JPH0679801B2 - 回転鋸刃 - Google Patents
回転鋸刃Info
- Publication number
- JPH0679801B2 JPH0679801B2 JP60279781A JP27978185A JPH0679801B2 JP H0679801 B2 JPH0679801 B2 JP H0679801B2 JP 60279781 A JP60279781 A JP 60279781A JP 27978185 A JP27978185 A JP 27978185A JP H0679801 B2 JPH0679801 B2 JP H0679801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- disk
- cutting
- saw blade
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は草木刈払い用の回転鋸刃、特に裏返しても使用
できる両面使用可能な草木刈払い用の回転鋸刃に関する
ものである。
できる両面使用可能な草木刈払い用の回転鋸刃に関する
ものである。
従来の技術: 草木刈払い用の回転鋸刃として、従来種々のものが提案
され、使用されたきた。しかしながら、鋸刃を裏返した
場合の形状が、実質的に、表の場合とほぼ同一なもの
(本明細書では相対刃と呼ぶ。)は、洋の東西を問わ
ず、本発明者の製品以外存在しない。
され、使用されたきた。しかしながら、鋸刃を裏返した
場合の形状が、実質的に、表の場合とほぼ同一なもの
(本明細書では相対刃と呼ぶ。)は、洋の東西を問わ
ず、本発明者の製品以外存在しない。
相対刃の利点は、表使用して切れ味が劣えてくると裏返
して裏使用し、切れ味が劣えると、さらに裏返して表使
用し、このように表裏交換使用して、鋸刃の耐久性を格
段に伸ばすことができることにある。相対刃の回転方向
前方の切断刃が、刈払いを行つている間に、回転方向後
方の切断刃が、被切断物及び混在する土砂などにより研
摩されることは、本発明者が発見した事実である(例え
ば、日本特許第1647672号、米国特許第4527382号、英国
特許第2144314号、西独特許第3327895号)。
して裏使用し、切れ味が劣えると、さらに裏返して表使
用し、このように表裏交換使用して、鋸刃の耐久性を格
段に伸ばすことができることにある。相対刃の回転方向
前方の切断刃が、刈払いを行つている間に、回転方向後
方の切断刃が、被切断物及び混在する土砂などにより研
摩されることは、本発明者が発見した事実である(例え
ば、日本特許第1647672号、米国特許第4527382号、英国
特許第2144314号、西独特許第3327895号)。
切断刃として、超硬チツプ材、例えば、タングステンカ
ーバイドなどを用いれば、耐用時間が格段に伸びること
は周知であるが、高価であるから、経済性が問題とな
る。
ーバイドなどを用いれば、耐用時間が格段に伸びること
は周知であるが、高価であるから、経済性が問題とな
る。
解決しようとする課題: そこで、本発明の課題は、耐久性が大きく、比較的廉価
な相対回転刃を提供することである。
な相対回転刃を提供することである。
課題を解決するための手段: 本発明では、互いに相対する切断刃の一方(例えば、あ
る回転方向に対し前方)に超硬チツプ刃を溶着使用し、
他方(前記回転方向に対し後方)に、刃体デイスク材を
そのまま切断刃に加工して用いる構造とする。
る回転方向に対し前方)に超硬チツプ刃を溶着使用し、
他方(前記回転方向に対し後方)に、刃体デイスク材を
そのまま切断刃に加工して用いる構造とする。
すなわち、本発明は、 鋼板の刃物材よりなる略円板形状の刃体デイスクの外周
部に略長方形の凸部を一体に複数個設け、この凸部の一
方の角部に超硬チツプ刃を溶着し他方の角部から側縁部
に刃付けを施すことにより刃体デイスクと同材質の刃を
形成し、各凸部に取付けられた前記両刃の切断刃の向き
が互いに外向きでありかつ前記両刃の先端部から刃体デ
イスク中心位置までの距離が同じになるように前記両刃
を設置したことを特徴とする刃体デイスクを裏返しても
使用できる両面使用可能な草木刈払い用回転鋸刃 である。
部に略長方形の凸部を一体に複数個設け、この凸部の一
方の角部に超硬チツプ刃を溶着し他方の角部から側縁部
に刃付けを施すことにより刃体デイスクと同材質の刃を
形成し、各凸部に取付けられた前記両刃の切断刃の向き
が互いに外向きでありかつ前記両刃の先端部から刃体デ
イスク中心位置までの距離が同じになるように前記両刃
を設置したことを特徴とする刃体デイスクを裏返しても
使用できる両面使用可能な草木刈払い用回転鋸刃 である。
作用: 超硬チツプが、回転方向前方にある場合を表と呼ぶこと
にする(後方の場合は裏)。
にする(後方の場合は裏)。
本発明の回転鋸刃を、表→裏→表→の順に使用する場合
