主軸1とスラストカラー2の間に形成してある
環状の空間に挿入され、この部分で主軸1とスラストカ
ラー2との間に緊迫力を発生させることにより、主軸1
にスラストカラー2を固定する働きをする。
られていて、主軸1とスラストカラー2の間に形成して
ある環状の空間に挿入されている。そして、この調整部
材9は、主軸1とスラストカラー2の間に形成してある
環状の空間に挿入され、この部分で主軸1とスラストカ
ラー2との間に緊迫力を発生させることにより、主軸1
にスラストカラー2を固定する働きをする。
【0018】次に、図3は、調整部材9の上面図で、図
4は、同じくその断面図であり、これらの図に示されて
いるように、この調整部材9は、複数本のボルト11と
内楔リング12、外楔リング13、上楔リング14、そ
れに下楔リング15で構成されている。
4は、同じくその断面図であり、これらの図に示されて
いるように、この調整部材9は、複数本のボルト11と
内楔リング12、外楔リング13、上楔リング14、そ
れに下楔リング15で構成されている。
【0019】まず、内楔リング12と外楔リング13
は、図4の断面図に示されているように、断面がほぼ平
らな矩形で、幅方向(図では上下方向)に広いリング状の
部材で夫々作られている。そして、内楔リング12は、
内面が円柱面で、外面は幅方向の中央で厚みが最大にな
っている山形のテーパー面に作られ、反対に外楔リング
13は、外面が円柱面で、内側が山形のテーパー面に作
られている。
は、図4の断面図に示されているように、断面がほぼ平
らな矩形で、幅方向(図では上下方向)に広いリング状の
部材で夫々作られている。そして、内楔リング12は、
内面が円柱面で、外面は幅方向の中央で厚みが最大にな
っている山形のテーパー面に作られ、反対に外楔リング
13は、外面が円柱面で、内側が山形のテーパー面に作
られている。
【0020】次に、上楔リング14と下楔リング15
は、夫々断面がほぼ方形をしたリング状の部材で作ら
れ、夫々幅方向(図では上下方向)に貫通する孔が、双方
のリングで同じ位置に揃うように円周方向に沿って等間
隔に複数個、配設してある。
は、夫々断面がほぼ方形をしたリング状の部材で作ら
れ、夫々幅方向(図では上下方向)に貫通する孔が、双方
のリングで同じ位置に揃うように円周方向に沿って等間
隔に複数個、配設してある。
【0021】このとき、上楔リング14に設けられる孔
は、ボルト11を通すための透孔にしてあるが、下楔リ
ング15では、ボルト11を嵌合させるための雌ねじ孔
にしてある。
は、ボルト11を通すための透孔にしてあるが、下楔リ
ング15では、ボルト11を嵌合させるための雌ねじ孔
にしてある。
【0022】更に上楔リング14は、内楔リング12と
外楔リング13の向かい合ったテーパー面の中の、図で
は上側の内面に合わせて、下側に向かって幅が狭くなっ
ている楔形に作られ、反対に下楔リング15は、上側に
向かって幅が狭くなっている楔形に作られている。
外楔リング13の向かい合ったテーパー面の中の、図で
は上側の内面に合わせて、下側に向かって幅が狭くなっ
ている楔形に作られ、反対に下楔リング15は、上側に
向かって幅が狭くなっている楔形に作られている。
【0023】ここで、内楔リング12と外楔リング13
には、それらの間に上楔リング14と下楔リング15が
挿入されたとき、その挿入された度合いに応じて、容易
に内径と外径が変わることができるように、夫々円周方
向で一箇所、切り離されている。
には、それらの間に上楔リング14と下楔リング15が
挿入されたとき、その挿入された度合いに応じて、容易
に内径と外径が変わることができるように、夫々円周方
向で一箇所、切り離されている。
【0024】次に、この調整部材9の動作について説明
する。いま、図4に示すように、上楔リング14と下楔
リング15の間に間隔がある状態になるようにして、調
整部材9を主軸1とスラストカラー2の間の空間に挿入
する。なお、このためには、予め主軸1とスラストカラ
ー2の間に形成してある環状の空間の幅を調整部材9の
寸法に合わせてやればよい。
する。いま、図4に示すように、上楔リング14と下楔
リング15の間に間隔がある状態になるようにして、調
整部材9を主軸1とスラストカラー2の間の空間に挿入
する。なお、このためには、予め主軸1とスラストカラ
ー2の間に形成してある環状の空間の幅を調整部材9の
寸法に合わせてやればよい。
【0025】そして、ボルト11をねじ込んでやると、
上楔リング14と下楔リング15の間にこれらを相互に
引き寄せる方向の力が発生する。そこで、上楔リング1
4と下楔リング15は、内楔リング12と外楔リング1
3の双方のテーパー面に沿って中央部に移動しようと
し、これにより、図5に示すように、内楔リング12と
外楔リング13を押し開く方向の応力(緊迫力と呼ぶ)が
発生する。
上楔リング14と下楔リング15の間にこれらを相互に
