JPH0234728B2 - - Google Patents

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JPH0234728B2
JPH0234728B2 JP60058628A JP5862885A JPH0234728B2 JP H0234728 B2 JPH0234728 B2 JP H0234728B2 JP 60058628 A JP60058628 A JP 60058628A JP 5862885 A JP5862885 A JP 5862885A JP H0234728 B2 JPH0234728 B2 JP H0234728B2
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JP
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cutting
router
insert
front surface
teeth
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Hakan Heruberugu Aruseru
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Santrade Ltd
Original Assignee
Santrade Ltd
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加工物、好ましくは繊維強化プラス
チツク、の機械加工用のルーター工具およびその
工具の切削インサートに関する。ルーター工具に
は、主としてルーターの回転方向に突出している
歯を持つた切刃が設けられている。一つの切刃の
先端はもう一方の切刃の先端と食い違いに配列さ
れている。各歯はその主方向がルーターの回転方
向に収束している切削部分を有している。
複合材料の機械加工に工具を使用することは従
来から知られている。複合材料たとえばポリアミ
ド繊維で強化したプラスチツクをフライス削りす
る際の問題は、複合材中の非常に強い繊維が立ち
上り切削力に対して支持されないので加工物の主
面の一方または両方で繊維を切削することが困難
であるということである。使用される工具の一つ
は、左右の逆先端くぼみを設けた種類のフライス
で、これらのくぼみはフライス本体上で交差して
いる。このフライス本体は複合材料の切削が可能
であるためには軸方向に完全に位置決めすること
が必要であり、また機械加工時には振動を生じ
る。露出される繊維は機械加工の箇所の一方側ま
たは両側にささくれを生じる、すなわちすり切れ
た縁を生じる。ささくれはフライスに巻き付き、
溶融プラスチツクを閉塞させ、その結果材料の機
械加工を停止させる。さらに、従来のフライスは
製造費および再研削費が高い。
本発明は前記欠点を解決するために提供される
もので、一つの切刃の前記先端が他の切刃の先端
と、切削工具の回転時少なくとも瞬間的に繊維が
立ち上り切削力に対して支持されるように食い違
いに配列されるようにするものである。さらに切
刃の形状から加工物の面は平面となる。
本発明の特徴および利点をさらに明らかにする
好ましい実施態様を示す図面によつて本発明を詳
述する。
第１Ａ図には、ルーター本体１０およびその本
体のまわりに間隔を置いて固定された３つの切削
インサート１３からなる本発明によるルーター工
具が示されている。ルーター本体１０は常用のチ
ヤツクに装着するのに適したシヤンク１４を有
し、このシヤンク１４はその長手軸線CLを中心
として回転せしめられる。円筒インサートホルダ
ー部分がシヤンク１４に隣接して設けられ、自由
端面１７Ｂで終つている。ルーター工具インサー
ト１３はインサートホルダー部分に、各インサー
ト１３上の切刃２０がインサートホルダー部分の
外側へ半径方向にその長手方向部分にわたつて離
隔しているようにインサートホルダー部分に固定
されている。各切刃２０は、正のすくい角を形成
する前面２８と切刃２０およびインサート底面か
ら分岐するクリアランス面１８との交点によつて
画成される。前面は、前面２８に沿つて一般にジ
グザグ状の切刃形状を画成する交互する鋭い歯
（先端）とアーチ状谷領域を複数個有している。
ホルダー部分の位置決め手段は３つの離隔したイ
ンサート受け入れ箇所１２からなり、各箇所１２
は底壁および側壁を有している。各箇所１２はイ
ンサート１３の１つを受け入れるようになつてお
り、インサートの底面は箇所の底壁と係合しかつ
インサートの側面２５は箇所の側壁と係合して当
該インサートをホルダー部分上の所望の半径方向
および長手方向位置に配置させる。
