JPH07103127B2 - チエノートリアゾロ―ジアゼピン誘導体、その製造法及びそれを含有する抗喘息、抗アレルギー剤 - Google Patents

チエノートリアゾロ―ジアゼピン誘導体、その製造法及びそれを含有する抗喘息、抗アレルギー剤

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JPH07103127B2
JPH07103127B2 JP2073582A JP7358290A JPH07103127B2 JP H07103127 B2 JPH07103127 B2 JP H07103127B2 JP 2073582 A JP2073582 A JP 2073582A JP 7358290 A JP7358290 A JP 7358290A JP H07103127 B2 JPH07103127 B2 JP H07103127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗喘息剤、抗アレルギー剤及び胃腸保護剤
(protectors)として特に有用なチエノ−トリアゾロ−
ジアゼピンの新規誘導体に関する。
更に詳しくは、本発明は、次の式(I): (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、RはC5
での低級直鎖アルケニル基;C20までの直鎖又は分岐鎖
アルキル基;C6までの環式基;置換アルキル基であっ
て、置換基としてアリール基又はヘテロアリール基を有
するC5までの直鎖又は分岐鎖アルキル基;置換フェニル
基であって、置換基としてC5までのアルキル基もしくは
低級アルコキシ基、フェノキシ基、C5までの低級アルキ
ルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロ
メチル基を1個又は複数個有するフェニル基;異種原子
を含有する二環式縮合環残基;及び置換スルホニル基で
あって、置換基としてフェニル基、ヘテロアリール基又
は二環式縮合環残基を有するスルホニル基を表わす:但
し、Yが酸素原子を表わす場合には、RはC5までの低級
直鎖アルケニル基;C20までの直鎖又は分岐鎖アルキル
基;置換フェニル基であって、置換基としてC5までのア
ルキル基もしくは低級アルコキシ基、フェノキシ基、C5
までの低級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子
又はトリフルオロメチル基を1個又は複数個有するフェ
ニル基;異種原子を含有する二環式縮合環残基;及び置
換スルホニル基であって、置換基としてフェニル基、ヘ
テロアリール基又は二環式縮合環残基を有するスルホニ
ル基を表わすものとする)で表わされるチエノ−トリア
ゾロ−ジアゼピン誘導体及びその医薬的に許容される塩
に関する。
本発明はまた、次の式(II): で表わされるチエノ−トリアゾロ−ジアゼピン化合物の
過剰量と適当なR−N=C=Y誘導体(式中、R及びY
は前記に定義した意義を有する)とを窒素循環下に非プ
ロトン性溶媒中で室温〜約70℃の温度で反応させること
を特徴とする前記の化合物の製造法に関する。一般に前
記の反応は室温で開始するが、該反応を完結させるため
には60〜70℃で0.5〜3時間を必要とし得る。
本発明の技術分野における先行技術文献としては米国特
許第4,621,083号明細書(又は欧州特許第176,927号明細
書)が挙げられ、それにはPAF(血小板活性化因子)−
拮抗活性を有するチエノ−トリアゾロ−ジアゼピンが記
載されている。
本発明は更にまた、前記のチエノ−トリアゾロ−ジアゼ
ピン誘導体を含有する抗喘息、抗アレルギー剤に関す
る。
本発明の新規化合物は、前記特許明細書に記載された前
記のジアゼピン類のPAF−拮抗活性よりも10〜1000倍強
いPAF−拮抗活性を示し、しかもより一層有力な有効性
も示す。
本発明のチエノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の出発
原料は、次の一連の反応(参考例I〜X)により製造し
得る。
参考例I:2−クロロベンゾイルメチルシアニド(次式の
化合物)の製造 −70℃で窒素循環下に置いた適当な反応器に、無水THF7
lと予め乾燥したシアノ酢酸115.9g(1.36モル)とを入
れた。次いで、ヘキサンに溶解したブチルリチウムの1.
