JP2985925B2 - チェンソー用ソーチェン - Google Patents

チェンソー用ソーチェン

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JP2985925B2 JP6015022A JP1502294A JP2985925B2 JP 2985925 B2 JP2985925 B2 JP 2985925B2 JP 6015022 A JP6015022 A JP 6015022A JP 1502294 A JP1502294 A JP 1502294A JP 2985925 B2 JP2985925 B2 JP 2985925B2
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saw chain
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昌明 宮永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に石材などの建築
用板材を切断するのに使用するチェンソー用のソーチェ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】チェンソーは、エンジンを内装したチェ
ンソー本体から細長い案内板を突出させ、該案内板回り
にソーチェンを滑動させて切断作用を行わしめるもの
で、木材の伐採などに使用する伐材造材用チェンソー
と、せっこうや石材などの建築用板材を切断するのに使
用する建築用板材用チェンソーに大別でき、建築用板材
用チェンソーは、伐材造材用チェンソーに比べて小型に
できている。そして、これらのチェンソー用のソーチェ
ンとしては、カッターリンク、ドライブリンクおよびサ
イドリンクなどの組み合わせからなる。
【0003】従来より、建築用板材用チェンソー、特
に、石材などの硬質板材を切断するソーチェンで、カッ
ターリンクに設けるカッターとして、カッターリンクに
ダイヤモンドセグメントチップを溶接したものが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記するよ
うにカッターとしてカッターリンクにダイヤモンドセグ
メントチップを溶接したソーチェンを用いて石材などの
硬質板材を切断する場合、前後するチップ間の隙間が小
さいものほど、ソーチェンを構成するチップ数を多くし
てチップに掛かる切削抵抗を分散できて切断作用を円滑
にできるものであるが、従来のソーチェンのように、ソ
ーチェン主体が、カッターリンク、ドライブリンクおよ
びサイドリンクなどの組み合わせからなる場合は、前後
するカッターリンクの間隔がドライブリンクやサイドリ
ンクによって制約を受けるため、前後するチップ間の隙
間の設定するのに制限がある。また、チップ先端を交互
に左右側方に突出させてあさりを付ける上からも前後す
るチップ間の隙間の設定に影響する。
【0005】この発明は上述の点に鑑みなされたもので
あって、前後するチップ間に形成する隙間を可及的小さ
なるようにし、各チップに掛かる切削抵抗を分散して
硬質板材などの切断を円滑にするチェンソー用ソーチェ
ンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明の要旨とするところは、断面コ字状をなす
カッターリンクをドライブリンクで連結してソーチェン
主体を構成し、カッターリンク上面にダイヤモンドセグ
メントチップを固着し、前後するチップを直列状に配列
したソーチェンにおいて、チップ前端面にソーチェン進
行方向に対し、幅方向に傾斜させた傾斜刃を形設し、前
後するチップの前端面と後端面を形状的に相対させて接
近させ、チップ間に傾斜状をなす小さな隙間を形成した
ことを特徴とするチェンソー用ソーチェンにある。
【0007】
【作用】案内板回りをソーチェンが滑動し、切断箇所に
ダイヤモンドセグメントチップが押圧されて各チップが
浮き沈み状に切断部に切り込んで切断作用を行う。前後
するチップの前端面と後端面を形状的に相対させて接近
させ、チップ間に形成する隙間を小さくしてソーチェン
上のチップ数を多くするので、各チップに掛かる切削抵
抗を分散して切断が円滑に行われる。切粉は前後するチ
ップ間の隙間からチップ側方に排出される。また、ブロ
ック状をなす各チップは直列状に配列されてあさりがな
く挽き幅を小さくするので、ソーチェンの小型化に有効
に対応できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1はこの発明のソーチェンの一部を示す
側面図、図2は同平面図、図3は同正面図である。
【0010】図において、1はこの発明に係るソーチェ
ンの主体を示す。このソーチェン主体1は、板体を断面
コ字状に屈曲加工したカッターリンク2と、カッターリ
ンク2内に上半部が挿入される板体からなるドライブリ
ンク3とをピン結合して組み合わたもので、前後するカ
ッターリンク2を接近させてソーチェンとしての屈曲性
