JPH0672935B2 - 時計の回転ベゼル構造 - Google Patents
時計の回転ベゼル構造Info
- Publication number
- JPH0672935B2 JPH0672935B2 JP60289291A JP28929185A JPH0672935B2 JP H0672935 B2 JPH0672935 B2 JP H0672935B2 JP 60289291 A JP60289291 A JP 60289291A JP 28929185 A JP28929185 A JP 28929185A JP H0672935 B2 JPH0672935 B2 JP H0672935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- rotating bezel
- click ball
- click
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B19/00—Indicating the time by visual means
- G04B19/28—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time
- G04B19/283—Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time on rotatable rings, i.e. bezel
Description
【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、時計の回転ベゼル構造に関するものであり、
特にクリックボールを使用して回転操作を円滑かつ確実
にしたものに関する。
特にクリックボールを使用して回転操作を円滑かつ確実
にしたものに関する。
(b)従来技術 従来のこの種の回転ベゼル構造としては、特公昭58−11
032号公報に示されているものがあった。
032号公報に示されているものがあった。
この構造を簡略化したものを第2図及び第3図に示す。
従来の回転ベゼル構造は、第2図に示すように、側1に
形成した側穴1a内に、コイルスプリング2を装着し、さ
らにこのコイルスプリング2により押圧されるクリック
ボール3も側穴1aに装着し、側穴1aの開口部をカシメて
クリックボール3が飛び出さないようにして位置決めす
るものであった。
形成した側穴1a内に、コイルスプリング2を装着し、さ
らにこのコイルスプリング2により押圧されるクリック
ボール3も側穴1aに装着し、側穴1aの開口部をカシメて
クリックボール3が飛び出さないようにして位置決めす
るものであった。
また、第3図に示すように、クリックボール3とコイル
スプリング2をパイプ4内に装着一体化し、このパイプ
4を側穴1aに圧入して一体固着する構造もあった。
スプリング2をパイプ4内に装着一体化し、このパイプ
4を側穴1aに圧入して一体固着する構造もあった。
(c)発明が解決しようとする問題点 上記従来技術においては、側穴1aやパイプ4をカシメる
ことによりクリックボール3を位置決めしていたため、
クリックボール3の位置及びコイルスプリング2のスト
ロークが一定になってしまう。このため、コイルスプリ
ング2のバネ圧も一定となり、バネ圧調節が困難にな
り、回転ベゼルの回転トルク調節ができなくなるという
問題点があった。
ことによりクリックボール3を位置決めしていたため、
クリックボール3の位置及びコイルスプリング2のスト
ロークが一定になってしまう。このため、コイルスプリ
ング2のバネ圧も一定となり、バネ圧調節が困難にな
り、回転ベゼルの回転トルク調節ができなくなるという
問題点があった。
また、クリックボール3の上方移動限界が決められてい
るので、このクリックボール3と回転ベゼル5のクリッ
ク溝5aとの係り量を調整することが難しいという問題点
もあった。
るので、このクリックボール3と回転ベゼル5のクリッ
ク溝5aとの係り量を調整することが難しいという問題点
もあった。
さらに、第3図に示す構造の場合、パイプを側穴に圧入
する際にパイプが締められてクリックボールの動きが悪
くなり操作感覚が悪くなるという問題点もあった。
する際にパイプが締められてクリックボールの動きが悪
くなり操作感覚が悪くなるという問題点もあった。
(d)問題点を解決するための手段 本発明は、側と、該側に回動自在に取り付けられた回転
ベゼルと、前記側の前記回転ベゼルに対向する部分に設
けられた側穴に装着されたコイルスプリングとクリック
ボールとパイプとからなり、該パイプを前記側穴に遊嵌
させ、前記コイルスプリングのバネ圧により前記クリッ
クボールとパイプを上下動させ、前記回転ベゼルの前記
側に対向する部分に形成されたクリック溝に前記クリッ
クボールを係合させたことを特徴とするものである。
ベゼルと、前記側の前記回転ベゼルに対向する部分に設
けられた側穴に装着されたコイルスプリングとクリック
ボールとパイプとからなり、該パイプを前記側穴に遊嵌
させ、前記コイルスプリングのバネ圧により前記クリッ
クボールとパイプを上下動させ、前記回転ベゼルの前記
側に対向する部分に形成されたクリック溝に前記クリッ
クボールを係合させたことを特徴とするものである。
(e)実施例 以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す時計ケースの断面図で
ある。
ある。
10は側、11は側10に回動自在に取り付けられた回転ベゼ
ルである。側10の回転ベゼル11に対向する部分には側穴
10aが設けられており、この中にはコイルスプリング1
2、クリックボール13、パイプ14が装着されている。ま
た、回転ベゼル11の側穴10aに対向する部分には放射状
かつV字形に形成されたクリック溝11aが設けられてい
る。
ルである。側10の回転ベゼル11に対向する部分には側穴
10aが設けられており、この中にはコイルスプリング1
2、クリックボール13、パイプ14が装着されている。ま
た、回転ベゼル11の側穴10aに対向する部分には放射状
かつV字形に形成されたクリック溝11aが設けられてい
る。
15は回転ベゼル11に固定された目盛板、16は側10の上部
に取り付けられた時計ガラス、17は時計ガラス16を固定
するためのガラス縁、18は側10の下部に取り付けられた
裏蓋、19、20、21はパッキンである。
に取り付けられた時計ガラス、17は時計ガラス16を固定
するためのガラス縁、18は側10の下部に取り付けられた
裏蓋、19、20、21はパッキンである。
本実施例におけるパイプ14は、上下が開口しており、特
にその上部周縁は内方に折れ曲がり、クリックボール13
の径よりも上部開口部の内径の方が小さくなるように構
成されている。また、このパイプ14の外径は側穴10aの
径よりも小さくなるように設定されており、この側穴10
a内を上下に自由に動くことができるように構成されて
いる。
にその上部周縁は内方に折れ曲がり、クリックボール13
の径よりも上部開口部の内径の方が小さくなるように構
成されている。また、このパイプ14の外径は側穴10aの
径よりも小さくなるように設定されており、この側穴10
a内を上下に自由に動くことができるように構成されて
いる。
従って、第1図に示すように、側穴10a内にコイルスプ
リング12とクリックボール13を入れ、これらにかぶせる
ようにパイプ14を側穴10a内に遊嵌すると、コイルスプ
リング12のバネ圧により、クリックボール13と共にパイ