6M溶液1,715ml(2.74モル)を滴加した。その間、温度
は−70℃から0℃迄上昇した。次いでこの反応混合物を
1時間攪拌した。その後、反応混合物を再度−70℃に冷
却し、これに、無水THF1に2−クロロベンゾイルクロ
リド120g(0.685モル)を溶解した溶液を滴加した。−7
0℃に保持しながら1時間攪拌した後、温度を1時間で
−70℃から0℃迄上昇させた。次いで1N−HCl溶液3lを
滴加し、数分間攪拌した後に、反応混合物をクロロホル
ムで抽出した。有機層を10%炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗滌し、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液で洗滌し、
乾燥し、濾過し、次いで溶媒を蒸発させ残溜物135gを得
た。これにジイソプロピルエーテルを加えて再結晶を行
ない、生成物を濾過し、次いでヘキサンで洗滌し標題化
合物97.2g(収率79%)を得た。
参考例II:2−アミノ−3−(2−クロロベンゾイル)−
6−エトキシカルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−ピ
リド〔3,4−b〕チオフェン(次式の化合物)の製造 冷却管を取り付けた2lエルレンマイヤーフラスコ、メタ
ノール550mlに溶解したN−カルボエトキシ−4−ピペ
リドン85.5g(0.501モル)と前記参考例Iで製造した化
合物90g(0.501モル)と硫黄華19.3g(0.600モル)とモ
ルホリン44.4g(0.501モル)とを入れた。この混合物を
1時間還流させた。溶媒250mlを蒸発させた後に、生成
した所望の化合物の沈澱を濾過し、エタノールで洗滌
し、次いでジエチルエーテルで洗滌し、その後に乾燥し
て標題化合物155.4g(収率85%)を得た。
参考例III:2−(ブロモアセトアミド)−3−(2−ク
ロロベンゾイル)−6−エトキシカルボニル−4,5,6,7
−テトラヒドロ−ピリド〔3,4−b〕チオフェン(次式
の化合物)の製造 適当な装置及び分液ロートを備えた5l反応器に、クロロ
ホルム2.5lと前記参考例IIで製造した化合物146g(0.40
0モル)とを入れた。次いで、分液ロートに入れたブロ
モアセチルブロミド87.7g(0.43モル)を滴加した。反
応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで氷冷水300mlで
洗滌し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、その後に濾過した。得られた濾液からクロロホルム
を蒸発させ、次いで残溜物をエタノールで処理した。生
成した沈澱を濾過し、エタノールで洗滌し、次いでジエ
チルエーテルで洗滌し、その後に乾燥して標題化合物18
4.6g(収率95%)を得た。
参考例IV:2−アミノアセトアミド−3−(2−クロロベ
ンゾイル)−6−エトキシカルボニル−4,5,6,7−テト
ラヒドロ−ピリド〔3,4−b〕チオフェン(次式の化合
物)の製造 ガス吹込み管を取り付けた5l反応器に前記参考例IIIで
製造した化合物174.8g(0.36モル)とTHF3lを入れた。
得られた懸濁液を0℃に冷却し、次いで予め水酸化カリ
ウムで乾燥したガス状アンモニアを加えた。アンモニア
の添加は8時間行なった(60gのアンモニアが吸収され
た)。得られた混合物を0℃で1夜攪拌し、その後に減
圧下でTHF2lを蒸発させ、次いで酢酸エチル750mlを加え
た。デカンテーション後に、有機層を10%塩化ナトリウ
ム水溶液300mlで1回、水300mlで3回それぞれ洗滌し、
次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、ロー
タリーエバポレーターで溶媒を一部蒸発させた。次いで
冷蔵庫中に一夜放置し沈澱物を生成させた。沈澱物を濾
過した後に、ジエチルエーテルで洗滌し、次いで乾燥し
標題化合物119gを得た。残りの有機層を濃縮し、次いで
ジエチルエーテル/THF混合物(容量比で3/1)1.5lで処
理し標題化合物14.6gを得た(全収率88%)。
参考例V:5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシカ
ルボニル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,
3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,4−ジアゼピン−2−オ
ン(次式の化合物)の製造 攪拌機、冷却装置及び加熱装置を備えた2l反応器を窒素
