JPH0736310Y2 - 時計ケース構造 - Google Patents

時計ケース構造

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JPH0736310Y2
JPH0736310Y2 JP1986154053U JP15405386U JPH0736310Y2 JP H0736310 Y2 JPH0736310 Y2 JP H0736310Y2 JP 1986154053 U JP1986154053 U JP 1986154053U JP 15405386 U JP15405386 U JP 15405386U JP H0736310 Y2 JPH0736310 Y2 JP H0736310Y2
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JP
Japan
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dial
case
fixed
cover glass
movement
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JP1986154053U
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JPS6358779U (ja
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要次郎 岡倉
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、合成樹脂からなるワンピースケースに、ムー
ブメント、文字板を装着した後、カバーガラスを胴に固
定する時計ケースのケース構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の合成樹脂からなるワンピースケースに、ムーブメ
ント、文字板を装着した後、針を取り付け、ガラスを胴
に固定する時計ケースのケース構造は、第4図の如き構
造であった。即ち、第4図において、11は胴、12は文字
板、13はカバーガラス、14はムーブメントである。文字
板12にロー付けした2本の足12aをムーブメント14の地
板の穴に圧入し、ムーブメント14に針16を取り付けた
後、ムーブメント14を胴11に装着し、カバーガラス13を
文字板12の上面と接する位置を溶着固定していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前述の従来技術では、文字板の位置決めの為
に、文字板足を必要とする為、価格競争力ある足無し文
字板の使用が困難であった。
そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的は足無し文字板をワンピースケース構造に使える
ようにして価格競争力ある時計ケースを提供するところ
にある。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案の時計ケース構造は、裏ぶた部と胴とが一体の合
成樹脂からなるワンピースケースに、ムーブメントと文
字板及び針を装着し、カバーガラスを胴に超音波溶着固
定する時計ケース構造において、 前記文字板は金属材料より成る足なしの文字板であり、
前記文字板には2箇所以上の回転止めの切欠きが形成さ
れるとともに前記胴の内壁には前記切欠きと対応する回
転止突起ならびに複数の微小突起が形成され、 前記文字板の外周部は前記微小突起と締代を有して固定
されるとともに前記文字板は前記回転止め突起により前
記胴の断面高さ方向にカシメ固定され、 前記文字板上面と前記カバーガラス端部下面とが隙間を
有することを特徴とする。
〔実施例〕
本考案について第1図、第2図、第3図により説明す
る。
第1図は、本考案の実施例を示す要部の断面図であっ
て、時計文字板2の水平方向の位置決めは胴1で行われ
ており、胴の内形1aには文字板2の外形2a部と締代を有
する微小突起1bが3カ所以上設けられている。
ムーブメント4は、プラスチックからなる胴1の突起部
1Cにて数箇所溶着固定されている。裏ぶた部1Uは胴1と
一体成形されている。
カバーガラス3は、胴1と超音波溶着固定されており、
溶着固定時に文字板2に超音波振動が伝わると、文字板
2を介してムーブメント4の水晶振動子折れが生じた
り、文字板2の上面塗装がはげ落ちたりするのを防止す
る為、すきまAをあけておく必要がある。1bは胴内形1a
部に設けられた微小突起で、文字板外形2aよりも片側0.
01mm〜0.3mm程度小さくしてあり、組込時に締め代設定
となり、各部品の弾性変形を超えた締代分だけプラスチ
ックからなる微小突起1bが削れることにより、文字板外
形2a部、胴内形1a,1b部に寸法的ばらつきがあってもガ
タ0となる。
文字板材料としては、アルミニウム、黄銅などの材料が
適する。またケース材料としてはABS、ポリカーボネイ
トなどのプラスチック材料が適する。
第2図は第1図の文字板固定部周辺の拡大図であり、斜
面1dは文字板2の組込みを容易にするための案内斜面で
ある。
文字板2の回転方向の位置決めは文字板外形2aに設けた
切欠き2b部と胴内形1a部に設けた文字板回転止め突起1e
とで行われる。
ここで、回転止め突起1eを胴の微小突起1bより高くし
て、文字板2の水平方向のガタ防止を行う前に、回転方
向の位置決めがなされるようにすると文字板の組込みが
容易となる。
第3図は胴1の内形1aと文字板外形2aとの文字板を組込
む前の平面的位置関係を示す平面図である。
また、組立順は胴1にムーブメント4、筒車5、文字板
2、時針6、分針7、秒針8、カバーガラス3の順に行
なう。筒車5は筒車5に力を伝達する番車とのカミ合い
量を確保する為に常にムーブメント4側に押しつけられ
ている力が必要であり、その力は針座もしくはプラスチ
ックからなる筒車と一体のバネ部5aによる。逆に言うと
