JP2001292487A - スピーカユニット - Google Patents

スピーカユニット

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JP2001292487A
JP2001292487A JP2000102801A JP2000102801A JP2001292487A JP 2001292487 A JP2001292487 A JP 2001292487A JP 2000102801 A JP2000102801 A JP 2000102801A JP 2000102801 A JP2000102801 A JP 2000102801A JP 2001292487 A JP2001292487 A JP 2001292487A
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JP2000102801A
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Shigeru Sugiyama
茂 杉山
Hajime Kitamura
肇 北村
Naohiro Fujinami
直宏 藤浪
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/06Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカおよびこれを収容するケースを備え
てなるスピーカユニットにおいて、これを低コストで製
造可能とする。 【解決手段】 ケース40を、ケース本体42と保護カ
バー44とが一体成形された合成樹脂製部材で構成す
る。これにより、従来のようにケース本体および保護カ
バーを別部材で構成するのに比して部品点数を1つ削減
し、かつケース本体と保護カバーとを固定する工程を不
要とする。その際、ケース本体42の周壁46に開口部
48を形成するとともに該ケース本体42の内部に梁5
0を形成する。そして、スピーカ20が開口部48を介
してケース本体42に側方(手前側)から挿入された状
態で梁50と保護カバー44とにより上下両側から挟持
される構成とする。これにより上記一体成形構造のケー
ス20を容易に実現可能とし、スピーカユニット10を
低コストで製造可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、スピーカおよび
これを収容するケースを備えてなるスピーカユニットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスピーカは、ケースに収容された
状態でスピーカユニットとして使用されるようになって
いる。そして上記ケースとしては、スピーカのフレーム
を保持する筒状のケース本体と、このケース本体の先端
面においてスピーカの振動板を部分的に覆う保護カバー
とからなるものが従来より知られている。
【0003】上記保護カバーは、振動板に指等が不用意
に触れてしまうのを防止するために設けられる部材であ
るが、この保護カバーの構成としては、ケース本体ある
いはスピーカのフレームに接着や溶着等により固定され
たものが従来より知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスピーカユニットにおいては、ケースがケース本体
および保護カバーの2部材で構成されており、しかも両
者を固定する工程が必要となるので、その製造コストが
高いものとなっている。
【0005】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、スピーカおよびこれを収容するケー
スを備えてなるスピーカユニットにおいて、これを低コ
ストで製造することができるスピーカユニットを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、ケースの構
成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るように
したものである。
【0007】すなわち、本願発明に係るスピーカユニッ
トは、スピーカおよび該スピーカを収容するケースを備
えてなるスピーカユニットにおいて、上記ケースが、筒
状のケース本体と、このケース本体の先端面において上
記スピーカの振動板を部分的に覆う保護カバーとが一体
成形された合成樹脂製部材からなり、上記ケース本体の
周壁に開口部が形成されるとともに、このケース本体の
内部に所定の梁が形成されており、上記スピーカが、上
記開口部を介して上記ケース本体に側方から挿入された
状態で上記梁と上記保護カバーとにより挟持されてい
る、ことを特徴とするものである。
【0008】上記「スピーカ」の種類は特に限定される
ものではなく、例えば、ダイナミックスピーカ、圧電ス
ピーカ等が採用可能である。
【0009】上記「所定の梁」は、該梁と保護カバーと
によりスピーカを挟持し得るものであれば、その具体的
形状は特に限定されるものではない。
【0010】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係るスピーカユニットは、そのケースが、ケース本体と