引き寄せる方向の力が発生する。そこで、上楔リング1
4と下楔リング15は、内楔リング12と外楔リング1
3の双方のテーパー面に沿って中央部に移動しようと
し、これにより、図5に示すように、内楔リング12と
外楔リング13を押し開く方向の応力(緊迫力と呼ぶ)が
発生する。
【0026】従って、調整部材9のボルト11をねじ込
むことにより、スラストカラー2を主軸1に固定するこ
とができる。このときの緊迫力は、ボルト11による締
付力に対応した強さなるので、円周上の全てボルト11
のねじ込み量を同じにしてやれば、リングの円周上で均
等な強さの緊迫力を発生させることができ、スラストカ
ラー2を主軸1に強固に固定することができる。
むことにより、スラストカラー2を主軸1に固定するこ
とができる。このときの緊迫力は、ボルト11による締
付力に対応した強さなるので、円周上の全てボルト11
のねじ込み量を同じにしてやれば、リングの円周上で均
等な強さの緊迫力を発生させることができ、スラストカ
ラー2を主軸1に強固に固定することができる。
【0027】一方、ボルト11の締付力を各ボルト間で
変えたとすると、調整部材9による緊迫力は円周上で不
均一に発生し、各ボルト間での締付力の変え方に応じ
て、不均一になる状態も変えられるので、これを利用す
れば、主軸1に対するスラストカラー2の直角度が微調
整できることになる。
変えたとすると、調整部材9による緊迫力は円周上で不
均一に発生し、各ボルト間での締付力の変え方に応じ
て、不均一になる状態も変えられるので、これを利用す
れば、主軸1に対するスラストカラー2の直角度が微調
整できることになる。
【0028】従って、この実施形態によれは、まず、ボ
ルト11を均等にねじ込んで主軸1にスラストカラー2
が固定された状態にし、この後、直角度を測定し、誤差
があったときは、その誤差の方向に応じて各ボルト11
のねじ込み量を個別に変え、緊迫力を部分的に増減させ
ることにより、軸1とスラストカラー2の固定状態を微
妙に変化させ、直角度を調整することができる。
ルト11を均等にねじ込んで主軸1にスラストカラー2
が固定された状態にし、この後、直角度を測定し、誤差
があったときは、その誤差の方向に応じて各ボルト11
のねじ込み量を個別に変え、緊迫力を部分的に増減させ
ることにより、軸1とスラストカラー2の固定状態を微
妙に変化させ、直角度を調整することができる。
【0029】このときの調整部材9による直角度微調整
の詳細について、図5により説明する。いま、調整部材
9により主軸1にスラストカラー2を固定したとき、図
に調整前位置として示したように、スラストカラー2の
右側がやや高くなっていたとする。
の詳細について、図5により説明する。いま、調整部材
9により主軸1にスラストカラー2を固定したとき、図
に調整前位置として示したように、スラストカラー2の
右側がやや高くなっていたとする。
【0030】そうすると、この場合は、スラストカラー
2を調整前位置から調整後位置に変位させる必要がある
ので、図において、左側の緊迫力を強めるように、各ボ
ルト11の締付状態を変えてやればよく、これにより、
直角度が修正された調整後位置にすることができる。
2を調整前位置から調整後位置に変位させる必要がある
ので、図において、左側の緊迫力を強めるように、各ボ
ルト11の締付状態を変えてやればよく、これにより、
直角度が修正された調整後位置にすることができる。
【0031】つまり、この実施形態によれば、組立時、
最初に主軸1にスラストカラー2を固定するときには、
主軸1に対してスラストカラー2が正確に直角になるか
否かを考慮して作業を進める必要は無く、とりあえず調
整部材9による所定位置での固定が得られている状態に
し、この後、固定状態を維持したまま、上記した特定部
分の緊迫力の増減を行なえばよいことになる。
最初に主軸1にスラストカラー2を固定するときには、
主軸1に対してスラストカラー2が正確に直角になるか
否かを考慮して作業を進める必要は無く、とりあえず調
整部材9による所定位置での固定が得られている状態に
し、この後、固定状態を維持したまま、上記した特定部
分の緊迫力の増減を行なえばよいことになる。
【0032】従って、この実施形態によれば、主軸1に
スラストカラー2を取付ける際、容易に傾きを修正で
き、要求される通りの高精度の直角度が容易に達成でき
ることになる。また、このときの直角度の調整は、主軸
1に対してスラストカラー2を固定する作業の一環とし
て行えるので、焼嵌めによる作業と比較して、作業効率
の改善が著しい。
スラストカラー2を取付ける際、容易に傾きを修正で
き、要求される通りの高精度の直角度が容易に達成でき
ることになる。また、このときの直角度の調整は、主軸
1に対してスラストカラー2を固定する作業の一環とし
て行えるので、焼嵌めによる作業と比較して、作業効率
の改善が著しい。
【0033】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。まず、図6の実施形態は、主軸1とスラストカラ
ー2の間の空間に、調整部材9、90を上下2段に分け
て設けたもので、下段の調整部材90により、主軸1と
スラストカラー2の同心度を確保し、上段の調整部材9
の緊迫力の調整により直角度を修正するようにしたもの
である。
する。まず、図6の実施形態は、主軸1とスラストカラ
ー2の間の空間に、調整部材9、90を上下2段に分け
て設けたもので、下段の調整部材90により、主軸1と
スラストカラー2の同心度を確保し、上段の調整部材9
の緊迫力の調整により直角度を修正するようにしたもの
である。
【0034】この図6の実施形態の場合、まず下段の調
整部材90を主軸1とスラストカラー2の間に挿入し、
正確な同心度が得られた状態にした上で固定し、この
後、上段の調整部材9を挿入して緊迫力を調整し、正し
い直角度が得られるように修正するのである。
整部材90を主軸1とスラストカラー2の間に挿入し、
正確な同心度が得られた状態にした上で固定し、この
後、上段の調整部材9を挿入して緊迫力を調整し、正し
い直角度が得られるように修正するのである。
【0035】次に、図7の実施形態は、スラストカラー
2の軸孔の内壁面に反力受部2Aを設け、主軸1に接す
る部分が反力受部2Aだけに限定されるようにしたもの
で、これにより、調整部材9の緊迫力によりスラストカ
ラー2に現われる反力が、この反力受部2Aだけに掛る
ようにしたものである。
2の軸孔の内壁面に反力受部2Aを設け、主軸1に接す
る部分が反力受部2Aだけに限定されるようにしたもの
で、これにより、調整部材9の緊迫力によりスラストカ
ラー2に現われる反力が、この反力受部2Aだけに掛る
ようにしたものである。
【0036】この実施形態の場合、半力受部2Aが調整
部材9の緊迫力による反力の支点になるので、スラスト
カラー2の角度の調整が容易に行なえるようになる。こ
のとき、この半力受部2Aが存在している部分の内径
が、主軸1の外径に対して若干の締代を持つようにして
やってもよく、この場合は、この部分で主軸1とスラス
トカラー2の同心度が確保されるようになる。
部材9の緊迫力による反力の支点になるので、スラスト
カラー2の角度の調整が容易に行なえるようになる。こ
のとき、この半力受部2Aが存在している部分の内径
が、主軸1の外径に対して若干の締代を持つようにして
やってもよく、この場合は、この部分で主軸1とスラス
トカラー2の同心度が確保されるようになる。
【0037】ここで、上記したいずれの実施形態の場合
にも、スラストカラー2の位置決めのためキーを設ける
ようにしてもよく、この場合には、組立作業が更に簡素
化でき、位置に再現性を持たせることができる。
にも、スラストカラー2の位置決めのためキーを設ける
ようにしてもよく、この場合には、組立作業が更に簡素
化でき、位置に再現性を持たせることができる。
【0038】また、上記実施形態によれば、スラストカ
バー2を主軸1に固定した後での切削加工などによる直
角度微調整工程が不要になるので、図2に示した従来技
術における回転板3を省略することができるという効果
がある。
バー2を主軸1に固定した後での切削加工などによる直
角度微調整工程が不要になるので、図2に示した従来技
術における回転板3を省略することができるという効果
がある。
【0039】
【発明の効果】以上の説明に様に主軸と回転円板とを調
整金具を設置した状態で直角度調整が容易になるため、
以下の効果が期待できる。スラストカラー加熱用の治具
及び電源が不要にできる。組立調整作業が大幅に簡素化
できる。回転板が不要にできる。
整金具を設置した状態で直角度調整が容易になるため、
以下の効果が期待できる。スラストカラー加熱用の治具
及び電源が不要にできる。組立調整作業が大幅に簡素化
できる。回転板が不要にできる。
【図1】本発明によるスラスト軸受支持装置の一実施形
態を示す要部断面図である。
態を示す要部断面図である。
【図2】従来技術によるスラスト軸受支持装置の一例を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図3】本発明の一実施形態における調整部材の一例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態における調整部材の一例を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図5】調整部材による直角度調整の原理説明図であ
る。
る。
【図6】本発明によるスラスト軸受支持装置の他の一実
施形態を示す要部断面図である。
施形態を示す要部断面図である。
【図7】本発明によるスラスト軸受支持装置の更に別の
一実施形態を示す要部断面図である。
一実施形態を示す要部断面図である。
