JP2009065963A - 刈払用のチップソー - Google Patents

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Katsumi Koyama
勝美 小山
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Abstract

【課題】雑草等の切れ味がよく、小石が飛散しにくく、しかも刃先の欠けが生じにくい刈払用のチップソーの提供。
【解決手段】チップソーは、鋸身14と多数のチップ16とからなる。鋸身14は円盤状であり、その周縁に多数の突出部18を備えている。チップ16は、突出部18に固着されている。チップ16は、典型的には、超硬合金からなる。チップ16は、ベース24と刃26とを備えている。刃26は、刃先28と2つの刃面30とを有している。刃面30は、刃先28から延びてベース24に至っている。刃面30は、回転方向後方に向かって軸方向外向きに傾斜している。刃26の厚みは、回転方向後方に向かって徐々に拡大している。刃先28は、軸方向において刃26の中心に位置している。刃先角αは、60°以上120°以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、刈払機(草刈機)に装着されるチップソーに関する。詳細には、本発明は、チップソーのチップ形状の改良に関する。
雑草の除去に、刈払機が用いられている。この刈払機には、チップソーが装着されている。図5は、従来のチップソー2の一部が示された平面図である。図5における上下方向は、チップソー2の軸方向である。チップソー2は、図5において矢印Aで示された方向に回転する。このチップソー2は、円盤状の鋸身4と多数のチップ6とを備えている。チップ6は、鋸身4の周縁に固着されている。鋸身4の回転によりチップ6が雑草に衝突し、この雑草が刈られる。このチップソー2にて、笹、細い雑木等が刈られることもある。このようなチップソー2が、アイウッド株式会社発行の「I Wood CATALOG」の第7−8頁に記載されている。
チップソー2は、木材、金属等の硬質な被削材の切断の目的で開発された。このチップソー2が、雑草の刈払にも転用された。硬質な被削材は、刃先8で切削されつつ、切断される。切削容易の目的で、チップには、0°から10°程度の横すくい角βが設定されている。
アイウッド株式会社発行の「I Wood CATALOG」
雑草は、木材及び金属に比べて柔軟である。雑草は、力を受けると倒れる。従って、図5に示されたチップソー2で雑草が刈られた場合、切れ味は十分ではない。雑草は、チップ6の前面10で押し刈られる。押し刈られた雑草は、この前面10で飛ばされて散乱する。散乱した雑草の回収は、容易ではない。
地面に存在する小石も、チップ6の前面10で飛ばされる。小石の飛散は、作業効率を低下させる。飛散した小石との衝突を避けるため、作業者は防具を必要とする。
前面10に衝突した雑草は軸方向に移動し、刃先8で切られる。刃先8の近傍には、曲げの応力が発生する。チップ6は硬質であるが、脆い。曲げ応力に起因した刃先8の欠けが生じやすい。
本発明の目的は、雑草等の切れ味がよく、小石が飛散しにくく、しかも刃先の欠けが生じにくい刈払用のチップソーの提供にある。
本発明に係るチップソーは、円盤状の鋸身と、この鋸身の周縁に固着された多数のチップとを備える。このチップは、刃を有している。この刃は、刃先と、この刃先から延びる一対の刃面とを有している。この刃面は、回転方向後方に向かって軸方向外向きに傾斜する。この傾斜により、刃の厚みが回転方向後方に向かって徐々に拡大する。
好ましくは、刃先は、軸方向において、刃の中心に位置する。
本発明者は、硬質な被削材のためのチップソーを刈払に転用しても十分な効果が発揮されないことを突き止め、鋭意検討の結果、刈払に適したチップの形状を創作するに至った。本発明に係るチップソーにより、雑草、笹、雑木等が優れた切れ味で刈られうる。このチップソーでは、小石の飛散が生じにくい。このチップソーでは、刃先の欠けも生じにくい。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るチップソー12が示された正面図である。このチップソー12は、鋸身14と多数のチップ16とからなる。鋸身14は、台金とも称される。鋸身14は、概して円盤状である。鋸身14は、その周縁に多数の突出部18を備えている。突出部18は、半径方向に突出している。鋸身14は、その中心に軸孔20を備えている。この軸孔20には、刈払機の回転軸が通される。回転軸の回転により、チップソー12が回転する。鋸身14は、多数の透孔22も備えている。この透孔22により、鋸身14の振動が減衰されうる。透孔22は、鋸身14の軽量にも寄与しうる。鋸身14は、高炭素鋼、合金工具鋼等の金属材料からなる。
図2(a)は、図1のチップソー12の一部が示された拡大平面図である。図2(b)は、図1のチップソー12の一部が示された拡大正面図である。図2(a)において、上下方向はチップソー12の軸方向である。図2(a)及び(b)において矢印Aで示されているのは、チップソー12の回転方向である。図2(b)から明らかなように、チップ16は、突出部18の回転方向前寄りに位置している。チップ16は、突出部18に固着されている。典型的な固着の手段は、高周波加熱によるろう接である。典型的なろう材は、銀ろうである。