と、裏→表→裏→の順に使用する場合とを比較すると、
表→裏→表→の順に使用する場合の方が、耐用時間が、
明らかに長い。また、最初の表使用の場合、切れ味の劣
化が起こり難く、裏返しを繰り返すごとに、切れ味の劣
化が加速される傾向にある。
と、裏→表→裏→の順に使用する場合とを比較すると、
表→裏→表→の順に使用する場合の方が、耐用時間が、
明らかに長い。また、最初の表使用の場合、切れ味の劣
化が起こり難く、裏返しを繰り返すごとに、切れ味の劣
化が加速される傾向にある。
そこで、裏側の切断刃として、超硬チツプ材を用いず、
刃体デイスク材を用いても耐用時間の減少度は少ない。
しかしながら、回転鋸刃の価格は、格段に安価になる。
したがつて、本発明により耐用時間が長く、かつ安価な
回転鋸刃の提供が可能になる。
刃体デイスク材を用いても耐用時間の減少度は少ない。
しかしながら、回転鋸刃の価格は、格段に安価になる。
したがつて、本発明により耐用時間が長く、かつ安価な
回転鋸刃の提供が可能になる。
実施例: 周知のように、回転鋸刃は、中心部に取付孔を持ち、円
周部に複数の切断刃を設けた円板状構造物で、外力によ
り回転させ、被切断物を刈払う作用を持つている。
周部に複数の切断刃を設けた円板状構造物で、外力によ
り回転させ、被切断物を刈払う作用を持つている。
第1図(I)は、取付孔(3)を含む回転鋸刃(1)の
要部を示す図である。鋼板の刃体デイスク(2)の周縁
部に、複数のほぼ長方形の凸部(6)が設けてある。凸
部(6)の周方向に、切断刃(4)、(5)が設置され
ている。回転鋸刃が図上左回転(R1方向)する場合に前
方になる切断刃(5)は、超硬チツプを溶着したもので
ある。また、回転鋸刃を裏返し左回転させた場合前方に
なる。((I)及び(II)上R2方向)切断刃(4)は刃
体デイスク(2)と同材(同材質)である。(I)、
(II)特に(II)に明示したように、切断刃は、ほぼ、
回転方向に対し直角に設置してある。かつ、切断刃の半
径方向最外端から刃体デイスクの中心までの長さは、実
質的に同一である。
要部を示す図である。鋼板の刃体デイスク(2)の周縁
部に、複数のほぼ長方形の凸部(6)が設けてある。凸
部(6)の周方向に、切断刃(4)、(5)が設置され
ている。回転鋸刃が図上左回転(R1方向)する場合に前
方になる切断刃(5)は、超硬チツプを溶着したもので
ある。また、回転鋸刃を裏返し左回転させた場合前方に
なる。((I)及び(II)上R2方向)切断刃(4)は刃
体デイスク(2)と同材(同材質)である。(I)、
(II)特に(II)に明示したように、切断刃は、ほぼ、
回転方向に対し直角に設置してある。かつ、切断刃の半
径方向最外端から刃体デイスクの中心までの長さは、実
質的に同一である。
本発明の回転鋸刃は、第1図(I)、(II)に示したよ
うに、表裏交換してもほぼ同形であり、通常、超硬チツ
プ刃(5)を回転方向前方にして使用した後、切れ味が
鈍つてくると、裏返しして、同材刃(4)を回転方向前
方にして使用する。そして切れ味が鈍つてくると、また
裏返して使用することを繰返し、切れ味を落とすことな
く、長時間使用が可能である。
うに、表裏交換してもほぼ同形であり、通常、超硬チツ
プ刃(5)を回転方向前方にして使用した後、切れ味が
鈍つてくると、裏返しして、同材刃(4)を回転方向前
方にして使用する。そして切れ味が鈍つてくると、また
裏返して使用することを繰返し、切れ味を落とすことな
く、長時間使用が可能である。
第1図(III)は第1図(II)のC−C断面図である。
発明の効果: 本発明の回転鋸刃は、裏返し使用が可能ないわゆる相対
刃であつて、裏返し使用することにより、長時間、切れ
味を落とすことなく使用できる。また、超硬チツプ刃の
使用を、長方形の凸部(6)の一円周方向にだけ使用し
ているので、回転鋸刃の価格を格段に下げることができ
る。
刃であつて、裏返し使用することにより、長時間、切れ
味を落とすことなく使用できる。また、超硬チツプ刃の
使用を、長方形の凸部(6)の一円周方向にだけ使用し
ているので、回転鋸刃の価格を格段に下げることができ
る。
第1図(I)、(II)、(III)は本発明の一実施例を
示す。(I)は取付孔を含む要部を示した正面図、(I
I)は特に凸部を明確に示した正面拡大図、(III)は
(II)のC−C矢視断面図である。 (1)……回転鋸刃、(2)……刃体デイスク、(3)
……取付孔 (4)……同材質刃、(5)……超硬チツプ刃、(6)
……刃体デイスクの凸部
示す。(I)は取付孔を含む要部を示した正面図、(I
I)は特に凸部を明確に示した正面拡大図、(III)は
(II)のC−C矢視断面図である。 (1)……回転鋸刃、(2)……刃体デイスク、(3)
……取付孔 (4)……同材質刃、(5)……超硬チツプ刃、(6)
……刃体デイスクの凸部
Claims (1)
- 【請求項1】鋼板の刃物材よりなる略円板形状の刃体デ