第１Ｂ図および第２図において、円筒ルーター
本体１０には、好ましくは硬質物質からなる３つ
のインサート１３を受け入れて固定するための先
端くぼみ１１および箇所１２が設けられている。
ルーター本体のインサートの数は２個または３個
より多くてもよく、インサートはろう付、接着ま
たは締結により箇所１２に固定することが出来
る。また、ルーター全体を硬質物質たとえば焼結
炭化物で形成してもよい。ルーター１０は、駆動
手段に取り付けられるシヤンク１４に連結され
る。箇所１２は接線面１５からなり、この接線面
にインサート１３が接触せしめられる。ルーター
の端面１７Ｂは主としてルーターの中心軸線CL
に対して垂直である。先端くぼみ１１および箇所
１２は両方共ジヤケツト面１７Ａおよび端面１７
Ｂで終つている。箇所１２はルーター本体の軸方
向に互いに食い違いになつているのが好ましい。
第２図では、説明を容易にするため切削インサー
トの１つがルーター本体から取り除かれている。
インサート１３は正のすくい角を有し、これは繊
維強化材を含有する積層材特にポリアミド繊維た
とえばケブラーによつて強化されたプラスチツク
を機械加工する際有利である。ケブラーはデユポ
ンの登録商標である。ルーターの回転は第２図の
矢印によつて示される。
第３図〜第６図において、ルーター本体のホル
ダー部分に装着するのに適した切削インサート１
３が提供される。インサートは長手伸長部を有す
る本体は、実質的に平らな底面２９および一般に
底面２９の長手方向に間欠的に延在する切刃２０
からなる。前面２８は、インサートがルーター本
体に取り付けられる場合正のすくい角を有するよ
うに配置される。また、前面２８はそこから外方
に延在する鋭い先端および前面を横に横切つて内
方に延在するアーチ状の谷領域２４の複数個を交
互に有しており、これらは前面２８において一般
にジグザグ状の切刃２０を画成している。少なく
とも切刃領域の先端は谷領域２４より非常に小さ
い半径を有する。
第３図および第４図において、インサート１３
は各々斜視図および側面図で示されており、この
インサートは、クリアランス角が10〜30゜好まし
くは20゜である第一クリアランス面１８、第二ク
リアランス面１９および切刃２０を表わしてい
る。切刃２０は切削インサートの長手方向の輪郭
が示されており、主としてルーターの回転方向に
突出する多数の歯からなる。各歯は、常用の切削
工具の右ヘリカル切刃と機能が似ている右切削部
２２および常用の切削工具の左ヘリカル切刃と機
能が似ている左切削部２３からなる。歯の先端は
２つの切削部間の遷移を正確にするため出来るだ
け鋭いことが必要である。先端の半径は0.05mm以
下にすることが必要であり、歯２１の先端角αは
60〜90゜の範囲で選ばれる。切削部２２，２３の
断面形状は直線状である代りに、凹状、凸状また
はシヌソイド状であつてもよい。第一クリアラン
ス面１８の歯２１は鋭くない丸い部分２４によつ
て分離されており、したがつて、繊維が鋭い角に
溜まる恐れがない。角は、前の切削部と食い違い
になつている次の切削部が繊維を切削出来るよう
に繊維に沿つて滑るだけである。さらに、切削イ
ンサート１３は側面２５、軸方向上端面２６およ
び自由端面２７を有している。側面２５はルータ
ー本体１０の側壁１５と接触するように配列さ
れ、軸方向上端面２６はルーター本体１０の軸方
向支持面と接触する。
第５図には、主として切削インサートの前面２
８が示される。前面２８は第一クリアランス面１
８と面２９の間に延在する一般にＶ形溝の多数か
らなる。底面２９はルーター本体１０の底壁１６
によつて支持されるであろう。溝は底面２９まで
延在している必要はなく、たとえばその中途まで
延在していればよい。
第６図は、切削インサート１３の自由端面２７
を示しており、このものは楔形基本形を有してい
る。自由端面２７は、鋸歯状前面２８、側壁２
５、底面２９、第一クリアランス面１８および第
二クリアランス面１９によつて限定される。鋭く
ない部分２４は点線として示される。各切削歯２
１の切削部２２，２３は前面２８に向つて収束し
ている。
第７図および第８図では、主として、ルーター
１０の切刃２０が、ルーターにおいて種々の数の
インサートを有する切削工具の１回転の間に加工
物、たとえば繊維強化プラスチツクを有する板の
縁に連続的に露出される仕方が示される。切刃の
先端は距離dzだけ互いに軸方向に食い違いになつ
ている。ここでdzはdz＝ａ／ｚ（ａは２つの隣接先 端間の距離であり、ｚは切刃の数である）として
定義される。第７図による２つの切刃では、距離
d2はa/2であり、３つの切刃では距離d3はa/3であ
る（第８図）。したがつて、切刃２０は、切削部
