JPS6399115A

JPS6399115A - スロ−アウエイ式カツタ−

Info

Publication number: JPS6399115A
Application number: JP61263344A
Authority: JP
Inventors: Osamu Tsujimura; 修辻村; Tatsuo Arai; 新井　辰夫
Original assignee: Mitsubishi Metal Corp
Current assignee: Mitsubishi Metal Corp
Priority date: 1986-04-30
Filing date: 1986-11-05
Publication date: 1988-04-30
Anticipated expiration: 2012-02-26
Also published as: JP2586463B2; KR920010885B1; KR870009801A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、カッター本体のびびりを防止することがで
きろスローアウェイ式カッターに関する乙のである。

「従来の技１トｊ１一般に、正面フライスなどのようなスローアウェイ式カ
ッターを用いて切削加工を行う場合には、カッター本体
が一回転する毎に各スローアウェイチップが切削と非切
削を繰り返す断続切削となるため、カッター本体に衝撃
力が加わってびびりが生じ、スローアウェイチップが欠
損し易くなっている。したがって、びびりが生じにくく
、スローアウェイチップの欠損を防止し得ろものである
ことが要望されている。

ところで、従来の正面フライスとしては、例えば第１５
図に示すような、いわゆる不等分割形の正面フライスが
知られている。この図に示す正面フライスは、軸線０を
中心として回転什しめられるカッター本体Ｉの先端部に
、周方向へ向って交互に０１なる角度とθ、なる角度を
もって離間した複数のスローアウェイチップ２・・・が
配置されてなる乙のであって、スローアウェイチップ２
は、主切刃３と副切刃４とを有しており、副切刃３がカ
ッターの送り方向（図中矢印Ａで示す方向）に対して平
行に位置せしめられるとと乙に、各々の主切刃２に一定
のラジアルレーキ角、アキシャルレーキ角、コーナー角
が付された状態で、カッター本体１に着脱自在に装着さ
れている。

このように構成された正面フライスにおいては、スロー
アウェイデツプ２の主切刃３によって荒切削加工を行う
一方、カッターの送り方向に対して平行になるように位
置せしめられた副切刃４によって仕上げ切削を行うよう
になっているので、切削加工面の面粗度を向上させるこ
とができろ。さらに、複数のスローアウェイデツプ２・
・・をカッター本体の周方向へ不等間隔をもって配置し
ているので、厚さの異なる切屑が交互に生成される。こ
のため、カッター本体が受ける衝撃力の周期と大きさが
不規則となるのでカッター本体が共振しにくくなり、そ
のびびりの防止に有効である等の利点がある。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながら、上記のような正面フライスにおいては、
カッター本体のびびりを防止してスローアウェイチップ
の欠損を防ぐという要望に対して充分には応じることが
できないという問題があった。すなわち、上記の正面フ
ライスにおいては、スローアウェイチップの主切刃のラ
ジアルレーキ角、アキシャルレーキ角およびコーナー角
が全て同一に設けられているので、各スローアウェイチ
ップ２の主切刃３が受ける衝撃力の大きさは、生成され
る切屑の厚さにより若干穴なるものの、衝撃力の作用す
る方向は、各主切刃３・・・について全て同一となる。

このため、各スローアウェイチップ２の主切刃３には、
常に同一方向へ向かう衝撃力が加わり、この衝撃力がカ
ッター本体ｌに伝わる。

カッター本体ｌに伝わる衝撃力の方向が各スローアウェ
イデツプ２・・・について同一であるから、カッター本
体ｌが共振しやすくなってしまうのである。

［発明の目的コこの発明は、上記事情に鑑みてなさｊｌたちので、カッ
ター本体が共振してびびることがほとんどなく、したが
って、スローアウェイチップの欠損を有効に防止するこ
とができるスローアウェイ式カッターを提供することを
目的とする。

［問題点を解決するための手段］この発明のスローアウェイ式カッターは一カッター本体
の外周部に装着された複数のスローアウェイデツプのう
ち、一部のスローアウェイチップを、その主切刃のアキ
シャルレーキ角が残りのスローアウェイチップの主切刃
のアキシャルレーキ角と異なるように配置して構成した
しのである。

