JPH0335081B2 - - Google Patents

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JPH0335081B2
JPH0335081B2 JP10819083A JP10819083A JPH0335081B2 JP H0335081 B2 JPH0335081 B2 JP H0335081B2 JP 10819083 A JP10819083 A JP 10819083A JP 10819083 A JP10819083 A JP 10819083A JP H0335081 B2 JPH0335081 B2 JP H0335081B2
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JP
Japan
Prior art keywords
saw blade
cutting
blade
rotary saw
circumferential direction
Prior art date
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JP10819083A
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English (en)
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JPS59232802A (ja
Inventor
Toshio Aono
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、刃形が互に相対関係となる(円周方
向中心を通る半径に対して対称である)切断刃を
備えた相対回転鋸刃に関するものである。本発明
の相対回転鋸刃は、一方向に回転させて、切断作
業を行い、切れ味が低下すると、回転鋸刀を裏返
しにするか、又は、駆動機による回転を逆方向に
して使用することにより、切れ味を取戻し、この
ようにして、回転方向を実質的に反転させること
により、長時間にわたつて使用できる相対回転鋸
刃である。
従来技術: 枝幹刈取、製材などに用いられる回転鋸は耐久
使用時間が極めて短かいにも拘らず、材料の金属
工学的改良以外に、適切な延命策が講じられてい
なかつた。
また、従来の回転刃は、一方向にのみ回転させ
て、切断を行うように構成されたものが大部分
で、逆方向へ回転させる着想を含んだ鋸刃は、提
案されてはいるが、その切断刃付部は半径的に非
対称であつて、回転方向を逆にすることにより、
異なつた切断機能(熊様)を示すものであつた。
改良しようとする問題点: 刃付部の構成材料が同じであつても、回転刃の
幾何学的構造、使用方法を変えることにより、回
転鋸刃の耐用時間を延ばすことができるかも知れ
ない。
それゆえ、本発明者は、回転鋸刃の耐用時間を
延長するため、回転鋸刃の幾何学的形状、使用方
法について種々研究を行つてきた。
すなわち、本発明の目的は、長期間使用し得る
(耐久性の大きい)回転鋸刃の構造及びその使用
方法を提供することである。
問題点を解決する手段: 上記問題点を解決するための本発明者の研究結
果を要約すると次のとおりである(第3図、第4
図を参照されたい。)。
(イ) 切断刃の切断に貢献する程度は、換言すれば
摩耗は、回転鋸刃の回転中心から半径方向外側
に向うほど大きい。(したがつて、刃付部の頂
点部が最大である。) (ロ) 付刃部(刃先において線、刃元断面は細長
面)の付刃方向(該線又は細長面の指向する方
向)が半径方向から円周方向に変わる(立つた
刃から寝た刃に変わる)にしたがい断面に貢献
する程度(摩耗度)が小さくなる。
(ハ) 該頂点部で起こる摩耗は、回転方向に基づ
き、円周方向前方において大きく後方において
小さい(以下この摩耗より生じた面は回転方向
に対し迎角になるという。)。
上記知見を踏まえ、本発明は次の構成にする。
中心を回転軸として回転可能な、適宜厚さの円
板の外周縁に、該中心に対して等角に多数の切断
刃を持つ回転鋸刃において: 該切断刃が相対した(半径に対して対称な)形
状で;円周方向両端で、ほぼ半径方向に伸びかつ
円周方向を指向する刃付部と;該刃付部の間に、
円周方向に伸びかつ半径方向外方を指向するV字
型部分と;を持つ、 ことを特徴とする相対回転鋸刃である。
なお、上記記載に対し、さらに、 円周方向に伸びかつ半径方向外方を指向するV
字型部が、名付部である相対回転鋸刃: 及び 切断刃が、回転鋸刃の回転軸方向に、交互に前
後に屈曲して、あさりを形成した相対回転鋸刃: 切断刃の少なくとも一部が付設したものである
相対回転鋸刃: を含む。
作 用: 木材を、被切断体とした場合を考える。切断の
大部分は、回転鋸刃の半径方向外方に伸びる刃付
部で行われる。このことは、回転鋸刃の場合、人
力による往復式鋸刃と異なり、半径方向外方へ
の、回転鋸刃の移動(切込速度)が、鋸刃の回転
による周方向移動速度に比べて著しく小さく、両
速度ベクトルを加えた付刃の移動速度ベクトルの
方向が、ほとんど、円周方向に一致することから
明らかである。第3図aに見られるように、刃付
部3、同4、同3′、同4′を含む切断刃において
回転刃が左(R方向)回転する場合、刃付部先端
の摩耗は、2点鎖線で示したr及びr′の方向に起
こる(2点鎖線t及びt′は円周に対する接線を示
し、迎角a及びa′は、a>a′>0である。)。刃付
部3,3′が、ほぼ、半径方向に伸びていること
に注意されたい。第3図bは、同図aで示した、
先端が摩耗した回転刃を裏返しして、左方向
(R′方向)に回転する場合を示す。第3図aに示
した摩耗後の状態は、半径方向外方に伸びる点線
で示す。すなわち、回転鋸刃の裏返しにより、半
径方向最外方の刃付部が、例えば、刃付部3′の
先端に示したように研削され、切れ味を回復して
いる。刃付部3′の先端が、第3図bの実線で示
したように摩耗すると、回転鋸刃を裏返しして、
第3図aの状態で使用することにより刃付部先端
の形状が復原し切れ味を回復する。この裏返し操
作を繰り返すことにより、刃付部の形状の復原が
繰り返され、したがつて、回転鋸刃の耐用期間が
格段に延びる。
繰り返し回数を増やすためには、各切断刃が相
対形であること、円周方向外端の刃付部3,3′
が、ほぼ半径方向に伸びていることが好ましいこ
と、半径方向外方に向いた部分(刃付部4,4′)
がV字型を形成することが望ましいことは、第3
図a、同bに示した摩耗による研削現象から明ら