保護カバーとが一体成形された合成樹脂製部材からなっ
ているので、従来のようにケース本体および保護カバー
を別部材で構成するのに比して、部品点数が1つ削減さ
れ、またケース本体と保護カバーとを固定する工程が不
要となる。しかも本願発明に係るスピーカユニットは、
ケース本体の周壁に形成された開口部を介して該ケース
本体に側方から挿入されたスピーカを、該ケース本体の
内部に形成された梁と保護カバーとで挟持する構成とな
っているので、上記一体成形構造のケースを容易に実現
することができる。
【0011】このように本願発明によれば、スピーカお
よびこれを収容するケースを備えてなるスピーカユニッ
トにおいて、これを一体成形品で容易に構成することが
でき、これによりスピーカユニットを低コストで製造す
ることができる。
【0012】しかも本願発明に係るスピーカユニット
は、スピーカが開口部を介してケース本体に挿入された
状態で梁と保護カバーとにより挟持される構成となって
いるので、スピーカを簡単にケースに挿着することがで
きる。
【0013】上記構成において、ケースを先端部側から
見たときに保護カバーと重複しない位置に梁を形成する
ようにすれば、スライド型を使用することなくケースを
成形することができる。
【0014】また上記構成において、スピーカおよびケ
ースに、スピーカの挿入が行われたとき互いに係合する
係合構造を設けるようにすれば、スピーカを確実にケー
スに挿着することができる。
【0015】この場合における「係合構造」は特定の構
造に限定されるものではないが、これをスピーカのフレ
ームに形成された突起部と保護カバーに形成された凹部
とで構成すれば、簡単な構成で上記係合構造を実現する
ことができる。
【0016】その際、突起部を凹部と係合した状態で保
護カバーにカシメ固定するようにすれば、スピーカをケ
ースに対して一層確実に固定することができる。
【0017】また上記構成において、保護カバーの少な
くとも一部分を、上記スピーカの挿入方向に対向して延
びる1対の可撓性レバーとして形成し、これら各可撓性
レバーの先端部近傍部位に上記凹部を各々形成するよう
にすれば、両可撓性レバーの弾性力を利用して突起部と
凹部との係合を行わせることが可能となり、これにより
両者の係合を円滑かつ確実に行わせることができる。
【0018】ところで、上記スピーカをその外周縁部か
ら1対の端子ピンが延出する構成とし、ケース本体の周
壁にスピーカ挿入時に各端子ピンと係合して該端子ピン
を固定する係合固定部を形成しておけば、ケース本体に
対して各端子ピンを所定位置に確実に位置決めすること
ができる。したがって、スピーカユニットを基板等の取
付対象に取り付ける際、ケース本体の取付部と各端子ピ
ンとの位置関係を正確に保持した状態で取付作業を行う
ことができ、これによりスピーカユニットの取付作業性
を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本願発明の一実施形態に係るスピ
ーカユニット10を上向きに配置した状態で正面方向
(スピーカ挿入方向)上方から見て示す斜視図であり、
図2は、そのII-II 線断面図である。
【0021】これらの図に示すように、本実施形態に係
るスピーカユニット10は、スピーカ20と、このスピ
ーカ20を収容するケース40とからなっている。
【0022】上記スピーカ20は、図3に単品でも示す
ように、振動板22と、この振動板22を支持するフレ
ーム24と、上端部が振動板22にコイル支持部材30
を介して固定されたボイスコイル26と、このボイスコ
イル26の下端部を収容する筒状磁気間隙が形成された
磁気回路ユニット28とを備えてなるダイナミックスピ
ーカである。このスピーカ20は、外径30mm程度の
小型スピーカであって、上記ケース40に収容されて上
記スピーカユニット10として使用されるようになって
いる。そして、その用途としては、例えば、基板に実装
されて自動車等に搭載され、警報音等の発生手段として
使用されるようになっている。
【0023】上記フレーム24は、鋼製のベース32と
合成樹脂製のリング34とがカシメ固定されてなってい
る。
【0024】上記ベース32は、中央部において下方へ
円筒状に突出する有底円筒部32Aと、この有底円筒部
32Aの外周面上端部近傍から径方向外方へ延びる環状
のマウンティング部32Bとからなっている。一方、上
記リング34は、振動板22の外周縁部形状に沿って環
状に形成されており、該リング34の下端面とマウンテ
ィング部32Bの外周縁部とで振動板22の外周縁部を
挟むようにしてマウンティング部32Bにカシメ固定さ
れている。このリング34は、さらに振動板22の外周
縁部にもカシメ固定されている。
【0025】上記リング34の外周面には端子取付用フ
ランジ部34aが形成されており、この端子取付用フラ
ンジ部34aには1対の端子ピン36が固定されてい
る。これら各端子ピン36は、下方へ延びる短足部36
aおよび長足部36bを有する略逆J字形部材であっ
て、その短足部36aが端子取付用フランジ部34aに
形成された端子支持孔34a1に上方から圧入されると
ともに、その長足部36bが端子取付用フランジ部34