イスクの外周部に略長方形の凸部を一体に複数個設け、
この凸部の一方の角部に超硬チツプ刃を溶着し他方の角
部から側縁部に刃付けを施すことにより刃体デイスクと
同材質の刃を形成し、各凸部に取付けられた前記両刃の
切断刃の向きが互いに外向きでありかつ前記両刃の先端
部から刃体デイスク中心位置までの距離が同じになるよ
うに前記両刃を設置したことを特徴とする刃体デイスク
を裏返しても使用できる両面使用可能な草木刈払い用回
転鋸刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60279781A JPH0679801B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 回転鋸刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60279781A JPH0679801B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 回転鋸刃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62138201A JPS62138201A (ja) | 1987-06-22 |
JPH0679801B2 true JPH0679801B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17615829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60279781A Expired - Lifetime JPH0679801B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 回転鋸刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679801B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101870763B1 (ko) * | 2017-05-10 | 2018-06-26 | 장시혁 | 예초기용 칼날구조 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63283512A (ja) * | 1987-05-18 | 1988-11-21 | Hayashi Kogyo Kk | 草刈機用刃体 |
JPH01140223U (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-26 | ||
JP2985925B2 (ja) * | 1994-02-09 | 1999-12-06 | 株式会社ミヤナガ | チェンソー用ソーチェン |
JP2002059403A (ja) * | 2000-08-14 | 2002-02-26 | Misawa Homes Co Ltd | 回転刃物 |
JP5365764B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2013-12-11 | 株式会社トリガー | 刈払い用チップソー |
JP2009065963A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-04-02 | Koyama Hardware Co Ltd | 刈払用のチップソー |
JP6343739B1 (ja) * | 2017-09-04 | 2018-06-13 | 勝幸 井上 | 草刈り用チップソー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59232802A (ja) * | 1983-06-16 | 1984-12-27 | 青野 俊男 | 相対動力鋸刃 |
JPS60190219U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-17 | ハリマ興産株式会社 | 刈払機用刈刃 |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP60279781A patent/JPH0679801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101870763B1 (ko) * | 2017-05-10 | 2018-06-26 | 장시혁 | 예초기용 칼날구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62138201A (ja) | 1987-06-22 |
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