カバーガラス3が組込まれるまでは、文字板2は常に浮
き上がる力を下面に受けており、このままでは針の取付
けがむづかしく、特に自動組立では文字板2の上面から
自動的に針位置高さ検出している為、針取付が困難であ
る。
従って、文字板2の外周部の胴の突起1eで、文字板をカ
シメ固定しておかねばならない。たまたまこの1eは文字
板回転止め突起を兼用しているが、更に別にカシメ用突
起を設けても良い。回転止めとしては1箇所以上、カシ
メ用としては2箇所以上の突起が必要である。第2図に
おいて、二点鎖線部形状Bは突起1eのカシメ前の形状を
示し、実線部形状はカシメ後の形状を示す。この突起1e
をカシメた部分が、文字板2が浮き上がるのを防止する
重要な役割を果たす。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、文字板には2箇所以
上の回転止めの切欠きが形成されるとともに胴の内壁に
は切欠きと対応する回転止突起ならびに複数の微小突起
が形成され、 文字板の外周部は微小突起と締代を有して固定されると
ともに文字板は回転止め突起により胴の断面高さ方向に
カシメ固定される構成により、文字板組込みに際して、
微小突起と文字板外周部の締代による水平方向の位置決
めとともに回転止め突起をカシメることによる胴の断面
高さ方向の位置決め固定がなされるため、文字板の固定
が一段と確実となり、指針が付く筒車と一体のバネ部か
らの反力や自動組立機の機械振動のみならず、カバーガ
ラス溶着時の超音波振動や外部からの衝撃等でも文字板
が外れることはない。
さらに、文字板の固定位置がしっかりすることにより、
針を取り付ける際に必要となる文字板上面からの高さ検
出を正確に行うことができるものである。
さらには、文字板上面とカバーガラス端部下面とが隙間
を有する構成により、カバーガラス溶着時の超音波振動
が直接文字板に伝わることを防止できるものである。
したがって、超音波溶着時の振動が文字板、さらにはム
ーブメントへ伝わり、文字板塗装がはげ落ちたり、水晶
振動子が折れたり、ムーブメント内の番車がくっついた
りすることを防止できるものである。
以上述べたように、本考案によれば、足なしの文字板を
単品の状態で、胴に対して上方より投げ込み組み立てで
きるものである。すなわち、胴に部品を上方より次々と
投げ込み組み立てを行う全自動組み立てに完全に対応す
ることができ、大幅なコストダウンを計ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の時計ケース構造の実施例を示す要部の
断面図。第2図は第1図の文字板固定部周辺の拡大図。
第3図は胴に文字板を組込む前の平面的位置関係を示す
平面図。 第4図は従来の時計ケース構造の主要断面図である。 1……胴 1b……微小突起 1e……突起 2……文字板 3……カバーガラス 4……ムーブメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏ぶた部と胴とが一体の合成樹脂からなる
    ワンピースケースに、ムーブメントと文字板及び針を装
    着し、カバーガラスを胴に超音波溶着固定する時計ケー
    ス構造において、 前記文字板は金属材料より成る足なしの文字板であり、
    前記文字板には2箇所以上の回転止めの切欠きが形成さ
    れるとともに前記胴の内壁には前記切欠きと対応する回
    転止突起ならびに複数の微小突起が形成され、 前記文字板の外周部は前記微小突起と締代を有して固定
    されるとともに前記文字板は前記回転止め突起により前
    記胴の断面高さ方向にカシメ固定され、 前記文字板上面と前記カバーガラス端部下面とが隙間を
    有することを特徴とする時計ケース構造。
JP1986154053U 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造 Expired - Lifetime JPH0736310Y2 (ja)

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JP1986154053U JPH0736310Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造

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JP1986154053U JPH0736310Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 時計ケース構造

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JPS6358779U JPS6358779U (ja) 1988-04-19
JPH0736310Y2 true JPH0736310Y2 (ja) 1995-08-16

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ID=31073499

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50102362A (ja) * 1974-01-09 1975-08-13
JPS519871A (en) * 1974-06-26 1976-01-26 Suwa Seikosha Kk Udedokeiyomojibanno koteikozo
JPS535665A (en) * 1976-07-05 1978-01-19 Seiko Instr & Electronics Ltd Wristwatch case

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6358779U (ja) 1988-04-19

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