JPS59232802A - 相対動力鋸刃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利用分野： 本発明は、方形が互に相対関係となる１対の切断刃を備
え、被り断物を９ノ断する方向に向いた１群の切断刃を
回転させて切断し、同時に相対せる他の切断刃を研磨し
、次に鋸刃が反対方向を向くように取付は上記のごとく
研磨された方向の１群の切断刃にて被ＶＪ断物を切断す
ることにより、常に鋭利なｔυれ味を保ち、且つ耐久力
を増大し、枝幹の刈取り若しくは製材用等の回転刃又は
挽材用の帯鋸刃として、切れなくなったら裏返して使用
し、又切れなくなったら裏返して使用するという操作を
繰り返し、反覆使用することにより（数回の反覆使用が
可能である）無研磨での使用時間を延伸し、よって作業
効率を向上させることができる相対鋸刃に係るものであ
る。

従来技術： 在米の、技幹刈収や製材用等の回転刃又は挽材用の帯鋸
刃は、その殆んどのものが使用耐久時間はきわめて短い
にも拘らず、鋸刃の磨耗による切れ味の低下を積極的に
防止する点については何ら考慮されておらず、別途の研
磨をしないでも長時間の使用操業が可能な連続使用鋸刃
が需要者より要望されていたのである。すなわち、高速
で連続使用する助力鋸刃にあっては、実際のＶＪμｓテ
作業時には鋸刃は刃体よりも硬度の低い被切断物を切断
するのであるが、それらが倒木の枝幹又は木材のときに
は、年輪、節目等の組織の硬軟交番層又は靭性若しくは
樹脂による破断抵抗の増大により刃体は磨耗し、時には
損耗することさえあったのである。さらに、在米の！Ｉ
シノ力鋸刃はそのいずれもが、一定の進み方向に向って
切刃又はチップを設けて刃付けしたものとなされ、しか
もその一定方向を向く全ｉ；ｉの刃付部は切断作業中に
は磨耗するばかりで、酵に切れ味を回復するための研磨
を件なうことは不可能となっていたのである。

発明の目的： 本発明は斯かる現況に鑑がみなされたもので、刃付部を
一定方向のみの配置とせずに刃付部を向背に相対する１
対の組合わせとなるように配投し、このようにした？ｉ
ｓ３図に示すような助力鋸刃に例をとれば、Ｒの方向に
回転させて（３）の切断刃付部及び（４′）の斜交刃付
部で切断作業を行ない、この向きでの刃付部群の１．Ｉ
Ｊれ味が低下すると、鋸刃を反転させて駆ＩＩβ３機描
に装着し先とは反対となるＲ′の７方刺・に動力鋸刃を
回転させて、切断刃何部（３）及び斜交刃付部（４）で
切断作業を行なうことができ、さらにこのような操作を
繰返し反復可能とした鋸刃であって、この［１ｊ１に、
回行に相対する刃付部を交番させて配設することにより
、在米の動力鋸刃にみるごとく被切断物の組織、硬軟層
との遭遇を禁忌することなく、この硬軟、靭性との切断
時の接触を積極的に活用し、回＠鋸刃のときには法線に
沿った迎え角となるような刃先を有し、且つ回転方向の
前位を占める切断刃のｇＪ断折刃部による切断中にはこ
れら切断刃付部はｆｆｔＪ方尖端が磨耗するにも拘らず
、法線に斜交後退して傾角となるような後位の切断刃の
斜交刃付部は切断作業を行なうと共にそぎ落したように
自己＠磨されて尖端を失なわず、反転しても直ちに使用
できる状態を持続し、これらの相乗効果により反覆長時
間にわたってＲ方向回転時の切断刃付部（３）と斜交刃
付部（４）、又はＲ′方方向転時の切断刃付部（３）と
斜交刃付部（４）によって鋭利な切れ味を持続し、この
ような機能により切断作業の能率及び安全性を格段に向
上せしめた相対動力鋸刃の提供を目的としている。