［作用］上記構成のスローアウェイ式カッターにあっては、主切
刃の受ける衝撃力の方向が主切刃のアキシャルレーキ色
により異なるのて、カッター本体に伝わる衝撃力の方向
がスローアウェイチップにより異なる。このため、カッ
ター本体が共振してびびることがほとんどない。

［実施例ｊ以下、第１図ないし第７図を参照しながら本発明の一実
施例について説明する。第１図ないし第７図は実聚例の
正面フライスを示十図である。

第１図において符号５は刀ツタ一本体であって、その先
端詔外周には、互いに同形同大の６つのスローアウェイ
チップ６・・・（図中符号には、説明の便宜上ユまたは
ｂの沿え字を付しである。）がそれぞれサポータ７を介
して楔部材８とクランプねじ９により着脱自在に装着さ
れている。これらスローアウェイチップ６・・・は、そ
の主切刃の径方向に対応する位置におけるアキシャルレ
ーキ角がαａのものとαｂのもの（ここでαａ、αｂは
ともにポジティブでαａくαｂ）の２種類に区分されて
いる。

すなわち、一方のスローアウェイチップ６ａの主切刃１
０ａ・・・のうち、カッター本体５の内周側に位置する
主切刃１　’Ｏａは、カッター本体５の外周を６等分す
る半径線Ｌ　Ｉ、　Ｌ　ｘ・・・の１つＬｌから回転方
向後方へ寸法Ｘだけ離間し、かつ軸線０に対して平行な
平面Ｓ１上に位置せしめられている。

また、他方のスローアウェイチップ６ｂの主切刃１０ｂ
・・・のうち、カッター本体５の内周側に位置する主切
刃１０ｂは、半径線Ｌ２に対して図中βで示す角度で回
転方向後方へ向かって傾斜する半径線Ｌ３から回転方向
後方へ寸法Ｙ（ここでＹ＜Ｘ）たけ離間し、かつ軸線０
に対して平行な平面Ｓ２上に位置計しめられている。こ
こで、寸法Ｘ、Ｙおよび角度βは、各副切刃１１ａ、Ｉ
ｌｂ・・・がカッター本体５の外周を６等分する半径線
上に位置するように設定されている。

そして、各スローアウェイチップ６　ａ、　６　ｂの主
切刃１０ａ・・・、１０ｂ・・・のうち、外周側に位置
する主切刃１０ａ、ｌｏｂは、第３図および第４図に示
すように、ともに上記平面Ｓ　Ｉ、Ｓ　２に対してγで
示す角度で傾斜し、かつ、第２図に示すように、平面Ｓ
１またはＳ２に直交する平面Ｓ３に対して図中６で示す
角度で軸線Ｏ側へ向かって傾斜するように位置せしめら
れている。これによって、主切刃１０ａ、Ｊｏｂは、底
面視（第１図）において平面ＳＩ、Ｓｔに対してともに
γ、で示す角度で回転方向後方へ向かって傾斜している
。ここで、角度γおよび角度δは、副切刃１１ａ、ｌｌ
ｂがカッターの送り方向（第１図において矢印Ａ方向）
と平行となるように設定されている。

このような配置によって、上記主切刃１０ａのラジアル
レーキ角は、第６図に示すように、平面Ｓ、と主切刃１
０ａ上の任、ひの点Ｐａを通る半径線Ｌａとがなす角度
λａとなっている。また上記主切刃１０ｂのラジアルレ
ーキ角は、平面Ｓ２と主切刃１０ｂ上の任意の点Ｐｂを
通る半径線Ｌｂとのなす角度λｂとなっている（ここで
λａ、λｂはともにポジティブでλａ〉λｂ）。

そして、主切刃１０ａのアキシャルレーキ角は、第７図
に示すように、半径線Ｌａ方向矢視において、軸線０と
半径線Ｌａとを通る平面Ｓａとスローアウェイチップ６
ａのすくい面１２ａとのなす角度であって、平面Ｓａと
直線Ｐａ−Ｑａとのなす角度αａとなっている。また、
主切刃１０ｂのアキシャルレーキ角は、半径線Ｌｂ方向
矢視において、軸線０と半径線Ｌｂとを通る平面ｓｂと
すくい面１２ｂとのなす角度であって、平面ｓｂと直線
Ｐｂ−Ｑｂとのなす角度αｂとなっている。そして、こ
れら２種類のスローアウェイチップ６　ａ、　６　ｂは
、カッター本体５の周方向へ向かって交互に配置されて
いる。