かである。
実施例: 回転鋸刃の材質として普通又は特殊鋼、セラミ
ツク板が用い得ること、また、刃付部を取り替え
可能とすることなどについては従来品と変わりな
い。
第1図、第2図a、同bにより示した実施例に
おいて、回転可能な円板1の外周縁に、多数の切
断刃5,5′が配設してあり、各切断刃は、半径
方向に伸び、刃先を円周方向外方に向けた刃付部
3,3′と、半径方向外方に向けてV字型を形成
する刃付部4,4′とを持つ。
V字型を形成している理由は、特に第2図aに
示すように、刃付部の半径方向最長端(先端)を
鋭角的に半径方向外方に突出させるためで、これ
により切れ味が増すが、さらに重要な作用とし
て、回転方向に基づき後方(例えば第3図aにお
ける刃付部3′と同4′とで形成する)先端の自己
研削効果が促進される。
また、V字型部分には刃付を施すことが好まし
い。その理由は、この部分を刃付することによ
り、回転鋸刃の中心を筒芯とする仮想円筒と、切
断刃との交面が、紡錘形となるが、実験の結果、
紡錘形にしておくと、前記自己研削作用を促進す
るし、また、切断刃としても貢献する。
本実施例においては、第1図上下左右の位置1
つづつ計4つの付設刃6(チツプ)が付設されて
いるが、この付設刃は第2図に見られるように厚
みが大きくなつており、切断刃の“あさり”を保
護すると共に、各切断刃にかかる負荷を減らす効
果がある。
第4図は、第3図(作用の項で説明済)を回転
鋸刃の半径方向外方から見た一部断面図である。
図中、断面で示した切断刃5,5′が、回転方向
と同一方向を指向せず、回転軸方向に反つている
ことに注意されたい。また、実験の結果、刃付部
の付刃の断面角度(鋸刃の回転軸を中心軸とする
仮想円筒面で切断刃5を切つて生じるハツチング
して示す断面における、鋸刃の回転方向先端部の
角度)が、約30°のときに、切れ味の持続、鋸刃
の耐久性、切り粉の排出などに対して、好適であ
る。
なお、V字型部分は、作用的観点から、切断刃
5,5′が一体化して完全なV字型を形成する構
造のみならず、スラツシ“/”および逆スラツシ
“〓”がある程度離れた構造も含む。
発明の効果 本発明の相対回転鋸刃は、相対した(切断刃の
円弧部中心を通る半径に対称な構造となつた)形
状で;円周方向端で、ほぼ半径方向に伸びかつ円
周方向を指向する刃付部3、3′と、該刃付部の間
に、円周方向に伸びかつ半径方向外方を指向する
V字型部分と、を持つ構成になつており、その結
果、一方向に回転して使用し、回転方向前方の刃
付部の切れ味が衰えている間に、回転方向後方の
刃付部が研削される。したがつて、回転方向を変
えることにより切れ味が回復し、複数回使用する
ことができ、省資源的、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の平面図を示す。
第2図のa図は第1図の要部拡大平面図、同b図
はa図のB−B視図である。第3図のa図、b図
は本発明の作用効果を説明するための平面図であ
る。第4図は、第3図aの−視一部断面立面
図である。 1……回転鋸刃、2……取付孔、3,3′……
切断刃付部、4,4′……V字型部分、5,5′…
…切断刃(包括的表現)、6……チツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心を回転軸として、回転可能な、適宜厚さ
    の円板の外周縁に、該中心に対して等角に多数の
    切断刃を持つ回転鋸刃において: 該切断刃が相対した形状で;円周方向両端で、
    ほぼ半径方向に伸びかつ円周方向を指向する刃付
    部と;該刃付部の間に、円周方向に伸びかつ半径
    方向外方を指向するV字型部分と;を持つ; ことを特徴とする相対回転鋸刃。 2 円周方向に伸びかつ半径方向外方を指向する
    V字形部が、刃付部である特許請求の範囲第1項
    に記載の相対回転鋸刃。 3 切断刃が、回転鋸刃の回転軸方向に、交互に
    前後に屈曲して、あさりを形成した特許請求の範
    囲第1項又は第2項に記載の相対回転鋸刃。 4 切断刃の少なくとも一部が付設したものであ
    る特許請求の範囲第1項から第3項のいずれか1
    に記載の相対回転鋸刃。
JP10819083A 1983-06-16 1983-06-16 相対動力鋸刃 Granted JPS59232802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10819083A JPS59232802A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 相対動力鋸刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10819083A JPS59232802A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 相対動力鋸刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59232802A JPS59232802A (ja) 1984-12-27
JPH0335081B2 true JPH0335081B2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=14478283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10819083A Granted JPS59232802A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 相対動力鋸刃

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Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0679801B2 (ja) * 1985-12-10 1994-10-12 俊男 青野 回転鋸刃
JPH0359802U (ja) * 1989-10-16 1991-06-12
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JPS59232802A (ja) 1984-12-27

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