aに形成された端子係合溝34a2に係合されている。
そして、これら各端子ピン36の短足部36aには、ボ
イスコイル26から延出する1対のリード線26aの端
部が各々巻掛け固定されている。
【0026】また、上記リング34の上端面34bにお
ける端子取付用フランジ部34aの左右両側近傍部位に
は、1対の円柱状の突起部34cが形成されている。
【0027】一方、上記ケース40は、図4に単品でも
示すように、筒状のケース本体42と、このケース本体
42の上端面(先端面)において上記スピーカ20の振
動板22を部分的に覆う保護カバー44とが一体成形さ
れた合成樹脂製部材からなっている。
【0028】上記ケース本体42の周壁46は、その手
前側が部分的に面取りされて平面部46aとして形成さ
れている。また、上記周壁46の上部には、開口部48
が形成されている。この開口部48は、周壁46の手前
側180°の角度範囲にわたって形成されている。そし
て、この開口部48の下端縁48aは、上記平面部46
aにおいては、上記スピーカ20のベース32の有底円
筒部32Aの外径寸法と略同じ左右幅の段下がり部48
a1として形成されている。この段下がり部48a1の
段下がり量は、上記有底円筒部32Aの下方突出量より
も小さい値に設定されている。また、この段下がり部4
8a1から保護カバー44の下面までの高さ寸法は、上
記スピーカ20における有底円筒部32Aの下端面から
リング34の上端面34bまでの高さ寸法と略同じ値に
設定されている。
【0029】上記ケース本体42の内部には梁50が形
成されている。この梁50は、ケース本体42の中心に
位置するハブ50aと、このハブ50aから周壁46ヘ
向けて周方向120°間隔で水平に延びる3本のスポー
ク50bとからなっている。
【0030】上記3本のスポーク50bのうち1本は、
手前側に延びており、その上面は上記開口部48の下端
縁48aの段下がり部48a1と同じ高さに設定されて
いる。残り2本のスポーク50bは、上記下端縁48a
の一般部と同じ高さに設定されている。
【0031】一方、上記ハブ50aは略円筒状に形成さ
れており、その中央部50a1および手前側部分の上面
は手前側のスポーク50bの上面と面一で形成されてお
り、それ以外の略U字形の周縁部50a2の上面は残り
2本のスポーク50bの上面と面一で形成されている。
上記周縁部50a2の内周面左右幅は、段下がり部48
a1の左右幅と同じ値に設定されている。なお、上記ハ
ブ50aの中央部50a1の中心位置には、肉盗み孔5
0a3が形成されている。
【0032】上記ケース本体42の周壁46における平
面部46aには、左右1対の係合固定部52が突出形成
されている。これら係合固定部52は、上記スピーカ2
0の1対の端子ピン36の長足部36b相互の間隔と同
じ間隔をおいて上下方向に延びるように形成されてお
り、後述するように長足部36bが手前側から押圧され
たとき該長足部36bと係合してこれを固定するように
なっている。
【0033】また、上記ケース本体42の周壁46の下
端部には、3本のユニット取付脚部54が120°間隔
で下方へ突出するようにして形成されている。これら各
ユニット取付脚部54は、その下端部がランス係合部5
4aとして形成されており、基板等の取付対象の係合孔
(図示せず)に挿入されてランス係合するようになって
いる。
【0034】上記保護カバー44は、奥側に位置する押
えタブ44Aと、その手前側に位置する左右1対の可撓
性レバー44Bとからなり、図5に示すように、上記ケ
ース40を上方から見たときにケース本体42の梁50
と重複しない位置に形成されている。
【0035】すなわち、上記押えタブ44Aは、上面視
において、ハブ50aおよび奥側の2本のスポーク50
bとの間に僅かな間隔をおいて扇形に形成されており、
また、上記各可撓性レバー44Bは、ハブ50a、手前
側および奥側のスポーク50bならびに周壁46の開口
部48の下端縁48aとの間に僅かな間隔をおいて略扇
形に形成されている。
【0036】上記各可撓性レバー44Bは、その基端部
が周壁46における開口部48の奥側に位置しており、
手前側へ向けてやや内向きに延びるように形成されてい
る。そしてこれにより各可撓性レバー44Bは、その基
端部を中心にして左右方向に弾性変形し得るようになっ
ている。また、各可撓性レバー44Bの円弧状外周面に
おける先端部近傍部位には、円形に近い円弧状の凹部4
4Baが形成されている。これら各凹部44Baは、上
記リング34の上端面34bに形成された左右1対の突
起部34cの間隔と略同じ間隔で形成されている。ま
た、これら各凹部44Baは、各突起部34cの外径よ
りも僅かにやや大きい内径で、かつ各突起部34cの外
径と略等しい間口幅で形成されている。
【0037】図6に示すように、上記スピーカ20は、
ケース40のケース本体42に開口部48を介して手前
側(同図においては左側)から挿入され、この挿入が完
了した状態で梁50と保護カバー44とにより上下両側
から挟持されるようになっている。
【0038】すなわち、上記挿入の際、上記スピーカ2
0は、その有底円筒部32Aの下端面が、ケース本体4
2の段下がり部48a1からスポーク50bを経てハブ