このようなスローアウェイ式カッターにおいては、スロ
ーアウェイチップ６ａの主切刃１０ａとスローアウェイ
チップ６ｂの主切刃１０ｂとのアキシャルレーキ角が異
なっているので、スローアウェイチップ６ａにより切削
加工を行う場合と、スローアウェイチップ６ｂにより切
削加工を行う場合とで、主切刃１０ａ、１０ｂの受けろ
衝撃力の方向が異なる。このため、カッター本体５に伝
わる衝撃力の方向がスローアウェイチップ６　ａ、　６
　ｂにより異なり、カッター本体５が共振してびびるこ
とがほとんどなく、スローアウェイデツプ６　ａ、　６
　ｂの欠損を有効に防止することができる。

また、主切刃ＩＯｂのアキシャルレーキ角αｂが他の主
切刃１０ａのアキシャルレーキ角αａよりもプラス方向
となっているので、切屑の排出性を向上さ什ることがで
き、また、切削抵抗を軽減することができる。さらに、
各スローアウェイチップ６　ａ、　６　ｂ・・・は、基
準となる平面Ｓ、、Ｓ、に対する泪対位置が同一なので
、第５図に示すように、スローアウェイチップ６　ａ、
　６　ｂを取り付け・るための凹部５ａの形状を全て同
一とすることができ、カッター本体５の加工を容易にす
ることができる。

なお、上記実施例では、主切刃１０ａ、Ｊｏｂの平面Ｓ
　、、Ｓ　、に対する角度をそれぞれγとし、平面Ｓ３
に対する角度をそれぞれδとしているが、このような構
成に限るものではなく、角度γと角度δとを主切刃１０
ａと主切刃１０ｂとで異なる角度にすることにより、ア
キシャルレーキ角を変えてもよい。また、周方向に隣接
する２つのスローアウェイチップ６ａ・６ａの間に２つ
のスローアウェイチップ６ｂ・６ｂを配置する等、その
配置を適宜変えてもよい。さらに、上記実施例では、各
副切刃１１ａ、ｌｌｂ・・・がカッター本体５の周方向
へ等間隔をもって位置するように寸法Ｘ、Ｙおよび角度
βを設定しているが、不等間隔に位置するようにしてら
よい。またさらに、上記実施例では、スローアウェイチ
ップ６ａ・・・６ｂ・・・を、そのアキシャルレーキ角
がαａのものとαｂのものの２種類に区分しているが、
もっと多種類に区分してもよい。

次に、第８図ないし第［０図は本発明を片刃側フライス
に通用した例を示す図である。図において符号２０はカ
ッター本体である。カッター本体２０の外周部には、２
種類のチップ座２１ａ・・・。

２１ｂ・・・が円周方向へ等１？ｆｌ隔をもって交互に
形成されている。これらチップ座２１ａ・・、２１ｂ・
・・には、互いに同形同大のスローアウェイチップ２２
が、切刃（主切刃）２３ａ、２３ｂをカッター本体２０
の外周側と端面側へそれぞれ向けて着脱自在に装着され
ている。これらスローアウェイチップ２２・・・のラジ
アルレーキ角は、すべてβに設定されている。また、一
方のチップ座２１ａに装着されたスローアウェイチップ
２２のアキシャルレーキ角は、チップ座２１ａの形状に
よりα１に設定されている。また、他方のチップ座２１
ｂに装着されたスローアウェイチップ２２のアキシャル
レーキ角は、デツプ１ｌＩ２１ｂの形状によりα、に設
定されている。

このような片刃側フライスにおいては、スローアウェイ
チップ２２のアキシャルレーキ角が、チップ座２１ａの
ものとチップ座２１ｂのものとて異なっているので、切
削加工を行った場合にカッター本体２０の端面側を向く
切刃２３ｂ・・・が受ける衝撃力の方向がそれぞれ異な
る。このため、カッター本体２０に伝わる衝撃力の方向
が切刃２３ｂ毎に異なり、カッター本体２０が共振して
びびることがほとんどなく、スローアウェイデツプ２２
・・・の欠損を有効に防止することができる。