1 主軸(回転機器の回転軸) 2 スラストカラー 3 回転板 4 スラスト板 5 スラスト軸受 6 案内軸受 7 軸受タンク 8 スラスト支持リング 9 調整部材 11 ボルト 12 外楔リング 13 内楔リング 14 上楔リング 15 下楔リング
フロントページの続き (72)発明者 近藤 泰人 茨城県ひたちなか市足崎字西原1370番1号 株式会社日立エンジニアリングサービス 内 (72)発明者 ▲吉▼田 里美 茨城県ひたちなか市足崎字西原1370番1号 株式会社日立エンジニアリングサービス 内 Fターム(参考) 3J011 AA02 BA14 CA04 DA02 KA03 LA06 MA12 3J012 AB01 BB02 CB02 DB11 FB01 HB04
Claims (2)
- 【請求項1】 主軸に固定したスラストカラーをスラス
ト軸受で支持する方式のスラスト軸受装置において、 径方向の厚みが円周方向で部分的に調整できるようにし
たリング状の調整部材を用い、 この調整部材を、前記主軸と前記スラストカラーの中心
孔の間に形成した空間部に挿入し、 前記調整部材の前記厚みの調整により、前記主軸に対す
る前記スラストカラーの固定と、これらの間の角度調整
が得られるように構成したことを特徴とするスラスト軸
受支持装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記調整部材が、 外周面に山形テーパー状の楔面を有する内楔リングと、 前記内楔リングの外側に同心円状に組合わされ、内周面
に山形テーパー状の楔面を有する外楔リングと、 前記内楔リングと前記外楔リングの間の上側に組合わさ
れ、内周面と外周面に下方に向かって狭くなっているテ
ーパー状の楔面を有する上楔リングと、 前記内楔リングと前記外楔リングの間の下上側に組合わ
され、内周面と外周面に上方に向かって狭くなっている
テーパー状の楔面を有する下楔リングと、 前記上楔リングと前記下楔リングに対して、相互に接近
する方向の力を与える複数本のボルトとで構成されてい
ることを特徴とするスラスト軸受支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000240153A JP2002054635A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | スラスト軸受支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000240153A JP2002054635A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | スラスト軸受支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002054635A true JP2002054635A (ja) | 2002-02-20 |
Family
ID=18731568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000240153A Pending JP2002054635A (ja) | 2000-08-08 | 2000-08-08 | スラスト軸受支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002054635A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006292023A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | リングギヤフランジ |
| CN112828528A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-05-25 | 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 | 一种推力环内环研伤部位修复方法 |
-
2000
- 2000-08-08 JP JP2000240153A patent/JP2002054635A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006292023A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | リングギヤフランジ |
| CN112828528A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-05-25 | 中钢集团邢台机械轧辊有限公司 | 一种推力环内环研伤部位修复方法 |
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