50aの中央部50a1までスライドするように移動
し、該ハブ50aの周縁部50a2に有底円筒部32A
の外周面が当接するようになっている。また、上記挿入
の際、リング34の上端面34bが保護カバー44の下
面と摺接するようになっている。
【0039】そして上記挿入が完了したとき、上記スピ
ーカ20は、そのリング34に形成された1対の突起部
34cが、保護カバー44の左右1対の可撓性レバー4
4Bに形成された凹部44Baと係合するようになって
いる。
【0040】この係合は、図7に示すように、上記挿入
の完了直前に、両突起部34cが両可撓性レバー44B
に当接してこれら可撓性レバー44Bを互いに近づく方
向へ弾性変形させた後、両突起部34cが両可撓性レバ
ー44Bの凹部44Baに嵌り込むことにより行われる
ようになっている。
【0041】図1および2に示すように、上記挿入の完
了後、各突起部34cは各可撓性レバー44Bにカシメ
固定されるようになっている。このカシメ固定は、各突
起部34cに上方から超音波振動を与えて該突起部34
cを熱変形させることにより行われるようになってい
る。そして、このカシメ固定を行うことにより、スピー
カ20をケース40に対して確実に固定するようになっ
ている。
【0042】ところで、上記挿入の完了直前には、リン
グ34の端子取付用フランジ部34aから下方へ延びる
各端子ピン36の長足部36bが、ケース本体42の各
係合固定部52に当接した状態になる。そこでこのとき
各長足部36bを手前側から押圧して各係合固定部52
に嵌め込むようにすれば、両端子ピン36のケース40
に対する係合固定を容易に行うことができる。
【0043】以上詳述したように、本実施形態に係るス
ピーカユニット10は、そのケース40が、ケース本体
42と保護カバー44とが一体成形された合成樹脂製部
材からなっているので、従来のようにケース本体および
保護カバーを別部材で構成するのに比して、部品点数が
1つ削減され、またケース本体と保護カバーとを固定す
る工程が不要となる。しかも本実施形態に係るスピーカ
ユニット10は、ケース本体42の周壁46に形成され
た開口部48を介して該ケース本体42に側方から挿入
されたスピーカ20を、該ケース本体42の内部に形成
された梁50と保護カバー44とで挟持する構成となっ
ているので、上記一体成形構造のケース20を容易に実
現することができる。
【0044】このように本実施形態によれば、スピーカ
およびこれを収容するケースを備えてなるスピーカユニ
ットにおいて、これを一体成形品で容易に構成すること
ができ、これによりスピーカユニットを低コストで製造
することができる。
【0045】しかも本実施形態においては、スピーカ2
0が、ケース本体42にその開口部48を介して挿入さ
れた状態で梁50と保護カバー44とにより上下両側か
ら挟持されるようになっているので、スピーカ20を簡
単にケース40に挿着することができる。
【0046】また本実施形態においては、上記梁50
が、上面視において保護カバー44と重複しない位置に
形成されているので、スライド型を使用することなくケ
ース40を成形することができる。
【0047】さらに本実施形態においては、上記スピー
カ20の挿入が行われたとき、スピーカ20のフレーム
24に形成された突起部34cと保護カバー44に形成
された凹部44Baとが係合するようになっているの
で、簡単な構成でスピーカ20を確実にケース40に挿
着することができる。
【0048】また本実施形態においては、上記保護カバ
ー44の一部が、スピーカ20の挿入方向に対向して延
びる1対の可撓性レバー44Bとして形成されており、
これら各可撓性レバー44Bの先端部近傍部位に上記凹
部44Baが各々形成されているので、両可撓性レバー
44Bの弾性力を利用して突起部34cと凹部44Ba
との係合を行わせることが可能となり、これにより両者
の係合を円滑かつ確実に行わせることができる。
【0049】しかも上記突起部34cは、凹部44Ba
と係合した状態で保護カバー44にカシメ固定されてい
るので、スピーカ20をケース40に対して一層確実に
固定することができる。このため本実施形態に係るスピ
ーカユニット10は、車載用スピーカユニット等のよう
に大きな振動や衝撃荷重が作用する環境下で使用した場
合においても、十分使用に耐え得るものとなる。
【0050】なお本実施形態においては、上記突起部3
4cに超音波振動を与えて該突起部34cを熱変形させ
ることにより上記カシメ固定が行われるように構成され
ているが、冷間カシメ等を採用することももちろん可能
である。
【0051】また本実施形態においては、上記スピーカ
20のフレーム24の外周縁部から1対の端子ピン36
が下方へ延出しており、ケース本体42の周壁46には
上記スピーカ挿入時に各端子ピン36と係合して該端子
ピン36を固定する係合固定部52が形成されているの
で、ケース本体42に対して各端子ピン36を所定位置
に確実に位置決めすることができる。このため上記スピ
ーカユニット10を基板等の取付対象に取り付ける際、
ケース本体42のユニット取付脚部54と各端子ピン3
6との位置関係を正確に保持した状態で取付作業を行う
ことができ、これによりスピーカユニット10の取付作