チップ16は、典型的には、超硬合金からなる。高融点金属の炭化物等の粉末が焼結されることで、チップ16が得られる。チップ16は、ベース24と刃26とを備えている。ベース24と刃26とは、一体的に成形されている。軸方向において、ベース24の厚みは鋸身14の厚みよりも若干大きい。
刃26の平面形状は、三角形である。刃26は、刃先28と2つの刃面30とを有している。刃面30は、刃先28から延びてベース24に至っている。刃面30は、回転方向後方に向かって軸方向外向きに傾斜している。2つの刃面30は、互いに逆方向に傾斜している。この傾斜に起因して、刃26の厚み(軸方向幅)が、回転方向後方に向かって徐々に拡大している。図2(a)において、刃26の形状は上下対称である。換言すれば、刃先28は、軸方向において刃26の中心に位置している。このチップ16の形状は、硬質被削材の切削が想定された従来のチップ6(図5参照)には見られないものである。
このチップソー12では、刃先28が鋭利なので、雑草のように柔軟なものが刈られた場合でも、優れた切れ味が得られる。刈られた雑草は、飛散しない。このチップソー12では、刃先28が地面から離れた位置で回転するので、小石の飛散も抑制される。この刃先28では、曲げ応力は生じにくい。刃先28には圧縮応力が生じるが、超硬金属は圧縮強度に優れるので、刃先28の欠けが生じにくい。
図2(a)において矢印αで示されているのは、刃先角である。刃先角αは、60°以上120°以下が好ましい(degree)。60°以上の刃先角αを有するチップ16は、欠けにくい。この観点から、刃先角αは65°以上がより好ましく、70°以上が特に好ましい。刃先角αが120°以下であるチップ16により、優れた切れ味が達成されうる。この観点から、刃先角αは110°以下がより好ましい。
図3は、本発明の他の実施形態に係るチップソー32が示された正面図である。図4(a)は、図3のチップソー32の一部が示された拡大平面図である。図4(b)は、図3のチップソー32の一部が示された拡大正面図である。このチップソー32は、鋸身34と多数のチップ36とからなる。
鋸身34は、概して円盤状である。鋸身34は、その周縁に多数の突出部38を備えている。この突出部38に、チップ36が固着されている。鋸身34は、その中心に軸孔40を備えている。鋸身34は、多数の透孔42も備えている。鋸身34の材質及び役割は、図1に示された鋸身14のそれと同等である。
チップ36の材質は、図1に示されたチップ16のそれと同等である。図4(b)から明らかなように、チップ36の正面形状は実質的に「L」字状である。チップ36は、ベース44と刃46とを備えている。ベース44及び刃46は、「L」字状である。ベース44と刃46とは、一体的に成形されている。軸方向において、ベース44の厚みは鋸身34の厚みよりも若干大きい。
刃46の平面形状は、三角形である。刃46は、刃先48と2つの刃面50とを有している。刃面50は、刃先48から延びてベース44に至っている。刃面50は、回転方向後方に向かって軸方向外向きに傾斜している。2つの刃面50は、互いに逆方向に傾斜している。この傾斜に起因して、刃46の厚み(軸方向幅)が、回転方向後方に向かって徐々に拡大している。図4(a)において、刃46の形状は上下対称である。換言すれば、刃先48は、軸方向において刃46の中心に位置している。この刃先48は、鋭利である。この刃先48により、優れた切れ味が達成される。このチップソー32では、刈られた雑草の飛散及び小石の飛散が抑制される。この刃先48は、欠けにくい。
このチップソー32においても、刃先角αは、60°以上120°以下が好ましい。60°以上の刃先角αを有するチップ36は、欠けにくい。この観点から、刃先角αは65°以上がより好ましく、70°以上が特に好ましい。刃先角αが120°以下であるチップ36により、優れた切れ味が達成されうる。この観点から、刃先角αは110°以下がより好ましい。
本発明に係るチップソーは、種々の刈払機に装着されうる。このチップソーは、雑草、笹、雑木等の刈払に用いられうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るチップソーが示された正面図である。 図2(a)は図1のチップソーの一部が示された拡大平面図であり、図2(b)はその正面図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るチップソーが示された正面図である。 図4(a)は図3のチップソーの一部が示された拡大平面図であり、図4(b)はその正面図である。 図5は、従来のチップソーの一部が示された平面図である。
符号の説明
12、32・・・チップソー
14、34・・・鋸身
16、36・・・チップ
18、38・・・突出部
24、44・・・ベース
26、46・・・刃
28、48・・・刃先
30、50・・・刃面
A・・・回転方向
α・・・刃先角

Claims (2)

  1. 円盤状の鋸身と、この鋸身の周縁に固着された多数のチップとを備えており、
    このチップが刃を有しており、
    この刃が、刃先と、この刃先から延びる一対の刃面とを有しており、
    この刃面が回転方向後方に向かって軸方向外向きに傾斜することで、刃の厚みが回転方向後方に向かって徐々に拡大する刈払用のチップソー。
  2. 上記刃先が、軸方向において、刃の中心に位置する請求項1に記載のチップソー。
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