循環下に置き、これに前記参考例IVで製造した化合物12
6.6g(0.3モル)とピリジン800mlとを入れた。この反応
混合物を18時間攪拌した。出発原料が全部反応したこと
を確認した後に、ロータリーエバポレーターで減圧下に
ピリジンの一部を蒸発させた。
得られた油状物(暗褐色)をエタノール1に溶解し
た。氷浴中で冷却した後に、生成した沈澱を濾過し、エ
タノール及びジイソプロピルオキシドそれぞれで洗滌し
標題化合物101.3g(収率83.6%)を得た。
参考例VI:5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシカ
ルボニル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,
3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,4−ジアゼピン−2−チ
オン(次式の化合物)の製造 適当な諸装置を備えた3l反応器に、前記参考例Vで製造
した化合物93g(0.230モル)とピリジン1.75lを入れ
た。上記化合物が溶解した後に、五硫化リン56.3g(0.2
5モル)を加え、次いでこの反応混合物を80〜85℃で3
時間攪拌した。その後、ピリジンを蒸発させ、得られた
残溜物を氷冷水で処理した。次いで、得られた混合物を
塩化メチレンで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、塩化メチレンを蒸発させ、次いでジエチル
エーテルで処理した。次いで、得られた生成物を濾過
し、アセトニトリル700mlで処理した。得られた懸濁液
を60℃で30分間加熱し、次いで放置して冷却した。その
後、濾過し、アセトニトリルで洗滌し、次いでジエチル
エーテルで洗滌し、その後に乾燥し標題化合物80.2g
(収率83%)を得た。
参考例VII:5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシ
カルボニル−2−ヒドラジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ
−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,4−
ジアゼピン(次式の化合物)の製造 適当な諸装置及び分液ロートを備えた2l反応器に、前記
参考例VIで製造した化合物73.5g(0.175モル)とメタノ
ール1とを入れた。次いで、分液ロートに入れたヒド
ラジン水和物26.4ml(0.525モル)を室温で加え、得ら
れた混合物を室温を維持しながら2時間攪拌した。その
後に、30℃でメタノールの1/7(容量)を蒸発させ、得
られた残溜物を冷蔵庫内で一夜結晶化させた。生成した
結晶を濾過した後に、ジエチルエーテルで洗滌し、次い
で乾燥し標題化合物65.1g(収率89%)を得た。
参考例VIII:5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシ
カルボニル−2−アセトアミドアミノ−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,4−ジアゼピン(次式の化合物)の製造 冷却装置を備え、窒素循環下に置いた2l反応器に、前記
参考例VIIで製造した化合物58.5g(0.140モル)とテト
ラヒドロフラン1とを入れた。次いで、塩化アセチル
11g(0.140モル)とテトラヒドロフラン150mlを加え
た。この添加は0℃で30分以内で行なった。45分間攪拌
した後に溶液の色は赤色になった。次いで、テトラヒド
ロフランを蒸発させ、得られた残溜物を氷冷水で処理し
た。次いで、炭酸水素ナトリウム17.5gを加え、混合物
を塩化メチレン1で抽出した。有機層を1回水洗し、
次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシ
ウムを濾過した後に、溶媒を蒸発させ、得られた残溜物
をジエチルエーテルで処理し、濾過し、次いで乾燥して
標題化合物54.1g(収率84%)を得た。
参考例IX:6−(2−クロロフェニル)−9−エトキシカ
ルボニル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−
ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリ
アゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン(次式の化合物)の
製造 適当な諸装置を備え、窒素循環下に置いた2l反応器に、
酢酸750mlと前記参考例VIIIで製造した化合物46.9g(0.