発明の構成及び実施例： 以下、本発明の実施例の理論反び夫施の１例を図面に基
づき説明する。

刃物鋼板若しくは特殊金属板のごとき金属板又は化学合
板若しくはセラミック板のごとき非金属板或いはこれら
の複合板よりなる材Ｐ１を用いて回転鋸刃又は帯鋸刃等
の助力鋸刃の基板を形成するのであって、第１図に示す
ように、たとえば回転鋸刃の場合には中心に取付孔（２
）を穿設した基板Ｔｌ）の外周に宿って、−の回転方向
（へ）を指向する切断刃付部＋３１　＋３１とその回転
方向背後にあって斜辺となした斜交刃付部＋４１　＋４
１とにより多数の切断刃（５）（６）をつくりだす。ま
た、逆向きの他の回転方向（ロ）を指向する切断刃付部
＋３’ｌ　＋３’ｌと斜辺の斜交刃付部＋４’ｌ　ｉ＋
’ｌとにより多数の切断刃＋５’＋　１５’ｌもつくり
だして、これらの互に指向方間が４目対関係にある切断
刃（５）と（６）とを交番して、！９置することにより
、回転鋸刃のときには表裏反転す八ば、いずれの回転方
向に対しても、被処理物の切断に機能し且つ尖端が磨耗
するり〜１刃付部が前位となるＶＪ　断力に対し、後位
となる切断刃では斜交刃付部が１ｊｑ位となるためにこ
の切刃部分が被切断物の９ノ断を行なうと共にこれらの
擦過により傾角状のそき落し磨耗となって追随すること
になり、斯くして先１１μの切断刃の尖端磨耗にも拘ら
ず次位で追随するｖＪ断折刃ついては自己研磨が行なわ
れる。さらに全周を幾等分かする部位の相対するｖＪ断
折刃は表裏面より適宜突出する超硬金属材を用いたチッ
プ＋６１　＋６１を溶着しである。

第１図に示す実施例は、４ＰＪｚ図にその詳細を示すご
とく９０度ごとの４個所にそれぞれチップ（６）をｍ着
設置した例であるが、このようにチップ（６）（６）を
設けた動力鋸刃（１０）は、各刃付部の先端を基板（１
）を含む平面から表音にけ曲させてなるあさりを保護し
、同時にあさりのみによる切断代よりも犬き々切断代を
とることができるので、各刃付部の摩擦による激しい発
熱を抑止し、あさりの戻りを防止するのに貢献する。

次に第３図に示すのは、４＠対する切断刃（５）及び（
５）を有するイｌＪ対鋸刃の実施例の要部である。この
要部図は木発り」の相対匍力鋸刃の基本理論の説明図で
あり、相対鋸刃の磨耗に関しては次の理論要項に基づく
ものである。つ壕り、 （ａ）　　切断刃の基部から尖端への放射状方向にみた
磨耗は、法線（円形回）駄刃のときは事径と一致する）
に宿ってはセ］より外に向う程大きくなり、最外周の至
近部分で磨耗が最大となる、（ｂ）　　ｖＪ断折刃進み
方向に関しての、いわゆる切線方向の磨耗は、切断刃と
被切断物との接触点より後方へ行く程磨耗の度合いは減
少する、という基本理論のとおりに、鋸刃の使用による
磨耗。研磨の便化の状１ｂを示しているのである。

すなわち、第３図の（ａ）は回転方向Ｈのときの切１η
〒による磨耗の状カリ及び自己研磨の状態で、又、シ（
′Ｊ３図の（１））はＲ方向に使ト４」シた後、反対の
回転方向Ｒ′のとき、つまり、切刀鋸刃１０ｉを回転方
向Ｒで使用した後、裏返し反覆使用している場合の磨耗
と自己研磨の状りである。第３図（ａ）及び（ｂ）の両
図において鎖線で画いた部分け、それぞれに使用部ｉｎ
の状態を示したもので、（ａ）（ｂ＞両図をみれば相対
する（７Ｊ断刃１５１　＋５’）の磨耗並びに自己研磨
の進捗状患は、先づ−の回転方向Ｒのときは（ａ）図に
おけるごとくｌ、ＴＪ断折刃６）の尖端がｇＪ祈低抵抗
より鎖線（ｒ）の向きに磨耗し、同時に他の切１（ｊｉ
刃（５′）は斜交刃付部（４）が被切断物に対しＲ方向
の回歓でＶＪげ１作業を行なうと共に、その擦過により
そぎ落され、鎖線（ｒ）の向きに自己研磨が行なわれつ
つ御所作業を続行し得る。

次に、ｌ、ＴＩ断折刃５）の男れ味が低下すると動力鋸
刃（１０１を裏返して反覆使用すれば（ｂ）図のごとき
反対の回転方向ｄとなり、Ｒ方向の回転使用の結果自己
研磨されて鎖線で限定されるようになっていた、切断刃
（５）の切断刃付部（３′）は鋭利な切れ味を示して切
断に機能し、９Ｊ断抵抗により鎖線（ｒ）の向きに磨耗
していき、又、この先進する切断刃（６１に追随するｔ
７Ｊ断刃（６）の斜交刃付部（４）が被切断物を切断す
ると共にその際過により傾角状にそぎ落されて鎖線（ｒ
）の向きに自己研磨が行なわれ、追随している切断刃（
５）の切断刃付部１３）は尖端に近い状態に回復するの
で、再度裏返し反りして回転方向Ｒで使用できる。この
ときには、先進の切断刃（５）の切（す１刃付部（３）
は充カ“な明れ味をもって切断作業を円滑に行なえるよ
うになっているのである。