業性を高めることができる。
【0052】ところで、上記実施形態においては、上記
ケース本体42の内部に形成された梁50が、ハブ50
aおよび3本のスポーク50bで構成されているが、こ
れ以外の梁構造(例えば、ケース本体42の周壁46に
おける左右両側部位からケース本体42の内部へ向けて
片持ち梁を突出させた梁構造等)を採用することも可能
である。
【0053】なお、上記実施形態においては、スピーカ
20が小型スピーカである場合について説明したが、も
っとサイズが大きいスピーカである場合においても、上
記実施形態と同様の構成を採用することにより、これと
同様の作用効果を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るスピーカユニット
を上向きに配置した状態で正面方向(スピーカ挿入方
向)上方から見て示す斜視図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】上記スピーカユニットのスピーカを単品で示
す、図1と同様の図
【図4】上記スピーカユニットのケースを単品で示す、
図1と同様の図
【図5】上記ケースを上方から見て示す図
【図6】上記ケースに上記スピーカが挿着される様子を
示す、図2と同様の図
【図7】上記実施形態の作用を示す、図5と同様の図
【符号の説明】
10 スピーカユニット 20 スピーカ 22 振動板 24 フレーム 26 ボイスコイル 26a リード線 28 磁気回路ユニット 30 コイル支持部材 32 ベース 32A 有底円筒部 32B マウンティング部 34 リング 34a 端子取付用フランジ部 34b 上端面 34c 突起部 36 端子ピン 36a 短足部 36b 長足部 40 ケース 42 ケース本体 44 保護カバー 44A 押えタブ 44B 可撓性レバー 44Ba 凹部 46 周壁 46a 平面部 48 開口部 48a 下端縁 48a1 段下がり部 50 梁 50a ハブ 50a1 中央部 50a2 周縁部 50a3 肉盗み孔 50b スポーク 52 係合固定部 54 ユニット取付脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤浪 直宏 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BB01 BB02 BC03 BC04 CA01 CA08 CA12 CA18 FA04 FA10 GA01 HA03 5D017 AE11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカおよび該スピーカを収容するケ
    ースを備えてなるスピーカユニットにおいて、 上記ケースが、筒状のケース本体と、このケース本体の
    先端面において上記スピーカの振動板を部分的に覆う保
    護カバーとが一体成形された合成樹脂製部材からなり、 上記ケース本体の周壁に開口部が形成されるとともに、
    このケース本体の内部に所定の梁が形成されており、 上記スピーカが、上記開口部を介して上記ケース本体に
    側方から挿入された状態で上記梁と上記保護カバーとに
    より挟持されている、ことを特徴とするスピーカユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記梁が、上記ケースを先端部側から見
    たときに上記保護カバーと重複しない位置に形成されて
    いる、ことを特徴とする請求項1記載のスピーカユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 上記スピーカおよび上記ケースに、上記
    スピーカの挿入が行われたとき互いに係合する係合構造
    が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2
    記載のスピーカユニット。
  4. 【請求項4】 上記係合構造が、上記スピーカのフレー
    ムに形成された突起部と、上記保護カバーに形成された
    凹部とで構成されている、ことを特徴とする請求項3記
    載のスピーカユニット。
  5. 【請求項5】 上記突起部が、上記凹部と係合した状態
    で上記保護カバーにカシメ固定されている、ことを特徴
    とする請求項4記載のスピーカユニット。
  6. 【請求項6】 上記保護カバーの少なくとも一部分が、
    上記スピーカの挿入方向に対向して延びる1対の可撓性
    レバーとして形成されており、 これら各可撓性レバーの先端部近傍部位に、上記凹部が
    各々形成されている、ことを特徴とする請求項4または
    5記載のスピーカユニット。
  7. 【請求項7】 上記スピーカが、該スピーカの外周縁部
    から延出する1対の端子ピンを備えてなり、 上記ケース本体の周壁に、上記スピーカの挿入が行われ
    たとき上記各端子ピンと係合して該端子ピンを固定する
    係合固定部が形成されている、ことを特徴とする請求項
    1〜6いずれか記載のスピーカ。
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