102モル)を入れた。この溶液(赤色)を還流温度迄1
時間にわたって徐々に加温し、還流を15分間持続させ
た。次いで、溶液(黄色)を、35℃を越えない浴温度で
エバポレーターで濃縮し、その後に酢酸をトルエン700m
lで抽出した。次いで残溜物をジエチルエーテルで処理
し、濾過し、ジエチルエーテルで洗滌し、次いで乾燥し
て標題化合物42.8g(収率95%)を得た。
参考例X:6−(2−クロロフェニル)−7,8,9,10−テト
ラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チ
エノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジ
アゼピン(次式の化合物)の製造 適当な諸装置を備えた1反応器に、臭化水素酸/酢酸
の混合物(臭化水素酸30%容量)500mlを入れた。次い
で前記参考例IXで製造した化合物35.8g(0.081モル)を
5℃で少しずつ加え、得られた混合物を室温で5日間攪
拌した(CCM分析によれば出発原料は痕跡程度しか残っ
ていないことが示された)。その後に、酢酸250mlを蒸
発させ、生成した化合物を沈澱させた。次いで、ジエチ
ルエーテル250mlを加え、混合物を30分間攪拌した。沈
澱を濾過し、ジエチルエーテルで洗滌し、次いで氷冷水
500mlを入れた1フラスコに注加した。液のpHを40%
水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH9.5に調整した。反
応物(reaction mass)の温度は20℃以下に維持した。
次いでジクロロメタンで抽出した後に、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、その後ジクロロメタ
ンの一部を留去した。次いで酢酸エチル120mlを攪拌し
ながら加えた。沈澱を生成させた後にジエチルエーテル
160mlを加え、混合物を冷蔵庫中で1夜結晶化させた。
結晶を濾過した後にジエチルエーテルで洗滌し、標題化
合物28.1g(収率93.6%)を得た。
本発明を以下の実施例により更に詳しく説明する。
実施例1 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H
−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−ト
リアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)
においてY=S、R=イソプロピル基である化合物〕 上記化合物を以下のようにして製造した。
1反応器に、窒素循環下で、精製ベンゼン650ml、6
−(2−クロロフェニル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン2
6.85g(172ミリモル)を入れ、次いで精製ベンゼン25ml
に溶解したイソプロピルイソチオシアネート7.6g(75ミ
リモル)の溶液を滴加した。この滴加は約15分以内に行
ない、温度は15℃から25℃迄上昇した。反応混合物を室
温で3時間攪拌した後に、60〜70℃に加熱し、次いで15
分間還流させた。冷却し、濾過し、ベンゼンで洗浄し、
ジエチルエーテルで2回洗滌した後に、得られた化合物
を乾燥し、次いでアセトン250mlに溶解し、その後約15
分間還流させた。冷却し、濾過し、アセトンで2回洗滌
し、次いでジエチルエーテルで2回洗滌した後に、化合
物を単離し、減圧下に60℃で1夜乾燥した。標題化合物
34g(収率91%)を得た。融点:205〜206℃〔トットリ
(Tottoli)融点測定装置で測定した〕;外観形状:白
色粉末。
適当なカルバモイル誘導体を用いて反応を行なった以外
は実施例1に記載のように反応を行ない以下の化合物を
製造した。尚、融点はトットリ(Tottoli)融点測定装
置で測定した。
実施例2 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピ
リド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリア
ゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=0、R=イソプロピル基である化合物〕 融点:214℃;外観形状:白色粉末 実施例3 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピ
リド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリア
ゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=0、R=tert−ブチル基である化合物〕 融点:240〜245℃;外観形状:白色粉末 実施例4 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピ
リド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリア
ゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=S、R=tert−ブチル基である化合物〕 融点:189℃;外観形状:白色粉末 実施例5 6−(2−クロロフェニル)−9−ヘキサデシルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H
−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−ト
リアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)
においてY=S、R=ヘキサデシル基である化合物〕 融点:168〜170℃;外観形状:無定形白色粉末 実施例6 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メトキシ)フ
ェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メ
チル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=0、R=4−メトキシフェニル
基である化合物〕 融点:202℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例7 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メトキシ)フ
ェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=4−メトキシフ
ェニル基である化合物〕 融点:197〜204℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例8 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリメト
キシ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ
−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=3,4,5−トリメ
トキシフェニル基である化合物〕 融点:176〜179℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例9 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリメト
キシ)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼ
ピン〔前記の式(I)においてY=S、R=3,4,5−ト
リメトキシフェニル基である化合物〕 融点:184℃;外観形状:白色粉末 実施例10 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−tert−ブチ
ル)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=4−tert−ブチ
ルフェニル基である化合物〕 融点:218〜220℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例11 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−tert−ブチ
ル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼ
ピン〔前記の式(I)においてY=S、R=4−tert−
ブチルフェニル基である化合物〕 融点:225〜226℃;外観形状:白色粉末 実施例12 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジア
ゼピン〔前記の式(I)においてY=S、R=2−トリ
フルオロメチルフェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:白色粉末 実施例13 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジア
ゼピン〔前記の式(I)においてY=S、R=3−トリ
フルオロメチルフェニル基である化合物〕 融点:169〜170℃;外観形状:白色粉末 実施例14 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼ
ピン〔前記の式(I)においてY=0、R=4−トリフ
ルオロメチルフェニル基である化合物〕 融点:212〜217℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例15 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジア
ゼピン〔前記の式(I)においてY=S、R=4−トリ
フルオロメチルフェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:白色粉末 実施例16 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオ
ロ)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼ
ピン〔前記の式(I)においてY=S、R=4−フルオ
ロフェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例17 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,3−ジクロロ)
フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=2,3−ジクロロ
フェニル基である化合物〕 融点:200〜204℃;外観形状:白色粉末 実施例18 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−フェノキシ)
フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=4−フェノキシ
フェニル基である化合物〕 融点:187〜193℃;外観形状:白色粉末 実施例19 6−(2−クロロフェニル)−9−(α−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=(α−メチル)
フェネチル基である化合物〕 融点:210〜214℃;外観形状:白色粉末 実施例20 6−(2−クロロフェニル)−9−(β−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=(β−メチル)
フェネチル基である化合物〕 融点:200℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例21 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メチルスルホ
ニル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼ
ピン〔前記の式(I)においてY=S、R=(4−メチ
ルスルホニル)フェニル基である化合物〕 融点:214〜215℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例22 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,4−ジ−tert−
ブチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジア
ゼピン〔前記の式(I)においてY=S、R=(2,4−
ジ−tert−ブチル)フェニル基である化合物〕 融点:146〜148℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例23 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フルフリル)
チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチ
ル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,
2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=S、R=2−フルフリル基である
化合物〕 融点:174℃;外観形状:淡黄色粉末 実施例24 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−キノリル)チ
オカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル
−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4
−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式
(I)においてY=S、R=3−キノリル基である化合
物〕 融点:192〜193℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例25 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロヘキシルチオ
カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−
4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−
トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式
(I)においてY=S、R=シクロヘキシル基である化
合物〕 融点:209〜214℃;外観形状:白色粉末 実施例26 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロヘキシルカル
バモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−
ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリ
アゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)に
おいてY=0、R=シクロヘキシル基である化合物〕 融点:220℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例27 6−(2−クロロフェニル)−9−アリルチオカルバモ
イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリ
ド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−f〕1,2,4−トリアゾ
ロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)におい
てY=S、R=アリル基である化合物〕 融点:224〜226℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例28 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,4−ジフルオ
ロ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=2,4−ジフルオ
ロフェニル基である化合物〕 融点:245〜250℃;外観形状:白色粉末 実施例29 6−(2−クロロフェニル)−9−(フェニルスルホニ
ル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=フェニルスルホ
ニル基である化合物〕 融点:205℃;外観形状:白色粉末 実施例30 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フリルスルホ
ニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=2−フリルスル
ホニル基である化合物〕 融点:222〜226℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例31 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−チエニルスル
ホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=2−チエニルス
ルホニル基である化合物〕 融点:233℃;外観形状:白色粉末 実施例32 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−ピロリルスル
ホニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=2−ピロリルス
ルホニル基である化合物〕 融点;211〜213℃;外観形状:白色粉末 実施例33 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−ピリジルスル
ホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2−
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=3−ピリジルス
ルホニル基である化合物〕 融点;184〜189℃;外観形状:ベージュ色粉末 実施例34 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−キノリルスル
ホニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=4−キノリルス
ルホニル基である化合物〕 融点;240〜253℃;外観形状:白色粉末 実施例35 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−モルホリニル
スルホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2
−f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=4−モルホリニ
ルスルホニル基である化合物〕 融点;207〜211℃;外観形状:白色粉末 毒性 本発明の化合物はいずれも、マウスに投与量1g/kg(体
重)の経口投与では毒性は認められなかった。マウスで
の腹腔(IP)投与では、実施例10,17,18及び33の化合物
のみがLD50値0.4〜1g/kg(体重)を示したが、他の化合
物は全て投与量1g/kg(体重)では毒性が認められなか
った。
薬理試験 本発明の化合物について種々の薬理試験を行なった。薬
理試験の概要は以下の通りである。
1)PAFで誘発させた血小板凝集に対する凝集抑制作用 この試験は、「Lab.Invest.」,48,98(1980)(R.KINL
OUGH.RATHBON,J.P.CAZENAVE,MA.PACKHAM及びF.MUSTARD
らの論文)の方法に従って行なった。この試験にはニュ
ージーランドウサギ(平均体重5kgの雄性ニュージーラ
ンドウサギ)を使用した。
グラフ記録計を連結したchrono−log Coulronics凝集検
出計(agregometer)を用いて57℃で行なった。測定結
果(分子濃度の単位)は第I表の中央の欄に示した。
2)ベンゾジアゼピン受容体に対する結合の抑制作用 先の試験の対象(interest)はこの試験で得られた結果
に依存する。