第３図の、たとえば回転方向Ｒのときを示す（ａ）図中
に鎖線（ｒ）又ｎ＜ｒ’＞で示す方向は、前記のごとく
本発明の磨耗の理論の基本となっている切断時に磨耗す
る磨耗線の中心部分での平均的な方向を示したもので、
この平均磨耗方向線と、そのときの磨耗部位における外
周の切線（匂又は（ｔ）とのなす角度をそれぞれα或い
はｄとすれば、これらの角度α又は角度αは鋸刃の回転
周速度に反比例する。

このように相対する切断刃（５）１５）の磨耗が同時に
研肋となる状態が、本発明の相対ｒＩｎＪ力鋸刃の別途
研磨を必委とせずに陵時間の反枳使用を特徴とする特性
に大きく寄与する原理となつ−（いることが明瞭に看取
できる。

第４図は木づｄすｊの構成により得られる利点である磨
耗を活用した自己研磨の作用を断面で示している。ヴノ
カ、７・ｚ刃の５Ｊ断作築での磨耗理論においては、耐
用寿命は磨耗量に比例し、この磨耗が均斉がと瓦てａＪ
及内的大部達し得ることは耐用寿命が延伸されることに
なるのであり、切断作業中の硬軟交番層又は靭性等のβ
衿＆ｌ’ｉ、、被切断物を、関連で回転する動力鋸刃の
表面或いは表面並びに各刃付部と常に接触擦過させ、調
力を４υｆ磨−ｒる状態で磨耗させている結果となり、
各刃付１￥Ｉζに対しては自已仙磨による刃付を行なう
ことになるのである。第４図はこの状１１ｊｊ−（！−
共休体６Ｊに示しており、刃付部の方何の改？面角度が
３０度前後のときに、９ツク粉の排出や耐久面、１７Ｊ
れ味の持続の点等で最も効果が大きい。

本発明の有利な点は、刃切りにより刃付部を形成した動
力鋸刃以外にも第５図〜第１２図に示すようなチップ溶
着により先進の切断刃並びに追随の切断刃をそれぞれ形
成したもの、或いは実質的に先進のりＪ断力及び追随の
切断刃となる部分を含むチップを溶、符したものでも同
じような使用上の効果を発揮すると共に耐久力に富む動
力鋸刃となし得ることである。

すなわち、第９図はチップ溶着により先進の切断刃（５
）と１ａ随の切断刃（５′）とをそれぞれ基板ｎ）の端
縁浴いに植設したもので、あさりを形吠するチップｔ６
１　＋６＋を１１１＠列させると共に第１０図に示すよ
うに適当なピッチごとに、基板ｆｉｌの両１１１にあさ
りと同じ位はみ出したチップ（６）を点在させたもので
、あさりのみの場合に峻′″ζて平滑な、切断面を得る
のに役立つものである。

ま７ｔ、第５図及びその■−ｙｖｔ視断面を示す第６図
、メロ７図及びその頃−ｋｍ視萌而面示す第７図、第１
１図及びそのλＩ［−、ＸＩｌ視断面を示す第１２図に
それぞれ示されているのは、実質的に先進の切断刃（５
）及び追随の切断刃（５）となる部分を含むチップ＋６
）　ｌ［ｉ＋を基板に植設した実施例であり、これらの
チップ（６）の先進のり１祈刃＋５１となるハ１り分に
は切断刃付部（３）及び刺交刃付部（４）、又追随の切
断刃、＋１１．となる部分には斜交刃付部（４′）及び
切断刃付部（３′）が形成されており、被ＶＪ　＃ｊｒ
物の切断に際して回転方向只のときは先進の９Ｊ断刃（
５）のＶＪ断折刃部（３）が磨耗すると同時に追随の切
断刃（５５の斜交刃付部（４′）は切断作用におけるは
ｄ礒によ１）目已研脚され、裏返しての反覆使用時の回
伝方同ゴにおいては切断刃（５′）の切１すＹ刃付部（
１）が先進して磨耗し、切断刃（ｂ）の斜交刃付部（４
）は追随して切断作ごメオ行ンよ−・と共に擦過により
自己研磨されてａｆ、Ｉｉ刃は（１）れ味を失なうこと
なく、この操作の反覆縁Ｌスしにより長時間の連続使用
を”ｆ能としている。なお、第１図、第７図、第９図等
の例は本桐又は山林下刈田等の鋸刃に適し、第５図、第
１１図′等の例は機械工具用等の鋸刃に好適な構成であ
る。

