JPH0710134Y2 - ガスコック - Google Patents

ガスコック

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Publication number
JPH0710134Y2
JPH0710134Y2 JP6767192U JP6767192U JPH0710134Y2 JP H0710134 Y2 JPH0710134 Y2 JP H0710134Y2 JP 6767192 U JP6767192 U JP 6767192U JP 6767192 U JP6767192 U JP 6767192U JP H0710134 Y2 JPH0710134 Y2 JP H0710134Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
knob
closure
tubular portion
cock body
stop washer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6767192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632849U (ja
Inventor
孝之 中西
信男 田中
達夫 有馬
俊廣 有馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、上下高さ寸法を低く
したガスコックに関する。
【0002】
【従来の技術】管路の途中に組込み使用する従来のガス
コックは図7と図8に示すように、コック本体51の両
側にねじ孔52を設け、このコック本体51の上部円筒
部53内に連ねて設けたテーパ孔54内に閉子55をば
ね56で押圧して回動自在に組込み、円筒部53内に、
閉子55の回動範囲を一定に規制するためストッパー5
7とストップ座金58を組込み、閉子55の上端に突設
した角軸59の上部にこの角軸59と係合するドライブ
シャフト60を円筒部53で回動自在に保持して配置
し、このドライブシャフト60につまみ61を外嵌して
ビス62で固定し、つまみ61で閉子55を回動させる
構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なガスコックを管路に組込むには、コック本体51を配
管と螺合連結するために、コック全体を回動させてねじ
孔52を配管にねじ込まなければならない。
【0004】しかしながら従来のガスコックは、閉子5
5とつまみ61の結合にドライブシャフト60を使用し
ているため、ねじ孔52の中心からつまみ60の上端面
までの高さ寸法Hが大きく、ねじ込み時にはこの高さ寸
法Hが回転半径となるため、ガスコックを配置せんとす
る部分の周囲には、少なくとも高さ寸法H以上の空間を
確保しなければならず、従って配管が壁際などに近接し
て配置される場合、上記空間の確保が困難であるとガス
コックの取付けが行なえないという問題が生じる。
【0005】また、つまみの取付けにドライブシャフト
60やビス62を使用するため部品点数が多くなりその
分製作コストが高くつくと共に、つまみの取付けが上部
から貫通するビス62で行なっているため、ビス62が
貫通する部分の防水機能が低下し、コック本体51内に
水が浸入するという問題もある。
【0006】そこでこの考案は、上記のような問題点を
解決するため、ねじ孔の中心からつまみの上面までの高
さ寸法をできるだけ低くし、スペース的に狭い部分でも
配管への取付けが可能となり、更に部品点数が少なく防
水性にも優れたガスコックを提供することを課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、コック本体の筒状部内に連ねて
設けたテーパ孔内に閉子を回動自在に収納し、前記筒状
部内に、閉子の回動角度を規制するため、筒状部に固定
したストッパーと、閉子の上端角軸に外嵌して閉子と一
体に回動し、ストッパーの規制孔を貫通する係合爪を備
えたストップ座金とを組込み、前記ストップ座金の係合
爪をコック本体の筒状部上端よりも上方に突出させ、コ
ック本体の筒状部に外嵌する扁平状つまみに、上記係合
爪が嵌合し、ストップ座金を介してつまみと閉子を回転
方向に結合する凹孔を形成し、この扁平状つまみとコッ
ク本体の筒状部との間につまみの抜止機構を設けた構成
を採用したものである。
【0008】
【作用】閉子とつまみの回転方向の結合を、コック本体
の筒状部内に収納したストップ座金によって行なえるの
で、コック本体の筒状部上端からの突出がつまみの厚み
だけとなり、ねじ孔の中心からつまみの上面までの寸法
が低くなり、これによってコックは配管へのねじ込み時
における回転半径が小さくなり、スペース的に狭い部分
でも取付けが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃
至図6に基づいて説明する。
【0010】図示のように、コック本体11は、上部に
設けた筒状部12内と連通するテーパ孔13と、このテ
ーパ孔13の両側に連通するねじ孔14、14が形成さ
れ、テーパ孔13に摺回動するよう挿入した閉子15
に、両ねじ孔14、14の連通と遮断を行なう通孔16
が設けられている。
【0011】コック本体11の筒状部12内には、コッ
ク本体11に対して回り止状となるストッパー17と、
このストッパー17の下面側に位置するストップ座金1