が互いに重なるように階段状になつている。たと
えば、これは、インサートの相対運動に対応して
インサートを互いに関して動かすかまたはインサ
ート上の切刃の配列を異なる配列とすることによ
り行うことが出来る。この食い違いにすることの
目的は、ルーターの回転時右切削部２２と左切削
部２３が加工物の表面に近い繊維に必要な圧縮切
削作用を及ぼしてそれらの部分で繊維を交互に切
削することである。
歯の先端間の距離dzが切削インサートの数に関
連しないルーター工具も特許請求の範囲に入る。
本発明は端面切削工具にも適用することが出来
る。
ルーター製作に関する本発明では、欠点のある
ささくれを生じることなくまた加工物の縁に繊維
を残すことなく、加工物、好ましくは繊維強化プ
ラスチツクを機械加工することが出来る。したが
つて、コストのかかる仕上げ機械加工が不必要で
ある。さらに、本発明のルーターは切削領域内の
位置決めに敏感でないが、このことはルーターを
手動機械で使用するのにも適していることを意味
する。ルーターに作用する力は切削部の変化する
切り込みのために平均しておらず、このため加工
物および機械の振動が低減される。切削インサー
トは第一クリアランス面を研削することによつて
再び鋭利にするのが容易である。
【図面の簡単な説明】
第１Ａ図は、本発明によるルーター工具の側面
図、第１Ｂ図は切削インサートを有しないルータ
ー本体の側面図、第２図は第１図のルーター工具
の上部平面図、第３図は本発明による切削インサ
ートの斜視図、第４図は第３図の切削インサート
の側面図、第５図は第４図の矢印による切削イ
ンサートの正面図、第６図は第５図の矢印によ
る切削インサートの上部平面図、第７図は、２つ
の切削インサートの切刃の部分的な主要図で、切
刃が互いに食い違いになつている状態を示す図、
第８図は第７図と同じ図であるが、３つの切削イ
ンサートの切刃を示している図である。 １０……ルーター本体、１１……くぼみ、１２
……インサートの受け入れ箇所、１３……切削イ
ンサート、１４……シヤンク、１５……接線面、
１７Ａ……ジヤケツト面、１７Ｂ……端面、１８
……クリアランス面、２０……切刃、２１……
歯、２２，２３……切削部、２４……丸い部分、
２５……側面、２６……軸方向上部端面、２７…
…自由端面、２８……前面、２９……底面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ くぼみ１１に従う少なくとも２つの切刃２０
    を設けたルーター本体１０を有し、切刃２０の少
    なくとも２つは主としてルーターの回転方向に突
    出する歯２１の列を有し、１つの切刃２０の歯は
    ルーター工具の他の切刃２０の歯と食い違いにな
    つており、前記各歯２１は第１切削部２２及び第
    ２切削部２３を有し、これらの第１及び第２切削
    部２２，２３の主方向がルーター工具の回転方向
    に収斂して山頂部を形成し、この山頂部が鋭いこ
    とによつて複合材料の加工に適していることを特
    徴とするルーター工具。 ２ 第一切刃の歯が第二切刃の歯とある距離dzだ
    け食い違つておりかつルーター工具の回転時少な
    くとも１つの第１切削部２２および第２切削部２
    ３が加工物の主面近くの材料を切削する、特許請
    求の範囲第１項に記載のルーター工具。 ３ 距離がdz＝ａ／ｚ（ａは切刃２０の２つの隣接 歯先端間の距離であり、ｚは切刃の数である）と
    して定義される、特許請求の範囲第２項に記載の
    ルーター工具。 ４ 鋭くない部分２４が切刃２０の各歯２１の間
    に配置されており、歯の切削部２２，２３の断面
    が直線状、凹状、凸状またはシヌソイド状であ
    る、特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
    ルーター工具。 ５ 切刃２０が硬質物質切削インサート１３上に
    配列されており、これらのインサートはろう付、
    接着または締結によつてルーター本体１０に固定
    されており、かつこれらのインサートはルーター
    本体１０のジヤケツト面１７Ａから一部分突出し
    ている、特許請求の範囲第１項から第４項までの
    いずれかに記載のルーター工具。 ６ ルーター工具が、ルーター本体１０およびそ
    の主体のまわりに離隔して本体に固定された複数
    の切削インサート１３からなり、前記ルーター本
    体１０はその長手軸線CLを中心として回転する
    ようにされた通常のチヤツクに装着するのに適し
    たシヤンク１４およびシヤンク１４に隣接して軸
    方向に設けられかつ自由端面１７Ｂに終つている