さらに、第１３図に示すものけ水元１」１の技術的思想
を帯鋸に適用した例である。この例にみるものは只の切
断方向のときには、（６）が先進のり断力、（０が追随
の切断刃となって、切断刃付部（３）及び斜交刃付部（
必が切断作用を行ない、同時に斜交刃付部（４）は自己
研磨作用を受ける。また、反対の切断方向Ｒ′のときし
ては（５）が先進のＬＪＪ断刃折刃５）が追随の切断刃
となって、切断刃付部（３５及び斜交刃付部（４）が切
；ｌ）ｉ作用を行ない、同時に斜交刃付部（４）は自己
研磨作用を受ける。

各実施例を１ｍじて所かるＲ方向及びゴ方向の切断を反
覆操り返すことにより、切断刃付部（３）と斜交刃付部
（４′）とでＶＪ断中（Ｒ口伝方向）は、斜交切断刃（
４′）が自己研磨されて当ｊＡｓ　ｌで切断刃付部（３
′）は鋭利となり、切ｌ析刃付部（３）と斜交切ｉ析刃
（４）とで切１祈中（Ｒ′回転方向）は、旧交りｌ折刃
、４）が自已研Ｆ褥されて当然に切断刃付部１３）は鋭
利となり、別途の研磨操作を必鼎とせずに長時間の使用
を具現した点で卓疎した効果を有している。

以上のご七＜、水元Ｉ：ｌ１１は別途の研磨操作を要す
ることなく長時間の連続操業を実体化したもので、その
技術的思想は上記の各実施例に限定されるものではなく
、これらより導かれる変形、法用又は応用は特許請求の
範ｕＪ（の４旨ンこ従う限り、すべて本発ヴ」の技術面
範囲に包含さ丸るものであることはいう丑でもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は水元１．！１１の１実施例を示し、第２図の（
ａ）は第１図の要部、同じ＜（ｂ）は（ａ）のＢ−Ｂ視
図、第３図（ａ）　（ｂ）及びシ（１，４図（柑：本発
明の作用効ｌｌ！−の説明図、；Ｉ＜５図は、（ｉ！、
の−厚施例を示し、第６図（は第５図の〜Ｎ　−’ｌ’
Ｉ　；ｌｊ　；１ｌＴＩａ　ｉ″”：ｌ　、’Ｒ＋　７
　ｔ’４　！４　（ｊｌの実Ｍ’Ｌ例全示し、第８図は
第７図のＳ’Ｍ　−Ｖ！Ｉ視：管面１′・り、第９図は
イＱの実施例を示し、′：儂１（）図０Ｊ：ム）９１・
・１のＸ−Ｘｍ図、第１１図は他の実施例を示し、噴１
２１ＸＨよ第１１図の■−■視図、４５１１３図６・よ
刑の実施例勿示す図である。 Ｂ）・・・基　　　板　　　　（２）・・・収　付　孔
＋３１ｆ３’ｌ・・・切断刃付部　　　１４］　＋４’
ｌ・・・斜交刃付部＋５１（５’ｌ・・・切断　刃　　
　　（６）・・・チ　ッ　プ１１０）・・・動カー渕刃

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、適宜厚さの基板の端Ｒ沿いに、進み方向を向いた前
   位の切断刃付部及びその向背にあってこの切断刃付部と
   共に尖端を形成する斜交刃付部を備えた先進の切断刃と
   、進み方向を向いた前位の斜交刃付部及びその向背にあ
   ってこの斜交刃付部と共に尖端を形成する後位の切断刃
   付部を備えた追随の切断刃とを隣接して設け、斯かる先
   進の切断刃と追随の切断刃との相対する切断刃群を基板
   縁の全長にわたって配設したことを特徴とする相対動力
   ＪＪ刃。 ２、特許請求の範囲第１項記載のり折刃において、基板
   に直接刃切りしてなるＶＪｌｌ’ｒ刃付部及び斜交刃付
   部としたことを特徴とする相対動力鋸刃。 ３、特許請求の範囲第１項記載の切断刃において、基板
   にチップを植設してなる切断刃付部及び斜交刃伺都とし
   たことを特徴とする相対動力鋸刃。 ４、特許請求の範囲第１項記載の切断刃において、基板
   に刃切りしてなる刃とチップを植設してなる刃とを組合
   わせた切断刃付部及び斜交刃付部を備えた構成としたこ
   とを特徴とする相対動力鋸刃。