8がCリング19によって上方への抜止状に取付けら
れ、ストップ座金18と閉子15の上端面間に、テーパ
孔13へ閉子15を常時押圧するばね20が縮設され、
同時にこのばね20でストップ座金18はストッパー1
7の下面に圧接している。
【0012】上記ストッパー17とストップ座金18
は、閉子15の回動範囲を一定に規制するためのもので
あり、90°用と180°用の二種類がある。
【0013】図1乃至図3は90°用の構造を示し、ス
トッパー17は閉子15の上端に設けた角軸21が回動
自在に嵌合する中央孔22の両側に規制孔23、23を
設けて形成され、ストップ座金18は、中央に角軸21
が嵌合する角孔24を形成し、この角孔24を挾む両側
に規制孔23、23へ嵌入する係合爪25、25を立設
して形成され、規制孔23、23と係合爪25、25は
90°の範囲で回動できる関係に設定されている。
【0014】従って、ストップ座金18と閉子15は回
転方向に結合一体化し、閉子15の回動角度90°に規
制している。
【0015】図5と図6は180°用の構造を示してい
る。なお、90°用と同一機能の部分には同一符号を付
して説明する。ストッパー17に、閉子15の角軸21
が回動自在に納まる中央孔26の周囲に半円よりも少し
大きな規制孔27を連ねて設け、規制孔27の一方端部
外周に切欠部28を設けて形成されている。
【0016】また、ストップ座金18は、中央に角軸2
1が嵌合する角孔24を形成し、この角孔24を挾む両
側に規制孔27へ納まる係合爪25、25を立設して形
成され、一方の係合爪25aはその根元部分が中心側に
向けて段付状に屈曲し、根元部分が中央孔26内に納ま
って回動することができるようになっている。
【0017】ストップ座金18の上面で両係合爪25、
25a間の外周寄りに突起29が設けられ、閉子15を
開の位相にすると突起29は切欠28内に落込み、この
時にストップ座金18がストッパー17の下面に衝突し
て金属音を発生させ、コックの開放を音と衝撃によって
知らせるようにしている。
【0018】従って、閉子15の開放位相からストップ
座金18を押下げて切欠28に対する突起29の係合を
解けば、閉子15を左右何れの方向に90°回しても閉
鎖位相にすることができる。
【0019】なお、何れの場合においても、ストッパー
17は外周の両側に設けた突片30が図4のように、コ
ック本体11の筒状部12に設けた切欠部31に嵌り合
って回り止状になっている。
【0020】前記したストッパー17とストップ座金1
8及び閉子15の角軸21は図1に示すように、コック
本体11における筒状部12の内部に納まっていると共
に、ストップ座金18に設けた一対の係合爪25、25
だけが筒状部21の上端面よりも上方に突出している。
【0021】前記コック本体11における筒状部12の
上部に配置するつまみ32は、扁平な略円板状に形成さ
れた上壁33の下部周囲に筒状部12へ外嵌する環状壁
34を連成し、この環状壁34の軸心を挾む両側に略半
円形となって外方へ突出する膨出部35、35を設けて
形成され、上壁33の内面には、環状壁34を筒状部1
2に外嵌した状態で係合爪25、25と対応する位置
に、この係合爪25、25が嵌合する凹孔36、36が
設けられている。
【0022】上記つまみ32は、凹孔36、36と係合
爪25、25の嵌合により、ストップ座金18を介して
閉子15と回転方向に結合され、このつまみ32によっ
て閉子15を開閉操作することができることになる。
【0023】前記つまみ32における環状壁34の内周
と、筒状部12の外周とには、コック本体11に対して
つまみ32を回動自在で抜止状態にする抜止機構37が
設けられている。
【0024】この抜止機構37は、環状壁34と筒状部
12の各々に設けた環状溝38、39と、金属線材を一
部切離しのリング状に形成し、両環状溝38、39にわ
たって嵌挿した固定リング40とからなり、筒状部12
の環状溝39は固定リング40の線径が全て納まる深さ
とし、環状壁34の内周に設けた環状溝38は上記線径
の丁度半分の深さとし、固定リング40は、環状壁34
の環状溝38内へ圧接する拡径弾性を有している。
【0025】コック本体11に対してつまみ32を取付
けるには、先ず筒状部12の環状溝39内に固定リング
40を嵌め込み、該リング40の両端屈曲部40a、4
0aを先の細い工具で引寄せて固定リング40を縮径さ
せ、環状溝39内に固定リング40を収納した状態にす
る。
【0026】次に、筒状部12につまみ32の環状壁3
4を外嵌挿し、膨出部35又は35の内周に形成された
弧状凹部35aが工具に外嵌し、かつ凹孔36、36が
係合爪25、25に嵌合するようにつまみ32の位相を
選び、つまみ32が筒状部12へ完全に嵌合した時点で
弧状凹部35a内から工具を抜取り、固定リング40の
縮径を解けば、固定リング40は拡径して図1にように
両環状溝38と39にわたって嵌合した状態となり、つ
まみ32の引抜きに対して、固定リング40は筒状部1
2の環状溝39における上端に係合して抜止状態にな
る。
【0027】上記つまみ32は、先に述べたように、ス
トップ座金18を介して閉子15と結合され、筒状部1
2の上端には扁平な上壁33の厚みのみが突出すること
になるため、ねじ孔14、14の中心からつまみ32の
上端面までの高さ寸法hは図1で示した従来のガスコッ
クに比べて大幅に低くすることができ、ちなみに、従来