なお、上記実施例ではチップ座の形状を変えることによ
りスローアウェイチップに２種類のアキシャルレーキ角
を設けているが、チップ座の形状を全て同一形状とし、
各チップ座に形状の異なるスローアウェイチップを交互
に装着してもよい。

すなわち、第１１図ないし第１４図は、２種類のスロー
アウェイチップ３０．３１を示す図である。

スローアウェイチップ３０．３１はともに矩形板状のも
のであるが、一方のスローアウェイチップ３０の下面３
２一端部には、一方の側面３３から他方の側面３４へ向
かって図中δで示す角度で下り勾配となる傾斜面３５が
形成されている。また、下面３２の他端部には、他方の
側面３４から一方の側面へ向かって角度δで下り勾配と
なる傾斜面３６が形成されている。このようなスローア
ウェイデツプ３０，３１は、チップ座の形状が全て同一
とされたカッター本体の外周部に、回転方向に向かって
交互に取り付けられる。そして、一方のスローアウェイ
チップ３０は、上記傾斜面３５（または３６）を外周側
に位置させるとともに回転方向へ向けて取り付けられる
。これによって、スローアウェイチップ３０のアキシャ
ルレーキ角は、その取付状態において他方のスローアウ
ェイチップ３１のアキシャルレーキ角よりｔＪ角度δに
ほぼ゛（１当する角度プラス方向となる。

［発明の効果］以上説明したようにこの発明のスローアウェイ式カッタ
ーでは、カッター本体の外周部に装着されたｍ数のスロ
ーアウェイチップのうち、一部のスローアウェイチップ
を、その主切刃のアキシャルレーキ角が残りのスローア
ウェイチップの主切刃のアキシャルレーキ角と異なるよ
うに配置して構成しているので、カッター本体に伝わる
士撃力の方向がスローアウェイチップにより異なる。こ
のため、カッター本体が共振してびびることがほとんど
なく、スローアウェイチップの欠損を有効に防止するこ
とができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

！ｉＳ３図ないし第７図は本発明の第１実施例を示す図
であって、第１図は正面フライスを示す底面図、第２図
は第１図の■−■線視線面断面図３図はスローアウェイ
チップが配置された状態を示す第２図の■方向矢視図、
第４図はスローアウェイチップをアキシャルレーキ角を
変えて配置した状態を示す第２図における■方向矢視図
、第５図は第３図および第４図の■方向矢視図、第６図
は２種類のスローアウェイチップを比較説明するための
底面図、第７図は第６図におけるスローアウェイチップ
の■方向矢視図である。また、第８図ないし第１Ｏ図は本発明の第２実施例を示
す図であって、第８図は片刃側フライスを示す底面図、
第９図は第８図のＩＸ　−ＩＸ線矢視図、第１Ｏ図は第
８図のＸ−Ｘ線面断面図、第１１図ないし゛第１４は第
２実施例の変更例を示す図であって、第１１図は一方の
スローアウェイチップを示す平面図、第１２図は第１２
図の■方向矢視図、第１３図は他方のスローアウェイチ
ップを示す平面図、第１４図は第１３図のＸ■方向矢視
図、第１５図は従来の正面フライスの一例を示す底面図
である。１・・・・・・スローアウェイチップ、２・・・・・・
主切刃、５・・・・・・カッター本体、６ａ、６ｂ・・
・・・スローアウェイチップ、１０ａ、ＩＯｂ・・・・
・・主切刃、２０・・・・・・カッター本体、２２・・・・・・スローアウェイチップ、２３ａ・・・
・・・切刃（主切刃）、３０．３１・・・・・・スローアウェイチップ、０・・
・・・・軸線、

Claims

【特許請求の範囲】

軸線を中心として回転せしめられるカッター本体の外周
部に主切刃を有する複数のスローアウエイチップを着脱
自在に装着してなるスローアウエイ式カッターにおいて
、一部のスローアウエイチップを、その主切刃のアキシ
ャルレーキ角が残りのスローアウエイチップの主切刃の
アキシャルレーキ角と異なるように配置してなることを
特徴とするスローアウエイ式カッター。