    円筒インサートホルダー部分を有しており、複数
    のルーター工具インサート１３はインサートホル
    ダー部分に、各インサート１３の切刃２０がイン
    サートホルダー部分の外方半径方向にその長手方
    向部分にわたつて離隔されており、前記切刃２０
    は正のすくい角を形成する前面２８とクリアラン
    ス面１８との交点によつて画成され、前記前面２
    ８は、一般にジグザグ状の切刃形状を画成する複
    数の交互する鋭い歯とアーチ状の谷領域２４を前
    面２８に沿つて有しており、かつ各切削インサー
    ト１３の前面における交互する鋭い歯およびアー
    チ状の谷領域２４が、インサートホルダー部分に
    装着されたこれらの隣接切削インサート１３の歯
    および谷領域に対してインサートの長手方向に沿
    つて食い違いになつている、特許請求の範囲第１
    項に記載のルーター工具。 ７ 位置決め面２５，２６，２９、端面２７、前
    面２８および少なくとも１つのクリアランス面１
    ８を備えておりかつ前面２８とクリアランス面１
    ８の接合線が切刃２０を形成しているルーター工
    具で用いるための切削インサートであつて、切刃
    ２０が前面２８に配列された先端を有する多数の
    歯が２２からなり、クリアランス面１８が実質的
    に平らであり、かつ各歯２１が前面２８に向う方
    向に実質的に収斂する切削部分２２，２３からな
    ることを特徴とする切削インサート。 ８ 前面２８がクリアランス面１８と底面２９間
    の距離にわたつて鋸歯状であり、鋭くない部分２
    ４が切刃２０の各歯２１の間に設けられており、
    かつ歯２１の先端が0.05mm以下の半径を有する、
    特許請求の範囲第７項に記載の切削インサート。 ９ 切削部２２，２３の断面が直線状、凹状、凸
    状またはシヌソイド状である、特許請求の範囲第
    ８項に記載の切削インサート。 １０ インサート１３が長手方向伸長部を有する
    本体、実質的に平らな底面２９および一般に底面
    ２９の長手方向に間欠的に延在する切刃２０から
    なり、前面２８はインサートがルーター本体に装
    着された際正のすくい角を持つように配置され、
    また前記前面２８のその外方に延在する鋭い歯と
    それを横に横切つて内方に延在するアーチ状の谷
    領域２４を交互に複数個有し、これらの歯および
    谷領域は前面２８において一般にジグザグ状の切
    刃２０の形状を画成しており、かつ少なくとも切
    刃領域における歯の先端が谷領域２４より小さい
    半径を有している、特許請求の範囲第７項に記載
    の切削インサート。
JP60058628A 1984-03-26 1985-03-25 ルーター工具およびそのインサート Granted JPS60213407A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE8401652-6 1984-03-26
SE8401652A SE454331B (sv) 1984-03-26 1984-03-26 Verktyg och sker for bearbetning av kompositmaterial

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60213407A JPS60213407A (ja) 1985-10-25
JPH0234728B2 true JPH0234728B2 (ja) 1990-08-06

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ID=20355284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60058628A Granted JPS60213407A (ja) 1984-03-26 1985-03-25 ルーター工具およびそのインサート

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4655648A (ja)
EP (1) EP0158613B1 (ja)
JP (1) JPS60213407A (ja)
CA (1) CA1259177A (ja)
DE (1) DE3562326D1 (ja)
ES (2) ES295661Y (ja)
SE (1) SE454331B (ja)

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