のガスコックにおける高さ寸法Hは52mmであったの
に対し、この考案のガスコックにおける高さ寸法hは3
2mmとなり、ねじ込み時の回転半径を従来に比べて2
0mm小さくできる。
【0028】また、つまみ32をストップ座金18に直
接取付けることにより、従来必要であったドライブシャ
フトの使用が省け、部品点数の削減が図れると共に、つ
まみ32はコック本体11の上部を完全に覆うので防水
性も向上する。
【0029】
【考案の効果】以上のように、この考案によると、閉子
と回転方向に結合したストップ座金の係合爪とつまみの
凹孔を嵌合することにより、閉子とつまみを回転方向に
結合したので、コック本体上に扁平なつまみが直接位置
することになり、コック本体のねじ孔中心からつまみの
上面までの高さ寸法を低くすることができ、配管へのね
じ込み時における回転半径が小さくなり、配管が壁際な
どにある狭いスペース条件においてもガスコックの取付
けが可能になる。
【0030】また、つまみをストップ座金に結合するこ
とにより、部品点数の削減が可能になり、コストダウン
が図れると共に、つまみはコック本体の上部を完全に覆
えるので、防水性の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るガスコックの縦断正面図
【図2】同上の横断平面図
【図3】同上要部の分解斜視図
【図4】コック本体と固定リングの分解斜視図
【図5】閉子180°回動式の場合の横断平面図
【図6】同上におけるストッパーとストップ座金の分解
斜視図
【図7】従来のガスコックを示す一部切欠正面図
【図8】同上の側面図
【符号の説明】
11 コック本体 12 筒状部 13 テーパ孔 14 ねじ孔 15 閉子 17 ストッパー 18 ストップ座金 25 係合爪 32 つまみ 34 環状壁 36 凹孔 37 抜止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 有馬 達夫 大阪府大阪市生野区生野西4丁目1番40号 株式会社ミナト製作所内 (72)考案者 有馬 俊廣 大阪府大阪市生野区生野西4丁目1番40号 株式会社ミナト製作所内 (56)参考文献 実開 昭49−89732(JP,U) 実開 昭58−116870(JP,U) 実開 平1−89670(JP,U) 実開 平1−111886(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コック本体の筒状部内に連ねて設けたテ
    ーパ孔内に閉子を回動自在に収納し、前記筒状部内に、
    閉子の回動角度を規制するため、筒状部に固定したスト
    ッパーと、閉子の上端角軸に外嵌して閉子と一体に回動
    し、ストッパーの規制孔を貫通する係合爪を備えたスト
    ップ座金とを組込み、前記ストップ座金の係合爪をコッ
    ク本体の筒状部上端よりも上方に突出させ、コック本体
    の筒状部に外嵌する扁平状つまみに、上記係合爪が嵌合
    し、ストップ座金を介してつまみと閉子を回転方向に結
    合する凹孔を形成し、この扁平状つまみとコック本体の
    筒状部との間につまみの抜止機構を設けたガスコック。
JP6767192U 1992-09-29 1992-09-29 ガスコック Expired - Lifetime JPH0710134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6767192U JPH0710134Y2 (ja) 1992-09-29 1992-09-29 ガスコック

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JP6767192U JPH0710134Y2 (ja) 1992-09-29 1992-09-29 ガスコック

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Publication Number Publication Date
JPH0632849U JPH0632849U (ja) 1994-04-28
JPH0710134Y2 true JPH0710134Y2 (ja) 1995-03-08

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JP6767192U Expired - Lifetime JPH0710134Y2 (ja) 1992-09-29 1992-09-29 ガスコック

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JP2020159438A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の固着防止構造

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JP2020159438A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の固着防止構造

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JPH0632849U (ja) 1994-04-28

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