すなわち、本発明の化合物はベンゾジアゼピンに似た構
造を有するので、血小板の凝集が抑制される投与量で特
定のベンゾジアゼピン活性が現われないかどうかを確認
することが重要である。
従って、本試験はMOHLER H.とRICHARD J.G.の方法〔「N
ature」,294,763−765(1981)「試験管内(in vitr
o)での作動薬(agonist)と拮抗薬(antagonist)のベ
ンゾジアゼピン受容体に対する相互作用」という題目の
論文〕に従って行なった。
この試験は、トレーサー(tracer)として3H−RO−15−
4788と3H−RO−5−4864(NEN)を使用し、対照拮抗薬
としてRO−15−4788とRO−15−4864を使用して、4℃で
1.5時間保持(incubate)したラットの脳で行なった。
尚、RO−15−4788及びRO−5−4864はロッシュ(Roch
e)社が製造した化合物であり、ベンゾジアゼピン受容
体の対照拮抗薬である。また3H−RO−15−4788及び3H−
RO−5−4864はそれぞれ上記の化合物をトリチウム化し
た化合物である。
得られた結果を第I表の右欄に分子濃度の単位で示し
た。尚、表中のBDZはベンゾジアゼピンを意味する 3)PAFで誘発させた気管支痙攣に対する作用 「Eur.J.Pharmacol.」,127,83−95(1986)〔S.DESQUA
ND,C.TOUVAY,J.RANDON,V.LAGENTE,B.VILAIN,I,MARIDONN
EAU−PARINT,A.ETIENNE,J.LEFORT,P.BRAQUET及びB.VARG
AFTIGらの“Interference of BN52021(Ginkolide B)w
ith the bronchopulmonary effects of PAF−acether i
n the guinea−pig"という題目の論文〕に従って、麻酔
をかけたモルモットにPAFを静脈内投与し白血球減少症
と血小板減少症を伴なった気管支狭窄を誘発させた。
次いで、ウレタン(2g/体重kg,IP投与)で麻酔をかけた
雄性ハートレー・モルモット(体重400〜450g)(チャ
ールズ・リバー種)を気管切開し、呼吸ポンプを用いて
70〜80回/分、1回当りの送気量:空気1ml/体重100gの
条件で強制呼吸をかけた。薬剤注入用のカテーテルを頸
静脈に挿入し、血液採取用のカテーテルを頸静脈に挿入
した。Kon−zettとRosslerの方法に従って初期抵抗を水
柱10cmの圧力下に一定に保ち、気管支痙攣用の変換機
(transducor):UGO BASIREと記録計(enregistror):G
EMINIとを用いて過剰の空気を測定した。モルモットに
は、その自然呼吸を抑制するためにパンクロニウム(pa
n curonium)〔パブロン(Pavulon)〕を静注(iv.)投
与した。
本発明の化合物と対照化合物WEB2086(前記ベーリンガ
ー社特許、米国特許第4,621,083号参照)とをそれぞ
れ、粘稠な水懸濁物として調製し、経口投与し、その1
時間後にPAFで刺激した。
気管支狭窄は次式: (式中、Aはmm表示の誘発された気管支狭窄を表わし、
Bはmm表示の最大気管支狭窄を表わす)で表わされる気
管支狭窄率を算出することによって評価した。
得られた結果を第II表に示す。尚、上記の対照化合物WE
B2086は次の化学構造を有する化合物である。
投与形態−投与薬量 ヒトの治療においては、本発明の化合物は経口投与によ
って投与するのが好ましい。好ましい投与剤形としては
錠剤、ゼラチンカプセル剤等が挙げられる。上記の場合
には、投与薬量すなわち、有効成分量は通常1日当り
(per diem)50mg〜500mgであり、投与単位当り10mg〜1
00mgである。
単位投与量は、適当な担体及び薬剤を一緒にして50mgで
あるのが好ましい。
フロントページの続き (72)発明者 ローラン,ジヤン‐ピエール フランス国.75015・パリ.リユ・ブロメ. 159 (72)発明者 ローラン,アラン フランス国.91120・パレイゾー.リユ・ デ・ピヴエルト.10 (56)参考文献 特開 平2−256682(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式(I): (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、RはC5
    での低級直鎖アルケニル基;C20までの直鎖又は分岐鎖
    アルキル基;C6までの環式基;置換アルキル基であっ
    て、置換基としてアリール基又はヘテロアリール基を有
    するC5までの直鎖又は分岐鎖アルキル基;置換フェニル
    基であって、置換基としてC5までのアルキル基もしくは
    低級アルコキシ基、フェノキシ基、C5までの低級アルキ
    ルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロ
    メチル基を1個又は複数個有するフェニル基;異種原子
    を含有する二環式縮合環残基;及び置換スルホニル基で
    あって、置換基としてフェニル基、ヘテロアリール基又
    は二環式縮合環残基を有するスルホニル基を表わす:但
    し、Yが酸素原子を表わす場合には、RはC5までの低級
    直鎖アルケニル基;C20までの直鎖又は分岐鎖アルキル
    基;置換フェニル基であって、置換基としてC5までのア
    ルキル基もしくは低級アルコキシ基、フェノキシ基、C5
    までの低級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子
    又はトリフルオロメチル基を1個又は複数個有するフェ
    ニル基;異種原子を含有する二環式縮合環残基;及び置
    換スルホニル基であって、置換基としてフェニル基、ヘ
    テロアリール基又は二環式縮合環残基を有するスルホニ
    ル基を表わすものとする)で表わされるチエノ−トリア
    ゾロ−ジアゼピン誘導体及びその医薬的に許容される
    塩。
  2. 【請求項2】次の式(II): で表わされるチエノ−トリアゾロ−ジアゼピン化合物の
    過剰量と適当なR−N=C=Y誘導体(式中、R及びY
    は前記に定義した意義を有する)とを窒素雰囲気下に非
    プロトン性溶媒中で室温〜70℃の温度で反応させること
    を特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  3. 【請求項3】有効成分として請求項1記載の化合物の少
    なくとも1種と選択された投与形態に適した担体とを一
    緒に含有してなる抗喘息、抗アレルギー剤。
  4. 【請求項4】投与単位当り有効成分を10〜100mg含有す
    る経口投与用の請求項3記載の抗喘息、抗アレルギー
    剤。
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