プ14も上下動することになる。
リング12とクリックボール13を入れ、これらにかぶせる
ようにパイプ14を側穴10a内に遊嵌すると、コイルスプ
リング12のバネ圧により、クリックボール13と共にパイ
プ14も上下動することになる。
このため、クリックボール13は上下に自由に動くことが
でき、これによって回転ベゼル11の上下方向のガタは吸
収される。またクリックボール13は常にパイプ14により
支持されており、これにより回転ベゼル11の回転方向へ
のガタの発生は防止されて円滑で確実なクリック操作感
を得ることが可能となる。
でき、これによって回転ベゼル11の上下方向のガタは吸
収される。またクリックボール13は常にパイプ14により
支持されており、これにより回転ベゼル11の回転方向へ
のガタの発生は防止されて円滑で確実なクリック操作感
を得ることが可能となる。
(f)発明の効果 本発明によれば、ガタが無く、動きが良いクリックボー
ルを使用したことにより、回転ベゼルのクリック感を向
上させることができる。
ルを使用したことにより、回転ベゼルのクリック感を向
上させることができる。
また、パイプを固定していないので、コイルスプリング
のストローク等を可変して回転ベゼルのトルクを調節す
ることもできる。
のストローク等を可変して回転ベゼルのトルクを調節す
ることもできる。
さらに、部品交換や分解掃除も容易にでき、ゴムづまり
によるクリックボールの動作不良を防止することもでき
る。
によるクリックボールの動作不良を防止することもでき
る。
さらにまた、側穴のカシメ等の難しい加工を必要としな
いので、量産性も優れている。
いので、量産性も優れている。
第1図は本発明の一実施例を示す時計ケースの断面図、
第2図及び第3図は従来の回転ベゼル構造を示す図であ
る。 10……側、10a……側穴、11……回転ベゼル、 11a……クリック溝、12……コイルスプリング、 13……クリックボール、14……パイプ
第2図及び第3図は従来の回転ベゼル構造を示す図であ
る。 10……側、10a……側穴、11……回転ベゼル、 11a……クリック溝、12……コイルスプリング、 13……クリックボール、14……パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 廣二 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 西川 純一 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】側と、 該側に回動自在に取り付けられた回転ベゼルと、 前記側の前記回転ベゼルに対向する部分に設けられた側
穴に装着されたコイルスプリングとクリックボールとパ
イプとからなり、 該パイプを前記側穴に遊嵌させ、前記コイルスプリング
のバネ圧により前記クリックボールとパイプを上下動さ
せ、前記回転ベゼルの前記側に対向する部分に形成され
たクリック溝に前記クリックボールを係合させたことを
特徴とする時計の回転ベゼル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289291A JPH0672935B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 時計の回転ベゼル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289291A JPH0672935B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 時計の回転ベゼル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148879A JPS62148879A (ja) | 1987-07-02 |
JPH0672935B2 true JPH0672935B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17741276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60289291A Expired - Fee Related JPH0672935B2 (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 時計の回転ベゼル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672935B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100449425C (zh) * | 2001-12-28 | 2009-01-07 | 精工电子有限公司 | 转动式边圈装置和使用转动式边圈装置的时计 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3712911B2 (ja) * | 2000-03-30 | 2005-11-02 | セイコーインスツル株式会社 | 回転ベゼル付き腕時計ケース |
CH708959B1 (fr) * | 2013-12-13 | 2018-09-14 | Mps Micro Prec Systems Ag | Boîte de montre comprenant une lunette tournante. |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5570768A (en) * | 1979-10-22 | 1980-05-28 | Seiko Epson Corp | Rotary bezel unit |
JPS6016504B2 (ja) * | 1978-05-29 | 1985-04-25 | 住友金属鉱山株式会社 | モリブデンとバナジウムを含有する水溶液からモリブデンを分離する方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016504U (ja) * | 1983-07-08 | 1985-02-04 | 松下電器産業株式会社 | 電磁ソレノイド |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP60289291A patent/JPH0672935B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016504B2 (ja) * | 1978-05-29 | 1985-04-25 | 住友金属鉱山株式会社 | モリブデンとバナジウムを含有する水溶液からモリブデンを分離する方法 |
JPS5570768A (en) * | 1979-10-22 | 1980-05-28 | Seiko Epson Corp | Rotary bezel unit |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100449425C (zh) * | 2001-12-28 | 2009-01-07 | 精工电子有限公司 | 转动式边圈装置和使用转动式边圈装置的时计 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62148879A (ja) | 1987-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |