JPH0697672A - 部品取付用パネル構造 - Google Patents

部品取付用パネル構造

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JPH0697672A
JPH0697672A JP24681092A JP24681092A JPH0697672A JP H0697672 A JPH0697672 A JP H0697672A JP 24681092 A JP24681092 A JP 24681092A JP 24681092 A JP24681092 A JP 24681092A JP H0697672 A JPH0697672 A JP H0697672A
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JP
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panel
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contact
boss
component
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JP24681092A
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Inventor
Kaoru Okamoto
薫 岡本
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手部品に取付けるパネルの取付精度あるい
は位置決め精度を高めることにより、操作用パネルとし
て使用した場合の接点操作の信頼性を高めるとともに、
一般のパネルにおいては取付安定性,位置決め精度を高
めることを目的とする。 【構成】 パネル10,50裏面に設ける接点用ボス部
13,取付用ボス部51,位置決め用ボス部53の先端
面に、タクトスイッチ21と当接するか、相手部品6
0,70に当接する突起16,52,55を設け、これ
ら突起16,52,55の径をボス部13,51,53
の径よりも小径に設定することにより、パネル10,5
0の射出成形時生じるボス部13,51,53先端のバ
リの悪影響を排除することができ、スイッチ21の信頼
性を高め、かつ取付精度,位置決め精度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相手部品との精度の
良い取付を可能にした部品取付用パネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、音響機器等の操作パネルは、図
6に示すように、操作パネル1に操作用つまみ部2が一
体に設けられており、この操作パネル1の相手部品3へ
の取付構造は、操作パネル1の裏面に突設した取付用ボ
ス部1aにビス3aをネジ止め固定することにより取付
けられている。
【0003】そして、操作用つまみ部2に設けた接点用
ボス部4の先端が相手部品3に設けたタクトスイッチ5
の接点部5aに接触するという構成であり、操作用つま
み部2を120g以上で押すとタクトスイッチ5が作動
するようになっている。
【0004】更に、接点用ボス部4とタクトスイッチ5
との間のクリアランスaは0.3mmに、またタクトスイ
ッチ5の摺動ストロークbも0.3mmに設定されてい
る。
【0005】通常、操作用つまみ部2を一体化した操作
パネル1は、射出成形により成形されるが、その際、図
7に示すように、コア側金型6とキャビ側金型7とによ
り成形され、コア側金型6に摺動可能に設置されたエジ
ェクトピン8により操作パネル1に一体に設けた接点用
ボス部4の先端を上方に押し上げて脱型が行なわれる。
【0006】このとき、コア側金型6とエジェクトピン
8の硬度が同等では、コア側金型6とエジェクトピン8
がかじってしまい動作しなくなるため、一般的にエジェ
クトピン8は焼き入れされ、コア側金型6に比べ硬度が
硬く設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の操
作パネル1においては、接点用ボス部4を突き上げるた
めのエジェクトピン8の硬度を硬く設定しているため、
コア側金型6が削られ、図7中符号9で示すバリが接点
用ボス部4の先端面に生じるのが避けられない。
【0008】このバリ9が0.4mm以上になると、操作
用つまみ部2を操作しない状態でもタクトスイッチ5が
作動する状態となり、スイッチ機能が損われるととも
に、バリ9が0.4mm未満の場合でも誤作動が生じやす
く、タクトスイッチ5の精度を高めることが急務とされ
ていた。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、パネルをス
イッチ等の別部品に取付ける際の取付精度を高める等安
定した取付を可能にした部品取付用パネル構造を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る部品取付用パネル構造は、相手部品と
当接する接点用ボス部や相手部品に取付けられる取付用
ボス部あるいは相手部品のロケート孔に挿入される位置
決め用ボス部の先端面に、相手部品と当接する小径の突
起を設けることを特徴としている。
【0011】
【作用】以上の構成から明らかなように、接点用ボス
部,取付用ボス部,位置決め用ボス部の先端に小径の突
起を設け、この突起が相手部品と当接することにより、
接点用ボス部,取付用ボス部,位置決め用ボス部の先端
周囲にバリが生じても、突起があるため、バリの悪影響
を排除することができ、接点の信頼精度あるいは取付精
度,位置決め精度を高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る部品取付用パネル構造の
実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0013】図1は本発明を適用した操作用パネルの構
成を示す断面図、図2は同操作用パネルの成形時の状態
を示す断面図、図3は本発明による操作用パネルの別実
施例を示す断面図、図4は本発明をパネルと相手部品と
の取付構造に適用した実施例を示す断面図、図5はパネ
ルと相手部品との位置決め構造に適用した実施例を示す
断面図である。
【0014】まず、図1において、符号10はステレオ
等の音響機器のフロントパネルとして使用する操作用パ
ネルであり、この操作用パネル10には操作用つまみ部
11がヒンジ部12を介して一体に設けられており、こ
の操作用つまみ部11のフリー端側は下方に延びる接点
用ボス部13が形成されている。
【0015】そして、この操作用パネル10を取付ける
部品20には接点用ボス部13と対応する箇所にタクト
スイッチ21が設けられており、操作用パネル10と相
手部品20との取付は、操作用パネル10の裏面所定箇
所に突設形成した取付用ボス部14のボス孔に対してビ
ス15を部品20の取付孔22を通じてネジ止めするこ
とにより、操作用パネル10と相手部品20との取付を
完了する。
【0016】このとき、操作用つまみ部11のフリー端
に位置する接点用ボス部13とタクトスイッチ21が所
定クリアランスを保つように取付用ボス部14の寸法設
定がなされている。
【0017】ところで、本発明においては、接点用ボス
部13の形状に工夫を加え、タクトスイッチ21におけ
るスイッチの信頼性を高める構成にしてある。
【0018】すなわち、接点用ボス部13の先端面には
タクトスイッチ21と当接する小径の突起16が設定さ
れており、この突起16は接点用ボス部13の径よりも
小径に設定されている。
【0019】この実施例では、突起16の高さは0.5
〜1.0mmの間に設定され、突起16の周縁から接点用
ボス部13の外周までは0.5mmの寸法が確保されてい
る。なお、突起16先端面とタクトスイッチ21とのク
リアランスは0.3mmに設定されている。
【0020】次に、この操作用パネル10の成形時の状
態を図2に示すと、コア側金型30とキャビ側金型40
との間で、操作用パネル10が図1に示す形状に射出成
形されるが、コア側金型30から脱型する際に、コア側
金型30に設置されているエジェクトピン31の摺動動
作により、操作用パネル10に一体に設けた接点用ボス
部13が突き上げられることになるが、本発明において
は、接点用ボス部13の先端部分に小径の突起16が形
成されているため、エジェクトピン31の摺動操作を繰
返した場合、コア側金型30が削られ、接点用ボス部1
3にバリ17が生じても、実際にタクトスイッチ21を
作動させるのは接点用ボス部13の先端に設けた突起1
6であるため、このバリ17がスイッチの誤作動を誘発
することがない。
【0021】したがって、本発明によるパネル構造によ
れば、接点用ボス部13先端に小径の突起16を設ける
ことにより、タクトスイッチ21の信頼性を長期にわた
り維持でき、タクトスイッチ21の品質性能を良好に維
持できるという利点がある。
【0022】さらに、図3は操作用パネル10と別体の
単品操作用つまみ部18を設置した実施例であり、この
実施例においても、操作用つまみ部18に設けた接点用
ボス部13の先端に小径の突起16が設置されており、
同様に、この操作用つまみ部18の射出成形時、接点用
ボス部13にバリ17が生じても、突起16によりタク
トスイッチ21の誤作動が可及的に防止でき、タクトス
イッチ21の信頼性を高めるという上述実施例同様の作
用効果を有する。
【0023】次いで、図4,図5は本発明によるパネル
構造の別実施例を示すもので、図4はパネル50と相手
部品60との取付構造に適用した実施例であり、パネル
50の裏面に取付用ボス部51が形成されており、相手
部品60の取付孔61内にビス62を挿通させて、取付
用ボス部51のボス孔51a内にビス62止め固定する
という構成であるが、本実施例においても、取付用ボス
部51の先端に相手部品60と当接する突起52が形成
されており、この突起52は取付用ボス部51よりも小
径に設定されている。
【0024】このパネル50と相手部品60の取付構造
においても、取付用ボス部51の先端部分に射出成形時
におけるエジェクトピンの摺動によりバリが発生する
が、突起52がバリの悪影響を排除できるため、取付精
度が向上するという利点がある。
【0025】同様に、図5はパネル50と相手部品70
との位置決め構造を示す実施例であり、パネル50の裏
面に突設形成した位置決め用ボス部53の先端の挿入ピ
ン54を相手部品70のロケート孔71内に挿入するこ
とにより、相手部品70に対してパネル50を適切位置
に位置決めするというものであるが、この実施例におい
ても、挿入ピン54の基部に突起55が設けられてお
り、相手部品70と当接するとともに、位置決め用ボス
部53の径よりも小径に設定されていることから、この
パネル50の射出成形時、エジェクトピンの摺動に伴い
位置決め用ボス部53にバリが生じても、この突起55
により位置決め精度が狂うことがなく、正確な位置決め
が得られるという効果がある。
【0026】このように本発明によれば、操作用パネル
10や各種パネル50をタクトスイッチ21のベースと
なる部品20や相手部品60,70に取付ける際、ある
いは位置決めする際、接点用ボス部13の先端面あるい
は取付用ボス部51,ならびに位置決め用ボス部53の
先端面に小径の突起16,52,55を設けることによ
り、バリの悪影響を排除できる機能をもち、スイッチの
信頼性を高めたり、精密な取付精度や位置決め精度が得
られるなどの利点がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する作用効果を有する。
【0028】(1)本発明を操作用つまみ部を一体に設
けたパネルに適用した場合、接点用ボス部の先端面にボ
ス部の径よりも小径の突起を設け、この突起によりタク
トスイッチの作動を行なうようにすれば、パネルの射出
成形時、操作用ボス部にバリが生じても、突起によりバ
リの悪影響を排除することができ、スイッチの誤作動が
なくなり、スイッチの信頼性を著しく向上させることが
できるという効果を有する。
【0029】(2)本発明に係る部品取付用パネル構造
をパネルと部品との取付構造に適用した場合、パネル裏
面に設けた取付用ボス部の先端面に相手部品と当接する
とともに、ボス部の径よりも小径の突起を形成すれば、
パネルの射出成形時、取付用ボス部先端に形成されるバ
リの悪影響は突起により解消されるため、パネルと相手
部品とを常に一定の精度で取付けることができ、取付精
度を向上させることができるという効果を有する。
【0030】(3)本発明によるパネル構造をパネルの
相手部品に対する位置決め構造に適用した場合、パネル
の裏面に設けた位置決め用ボス部の先端に相手部品と当
接するとともに、ボス部の径よりも小径の突起を形成す
れば、パネルの射出成形時、位置決め用ボス部先端に生
じるバリの悪影響を突起により解消することができ、相
手部品に対するパネルの位置決め精度を向上させること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した操作用パネルの構成を示す断
面図。
【図2】図1に示す操作用パネルの射出成形時の状態を
示す断面図。
【図3】単品の操作用つまみ部をパネルに取付けた状態
を示す断面図。
【図4】本発明によるパネル構造の別実施例の構成を示
す断面図。
【図5】本発明によるパネル構造のさらに別実施例を示
す断面図。
【図6】従来の操作用パネルの構成を示す断面図。
【図7】従来の操作用パネルの射出成形時の状態を示す
断面図。
【符号の説明】
10 操作用パネル 11 操作用つまみ部 12 ヒンジ部 13 接点用ボス部 14 取付用ボス部 16 突起 17 バリ 18 操作用つまみ部 20 相手部品 21 タクトスイッチ 30 コア側金型 31 エジェクトピン 40 キャビ側金型 50 パネル 51 取付用ボス部 52 突起 53 位置決め用ボス部 54 挿入ピン 55 突起 60,70 相手部品 61 取付孔 71 ロケート孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用つまみ部(11)を一体に設けた
    パネル(10)をタクトスイッチ(21)を備えた部品
    (20)に取付ける部品取付用パネル構造において、 前記操作用つまみ部(11)に一体に設けた接点用ボス
    部(13)の先端面に、タクトスイッチ(21)に当接
    する小径の突起(16)を設定したことを特徴とする部
    品取付用パネル構造。
  2. 【請求項2】 パネル(50)の裏面に一体形成した取
    付用ボス部(51)と部品(60)とをビス(62)を
    介して取付ける部品取付用パネル構造において、 前記取付用ボス部(51)の先端面に相手部品(60)
    と当接する小径の突起(52)を設けたことを特徴とす
    る部品取付用パネル構造。
  3. 【請求項3】 パネル(50)の裏面に位置決め用ボス
    部(53)を設け、相手部品(70)のロケート孔(7
    1)内に位置決め用ボス部(53)先端の挿入ピン(5
    4)を挿入することにより、パネル(50)の位置決め
    を行なう部品取付用パネル構造において、 前記挿入ピン(54)の基部に相手部品(70)と当接
    するとともに、取付用ボス部(53)の径よりも小径の
    突起(55)を設けたことを特徴とする部品取付用パネ
    ル構造。
JP24681092A 1992-09-16 1992-09-16 部品取付用パネル構造 Withdrawn JPH0697672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1965402A2 (de) 2007-03-02 2008-09-03 Diehl AKO Stiftung & Co. KG Steuerung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1965402A2 (de) 2007-03-02 2008-09-03 Diehl AKO Stiftung & Co. KG Steuerung
DE102007010678B3 (de) * 2007-03-02 2008-11-13 Diehl Ako Stiftung & Co. Kg Steuerung
EP1965402A3 (de) * 2007-03-02 2009-09-02 Diehl AKO Stiftung & Co. KG Steuerung

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Effective date: 19991130