を高めるために、カッターリンク2の両端下部と、ドラ
イブリンク3の上縁両端部に丸みを設けている。
【0011】4はカッターリンク2の上面に固着したダ
イヤモンドセグメントチップで、このチップ4はブロッ
ク状をなすもので、溶接で固着している。そして、この
チップ4は、その前端面にソーチェン進行方向に対し、
幅方向に傾斜させた傾斜刃5を形設し、前後するチップ
4を直列状に配列している。この配列において、特に、
あさりなどは付けずに全チップを同じ向きにしている。
また、チップ4の横幅はカッターリンク2の横幅より僅
かに大きくしてチップ両側部をカッターリンク2の両側
に突出させている。
【0012】前記傾斜刃5としては、図2に示すよう
、平面的に見て中央部に鋭端5aを有する両側傾斜の
ものの他、図4に示すように一方の側縁端に鋭端5aを
有する片側傾斜のものなどがある。傾斜刃5が片側傾斜
のものでは、傾斜方向の異なる傾斜刃5のものを交互に
配列する。傾斜刃5の傾斜角としては、ソーチェン進行
方向に対して45度前後に設定するのが好ましい。
【0013】なお、実施例におけるブロック状をなすダ
イヤモンドセグメントチップ4の大きさは、横幅2.5
mm、高さ4mm、長さ8mm程度のものである。
【0014】6は前後するチップ間に形成した隙間で、
この隙間6を可及的小さくするために、チップ後端
は、形状的に傾斜刃5を有するチップ前端面に相対する
形状にし、前後するチップ4の前端面と後端面を接近さ
せて傾斜状をなす小さな隙間6を形成している。
【0015】なお、前後するチップ4の前端面と後端面
とが僅かにオーバーラップする程度まで接近させ、側方
より見て隙間6から反対側は見通せないようにしてもよ
い。
【0016】7はドライブリンク3に突設したドライブ
片で、このドライブ片7は従来同様に、チェンソー本体
の駆動軸に取着したスプロケットによって推進させると
ともに、案内板回りにソーチェンを高速度で滑動させる
ために、案内板外周に設けた案内溝から外れないように
案内するためのものである。
【0017】
【発明の効果】以上の如く構成されたこの発明のチェン
ソー用ソーチェンによれば、断面コ字状をなすカッター
リンクをドライブリンクで連結してソーチェン主体を構
成し、カッターリンク上面にダイヤモンドセグメントチ
ップを固着し、前後するチップを直列状に配列したソー
チェンにおいて、チップ前端面にソーチェン進行方向に
対し、幅方向に傾斜させた傾斜刃を形設し、前後するチ
ップの前端面と後端面を形状的に相対させて接近させ、
チップ間に形成する隙間を小さくしたから、ソーチェン
を構成するチップ数を多くして硬質板材などの切断にお
いて、各チップに掛かる切削抵抗を分散させる切断とな
り、また、切粉は前後するチップ間に形成した傾斜状を
なす隙間からチップ側方に排出されて滞留することがな
く、円滑な切断を実現する。
【0018】また、前後するチップの前端と後端
を接近させて前後するチップ間に形成する隙間を小さく
したことによって、切断部に介在する鉄筋などの噛み込
みを防止し、特定のチップに対して衝撃的な負荷が掛か
るようなことがなくなり、チップの損傷を軽減してソー
チェンの耐用寿命を延長する。さらに、ブロック状をな
す全チップを同じ向きにして直列状に配列しているか
ら、挽き幅を小さくすることができてソーチェンの小型
化に有効に対応できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のソーチェンの一部を示す側面図で
ある。
【図2】 同平面図である。
【図3】 同正面図である。
【図4】 他の実施例のソーチェンの一部を示す平面図
である。
【符号の説明】
1…ソーチェン主体 2…カッターリンク 3…ドライブリンク 4…ダイヤモンドセグメントチップ 5…傾斜刃 6…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28D 1/08 B27B 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面コ字状をなすカッターリンクをドライ
    ブリンクで連結してソーチェン主体を構成し、カッター
    リンク上面にダイヤモンドセグメントチップを固着し、
    前後するチップを直列状に配列したソーチェンにおい
    て、チップ前端面にソーチェン進行方向に対し、幅方向
    に傾斜させた傾斜刃を形設し、前後するチップの前端面
    と後端面を形状的に相対させて接近させ、チップ間に傾
    斜状をなす小さな隙間を形成したことを特徴とするチェ
    ンソー用ソーチェン。
  2. 【請求項2】ダイヤモンドセグメントチップは、細長い
    ブロック状をなし、カッターリンクは、その両端下部に
    丸みを設け、ドライブリンクは、その下部にドライブ片
    を突設し、且つ、上縁両端部に丸みを設けた請求項1記
    載のチェンソー用ソーチェン。
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